デッドプール(Deadpool)のネタバレ解説・考察まとめ
『デッドプール』とは、2016年にアメリカで公開されたヒーロー映画。監督はティム・ミラー。『X-MEN』シリーズの8作目にあたり、シリーズ通して初めてR指定された。元一流の傭兵でトラブルシューターをしているウェイド・ウィルソン。恋人のヴァネッサと幸せな日々を過ごしていたが、末期がんを患っていることが発覚。更にフランシス・フリーマンという男に騙され、がんの治療薬ではなく超人になる薬品を投与されてしまう。不死の身体を手に入れたウェイドは「デッドプール」として、フランシスに復讐を挑む。
『デッドプール』の概要
『デッドプール』とは、2016年2月にアメリカで公開されたヒーロー映画。日本では同年6月の公開となった。監督はティム・ミラー。『X-MEN』シリーズの8作目にあたり、シリーズ通して初めてR指定された。
元一流の傭兵でトラブルシューターをしているウェイド・ウィルソン。恋人のヴァネッサと幸せな日々を過ごしていたが、末期がんを患っていることが発覚。更にフランシス・フリーマンという男に騙され、がんの治療薬ではなく超人になる薬品を投与されてしまう。不死の身体を手に入れたウェイドは「デッドプール」として、フランシスに復讐を挑む。
劇場公開後はAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスで、webレンタルが先行公開されるという一風変わったセールスが展開された。
デッドプールは、『スパイダーマン』や『アベンジャーズ』を出版している「マーベル・コミックス」のアメコミヒーロー。
『X-MEN』系統のシリーズから派生したキャラクターで、愛称は「DP」。邦訳される際はこれを「デップ」と当てることが多い。メキシコ料理の「チミチャンガ」を愛し、のべつ幕なしにジョークを飛ばす「お喋りな傭兵(マーク・ウィズ・ア・マウス)」である。
戦争経験者で、優れた白兵戦術や射撃技術の持つ。特に近接格闘術はあのキャプテンアメリカと並んでMARVELでも屈指の強さを誇る。
『デッドプール』のあらすじ・ストーリー
破天荒ヒーロー・デッドプールの登場
タクシーに乗り込み、高速道路に向かう男がいた。男の名はデッドプール。赤いマスクとスーツを着込み、銃と刀で武装していた。
デッドプールは自分を罠にはめたフランシス・フリーマンとその側近達に復讐をするために、フランシス一行の車を襲う。
フランシスの護衛たちを排除し、デッドプールはこれまでにいたる過程を視聴者に語り始める。
ウェイド・ウィルソンに降りかかった災難
遡ること1年前、トラブルシューターとして生計を立てるウェイド・ウィルソンは、行きつけのバーで出会ったストリッパーのヴァネッサと結ばれ、幸せな毎日を過ごしていた。しかし、突然意識を失い、病院に運ばれてしまう。そこで彼は自分が末期がんに犯されていることを知る。
途方に暮れる中、親友のウィーゼルが経営するバーでリクルーターの男に出会い、がん治療と引き換えに人体実験の被験者になるよう取引を持ちかけられる。
ウェイドは自身の延命とヴァネッサのため、要求を飲むことにした。
スーパーパワーを手にしたウェイド
ヴァネッサの元から去り実験施設へ向かうウェイド。そこで自身をミュータント化したフランシスという男に、がん治療という建前で危険な薬品を投与されてしまう。
さらに、薬の効果を誘い出すために拷問を受けただけでなく、施設で他にも余命幾許もない人間たちが改造を施され、戦闘マシーンとして売買されている事実を知る。
ウェイドは施設に放火し、火の海となった施設内でフランシスに襲い掛かるも、弱りきった体では敵わず、パイプを突き刺され返り討ちにあってしまう。
だが彼は死んでなかった。薬によって変化したウェイドの体は異常な回復能力を得ていたが、かわりに皮膚が焼け爛れ、もう普通の人間として生活できなくなってしまった。
ウェイドは逃亡し、ヴァネッサとの再会を避け、知り合いのアルの世話になりながらフランシスを探し始める。
そして、変わり果てた容姿を隠すためにスーツとマスクを自作し、行き付けていたバーで行われていた「死人が出るかの賭け」に由来するDeadPoolの名を借りて、フランシスの関係者を襲撃しはじめる。
そして、あの時バーに現れたリクルーターからフランシスの居場所を吐かせたウェイドは、フランシスが高速道路にいることを知り奇襲を仕掛ける。しかしX-MENメンバーのコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの2人に邪魔されてしまい、フランシスに逃げられてしまう。
フランシスとの対決
