宮侑（ハイキュー!!）とは【徹底解説・考察まとめ】

宮侑のプロフィール・人物像

所属：稲荷崎高校（いなりざきこうこう）2年2組
ポジション：セッター
背番号：7番
身長：183.6cm
体重：73.3kg（高校2年1月）
誕生日：10月5日
兄弟構成：双子（宮治）
好物：トロ
最近の悩み：指先が乾燥気味になる事
CV：宮野真守
舞台：松島勇之介

所属：MSBYブラックジャッカル（VリーグDivision1）
ポジション：セッター
背番号：13番
身長：187.7cm
体重：80.4kg
最近の悩み：新ボールにまだ完全には慣れていない

所属：全日本
ポジション：セッター
背番号：11番
時期：2021年に初めて日本代表に選出された

宮侑（みや あつむ）とは、稲荷崎高校（いなりざきこうこう）の男子バレー部に所属する青年。優勝候補筆頭の強豪校のセッターとして活躍している。稲荷崎高校は”最強の挑戦者”と言われている。それは、稲荷崎高校は不安定さが残るチームだからだ。個々の実力は高いが、上手く嚙み合わなかったり、攻めの姿勢が裏目に出たり。でも、その逆がある事が”最強の挑戦者”の由来だ。
チームメイトからは「ツム」、「アツム」と呼ばれている。それは、侑が双子だからだ。侑の兄弟である宮治（みや おさむ）は、稲荷崎高校のウィングスパイカーとして活躍している。侑は、スパイカーを絶妙に操る高校NO1セッターと言われている。それは、「ブレない」、「乱れない」セットアップだからだ。乱れたレシーブでも素早くボールの下に入って、丁寧なトスを上げる。他のセッターよりも、素早く的確な一歩目がセットアップのフォーム・他者（チームのアタッカーや相手のブロック）の把握全てに余裕を持たせている。「セッターは”セット”するんが仕事やで？」、「適切な位置にボールをセッティングするんや」、「アンダーは腕2本、オーバーは指10本」、「よりいっぱいのモンで支えたいねん、セッターやもん」というシーンがある。この言葉から、誰よりも真摯で献身的なトスをする心掛けている事が分かる。
主砲2人（尾白アラン・角名倫太郎）を含め、チームの全スパイカーを絶妙に使い分けるテクニックを備えている。チームのアタッカーでも「自分に上がってくる」と思う場面で、侑はあえて違うアタッカーに上げる。そしてブロックを欺いている。時には、ファースト・タッチをそのままセットするなど、型に嵌らないプレーで試合を自在に操る。侑の型に嵌らないプレーが、稲荷崎高校が”最強の挑戦者”と言われる要因な事が分かる。そして、喜怒哀楽の表情が豊かだ。試合中でもカッコいいプレーを見ると「カッコええなぁ…！」と言い、同じプレーを即興でしてしまう。
明るく飄々とした雰囲気を持っている。試合会場に「あつむ」、「おさむ」と書かれたうちわを持っている女性も多い事から、双子の治も込みの女性ファンが多い。しかしその一方で、影山飛雄（かげやま とびお）に「俺、下手糞と試合すんのほんま嫌いやねん」と言う毒舌家の一面がある。影山飛雄とは、烏野高校のセッターだ。影山とはユースの集まりで一緒になった。
烏野高校戦のファーストサーブでは、うちわを持った女性二人が侑のサーブを打つ瞬間「そ～れ～」と言うシーンがある。サーブの時は静かにして欲しい侑。サーブ後に「俺のサーブの邪魔すんなや、この喧しブタ」と心で思い、睨みを効かせる。このように、空気を読まず爆弾投下してしまう場面も多々ある。
高校では、ジャンプフローターと強烈なスパイクサーブの二刀流でサーブを使い分け、点数をたくさん取ってきた。Vリーグではハイブリッドサーブが加わり三刀流のサーブに進化した。二刀流のサーブでも十分”ビックサーバー”としての役割を果たしていたが、ロシア代表ミハイル・オルロフ選手のサーブに憧れて、”ハイブリットサーブ”を取得し三刀流となった。チャレンジ精神があり、バレーが好きな事が分かる。

宮侑のポジション・能力

「稲荷崎高校2年能力パラメータ」
パワー：3／バネ：4／スタミナ：4／頭脳：5／テクニック：5／スピード：4

「MSBYブラックジャッカル2018年能力パラメータ」
パワー：4／バネ：4／スタミナ：5／頭脳：5／テクニック：5／スピード：4
サーブ：10／レセプション：8／ティグ：8／セッティング：10／スパイク：7／ブロック：8

