何度も見たくなる作品
初めてジョジョシリーズで見た作品でした。それまでは絵もどちらかというと苦手意識を持っていて内容も知りませんでしたし、興味も持ってなかったです。いざ始まって見るとただの格闘ものの話ではなく、内容がしっかりとしていてワクワクするような内容でした。話の舞台が主人公がギャングスターを目指すというぱっと見、正義のヒーローとは言えない設定も惹かれる部分です。
そして主人公のジョルノ・ジョバァーナは持っている能力だけではなく真っ直ぐに信念を貫き通す強い心を持ちながら、頭がよく冷静さも柔軟性も持ち合わせている魅力的な主役。それでもただいい人というだけでなく、無駄を嫌い敵に対して容赦無い所も魅力的。
ギャングスターになることを目指しているので、味方とともに戦闘シーンは多いですが、見方敵ともにスタンドと呼ばれる能力を持っていて、そのスタンドが個性的な物が多くて面白い。相性もあるけれど、スタンドの特性をいかして考えて戦い方をするのでこちらもどうやっったら倒せるのか一緒に考えても作品を楽しめる。仲間になるメンバーもそれぞれの信念があり、譲れないものをもっているところがまた見所で、敵ともにそれぞれの戦闘シーンは本当に格好いいです。話全体を見ても全てがシリアスと言う訳でもなく面白かったり、悲しさがあったり、自分を信じることへの強さがにじみ出ている作品だと思います。
放送が最終話に近づくにつれてOP・EDの曲調、内容を変えたりなど、細かな作品への愛も感じられて、見終わったあとにスッとした気分になりました。
苦手意識や興味がなかった人にもお勧めしたい作品です。