
戯言シリーズとは、西尾維新によるミステリー小説シリーズ。処女作でもある2002年刊行の『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』から始まるシリーズの総称を指す。語り手の「ぼく」を取り巻く数々の謎。これは青い少女と平凡な少年が幸せを掴むまでの物語である。「萌え」と「ミステリー」の融和を目指して制作されたもので、もともとは推理小説だったが、シリーズが進むにつれて人外バトル的な要素を持つファンタジー作品となっていった。
絶海の孤島「鴉の濡れ羽島」。その主である「赤神イリア」(あかがみいりあ)に招かれた玖渚友の付き添いとして同行した「ぼく」。そして同じく招かれた天才達。一週間の滞在は何事もなく終わるはずだった。
しかし、ある日天才画家「伊吹かなみ」(いぶきかなみ)の首切り死体が密室で発見され、玖渚友と「ぼく」は調査に乗り出す。そんな中さらに「第二」「第三」の事件が発生。犯人の真意、屋敷に招かれた天才たちの思惑とは。
終結後、京都に帰った「ぼく」に哀川潤が告げた真実は予想だにしないものだった。
西尾維新の処女作。
クビシメロマンチスト 人間失格零崎人識

京都で起こる通り魔殺人がにわかに騒がれ始めた頃、「ぼく」は四人の学生と出会う。クラスメイトの一人「葵井巫女子」(あおいいみここ)に誘われ「江本智恵」(えもとともえ)の誕生日パーティーに参加することとなった。その帰り、通り魔殺人の犯人である「零崎人識」と出逢う。
後日、「ぼく」のアパートを訪れた警察官によって「江本智恵が殺害された」と聞かされた「ぼく」。現場に残されていたという「Y/X」の意味は。それはダイイングメッセージなのか。
「ぼく」は殺人鬼「零崎人識」と共に調査を開始する。一見穏やかに思えた日常は、崩壊の不協和音を奏で始めるのだった。
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

哀川潤に拉致され、無理矢理女装までさせられ、超お嬢様学校「澄百合学園」に乗り込むことになった「ぼく」。そこはお嬢様学校とは名ばかりの女子高生の傭兵部隊を育成する学校だった。
哀川潤の仕事「とある生徒の救出」を手伝わされることになり、「紫木一姫」(ゆかりぎいちひめ)と出逢う。生徒たちから「首吊り高校」と呼ばれる学校。おおよそ女子高生の範疇を越えた策士、戦闘狂。乗り込んだ理事長室につるされた理事長のバラバラ死体。
犯人とは。策士すら一目置く「ジグザグ」とは。
戦闘のエキスパートである女子高生との命を賭けた駆け引きが始まる。
サイコロジカル上 兎吊木垓輔戯言殺し 下 曳かれ者の小唄

ある日、玖渚友に「チーム」の一員であったチーターこと綾南豹(あやなみひょう)から一つの情報がもたらされる。その情報は玖渚友の探している「害悪細菌」(グリーン・グリーン・グリーン)と呼ばれたクラッカー「兎吊木垓輔」(うつりぎがいすけ)の居場所だった。
今彼は「斜道卿壱郎」(しゃどうきょういちろう)博士のもとに囚われている。その情報をもとに彼を取り返すために研究所に乗り込んだ、玖渚友と「ぼく」、そして隣人浅野みいこさんの友人である鈴無音々(すずなしねおん)。なんとか兎吊木垓輔との接触に成功するものの、彼は翌日両腕を切られ殺害されていた。
「ぼく」、玖渚友、鈴無音々は兎吊木垓輔殺しの罪を着せられて地下牢に入れられてしまう。
その窮地を「零崎愛識」(ぜろざきいとしき)という偽名を使って、研究所に潜り込んでいた大泥棒「石丸小唄」(いしまるこうた)に助けられる。「ぼく」は自分たちの無罪を証明するため、石丸小唄と共に奔走する。
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹

大学の助教授「木賀峰約」(きがみねやく)に誘われアルバイトをすることになった「ぼく」。「ぼく」は「紫木一姫」と斜道卿壱郎研究所の元研究員「春日井春日」(かすがいかすが)と共に山奥の診療所を訪れる。そこでは「死なない研究」が行われており、不死者である「円朽葉」(まどかくちは)の研究がされていたのだ。
偶然という成り行きで、「ぼく」は殺し名序列一位「匂宮雑技団」の一人「匂宮出夢」(におうのみやいずむ)と邂逅する。それは血塗られた日々の始まりだった。
「木賀峰約」、「円朽葉」が出夢によって殺害され、出夢と紫木一姫は激闘の末、出夢の片割れたる「匂宮理澄」(におうのみやりずむ)と相打ちで死亡。
その中で「ぼく」は敵となる狐面の男との邂逅を果たす。
ネコソギラジカル上 十三階段 中 赤き制裁VS橙なる種 下 青色サヴァンと戯言遣い