出典：ハイキュー!!極ファイナルガイドブック

能力パラメータは5段階評価になっている。この事から頭脳・テクニックに優れている事が分かる。高校2年時とVリーグを比較すると、パワー・スタミナが強化されている事が分かる。
サーブからブロックの能力は高校2年時のデータはないが、10段階評価になっていて、セッターなのにスパイクも含め全てが優れている事が分かる。

サーブでは、高校時代は二刀流のサーブで圧倒している。サーブを打つ時のルーティンがある。それは、エンドラインからの歩数で距離を計り打つサーブを変えている。
エンドラインから4歩でジャンプフローターサーブ。エンドラインから6歩でスパイクサーブ。
烏野高校戦ではエンドラインからの歩数でどちらのサーブか見分けられたが、サービスエースを何本も獲った。ジャンプフローターサーブとスパイクサーブは、レシーブの構える位置が変わってくる。ほんの一歩分の位置差でも、100km超えるスピードのサーブ相手には致命的な出遅れになってしまう。そして、ビックサーバーとしてその役割を充分に発揮した。

Vリーグでは、ミハイル・オルロフに憧れて”ハイブリットサーブ”を習得する。ミハイル・オルロフとは、ロシアの代表選手だ。ハイブリットサーブの歩数は、ジャンプサーブ同様4歩だ。
純粋な威力ならスパイクサーブが一番。しかし、ハイブリットサーブは打ち出す直前までジャンプフローターサーブと動きが同じ。強打が来るのか、無回転が来るのか、分かった時には目の前にボールが来る。この三刀流が能力パラメータで10を叩きだしている理由だという事が分かる。

セッターとして、頭脳・テクニック・セッティング共に満点だ。乱れたレシーブでも素早くボールの下に入って丁寧なトスを上げる。それは、完璧な一歩からなし得る事のできるトスだ。そしてチームの全スパイカーを絶妙に使い分けるテクニックを持っている。囮を誰にすればスパイクが決まるのかを分かっている。時には、ファースト・タッチをそのままセットするなど、型に嵌まらないプレーで試合を自由に操る。味方ですらも驚く程だ。Vリーグでも、侑の能力は健在だ。味方が「ここで？」と思う場面で、ツーをそのまま相手のコートに返したりする。

宮侑の来歴・活躍

過去

侑には双子の兄弟、治がいる。宮兄弟は小学4年生の時「元全日本セッター、犬畑昌彦さんのジュニアバレーボール教室」に参加し、のちの稲荷崎高校のチームメイトとなる尾白アラン（おじろ あらん）と出会う。犬畑のトスで参加した子供達が上手にスパイクを打てて喜んでいた姿を見て、侑はセッターに憧れるようになった。

中学では稲荷崎グループ合同合宿で、宮兄弟はアランと一緒になる。「双子は”上手い”よりか”強い”感じで、闘争心が人一倍旺盛。どちらかと言えば治の方が、一枚上手で”治に挑む侑”がよくある構図。治も侑も負けず嫌いやったけど、侑の方は”負けず嫌い”で収まらない何かがあるような気がした」とアランは語っている。最初は治がセッターとして起用されていたが、侑は悔しがりながらトスの練習をコツコツとし最終的には、侑がセッターに起用された。

高校時代

侑は治と同じ高校、稲荷崎高校に進学し、共にバレーボール部に所属した。侑は、治の不甲斐ないプレーに苛立ちを隠せず「このポンコツ、あのセッティングでスパイク決められんポンコツは、さっさとポジション空けえや」と治を睨みつける。すると、治は侑に跳び蹴りをし、そのまま喧嘩へ発展する。バレー部名物双子乱闘だ。そんな兄弟を見てアランは、「侑の一番恵まれとる点は、体格より色んな能力より”治”なんやと思う」、「どんなに”他人”が追いつけへんスピードで突っ走ったって、互いが互いに絶対追いついてくる」、「兄弟に苛立つ事もあるんやろうけど、奴らはきっと競うだけ強くなっていく」と語る。喧嘩は絶えないが、夜には仲直りする。アランの言う通り、そうして互いに切磋琢磨し成長していった。

