機動戦士Ζガンダム(ゼータ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

機動戦士Ζガンダムは富野由悠季原作のTVアニメ。前作である機動戦士ガンダムから数年後が舞台となっており、登場人物やMS(モビルスーツ)は刷新され、前作の登場人物は年齢を重ねて再登場している。前作とは違い、エゥーゴ対ティターンズという地球連邦を母体とする2つの勢力抗争、そしてジオンの残党であるアクシズの三つ巴による同盟・裏切りなどの複雑な展開は様々な名言を残している。

機動戦士Ζガンダムの概要

スペースコロニーに住む人々などスペースノイドに対して弾圧を進めるティターンズに対抗するため結成されたエゥーゴ、そして先の1年戦争で生き残りの集団アクシズの三つ巴を描いた1年戦争から7年の時が経過した宇宙世紀0087が舞台。再建されたサイド7のコロニー、グリーンノア1では軍事拠点化を目論んだティターンズが連邦軍の象徴となったガンダムの後継機作成計画を極秘に進めていた。そこに住むカミーユ・ビダンという少年が主人公である。そこにエゥーゴに所属するクワトロ・バジーナという軍人が潜入、とある事がきっかけで、MPに捕縛されていたカミーユは機密であるガンダムMk-Ⅱを奪取し、クワトロと共にコロニーを脱出。この強奪をきっかけにティターンズとエゥーゴの抗争は本格的な戦争へと発展していくのだった。

機動戦士ガンダムの続編として1985年から86年にかけて放送されたロボットアニメである。
2005年にはΖガンダム20周年を記念して劇場用3部作「機動戦士Ζガンダム A New Translation」が上映されている。テレビシリーズの既存映像を用いつつも、新作映像も追加してテレビシリーズ全体を三部作の映画に再構成した作品である。「A New Translation(新訳)」を謳って製作されており、物語の結末が異なるなど変更点も多い。ブライト・ノア役の鈴置洋孝やカクリコン・カクーラー役の戸谷公次はこの映画の収録を最後に逝去しており、この作品が遺作となっている。
その他にも、スピンオフとして「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに」などこの作品を元にしたメディア展開が数多く制作されており、今なおも根強い人気を誇っている。

機動戦士Ζガンダムの名言・名セリフ

この感触…アムロ・レイ? ララア・スンか…

クワトロ・バジーナのセリフ。
グリーンノア1への潜入する途中、主人公カミーユ・ビダンの波動を感じた際のセリフである。
アムロ・レイとララァ・スンという名前が出たことにより、クワトロ大尉と呼ばれる人物がシャア・アズナブルである事を視聴者に気付かせると同時に主人公であるカミーユ・ビダンがアムロやシャアと同じくニュータイプである事を印象付かせる重要な場面である。

女の名前なのに…なんだ、男か

ジェリド・メサのセリフ。
幼馴染であるファ・ユイリィと共に、宇宙港へとやってきたカミーユ。そこにいたのはジェリド・メサらティターンズに所属する軍人たちだった。ファの呼ぶ声に反応したジェリドがカミーユを見てのセリフである。この些細な一言に、激怒したカミーユはジェリドに向かって拳を振るい顔面を殴りつけるが周りの人間に取り押さえられてしまうのだった。この場面によって、カミーユは自分の名前に大きなコンプレックスを抱いている事を視聴者に印象づけたのだった。後に因縁の相手となるジェリドとカミーユの初邂逅のシーンである。

アムロの再来だ…もしあいつが操縦しているのなら…

クワトロらが操縦するMSリック・ディアスの襲撃を受けたグリーン・ノア1。ジェリドを殴った事によりMP(ミリタリーポリス)に拘束されていたカミーユはこの騒動に乗じてガンダムMk-Ⅱを奪取したのである。これはその光景を目の当たりにしたブライト・ノアのセリフである。このセリフ通りに前作の焼き直しとも言えるような展開は視聴者に興奮を与えた。視聴者の誰もが、ガンダムMk-Ⅱを操縦するカミーユがクワトロ(シャア)を撃退するのだろうと予想したが、それを裏切り、取調中に高圧的な態度だったMPに向かって頭部のバルカン砲を撃つという衝撃的な展開に視聴者は驚愕を覚えたのである。その後、カミーユはクワトロらと共にコロニーを脱出したのだった。

なんと破廉恥な…!

