機動戦士Ζガンダム(ゼータガンダム)のネタバレ解説・考察まとめ

『機動戦士Ζガンダム』とは、1985年から1986年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。全50話で略称は「Ζ(ゼータ)」。
一年戦争終結から7年、地球連邦軍は増長したエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴが内紛状態に陥っていた。学生だったカミーユ・ビダンはその抗争に巻き込まれる中で、様々な出会いや別れ、戦いを経験し、新たなニュータイプとして覚醒していく。

ヤザン・ゲーブル(CV:大塚芳忠)

ティターンズのモビルスーツパイロット。階級は大尉である。
高い戦闘能力を持ち、戦闘を望んでいる。ティターンズの地球至上主義や、エリート意識は持っておらず、戦闘にしか興味がない。自身の戦闘を邪魔されれば、見方であろうとも激怒する。さらに毒ガスでの虐殺のような非人道的な行いにも嫌悪感を示している。過激な性格を持つが、仲間思いな一面も持っている。

サラ・ザビアロフ (CV:水谷優子)

ニュータイプのパイロット。地球至上主義を掲げるティターンズには珍しく、スペースノイドである。
アーガマにスパイとして潜入したことがあり、その際にカツ・コバヤシに好意を寄せられている。
シロッコのことを敬愛しており、「シロッコのためであれば死んでもいい」と思っている。恋愛感情も含まれているようで、シロッコに惹かれてティターンズに寝返ったレコア・ロンドにはライバル意識を持つ。

シロッコ、レコアと共にハマーンと戦っているところに、サラが敬愛するシロッコを倒そうとカツ・コバヤシが攻撃を仕掛けてくる。それに気づいたサラはシロッコを身を呈して守り、命を落とした。サラが死んだことに気づいたシロッコはカツ・コバヤシに攻撃を仕掛けようとするが、サラの幻影が現れてそれを阻止した。

アクシズ

ハマーン・カーン(CV:榊原良子)

ジオン残党戦力「アクシズ」の実質的指導者。アクシズにはジオン公国皇女・ミネバ・ラオ・ザビがいるが、まだ年端も行かない年齢のためにハマー・カーンが実質的な指導者の立場となっている。
ザビ家の再興という目的で地球圏へアクシズを発進させる(続編である『ΖΖガンダム』では主人公のジュドーに対して「血を利用しているだけ」と発言している)。
高い指導能力に加え、パイロット能力、ニュータイプの能力も高く、カミーユ、クワトロ、シロッコなど、エースパイロット相手に互角に渡り合う。

シャア・アズナブルとは昔から顔見知りであったようである。ミネバについて、シャアは子供らしく育って欲しいと思っていたが、ハマーンはザビ家の支配がスペースノイドの平和に繋がるという教育を行う。それについて、クワトロ(シャア)と口論している。

地球圏への帰還後、エゥーゴから同盟の申し出がくるが、ハマーンはそれを跳ね除け、ティターンズと手を組む。その後、ザビ家再興の後押しをさせるために、ティターンズの総帥であるジャミトフ・ハイマンと会談を設ける。しかし交渉は決裂することとなり、ハマーンはジャミトフを毒殺しようとする。しかし、ジャミトフを殺したのはハマーンではなくシロッコだった。シロッコはハマーンがジャミトフを殺したことにし、ティターンズの実権を握ったのであった。こうしてエゥーゴ、ティターンズ、アクシズは三つ巴となる。
グリプス2というコロニーレーザーをめぐり、エゥーゴ、ティターンズと戦うが、ハマーンは部隊を撤退させ、戦力を温存した。

ミネバ・ラオ・ザビ(CV:伊藤美紀)

ジオン公国皇女であり、一年戦争を終えて唯一ザビ家で生き残った人間である。『UCガンダム』ではヒロインとして登場する。
作中で正式なザビ家の跡取りとなり、アクシズの君主となる。しかし、年端も行かない年齢だったので、ハマーン・カーンが実質的な指導者となっている。
ハマーンのことを「よく尽くしてくれている」と言っているが、信頼はしていないらしく、笑顔を見せたことがない。クワトロに笑顔を見せるミネバを見てハマーンは驚いていた。