そして侑は高校3年で全日本ユース強化合宿のメンバーとして選ばれる。ユースの合宿では、烏野高校セッター影山飛雄（かげやま とびお）にトスを上げ、「宮さんのトス打ちやすいっス」と言わせた。侑のトスは、スパイカーに自分は”上手くなった”、”強くなった”という錯覚を起こさせてしまうのだ。侑は強化合宿の中で影山のプレーに対して「おりこうさん」と言う。その言葉は影山に良いセッターは、スパイカーの”癖”に合わせるのではなく、スパイカーの打点を引き上げる事だと気付かせた。侑の言葉が、影山をセッターとしてさらに成長させたのだ。

その後、春高で烏野高校と対戦する。稲荷崎高校はIH準優勝チームで今回の春高で優勝候補となっていた。月バリでは「たとえ宮侑を崩しても、双子の”治”が補完する」、「高校バレー界最強ツインズ”宮兄弟”…！！」と記載されている。月バリとは”月刊バリボー”の事で高校バレーでの注目選手が記載されている雑誌のことだ。

烏野高校との戦いでは、烏野高校のコンビバレー必殺ブロードを見ると、「ブロックをブッチ切る早さと速さ、でも高さは一切殺さん、カッコええなぁ…！」と興奮する。そしてセッターとして対戦相手の必殺技である”変人速攻”を一回見ただけでマネてしまう。”変人速攻”とは、普通の速攻よりも速い速攻の事で影山と日向の武器の一つだ。侑は、烏野高校に対して相手の得意な事を敢えてやって見せる事で、精神的圧力をかける。プレーだけでなく精神的にも相手を追い込む策士だ。

そして侑はセッターとしての才能だけでなく、サーブでも相手を苦しめていく。打つ瞬間に応援に来ている吹奏楽の演奏を止め、シーンとする中サーブを打つのが特徴だ。そして最大の武器は、”超変化”4歩のジャンプフロータ―に”超剛球”6歩のスパイクサーブの二刀流のサーブだ。歩数でどちらのサーブか予測できるが、威力、精度が高く烏野高校は苦戦を強いられた。

1セット目、稲荷崎高校のブロックはワンタッチとなり、稲荷崎高校のチャンスボールになる。「オーライ」と稲荷崎高校ミドルブロッカー角谷倫太郎（すな りんたろう）が手を広げるが侑が前に入り、トスをアランに上げる。ほぼノーブロック状態でスパイクが決まる。実況の人達も「ファースト・タッチをそのままセットした宮侑―！！」とびっくりした様子。スパイクを打ったアランすら「びっくりするやないかい！」と言う程。そして影山のサーブがネットインとなり、稲荷崎高校のレシーブが乱れる。しかし、侑の完璧なセットアップにより速攻が決まる。影山に「完璧な”一歩目”」と思わせ、梟谷学園高校のセッター赤葦京治（あかあし けいじ）からは「一目で分かる。洗礼された一歩目」、「あの素早く的確な一歩目が、セットアップのフォーム・他者の把握全てに余裕を持たせている」と思わせる。
24-25と烏野高校のセットポイント。侑は、治に速攻のボールを上げるがタイミングが合わない。監督からは「アホ―ッ」と怒鳴られ、自分自身も「ヤバ！！」と分かる。治がうまくフォローしてくれボールは烏野高校に返る。相手のセットポイントで不慣れな速攻を使う侑、攻めの姿勢が常にある事が分かる。稲荷崎高校は1セット目を落としてしまう。

2セット目、烏野高校の守護神西谷夕（にしのや ゆう）をサーブで狙った。「俺がサーブん時、メインで守っとんのは主将とリベロ。でも、1セット目でわかった。烏野のリベロむっちゃレベル高いけど、ジャンフロ（ジャンプフローター）とるんだけはどうやら苦手や」と第1セット戦って、烏野高校を分析し狙いを西谷に決めたのだ。そして「リベロが取れないモンを、俺らが取れるワケねえじゃん」と烏野高校のメンバーが思うと分かっていて、烏野高校全体にプレッシャーをかける為だ。そして、「強い奴から、サービスエース取ったらキモチええやんか」とチームメイトに話した。強力なサーブと強力な速攻で25-16と2セット目は稲荷崎高校が取った。

