エヴァンゲリオンシリーズの機体とパイロットまとめ
『新世紀エヴァンゲリオン』とはGAINAXによるアニメ作品、及びそこからメディア展開された作品である。14歳の少年少女が、巨大な人造人間エヴァンゲリオンに乗り込み、使徒と呼ばれる謎の敵と戦うのが主軸。そこに聖書や心理学の要素を絡めた実験的な作風や人間ドラマが人気を呼び、社会現象にまでなった。2007年には「再構築」として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズが公開された。今尚アニメ界で異彩を放つ作品である。
CV:宮村優子
新劇場版では『破』から初登場。独力で弐号機を操り、使徒を殲滅した。旧作に比べるとややとがった面が強調されており、シンジを七光り、レイをえこひいきでパイロットに選ばれたとして敵意にも似たライバル意識を見せた。また、加地に対する恋愛感情は一切見せず、絡みも少ない。
シンジやその友人たちを「ガキ」と称していたものの、自身もシンジと同じ学校に通うようになると、昼食時に話しかけてきた洞木ヒカリと仲良くなったような節がある。シンジに弁当を作ってもらっていたが、レイがシンジとゲンドウを仲良くさせるための食事会を画策し、料理を始めたことを感じ取ってライバル心から自分も料理を開始する。ミサトから「シンちゃんに手料理を食べさせるの?」とからかわれ動揺。レイの開く食事会の招待状を受け取るが、3号機の起動実験と日が重なり、出席しなかった。
「愚民を守るのはエリートの義務」「一人でいるのが好き」と口にしながらも、「ガキ」呼ばわりしていたシンジ達との交流に楽しみを見い出していたようで、実験に入る前「何だかミサトと話したくなった」と子供らしい面を覗かせた。「この世界はあなたの知らない楽しいことで満ちている」との言葉を聞き、笑みをこぼしながら3号機のエントリープラグに乗り込むが、3号機は使徒に乗っ取られていた。精神汚染及び、ダミーシステムを作動させた初号機の猛攻で心身に多大なダメージを負ったと思われる。
『Q』では左目に眼帯を着けた姿で登場。青い光が透けるなど、左目に何らかの処置をがなされているような描写がある。サードインパクトを起こしかけ、状況を飲み込めないシンジに対し、そっけない態度で接していた。実年齢は28歳だが、エヴァの呪縛により外見年齢は変わらない。
Mark.09との戦闘時は2号機に乗り、ビースト形態で交戦。Mark.09の目的であるAAAヴンダーの乗っ取りに間に合わないと見て、2号機を自爆させ、脱出。13号機からエントリープラグごと強制射出されたシンジに肩を貸し、共にヴィレに戻って行った。この他にも、随所で「馬鹿」「ガキ」と呼びながらもシンジを心配していることが伺える。
『シン・エヴァ』で、レイと同じく「シキナミタイプ」と呼ばれるクローンであることが判明。13号機を倒そうとしたが、初号機に取り込まれる。シンジにより解放されてラストでは、成長したと思しき姿で描かれていた。
旧作ではエヴァとパイロットのシンクロ率によっては、痛みだけでなくダメージもシンクロする描写があり(つまりエヴァと同じ箇所に同じ傷を負う)、プラグスーツの損傷具合と、眼帯を着けているのが左目である点から、「式波ではなく、弐号機のダメージをフィードバックした蒼流の方、つまり旧作のアスカではないか」との声もあった。
鈴原トウジ
『新世紀エヴァンゲリオン』での鈴原トウジ
出典: sentai-mania.com
CV:関智一
シンジのクラスメイト。祖父、父共にネルフ関連の研究所勤め。関西弁を使用する。制服ではなく、ジャージを着用していることが多い。やや古風な面があるものの妹想い、友達想いな性格。サキエル戦の際、妹が入院するほどの重傷を負ったことで、派手な市街戦をやってのけたエヴァ初号機及びそのパイロットのシンジを憎んでいた。
旧作ではシンジがエヴァのパイロットであると知り、休み時間に呼び出して殴りつけた。次に現れた第4使徒シャムシエル戦で、避難所への退避が義務付けられているにも拘らず軍事マニアの友人の相田ケンスケと共に抜け出してしまう。その際、図らずも初号機のエントリープラグに乗り込むことになり、間近で使徒との戦いを目撃。シンジが極限の心理状態で乗っていることを理解し、けじめと称して自分を殴らせてからは友人として付き合うようになる。
自分に想いを寄せる学級委員長の洞木ヒカルが自分の為に弁当を作ろうとしているのを感じ取り、「残飯処理なら、いつでもやってやる」と相手に気負わせない言い方をするなどの気遣いが可能。
参号機の起動実験の為フォースチルドレンに選出される。拒否権もあったが、妹をネルフ本部の医学部に転院させることを条件にパイロットとなる。しかし、参号機が使徒に乗っ取られた上、菌糸によってエントリープラグが射出されることもなく、そのまま参号機は破壊、エントリープラグはダミーシステムで動く初号機により握り潰されてしまう。
アニメ版ではフォースチルドレンが誰なのかシンジは知らされておらず、重傷を負ったトウジを見て衝撃を受けるという流れだったが、漫画版では自分からシンジにエヴァのパイロットになること、使徒との戦いが怖いと告白するシーンがある(シンジは「エヴァの中は絶対安全」と言い聞かせていた)。プロデューサーの意向でアニメ版では左足切断にとどまったが、漫画版では死亡している。
ちなみに、パイロットに選ばれた理由として「コアの準備が可能な子供がいる」と言われていた。このセリフに関し、参号機のコアに宿っている魂は妹ではないか(転院させると言って、殺害。魂を移植)との考察があった。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での鈴原トウジ
出典: twitter.com
CV:関智一
新劇場版では3号機のパイロットに選ばれることはなく、当然使徒に乗っ取られることもなかった。妹サクラの退院を喜ぶシーンを最後に、物語から退場した(サクラは『Q』にて、ヴィレ側の職員として登場)。シンジ達とアイスを食べている時、「外れかいな」と呟くシーンがある。シンジとケンスケが3号機の話をする中でのセリフで、トウジが3号機のパイロットとして選出されないことの暗示とされている。