『機動戦士Ζガンダム』の用語

エゥーゴ(A.E.U.G)

規模:宇宙を中心に多数の支持者を持ち、正規軍クラス。
知名度:報道規制が行われていると思われるが、知ろうと思えば知れる。
反地球連邦政府組織。「Anti Earth United Government」の頭字語(「Anti Earth Union Government」等、諸説あり)。

ジオン残党狩り部隊として組織されたティターンズの横暴と、それを黙認する連邦政府に対して抵抗を感じた地球連邦軍准将ブレックス・フォーラを中心としてスペースノイドにより結成された組織である。また、その意思に賛同した一部の連邦軍構成員も離反し参加している。

歴史の表舞台に立ったのは「ガンダムMk-II強奪事件」以降。それをきっかけに起こるグリプス戦役において、エゥーゴ幹部であったクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)やカミーユ・ビダンの活躍によりティターンズを壊滅に至らしめた。

グリプス戦役終結後は弱体化するも、アクシズ(ネオ・ジオン)による地球圏の制圧をジュドー・アーシタらによる抗戦で妨げることに成功した。

結成当初は毅然とした人物も多かったが、グリプス戦役後は保身に走るだけの無能な人物が高官に居座るなど腐敗してしまった。

ティターンズ(Titans)

地球連邦軍の精鋭部隊で、「地球圏の治安維持」を目的とし、その任務の中で最も高い「ジオン軍残党の掃討」を名目上の目的としている。事実上、ジャミトフ・ハイマンの私兵集団。
構成員のほとんどは地球出身者でエリートであることを鼻にかける者が多く、またスペースコロニーに対する毒ガス攻撃と報道管制などを行いスペースノイドの反感を買う。そのことが反対派をエゥーゴとして結集させることになった。
エゥーゴとの抗争(グリプス戦役)の際に地球出身者の支持をも失い、またアクシズを含む三つ巴の戦いに発展し、主要人物を失って崩壊する。
活動拠点としては地上では、ジャブローにティターンズの区画が設けられており、アフリカでもキリマンジャロ基地がある。宇宙ではコンペイトウ・ゼダンの門(旧ア・バオア・クー)の宇宙要塞を拠点としている。

カラバ

『30バンチ事件』が起こり、ティターンズの脅威を知った反地球連邦団体は結束する事となる。こうして結成された組織が『カラバ』である。宇宙で活動するエゥーゴに対し、地上で活動している。
「機動戦士ガンダム」の主人公であるアムロ・レイや、その戦友であるハヤト・コバヤシが所属している。

アクシズ(Axis)

直径30kmの小惑星を削って造り出したジオン軍の小惑星基地。核パルスエンジンが付いているので移動も可能。
一年戦争前からアステロイド・ベルトに建設された資源採掘用基地であったが、一年戦争終結後にジオン残党の艦隊がこの基地に逃れ、最初はマハラジャ・カーン、死後はその娘のハマーン・カーンがミネバ・ラオ・ザビを擁してアクシズを地球圏に帰還させ、後にネオ・ジオンを名乗る。またハマーン率いるネオ・ジオン軍をシャアのネオ・ジオンと区別するために、ハマーン率いる方をアクシズ軍やハマーン・ネオ・ジオンと称し、シャア率いる方を新生ネオ・ジオンやシャア・ネオ・ジオンと称することもある。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』においては、当初は連邦政府の管轄であったが、ネオ・ジオンに譲渡され、シャア・アズナブルがアースノイドの粛正の為にアクシズを地球に落とす事を謀ったが、阻止された。以後の宇宙世紀ガンダムではアクシズは消滅、サイコフレームの虹は消えたらしい。

『30バンチ事件』

ティターンズは反地球連邦政府デモの鎮圧を任されることとなった。ティターンズのバスク・オム大佐は、使用が禁止されていたG3ガスをサイド1の30バンチコロニーの内部に注入することを命じ、その結果コロニーに住んでいた1500万人の住民を虐殺された。この事件を『30バンチ事件』という。

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機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

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機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

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