デッドプール=ウェイドだと知ったフランシスはヴァネッサを人質にとり、空母がある廃棄所でウェイドを討ち取るために多数の傭兵を配備し、防衛ラインを構築した。恋人を助け出すためにウェイドはコロッサスとネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドに協力してもらい、3人で傭兵集団を相手取る。
空母が傾くほどの激戦の中、ついにフランシスを追い詰めるが、ウェイドの体を元に戻す方法はないことをフランシスに告げられる。ウェイドはコロッサスの説得をまったく聞き入れず、フランシスに止めを刺す。
戦いが終わった後、ウェイドはヴァネッサの前でマスクを取り、全てを見せるが、ヴァネッサはウェイドを拒むことなく2人は口づけを交わし、ウェイドのストーリーは幕を閉じた。
『デッドプール』の登場人物・キャラクター
主人公
ウェイド・ウィルソン/デッドプール(演:ライアン・レイノルズ)
日本語吹き替え:加瀬康之
元一流の傭兵で、第一線を離れたあとはニューヨークでトラブルシューターというヒーローまがいのことをしている。
これといって正義感はないが、なんだかんだ純朴でおしゃべりと下ネタ好き。ヴァネッサと出会い、幸せな日々を送っていたが、ある日末期がんに侵されていることが発覚。ヴァネッサとの未来を望み、怪しげな男の勧誘を受けて治験に参加する。しかしそこで治療薬ではなく危険な薬を投与され、更に薬の効果を引き出すために拷問を受ける。それにより、高い治癒力を手に入れ、何をされても死ぬことがない身体を手に入れる。しかしその代償に皮膚がただれたようになってしまい、ウェイドはそのことでヴァネッサとの再会を断念。自分の身体を元に戻すため、フランシスを追う。
元々極めて高い戦闘能力の持ち主で、実験の効果もあり卓越した強さを誇る。二刀と二丁の銃を常備し、それを使って敵をなぎ倒していく。
ウェイドの周辺人物
ヴァネッサ(演: モリーナ・バッカリン)
日本語吹き替え:林真里花
ウェイドがバーで出会った、高級娼婦。ウェイドとすぐ意気投合し、恋人となる。がんで苦しむウェイドを懸命に支えていた。
大男を前にしても怯まないほど肝が据わっているだけでなく、ウェイドの素顔を受け入れた。
元になったのはコピーキャットというキャラクターで、他人に変身できる能力持ちだが、映画の彼女は普通の人間である。
ウィーゼル(演:T・J・ミラー)
日本語吹き替え:佐藤せつじ
作中に登場するバーの店主。
店の中で喧嘩が起きても傍観しているが、ウェイドを探しに来たフランシスに脅されても居場所を教えないなど、友人想いな性格。
映画では見られなかったが、元になったMARVELコミックに登場する彼は天才的な頭脳の持ち主。
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目次 - Contents
- 『デッドプール』の概要
- 『デッドプール』のあらすじ・ストーリー
- 破天荒ヒーロー・デッドプールの登場
- ウェイド・ウィルソンに降りかかった災難
- スーパーパワーを手にしたウェイド
- フランシスとの対決
- 『デッドプール』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ウェイド・ウィルソン/デッドプール(演:ライアン・レイノルズ)
- ウェイドの周辺人物
- ヴァネッサ(演: モリーナ・バッカリン)
- ウィーゼル(演:T・J・ミラー)
- ブラインド・アル(演:レスリー・アガムズ)
- ヴィラン
- フランシス・フリーマン/エイジャックス(演:エド・スクライン)
- エンジェル・ダスト(演:ジーナ・カラーノ)
- X-MEN
- コロッサス
- ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(演:ブリアナ・ヒルデブランド)
- 『デッドプール』の用語
- ヒーリング・ファクター
- 第四の壁
- 『デッドプール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ウェエイド・ウィルソン/デッドプール「スーパーヒーロ着地するぞ!見てろ!ほら来た!スーパーヒーロー着地!あれってヒザに悪いんだよね」
- 『デッドプール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作では一発屋の設定だった
- 原作と映画版のデッドプールの違い
- 原作で見せたデッドプールのぶっ飛び具合
- 『127時間』のネタバレを言うデッドプール
- 過去の出演作品をネタにするライアン・レイノルズ
- デッドプールの戦闘アクション
- 『デッドプール』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:Juice Newton「Angel of the Morning」
- ED(エンディング):George Michael「Careless Whisper」