『ジョジョの奇妙な冒険』第3部スタンドの「暗示」まとめ

『ジョジョ』第3部で初めて登場し、今やパロディやたとえで使われる「スタンド」ですが、初期のものはタロットカードがモティーフで、各スタンドの「暗示」が語られていました。が、「イエロー・テンパランス」以降何でか暗示を言わなくなりましたね。「いや、何の暗示だよ」と。気になりますよね。主人公側も特に語られていませんし、ネット上で散々解釈されているかもしれませんが、まとめました。

特にあてはまる要素ないように思われますが、こんな記述もあります。

正位置は安心、逆位置は状況が安定せずに崩れていく様を表す。

出典: www.kitsune.ne.jp

彼の行っていたことはかく乱でしたからね。そういう意味で当てはめたんでしょうか。性格も最悪ですし、逆位置の暗示が与えられたと考えると納得…かも。

エンペラー(皇帝)

本体:ホル・ホース
能力:拳銃型のスタンド。出し入れ自由で、弾道の操作も可能。一般人には見えないため、「拳銃不法所持」で捕まったりすることはない。しかし半面脅しにも使えない。

正位置:積極性、前向きさなど。
逆位置:消極的、後ろ向き、それらの姿勢により起きる失敗。

出典: www.kitsune.ne.jp

彼の信条は「ナンバーワンよりナンバーツー」で、相棒がいて「輝く」そうです。結構彼自身行動的な部分もありますし、こんな情報も。

正位置の意味として、行動力、意思、支配、男性的、権威などもある。
アーサー・エドワード・ウェイト曰く「同盟、防御」を意味することも。

出典: ja.wikipedia.org

同盟、なるほど。本人曰く「世界中に恋人がいる」など男性的と言えば男性的ですし、いつでも銃が出せて銃弾も操れるというのは拳銃という近代的武器を意のままに操る、まさに「皇帝」といった感じです。

ハングドマン(吊られた男)

本体・J・ガイル
能力:鏡の中を移動。ここでいう「鏡」とは、反射物全般を指す。水たまり、瞳の中にさえ移動し、鏡の中での攻撃は現実にも反映される。移動の際に実体化し、一直線にしか移動できないため、経路さえ分かっていれば撃破可能。

正位置:忍耐、努力、試練、抑制、着実、妥協など。
逆位置:徒労、投げやり、欲望に負けるなど。

出典: ja.wikipedia.org

本体が下衆野郎なので「逆位置の方が合ってない?」と思ってしまいがちですが、どちらかというと彼を仇とするポルナレフにふさわしい暗示に思えます。何かポルナレフのためのスタンドに思えてきました…。カードの絵面では逆さづりにされている点を「上下が本来と逆」、と考えると、このスタンドには逆位置の暗示が合っているのかもしれません。

エンプレス(女帝)

本体:ネーナ
能力:「肉腫」として取り憑き成長。人面痩となってあらぬことを口走ったり、腕が生えて攻撃ができるまでになる。

正位置:豊穣、女性的魅力など。
逆位置:感情的、浪費、怠惰など。
アーサー・エドワード・ウェイトの解釈:実りなど。

出典: ja.wikipedia.org

自分でも肉を纏って美女に見せるあたりは「女性的魅力」、人の体に取り憑きその養分で成長するさまは「浪費」「怠惰」を思い起こさせます。正位置、逆位置ともに思い当たる節があります、このスタンド。

ホウィール・オブ・フォーチューン(運命の輪)

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