エゥーゴの司令官ブレックス・フォーラのセリフ。
ガンダムMk-Ⅱを奪取後、クワトロらの母艦であるアーガマにティターンズの士官であるバスクからの手紙を届けにエマ・シーンが到着した。手紙には、カミーユと共に奪取したガンダムMk-Ⅱの返還を求めること、そしてそれを聞き入れない場合にはカミーユの両親を殺害するという脅迫の内容だったのである。これはその手紙の内容の卑劣さに憤りを隠せないブレックスのセリフである。その後、母親を救出する為に出撃したカミーユだったが、ジェリドの手によって母が閉じ込められていたカプセルが狙撃されてしまう。目の前で母親が死んでしまうという展開に、視聴者は驚愕し、ティターンズの凄惨な行動に恐怖を覚えたのだった。

聞けませんね!僕にとっては、エゥーゴもティターンズも関係ないって言ったでしょ! 大人同士の都合の中で死んで言った、馬鹿な両親です。でもね…僕にとっては親だったんですよ!

カミーユのセリフ。
エマ・シーンと共にティターンズから逃げ出してきたカミーユの父フランクリン。しかし、フランクリンはエゥーゴに到着すると自らの保身を考え、クワトロの乗機である赤いリック・ディアスを奪取、ティターンズの元へと戻ろうとしていた。逃げる父に追いついたカミーユだったが、戦艦からの流れ弾がフランクリンが乗るリック・ディアスに直撃。またしても、カミーユの目の前で親が死んでしまうのであった。これは戦闘後、両親の死に塞ぎ込むカミーユとクワトロの会話のセリフである。この会話のシーンは視聴者に前作におけるアムロとブライトの関係を彷彿させ、クワトロがカミーユを導く立場にあることを印象づけた。また、カミーユが両親を疎ましく思いながらも親からの愛情を求めていた事が伺えるシーンといえる。

そんなことを言わずに、地下にMSが隠してあるとぐらい、言ってください!

カツ・コバヤシのセリフ。
1年戦争集結後、ニュータイプとしての危険性を警戒されたアムロは閑職に追いやられ、ほぼ軟禁状態と言える監視された生活を送っていたアムロの元に、元ホワイトベースのクルーで幼馴染であるフラウとその養子となったカツ・レツ・キッカの4人が訪れていた。7年に渡る僻地での生活はアムロを腑抜けた人間にしてしまっていたのである。

これはそんなアムロの「骨抜きの人間になっても仕方ない」という言葉に失望を隠せなかったカツのセリフである。成長したカツ・レツ・キッカの姿やアムロの半世捨て人のような言葉などから視聴者に時間の流れや、連邦政府がいかにニュータイプというものを危険視しているかを感じさせる場面と言える。

その後、カツの発破やフラウの励ましによって燻っていた心に火がついたアムロはカツを連れ、戦友であるハヤト・コバヤシが指揮するエゥーゴの支援組織カラバに参加することを決めるのだった。

…今の私は、クワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でもない

地球へと降下し、ジャブローを奇襲したクワトロとカミーユらはエゥーゴを支援する組織カラバと合流していた。カラバを指揮するハヤト・コバヤシは戦友で今はジャーナリストとして活動しているカイ・シデンからクワトロ・バジーナの正体がシャア・アズナブルである事を知る。これはハヤトからそのことを問い詰められた際のクワトロのセリフである。

シャアがクワトロ・バジーナという偽名を使い反地球連邦を掲げているとはいえ、地球連邦軍が組織の母体となっているエゥーゴに参加しているのかという物語の序盤からの謎に迫る場面だったが、結局その謎は明かされなかった。

その後、クワトロの誤魔化しに憤慨したカミーユがクワトロの顔面を殴りつけるというシーンに発展。Ζガンダムにおける名場面の1つとされている。

「…間違いない、アムロ・レイだ…」 「シャア…!」

アムロとクワトロのセリフ。
ジャブローから脱出したクワトロらはティターンズの追撃に遭っていた。敵の可変型MSアッシマーの攻撃に窮地に追い込まれるが、アムロがハイジャックした輸送機をアッシマーに追突させることで、難を逃れることが出来たのだった。これはアムロとクワトロ、お互いがその存在を認識した際のセリフである。
アムロとシャア、宿命のライバルである2人の7年ぶりの再会であるこの場面に視聴者に興奮と感動を与えた。機動戦士Ζガンダムという作品において屈指の名場面と言える。

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