テイルズ オブ シンフォニア(Tales of Symphonia)のネタバレ解説・考察まとめ

『テイルズ オブ シンフォニア』とはナムコから発売されたニンテンドーゲームキューブ用RPGゲーム。『テイルズオブ』シリーズの5作目である。人気の高い作品で、後に他機種へ移植されたり、OVAやドラマCD等幅広くメディア展開している。戦乱の元凶である邪悪な種族ディザイアンを勇者ミトスが封印した古代大戦から四千年後、復活したディザイアンによって再び世界は衰退の道を辿ろうとしていた。世界を救済する神子である少女コレットと共に、主人公ロイドはディザイアンを封印して世界を平和に戻す世界再生の旅に出る。

CV:町井美紀
アルテスタが作り上げた自動人形。
主な仕事は家事や仕事の助手等アルテスタの身の回りの世話をすること。本来はマーテルの器となるべく設計されて作られた為、姿形はマーテルにそっくりである。しかしマーテルの精神を受け入れることができなかった為に廃棄され、アルテスタの下に身を寄せた。
元々無機生命体なので、エクスフィアに込められた想いと通じ合えることから、エンディングでは精霊となったマーテルと融合した。

ミトス・ユグドラシル

CV:高山みなみ
年齢:14歳 / 身長:153cm / 体重:41kg
オゼットが天使によって焼き払われた際に生き残った古代大戦の勇者ミトスと同名の少年。
物静かで優しい印象のハーフエルフ。身寄りがいない為、ロイド達に保護されアルテスタの家に預けられた。同世代で同族であることからジーニアスと友達になり、助け合う仲となる。
その正体はクルシスの最高指導者ユグドラシルであり、本作のラスボス。古代大戦を締結させた勇者ミトス本人で、正体を隠してコレットの様子やユアンの動向を探っていた。クルシスの輝石の力を利用して身体の成長を自在に操ることができ、クルシスの指導者としての姿は自身を青年へと成長させた姿である。古代大戦時にヘイムダールで生まれ、ハーフエルフが故に姉マーテルと共に激しい迫害に遭っていた為、いつも助けてくれるマーテルに依存している。人間達にマーテルが殺害されると、全てに絶望してマーテルの復活と全ての生命を無機化して種族をなくす千年王国を建てることを目的にクルシスを立ち上げる。
古代大戦時に全ての精霊と契約を交わしており、精霊王オリジンから授かったエターナルソードを使って大いなる実りへマーテルの心を寄生させ、デリス・カーラーンを世界に止めてマナ消費を抑える為に世界を2つに分けた。マーテルの心を移し入れる器を作る為に神子を作り出し、表でマーテル教会、裏でディザイアンを操っていた。マーテルの固有マナと非常に近いコレットに一時的ではあるがマーテルの精神を融合させることには成功するが、マーテル自身が復活を拒絶し自らコレットの体を解放すると発狂して大いなる実りを持ってデリス・カーラーンへ逃亡を図った。
ロイド達に逃亡を阻まれ、クルシスの輝石の姿となってしまう。しかし彼はクルシスの輝石の中で生きており、ロイド達の隙を狙ってコレットの体を奪い、再度大いなる実りをデリス・カーラーンへ持ち去ることを計画するもまたしてもロイド達に阻止されてしまう。クルシスの輝石がある限りミトスは精神体となって生き続ける為、ジーニアスの助言もあり、ロイドがクルシスの輝石を破壊してミトスは消滅した。
ミトスがマーテルの「誰も差別されない世界が見たい」との遺言を歪めてとらえなければこのようなことは起こらなかったとされている。

セレス・ワイルダー

CV:今野宏美
ゼロスの異母妹。
ゼロスのクルシスの輝石を預かって南の島の修道院で生活している。セレスの母は神子の座を狙ってゼロスの母を殺し処刑された事件が過去にあり、元々の身体の弱さと事件の隠蔽も兼ねて修道院で軟禁状態となっている。自由に過ごしている兄を恨めしく思い冷たい態度をとってしまうが、いつも気にかけて敬愛している。本人は異母兄妹が不仲の原因と考えており、母の起こした事件のことは全く知らない。しいなのことを兄をたぶらかすメス猫と言って嫌っている。

ミレーヌ・ワイルダー

ゼロスの母。
マナの血脈を守る為にクルシスに選定された女性で、当時神子であったゼロスの父と無理矢理結婚させられ、ゼロスを生む。しかしその後、ゼロスの父が元々愛していた女性との間にセレスが生まれたことで、セレスの母に神子の座を狙われ殺されてしまう。死ぬ間際、居合わせた実の息子ゼロスに対して「生まなければよかった」と存在を否定する言葉を浴びせ、ゼロスの人生観を大きく歪めた。

バージニア・セイジ

CV:泉久実子
ジーニアスとリフィルの母。
純血のエルフだが、人間の男性クロイツと恋に落ちて姉弟を授かる。しかしそのことで同族のエルフ達から迫害され、子供達をシルヴァラントへと逃がして自身はクロイツと放浪の旅に出た。旅の途中でクロイツが亡くなり、自身は行き倒れていたところを空中都市エグザイアの住人に保護され、以来ずっとエグザイアに住んでいる。度重なる不幸により精神を病んでしまい、今は人形を娘だと思い込み、ジーニアスを妊娠している頃にまで記憶が退行している。

アビシオン

CV:田中大文
魔を狩る一族の青年。
フラノールにいて、一族の使命である「闇の装備品」を集め封印することを目的だと言いロイド達に協力を求める。しかし闇の装備品が彼の下に集まるにつれ、装備品から発せられる呪いで徐々に変化が起き、全ての装備品が集まると装備品に封じられた魔将ネビリムの精神が復活し体を乗っ取られロイド達に襲い掛かる。応戦したロイド達に敗北した後に死亡してしまった。

その他

ワンダーシェフ

左奥のカメとウサギが合体した様なオブジェが実はワンダーシェフ

料理のレシピを紹介し、その料理を作る為に必要な食材を1セットプレゼントしてくれる人物。
世界各地に現れ、大抵はその場に似つかわしくないオブジェに化けて姿を隠している。テイルズシリーズでは割とお馴染みのキャラクター。

ノイシュ

CV:冬馬由美
ロイドが大柄な犬だと言い張る獣。
その正体はプロトゾーンと呼ばれる長命な古代生物である。原子生命体とも呼ばれ、古代大戦時に死滅したとされており、ノイシュはこの生き残り。大樹カーラーンと大地の力で単細胞生物として誕生し、様々な進化を遂げて今の姿となっている。マナの導きで進化を繰り返し、最終的には魔を狩る人になるとされている。

ユニコーン

ユウマシ湖に生息する額に1本の角が生えた白馬。
清らかな乙女にしか会わないと言われている。古代大戦時にマーテルが永続天使性無機結晶症を患った際に助け、以来マーテルの治療の為に四千年もの時間を生きている。コレットが訪れた際に彼女が永続天使性無機結晶症だと気付くが、コレットが神子であり、強力な治癒の力を得ようとしていることを知ると自身の命でもある角を渡し消滅した。

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