いつもの日常に戻る間もなく、狐面の男が従える「十三階段」と衝突することとなる「ぼく」。それを見かねた殺し名序列二位「闇口」の家系であり、骨董アパートの住人の一人「闇口崩子」(やみぐちほうこ)が絶対服従の契約を「ぼく」と半ば強引に結ぶ。「ぼく」は最後の決戦前に「玖渚友」にプロポーズをし、「闇口崩子」と彼女の兄「石凪萌太」(いしなぎもえた)と一時期行方をくらましていた「哀川潤」と共に廃墟となった旧澄百合学園に到着。
そこで、一行は「ぼく」を心配してやってきた「匂宮出夢」と合流する。
辿り着いた澄百合学園の体育館で、狐面の男は高らかに笑う「諸手を上げて喜べよ」と。
すると現れたのは、僕の目の前で死んだはずの「想影真心」。「想影真心」は幼いとはいえ殺し名の面々、そして人類最強哀川潤さえも軽々と屠っていき、その戦闘で「匂宮出夢」が「ぼく」の腕の中で息を引き取る。その寸前、「ぼく」の耳元でささやかれた、「零崎人識は生きている」という情報。そして石凪萌太も十三階段の一人、闇口濡衣(やみぐちぬれぎぬ)の策略により線路に落下、そのまま電車に轢かれて帰らぬ人に。
その数日後、狐面の男のもとから脱走してきた「想影真心」が「ぼく」のもとを訪ねてくる。そして、しばらくの間一緒に住むことに。
二条城にて、十三階段の澪標姉妹(みおつくししまい)に追い込まれた「ぼく」の前に現れた「零崎人識」。
澪標姉妹が撤退した後、「ぼく」と「零崎人識」は「十三階段」であり、「チーム」の一員だった「宴九段」と出会う。そこで「宴九段」から「玖渚友」が長くないことを知らされる。慌てて、「玖渚友」のもとに駆け付けた「ぼく」に「玖渚友」は語りかける。死を回避することは出来るけど、偏った才能はさらに偏り、視力はほとんど失われ、髪も目も黒くなると、それがいつか「ぼく」の足枷になると。そして、「玖渚友」が言い放った「いーちゃん、嫌い」の一言と共に「ぼく」は「玖渚友」と決別することに。
「ぼく」が玖渚友のマンションから「零崎人識」と共にアパートに帰ると、アパートは倒壊していた。住人は全員無事だったが、「想影真心」が行方不明に。
一度「西東天診療所」に集まることとなった「十三階段」、「零崎人識」、「西東天」、「想影真心」との戦闘後行方不明となっていた「哀川潤」、そして「ぼく」。そこでアパートを倒壊させたのは間違いなく「想影真心」だということ、次の標的は「西東天」、「ぼく」そしてER3だという結論が出される。「西東天」と「ぼく」のガードを兼ねて「西東天診療所」に集まった全員が共同生活を始めることに。
数日後、「十三階段」の一人である「一里塚木の実」(いちりづかこのみ)が「想影真心」の居場所を突き止め、「ぼく」は「想影真心」と二人で話すことに。
生きる意味が理解できない「想影真心」に「ぼく」はまだケリをつけていない因縁があるとして、「哀川潤とのリベンジマッチ」を提案しする。
そして、「想影真心が勝ったら「ぼく」が死ぬので、哀川潤が勝ったらあなたが死んでください」と西東天に賭けを持ち掛ける。
旧澄百合学園で相対する人類最強と人類最終。
両者共ボロボロになりながらも、「哀川潤」が辛勝。「ぼく」は「西東天」に向かって拳銃の引き金を引いた。
それから数年後。大学を中退して、しばらくブラブラしていたが、「哀川潤」を真似て請負人を始めた「ぼく」。そこにやってきた依頼人。彼女から話を聞き、「哀川潤」と会って少し話してから帰ると「ぼく」の家の前には、烏の濡れ羽のように黒い髪に、片目だけ辛うじて青い女性が立っていた。その女性は「おかえり、いーちゃん」と声を掛けた。
そして、「ぼくたちは幸せになった」の一文で戯言シリーズは締めくくられた。
戯言シリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面
兎吊木 垓輔 「馬鹿がゆえにシャープであり、愚劣がゆえにスマートで、卑怯がゆえにクレバーだ」
「馬鹿がゆえにシャープであり、愚劣がゆえにスマートで、卑怯がゆえにクレバーだ」とは、兎吊木垓輔の名言。言葉の連なりがとても良い一文となっており、一度読んだらなかなか離れないゴロの良さが魅力的なフレーズ。
「とりあえず後悔だけしておけば、今目の前にある問題から逃げることができる。 悪いのを全部昔の自分にしてしまって、だからそれは、とりたてて自責ってわけではなくて。 後悔している間は正しい自分でいられるから」
『クビキリサイクル』より。読み手がドキリとしてしまうような文章となっている。人生なんて後悔の連続である。
「人生ってのは死んでも終わらないんだぜ。 お前が死んでもお前の影響は残るからな。 本当は終わりなんてどこにもないんだ。」
『クビツリハイスクール』より。後悔して、もう辞めてしまおうかと思った時でも、この言葉を見ると、死んでもなにも終わらないと改めて考えさせられるような言葉。
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目次 - Contents
- 戯言シリーズの概要
- 戯言シリーズの登場人物・キャラクター
- 「ぼく」
- 玖渚 友(くなぎさ とも)
- 哀川 潤(あいかわ じゅん)
- 西東 天(さいとう たかし)
- 想影 真心(おもかげ まごころ)
- 零崎 人識(ぜろざき ひとしき)
- 戯言シリーズの各巻のあらすじ・ストーリー
- クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
- クビシメロマンチスト 人間失格零崎人識
- クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
- サイコロジカル上 兎吊木垓輔戯言殺し 下 曳かれ者の小唄
- ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
- ネコソギラジカル上 十三階段 中 赤き制裁VS橙なる種 下 青色サヴァンと戯言遣い
- 戯言シリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 兎吊木 垓輔 「馬鹿がゆえにシャープであり、愚劣がゆえにスマートで、卑怯がゆえにクレバーだ」
- 「とりあえず後悔だけしておけば、今目の前にある問題から逃げることができる。 悪いのを全部昔の自分にしてしまって、だからそれは、とりたてて自責ってわけではなくて。 後悔している間は正しい自分でいられるから」
- 「人生ってのは死んでも終わらないんだぜ。 お前が死んでもお前の影響は残るからな。 本当は終わりなんてどこにもないんだ。」
- 関連サイト