戯言シリーズ(西尾維新)のネタバレ解説・考察まとめ
『戯言シリーズ』とは、西尾維新が描くミステリー小説。処女作でもある『クビキリサイクル』から始まるシリーズの総称を『戯言シリーズ』と言います。語り手の『ぼく』を取り巻く数々の謎。これは青い少女と平凡な少年が幸せを掴むまでの物語。
ネコソギラジカル上 十三階段 中 赤き制裁VS橙なる種 下 青色サヴァンと戯言遣い
いつもの日常に戻る間もなく、狐面の男が従える『十三階段』と衝突することとなる『ぼく』。それを見かねた殺し名序列二位『闇口』の家系であり、骨董アパートの住人の一人『闇口崩子』(やみぐちほうこ)が絶対服従の契約を『ぼく』と半ば強引に結びます。『ぼく』は最後の決戦前に『玖渚友』にプロポーズをし、『闇口崩子』と彼女の兄『石凪萌太』(いしなぎもえた)と一時期行方をくらましていた『哀川潤』と共に廃墟となった旧澄百合学園に到着。
そこで、一行は『ぼく』を心配してやってきた『匂宮出夢』と合流します。
辿り着いた澄百合学園の体育館で、狐面の男は高らかに笑う「諸手を上げて喜べよ」と。
すると現れたのは、僕の目の前で死んだはずの『想影真心』。『想影真心』は幼いとはいえ殺し名の面々そして人類最強哀川潤さえも軽々と屠っていき、その戦闘で『匂宮出夢』が『ぼく』の腕の中で息を引き取ります。その寸前『ぼく』の耳元でささやかれた、「零崎人識は生きている」という情報。そして石凪萌太も十三階段の一人、闇口濡衣(やみぐちぬれぎぬ)の策略により線路に落下、そのまま電車に轢かれて帰らぬ人に。
その数日後、狐面の男のもとから脱走してきた『想影真心』が『ぼく』のもとを訪ねます。そして、しばらくの間一緒に住むことに。
二条城にて、十三階段の澪標姉妹(みおつくししまい)に追い込まれた『ぼく』の前に現れた『零崎人識』。
澪標姉妹が撤退した後、『ぼく』と『零崎人識』は『十三階段』であり、『チーム』の一員だった『宴九段』と出会います。そこで『宴九段』から『玖渚友』が長くないことを知らされます。慌てて、『玖渚友』のもとに駆け付けた『ぼく』に『玖渚友』は語り掛けます。死を回避することは出来るけど、偏った才能はさらに偏り、視力はほとんど失われ、髪も目も黒くなると、それがいつか『ぼく』の足枷になると。そして、『玖渚友』が言い放った「いーちゃん、嫌い」の一言と共に『ぼく』は『玖渚友』と決別することに。
『ぼく』が玖渚友のマンションから『零崎人識』と共にアパートに帰ると、アパートは倒壊していました。住人は全員無事でしたが、『想影真心』が行方不明に。
一度『西東天診療所』に集まることとなった『十三階段』、『零崎人識』、『西東天』、『想影真心』との戦闘後行方不明となっていた『哀川潤』、そして『ぼく』。そこでアパートを倒壊させたのは間違いなく『想影真心』だということ、次の標的は『西東天』、『ぼく』そしてER3だという結論が出されます。『西東天』と『ぼく』のガードを兼ねて『西東天診療所』に集まった全員が共同生活を始めることに。
数日後、『十三階段』の一人である『一里塚木の実』(いちりづかこのみ)が『想影真心』の居場所を突き止め、『ぼく』は『想影真心』と二人で話すことに。
生きる意味が理解できない『想影真心』に『ぼく』はまだケリをつけていない因縁があるとして「哀川潤とのリベンジマッチ」を提案します。
そして、「『想影真心』が勝ったら『ぼく』が死ぬので、『哀川潤』が勝ったらあなたが死んでください」と西東天に賭けを持ち掛けます。
旧澄百合学園で相対する人類最強と人類最終。
両者共ボロボロになりながらも、『哀川潤』が辛勝。『ぼく』は『西東天』に向かって拳銃の引き金を引きました。
それから数年後。大学を中退して、しばらくブラブラしていたが『哀川潤』を真似て請負人を始めた『ぼく』。そこにやってきた依頼人。彼女から話を聞き、『哀川潤』と会って少し話してから帰ると『ぼく』の家の前には、烏の濡れ羽のように黒い髪に、片目だけ辛うじて青い女性が立っていました。その女性は
「おかえり、いーちゃん」
と声を掛けます。
『ぼくたちは幸せになった』
の一文で『戯言シリーズ』は締めくくられます。
書籍情報
ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)
www.amazon.co.jp
ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)
www.amazon.co.jp
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
www.amazon.co.jp
関連サイト
西尾維新オフィッシャルサイト
ni.siois.in
OVA「クビキリサイクル」公式サイト
zaregoto-series.com
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戯言シリーズの語り手『ぼく』の謎に迫る - RENOTE [リノート]
renote.net
西尾維新の処女作にして出世作、クビキリサイクルから始まる戯言シリーズ。そのシリーズ全巻を通しての語り手である『僕』。ごくわずかしかない確定されない彼の情報。一体彼は何者なのか?謎に包まれた彼の素性に迫ってみたいと思います。
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目次 - Contents
- 主要登場人物・キャラクター
- 物語の語り手『ぼく』
- 青い少女『玖渚友』(くなぎさとも)
- 人類最強の請負人『哀川潤』(あいかわじゅん)
- 狐面の男『西東天』(さいとうたかし)
- 人類最終『想影真心』(おもかげまごころ)
- 殺人鬼零崎一賊の一人『零崎人識』(ぜろざきひとしき)
- 各巻のあらすじ・ストーリー
- クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
- 書籍情報
- アニメ化
- クビシメロマンチスト 人間失格零崎人識
- 書籍情報
- クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
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