日向翔陽(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ

日向翔陽(ひなた しょうよう)とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のミドルブロッカーだ。そしてこの物語の主人公だ。ミドルブロッカーとしては低身長だが、常人離れした瞬発力とずば抜けたジャンプ力を合わせ持つ高い身体能力を活かし、相手をかき乱す”最高の囮”として活躍する。向上心が強く努力を怠らない性格で高校卒業後は、単身ブラジルへ渡りビーチバレーで技術を磨く。そして日本代表ではオポジットとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。

元烏野高校バレー部で、烏野高校が春高に行った時のエースだった。そして、日向がバレーボールをするきっかけとなった”小さな巨人”だ。鴎台高校戦を観客席で見ていた宇内は、「俺は、中学でも高校でも県内ではそこそこ通用してたと思ってます。エースっていう自覚も自信もありました。でも、全国で上へ行けば行く程相手はより大きく、より速く、より賢かった。俺は小さい代わりに技術で勝負するんだって思ってました。でも、小さかろうが大きかろうが技術を磨いた奴が、技術を持っている。世界は平等じゃなくて平等だ。それを星海はとっくに」と話した。

他校の関係者

孤爪研磨(こづめ けんま)

音駒高校2年生でセッターとして活躍する。運動選手としてはスタミナがなく、コート内はなるべく動きをセーブし仲間からの供給される精巧なAパスを、ギリギリのタイミングかつ極小モーションでセットするという固有の能力を持つ。「勝敗に一切興味がない」と嘯く独特の視座から、客観的に戦況を判断し、相手チームを静かに観察し弱点を探り、攻略するための戦術を練る、音駒高校の”脳”として力を発揮する。ゲームが大好きで、難関を攻略する事に喜びを感じている。春高での戦いで研磨は、「翔陽はきっと全部がんばる。レシーブも助走の確保も。でもがんばって何でもできるわけじゃない」、「スピードでの撹乱も190cmのブロックとも戦えるジャンプも一歩遅れるだけで全部遅れて、あの存在感は霞んでしまう。99%であっても台無しなんだ」、「だって100%で跳べない翔陽に影山は興味なんか無いでしょ?」と「徹底した日向潰し」を作戦にする。その作戦によって日向は何も出来ないままリベロと交代していった。黒尾から、「今んとこ思惑通りなのにその顔はなんだい」と言われ研磨は、「面白い翔陽が終わっちゃうのは悲しい」と言った。すると黒尾から、「自分で羽を捥いでおきながら、飛べないのは悲しいと言う。お前は本当にめんどくせえなあ」と言われる。
日向に対して、黒尾・山本・犬岡の3枚ブロックで挑む。しかし、日向はフェイントをしようとする。研磨はそれを読み、前に行くと日向はロングプッシュに変えた。研磨は対応しきれず烏野高校の得点になった。研磨はコートに倒れた。黒尾は研磨を心配し、「おい、研磨大丈夫か!?どっかやったか!?」と研磨の元に駆け寄る。すると研磨は、「たーのしー」と言った。バレーに対しての考えが変わった事が分かる。その後、ビーチバレーに転身した日向のスポンサーとして日向の事を見守る。

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木兎光太郎(ぼくと こうたろう)

梟谷学園高校3年生ウィングスパイカーで、全国5本の指に入るアタッカーだ。ストレートとクロスを自在に打ち分ける驚異のスパイカー。ただし、片方の調子が著しく良い場合、もう片方の打ち方を忘れてしまう珍現象もある。代表決定戦前の東京遠征での夜練習で、日向は木兎から必殺技を教えてもらった。その必殺技は”フェイント”木兎は、「この技は、逃げる為に使うもんじゃねえ。完璧なタイミング、完璧なトス、完璧なスパイクの体勢、”強烈なスパイクが来る”と誰もが思った時、何より自分が”強烈な一発が打てる!”と思った瞬間が好機!嘲笑うかのように、カマせ!!!」と言った。次の日、梟谷学園高校との練習試合にその事を思い出し、フェイントをした。烏野高校のメンバーも赤葦、木兎も驚いていた。フェイントは決まった。前日に木兎から「フェイントが決まるとな、スパイク決めた時と違う気持ち良さがあんだよ!」、「今まで自分と同じか、もっと上にあった目線がボールにギリギリ届かず、こっちを見上げる瞬間が最高なんだよ」と言われた言葉を思い出し、日向もスパイクを決めた時とは違う気持ち良さを感じていた。春高では開会式前に日向に、「来たな、オイ、俺の一番弟子よ」と言う。日向にとっても、スパイカーとしての技術を教わり速攻しか武器がなかった日向に、ブロックアウトやフェイントなど空中での戦い方を教えてくれた師匠的存在だ。