3セット目。常に強気な侑には、唯一頭が上がらない存在が居た。それは、稲荷崎高校のキャプテン北信介（きた しんすけ）だ。風邪気味の時、北から侑は「帰れや」と怒られてしまう。侑は不機嫌になりながらロッカールームへ戻ると「侑へ、飯をちゃんと食って寝ろ」と手紙と差し入れが置いてあった。それを見た侑の心は温かくなった。2セット目の影山のサーブを見てジャンプフローターよりもスパイクサーブを打ちたくなった事を北から、「今、決まってんのはジャンフロの方やろ。リベロ潰し始めたんなら最後までせえや」と”正論パンチ”を食らう。北の言った通り、侑はジャンプフローターを打った。厳しくも優しい北には侑は逆らえなかった。

烏野高校の攻撃で乱れる稲荷崎高校。しかし侑の見事なセットアップから治が決める。この侑のセットアップに対して、烏野高校のコーチ烏養繋心（うかい けいしん）は立ち上がり拍手する。「…今の素晴らしいセットアップに、会場のどれくらいが気付いただろうか」、「普通ならアンダーで、レフトに高く上げるであろう場面。苦しい体勢・状況からでもオーバーを選択し、ブロックをAパスが返った時と同じだけ引きつけて見せる」、「これがユースのセッターか」と絶賛している。侑は”高校生NO1セッター”と言われている。普通ならアンダーで、レフトに高く上げるであろう場面。苦しい体勢・状況からでもオーバーを選択するからだ。侑はセッターとして「アンダーは腕2本、オーバーは指10本」、「よりいっぱいなモンで支えたいねん、セッターやもん」と言うほどオーバーで上げる事にプライドを持っている。

そんな侑のプレーを見て、会場に居た数人の人が侑のセットアップに思いを語っている。まず雲雀田は、「これこそ宮侑。お調子者であったり、時に勝ち気で高圧的でありながら、スパイカーに対して誰よりも真摯で献身的だ」と語っている。次に、音駒高校セッター孤爪研磨（こづめ けんま）からは「セッターの鏡だね」と言われる。そして最後に影山からは、「俺も、ここに来れてよかった」と語った。

烏野高校がブレイク成功し27-28と逆転する。烏野高校のサーブをアランがレシーブする。侑は、「いちいち1年坊主共にテンション上げよって、なぁにが高校NO1セッターじゃ」、「ああ贅沢やな。”俺に寄越せ”という圧。”絶対に決めたる”と思とる奴（治）の殺気。最高や」、「それを囮に使うのんも、最高に贅沢や」と角名に上げ、ブロックを翻弄する。「俺の攻撃を拾われっぱなしなんて、許さん」と接戦の場面でも強気の姿勢を侑は保つ。

そして最後のプレーで稲荷崎高校は乱れるが、後衛の治が飛び出して来ている事に侑は気づく。侑は「この位置・頃合い・この角度・どんぴしゃり」と”双子速攻マイナス・テンポ背”で攻めた。しかし、この攻撃を読んでいた日向・影山にブロックされる。そのボールは稲荷崎高校コートへ落ちる。30-32。セットカウント1-2で稲荷崎高校敗退。「燥ぎすぎたなあ侑」、「せやな治」と試合終了後に言う。そして、烏野高校と握手し終えた後「じゃあまたな飛雄くん」と言い、「翔陽くん。俺はいつかアンタにトスをあげるで」、「でもその前に、IH（インターハイ）で潰したるから覚悟しときや」と二人に言う。

シュヴァイデンアドラーズ戦

高校卒業後、VリーグのMSBYブラックジャッカルのセッターになった侑は日向にトスを上げていた。影山がセッターをするシュヴァイデンアドラーズとの試合が始まる。

試合が始りレシーブが綺麗に返ったが、速攻やコンビを使わずレフトのオープン攻撃を選択する侑。「まずは、ちゃんと”挨拶”せなな」と日向がブラジルから帰国した事で、相手コートにいる人達、日向を知るメンバーや応援しに来ている人の事を考えてトスをあげる。そして、侑のサーブ。高校時代と変わらず、打つ瞬間に音楽を止める。チアリーディングも観客も「ぞっ…！！」とする。

そして「この位置、頃合い、この角度、どんぴしゃり」と侑、日向の”変人速攻”は相手ブロックの間を抜く強烈なスパイクだった。春高で侑が治に対し、”変人速攻”を上げた際に全日本男子代表チーム監督、雲雀田は侑の存在が日向にとって、「自分にボールを届けてくれるセッターが影山以外にもいる事、唯一無二じゃない」と話していた。その言葉通り、侑は日向に影山とのコンビ以上のトスを上げていた。