『Q』で、シンジに支給された服に「鈴原トウジ」の名札がついたものがあり、ニアサードインパクトで死亡したかに思われていたが、『シン・エヴァ』では大人になった姿で登場した。第三村で無免許ながら医者をしている。同級生の洞木ヒカリと結婚しており、娘のツバメをもうけた。
渚カヲル
『新世紀エヴァンゲリオン』での渚カヲル
CV:石田彰
第弐拾四話に登場。たった一話のみの登場ながら、その美少年的なルックス、詩的にして意味深長なセリフなどから高い人気を誇る。
アスカが廃人化した後の弐号機パイロット、フィフスチルドレンとしてゼーレから送り込まれた少年。過去の経歴も抹消された謎の少年であり、初の訓練でも高いシンクロ率を記録した。
その一方で、シンジに対し親しげに歩み寄り、互いに名前で呼び合う仲となる。シンジに友好的に接するが、正体は第17使徒、タブリスだった。それによりシンジは心を許した友達が敵である使徒だったとして「裏切られた」と、怒りと戸惑いを見せる。
浮遊能力を持ち、無人状態の弐号機を伴ってアダムの安置される最下層に向かう。初号機(シンジ)との戦闘を弐号機に任せ、自身はアダムへと還ろうとする。しかしアダムと思っていたものがリリスであることを知り、「そういうことか」と呟く。弐号機との戦闘を終えて現れた初号機に「滅びの時を免れて未来を与えられる生命体は一つしか選ばれない」「君たちは消えるべきじゃない」と言い残し、無抵抗で殺される。
26話で巨大なリリスの内部から、巨大な姿で現れた。これは、彼の魂がアダムのものであり、アダムの肉体がリリスに取り込まれた(アダムを掌に埋め込んだゲンドウが、レイの体内に掌を差し込み、アダムと同化させる。その後レイはリリスに還った)ことに起因する模様。人類のことはリリンと呼ぶ。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での渚カヲル
出典: www.evastore.jp
CV:石田彰
『序』より登場。「また三番目とはね」から始まる意味深長なセリフが多く、ゲンドウを「お父さん」と呼ぶなどミステリアスなのは相変わらず。『Q』ではネルフ側におり、「ゼーレの少年」と呼ばれていた。シンジと初めて接触した際はピアノを弾いており、彼の心を癒し友情をはぐくむ。
シンジの行動により疑似サードインパクトが起きたことを話し、自分の行動が多くの人の命を奪いレイも救えなかったと落ち込むシンジの首からチューカーを外して自分に装着。一緒にリリンの希望になることを持ちかけた。
共に13号機に乗り込み、カシウスの槍とロンギヌスの槍を手にしようとしたが共にロンギヌスの槍であったこと、それをシンジが引き抜いたことでMark.06に眠っていた使徒の浸食を受ける。元は第1の使徒だったのが第13の使徒へと落とされるも、槍を日本とも覚醒した13号機に刺し、「また会えるよ」と言い残し、作動したチョーカーにより死亡。
『シン・エヴァ』においては、シンジを幸福にするために何度も転生をしていたことが示された。
真希波・マリ・イラストリアス
CV:坂本真綾
新劇場版『破』に初登場。加地曰く問題児で、中々エヴァに乗る訓練をさせてもらえなかった模様。日本語の他に英語を操れる。仮設5号機に乗り、エヴァの稼働や使徒との戦闘を楽しんでいた。お気楽な気持ちで乗っているわけではなく、痛みも「楽しいから」と受け入れ片腕切断も辞さない構えを見せた。ネルフから遠く離れたベタニアベースなる場所で第3の使徒を仮設5号機共々葬った際、「自分の都合に大人を巻き込むのは、心苦しいかな」といった旨の言葉を呟いていた。
単身日本に密入国し、学校の屋上でシンジと接触。以降、シンジを「ネルフのわんこ君」と称する。凍結されていた2号機に乗り込み、第10の使徒と交戦。強力なA.T.フィールドを無尽蔵に重ねる使徒に対し、誰の命令を受けることもなく攻撃。それが効かないとみるや、武器を捨てて裏コード、「THE BEAST(ビースト形態)」を発動する。
第10の使徒に2号機の上半身を吹き飛ばされた際、シンジの避難していたフィルターに落下。シンジがエヴァに乗るかどうかで悩んでいることを知り、「そんなことで悩む人もいるんだねえ」と不思議がっていた。
使徒戦には敗北したもののさして落ち込む様子はなく、「他人のエヴァだからうまく操れなかったのかな」と言っていた。臭いフェチらしく、エントリープラグ内の臭いや、シンジと出会った時に臭いを嗅いでいた。
『Q』ではヴィレで8号機に乗り、アスカとコンビを組み、アスカを「姫」と呼ぶ。マリ自身は「コメガネ」と呼ばれていた。緊迫した物語の中で、マイペースな明るさを見せる。語尾に「にゃ」とつけることもある。ゲンドウを「君」づけで呼ぶなど、謎の多い人物。
『シン・エヴァ』ラストで、大人になった姿で登場し、シンジと交際していると思しき光景が書かれた。
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赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、高名なコンピュータ技師。 特務機関NERV(ネルフ)の活動を支えるスーパーコンピュータシステム「MAGI(マギ)」の開発者。NERVの前身である人工進化研究所で働き、娘である赤木リツコとは手紙でのみやりとりする多忙な日々を送っていた。同組織の代表である碇ゲンドウとは愛人の関係にあったが、次第に彼から飽きられ、綾波レイからこの事実を突きつけられて激昂。衝動的に彼女を殺し、直後に自害した。
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キール・ローレンツ/ゼーレ01(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ
キール・ローレンツ/ゼーレ01とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズに登場するキャラクターで、人類補完計画を主導する秘密結社ゼーレの中心人物。 その遂行を特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウに任せるが、彼が独自の目的に合わせて計画を歪めていることを知ると、これを裏切り行為と判断して戦略自衛隊に本拠地を襲撃させる。新劇場版では大きく設定が異なり、人間ではなく地球外で発生した知性体の成れの果てで、「自身の目的と大きく異なるものではない」とゲンドウの計画変更を許容した。
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洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ
洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)/鈴原ヒカリ(すずはら ヒカリ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの登場人物で、主人公碇シンジのクライメイト。 学級委員を務めるしっかり者で、父、姉、妹に自分を加えた4人家族。家の中では母親代わりを務め、家事全般を得意とし、弁当も自分で作っている。クラスメイトの鈴原トウジに片思い中で、仲良くなるきっかけを探している。弐号機のパイロットである惣流(式波)・アスカ・ラングレーからは、その面倒見の良さから頼りにされるようになり、やがて友人としての関係を築いていった。
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タグ - Tags
- EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.
- EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
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- 旧劇場版
目次 - Contents
- 作品概要
- 『新世紀エヴァンゲリオン』
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
- あらすじ・ストーリー
- 旧作あらすじ・ストーリー
- 新劇場版あらすじ・ストーリー
- 新劇場版での新要素
- エヴァンゲリオン関係の用語
- 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン
- パイロットの装備(プラグスーツとヘッドセット)
- エントリープラグ
- プラグの深度
- ダミープラグ(もしくはダミーシステム)
- A.T.フィールド
- エヴァの呪縛
- 暴走
- 使徒
- セカンドインパクト
- ロンギヌスの槍
- 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンまとめ
- 零号機
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での零号機
- 零号機・改
- 『ヱヴァンゲリオン新劇場版』での零号機
- 初号機
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での初号機
- 初号機/暴走
- 初号機/覚醒
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での初号機
- 初号機/暴走
- 初号機/覚醒
- 弐号機/2号機
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での弐号機
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での2号機
- 裏コード「THE BEAST」
- 改2号機
- 改2号機のビースト形態
- 参号機/3号機
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での参号機
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での3号機
- 四号機/4号機
- エヴァシリーズ(5号機~13号機)
- Mark.04
- 仮設5号機
- Mark.06
- 8号機
- Mark.09(もしくはアダムスの器)
- アダムスの器
- 第13号機
- パイロットまとめ
- 碇シンジ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での碇シンジ
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での碇シンジ
- 綾波レイ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での綾波レイ
- 零号機のコアに宿る者は?
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での綾波レイ
- アヤナミレイ
- 蒼流/式波・アスカ・ラングレー
- 『新世紀エヴァンゲリオン』でのアスカ(蒼流・アスカ・ラングレー)
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』』でのアスカ(式波・アスカ・ラングレー)
- 鈴原トウジ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での鈴原トウジ
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での鈴原トウジ
- 渚カヲル
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での渚カヲル
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』での渚カヲル
- 真希波・マリ・イラストリアス