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及川徹(おいかわ とおる)

青葉城西高校3年生でセッターとキャプテンを務める。青葉城西高校というチームを十分に熟知したキャプテンで、セッターとして「あらゆる選手の長所を解析し100%の力を引き出す」という才能を持つ。影山に「青城は多分OBの居る大学と練習試合やってた。おれが行った時は一区切りついてて、休憩中にメンバーを代えた”違う試合”が始まった。大学生の中に及川さんがセッターとして一人入ってた。初めて会った人も多いみたいだった」、「でもほんの数プレーで及川さんは完全にチームに溶け込んだ。スパイカーが活き活きしてるのが俺にも分かった。誰からもどんな奴からも”100%”を引き出すなんて、たとえ時間をかけたってできるとは限らない」、「でも及川さんは、例えあの人を嫌ってる奴とかすげぇクセのある選手とかでさえきっと自在に使いこなす」と言わせる程の実力で日向は、影山(王様)が恐れる存在という事で大王様と呼んでいた。
ブラジルにビーチバレーの修行に行った時に会う。日向は及川の風を読んだトスに感動し、「いくら俺の手応えが良いトスだって、スパイカーが打つ辛きゃ意味がない。及川さんのトスには全部あった。俺のレシーブの後の体勢を考慮した高さ。相手のブロックが見えるように程よいネットとの距離。もちろん風も含めて”次”を最大限に考えている。どこにいようと、何人でいようと変わらない。すげえすげえすげえやっぱ大王様すげえ」と興奮する。そして「バレーボールは楽しいと、忘れては思い出す」、「バレーボール、ボールを落してはいけない。繋ぐ競技。仲間はたったひとりだぞ。”繋ぐ”バレーボールの根幹を今また、もう一回」とバレーの楽しさを思い出すきっかけをくれた。

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宮侑(みや あつむ)

稲荷崎高校2年でセッターとして活躍する。スパイカーを絶妙に操る高校NO1セッターと言われている。それは、「ブレない」、「乱れない」セットアップだからだ。乱れたレシーブでも素早くボールの下に入って、丁寧なトスを上げる。他のセッターよりも、素早く的確な一歩目がセットアップのフォーム・他者(チームのアタッカーや相手のブロック)の把握全てに余裕を持たせている。「セッターは”セット”するんが仕事やで?」、「適切な位置にボールをセッティングするんや」、「アンダーは腕2本、オーバーは指10本」、「よりいっぱいのモンで支えたいねん、セッターやもん」というシーンがある。この言葉から、誰よりも真摯で献身的なトスをする心掛けている。日向は中学校時代、バレーが思うように出来なかった事から、烏野高校では影山のトスに対し上げてくれる有難さを常に感じている。稲荷崎高校戦で影山のトスが乱れた時に「次もくれ」と満面の笑みで言ったことからもそれが分かる。そしてそんな日向を見た侑は、「”次もくれ”、低かろうが、短かろうが、ネットに近かろうが、セッターが全力で上げたものなら全部。感動したで翔陽くん」と心の中で感激を露わにしていた。試合終了時には「翔陽くん。俺はいつかアンタにトスを上げるで」と言い、その言葉通りVリーグでは同じチームとなり日向にトスを上げている。

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牛島若利(うしじま わかとし)