MSBYブラックジャッカルの攻撃で日向がブロードに走るが侑は、レフトにトスを上げる。味方の木兎光太郎（ぼくと こうたろう）、日向や相手のブロッカー、観客も「えっっ」となる。そんな皆の反応を見て侑は、「んん～っっ最高や…！！！」とガッツポーズをする。日向を使って、ブロッカーを混乱させる事に楽しさを感じている。

シュヴァイデンアドラーズのレシーブがネットを超えそうになる。味方、敵、観客全ての人が、影山なら上げるだろうと思う場面で、影山はトスを上げようとしてジャンプするが触らず降りる。そのボールはMSBYブラックジャッカルコートに落ちる。そんな影山の姿を見て侑は日向に対して、「翔陽くんのせいやぞ…！飛雄くんを起こしてもうたんや…」と言った。ユースの時は、スパイカーのご機嫌を伺う様な”おりこうさん”だったが春高へ来て、並みのスパイカーやったら圧死してしまうような、セッティングに変わったのは烏野高校のメンバーのせいだと怖い顔で話した。

MSBYブラックジャッカルのレシーブが乱れる。しかし、侑の完璧な1歩からのセットアップで攻撃の選択肢が増えライトからの攻撃が可能となった。解説者、影山も感心するセットアップで「あの体勢からライトへ運んだ宮侑。ギリギリまでブロックに読ませないだけじゃなく、ちゃんと打ちやすいセッティングなんですよね―」と解説する。この解説者は、宮兄弟が小学生時代に参加した「元全日本セッター、犬畑昌彦さんのジュニアバレーボール教室」で「おっちゃんが打たしたる！」と言ったのは、侑がセッターに憧れを持った犬畑昌彦だった。

そして侑のサーブは、”超変化”4歩のジャンプフロータ―に”超剛球”6歩のスパイクサーブと今季からは、この2つのサーブの中間”超ハイブリット”サーブを加え、三刀流に成長した。そしてセットカウント3-1でMSBYブラックジャッカルが勝利した。

その後、2021年7月東京2020オリンピックバレーボール競技に侑はセッターとして選ばれた。他には、ユースで一緒だった影山、星海光来（ほしうみ こうらい）、佐久早聖臣（さくさ きよおみ）やVリーグのチームメイトである日向と木兎も選ばれた。

宮侑の関連人物・キャラクター

稲荷崎高校関係者

宮治（みや おさむ）

稲荷崎高校2年生。ポジションはウィングスパイカーだ。侑と双子で”高校最強ツインズ”として有名だ。烏野高校戦では、「たとえ宮侑を崩しても、双子の治が補完する」と言われるほど、スムーズなセットアップと連係の良さを見せる。柔軟性に富んだ、フィジカルと思考を持ち合わせている。試合中、突然閃いた侑が烏野高校の”変人速攻”を仕掛けても即対応出来る、対応力の高さや防御など攻守に強烈な存在感を見せつけた。そして、冷静に試合運びを見つめ、どんな流れになっても動じない柔軟性を持つ。口では、侑を信頼なんかしてないと言う。侑は、「人の言う事聞いてへん」、「貸したもん返さん」、「嘘つく」「でも別に信頼なんか要らんやろ。ボール来るって知っとるし」と、同じ時を過ごした双子には信頼以上の何かがある。侑よりも落ち着いている印象の治だが、負けず嫌いで言動は侑より一枚上手。時には侑以上に強気になる事もある。高校でバレーを辞めると決意した治と侑が喧嘩をする場面。「俺はずっと”飯”に関わる仕事やるって決めとってん」、「なんでバレー続けてる方が”成功者”みたいな認識なん？？」、「俺は妥協して、道を進むのんとちゃうねんぞ」、「80歳なった時、俺より幸せやって自信もって言えたんなら、そん時もっかい俺をバカにせえや」と侑の胸ぐらを掴むシーンから分かる。

宮治（ハイキュー!!）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

宮治（みや おさむ）とは、古舘春一の高校バレーを題材にした漫画作品『ハイキュー!!』に登場する稲荷崎高校の2年生でウィングスパイカー。主人公の日向翔陽（ひなた しょうよう）、影山飛雄（かげやま とびお）の在籍する烏野バレー部が“春の高校バレー”全国大会に出場した時、2回戦の対戦相手として登場する。宮治の在籍する稲荷崎高校は、その大会で優勝候補と目されていた。宮治には双子の弟で「高校生ナンバーワンセッター」と言われる宮侑（みや あつむ）がいる。

北信介（きた しんすけ）