白鳥沢学園高校3年ウィングスパイカーで、全国3本の指に入るスパイカーだ。「”左”搭載の上、更に火力は最強クラス」というのが牛島の評価である。例え正面にレシーブに入っても回転・パワーで吹き飛ばされてしまう。それは、ブロックでも同じ。
牛島をこのような全国屈指のパワープレイヤー足らしめている理由として、恵まれた体格が挙げられる。190cm前後と恵まれた身長と鍛え上げられた筋力・バネから繰り出される強烈なスパイク。その威力は、烏野高校戦の試合前の練習でスパイクをワンバウンドで体育館の2階に飛ばしたり、180cmある人が3人でブロックしてもこじ開け吹き飛ばすほど。2つ目は、驚異的なスタミナ。烏野高校戦では5セット目の終盤でも牛島のスパイクの特徴である「美しいフォーム」が乱れることはなかった。フルセットを戦い打ち続ける驚異のスタミナの持ち主である。3つ目は、サウスポーだということ。高校のバレー界では数少ないサウスポー。サウスポーだと回転が右利きとは異なり取りにくくなる。その為相手のレシーバーはミスをしやすくなってしまう。これら3つの理由から牛島が「絶対王者」と呼ばれている。

他人にあまり興味を示さない牛島だが、日向は気になる存在だ。烏野高校戦では日向に対する嫌悪感をあらわにしている。「烏野の1年生コンビの噂を聞いた時、そして学校で俺のボールを奪った時、俺は期待した」、「今まで出会った小柄で、だが優れた選手達の様な存在なんだろうと」、「だが違った。そんな選手たちの様な優れた技巧も知性も感じない」、「でも成程、何か嫌だ」、「俺は俺達が勝つ事を疑わない。でも、初めて明確に”お前を叩き潰したい”」と、日向という存在が牛島の闘志を掻き立てている。それは、Vリーグに入っても一緒だった。日向に対して「お前を叩き潰したい」と思いながらスパイクを打つ。高校時代だけじゃなく牛島のバレー人生において、日向という存在が牛島の成長に欠かせないものになっている。
宮城県1年生選抜強化合宿では2日間牛島率いる白鳥沢学園高校3年生が練習試合の相手をした。牛島は日向が呼ばれていないのに押しかけた事を聞いて「お前はなにをやっている?」と言い放つが、次の日、自分のもとに「レシーブの時に何を考えているか」と聞きに来た彼に対して真面目に答えている。その答えとは、「次の攻撃の事だ」だった。日向はその言葉を、Vリーグに行っても大事にしている。

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青根高伸(あおね たかのぶ)

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黒尾鉄朗(くろお てつろう)とは『ハイキュー!!』に登場する、音駒高校の主将でミドルブロッカーだ。主将としての、チームをまとめる力・仲間を育てる能力が高い。プレー中に挑発したり、揺さぶりをかけたりして相手の平常心を奪う心理戦も得意だ。状況に応じて様々なブロックを使い分け、相手スパイカーの攻撃を素早く見極める能力が高い。ブロックだけでなく、レシーブ・スパイク・サーブとどれも優れているオールラウンダーだ。卒業後は選手としてではないが、バレーボールを普及させようと動いている。

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谷地仁花(やち ひとか)とは、漫画『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部のマネージャー。主人公の日向翔陽(ひなた しょうよう)、影山飛雄(かげやま とびお)と同じ1年生で、進学クラスに在籍している。インターハイ予選終了後、後任を探していた3年生の清水潔子(しみず きよこ)にスカウトされて入部した。デザイナーの仕事をしている母親と同様デザインの仕事が好きで、烏野高校バレー部が遠征する際の支援寄付用ポスターを制作するなどして、陰ながら部を支える。

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田中龍之介(たなかりゅうのすけ)とは、『ハイキュー!!』に登場する烏野高校の2年生。パワフルなスパイクで、チームの得点を叩き出す。烏野の元気印として試合のファーストポイントを任されることが多い。ポジションは、ウィングスパイカー。スパイクの技術も安定感もある優秀なスパイカーと周囲から称されている。烏野バレー部の時期エースとして期待される。一見パンチの強いタイプだが、後輩の面倒見が良く、後輩から慕われている。マネージャーの清水潔子(しみずきよこ)に絶賛片思い中。

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