宮治(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ
宮治(みや おさむ)とは、古舘春一の高校バレーを題材にした漫画作品『ハイキュー!!』に登場する稲荷崎高校の2年生でウィングスパイカー。主人公の日向翔陽(ひなた しょうよう)、影山飛雄(かげやま とびお)の在籍する烏野バレー部が“春の高校バレー”全国大会に出場した時、2回戦の対戦相手として登場する。宮治の在籍する稲荷崎高校は、その大会で優勝候補と目されていた。宮治には双子の弟で「高校生ナンバーワンセッター」と言われる宮侑(みや あつむ)がいる。
宮治のプロフィール・人物像
所属:稲荷崎高校(2年1組)
ポジション:ウィングスパイカー
背番号:11
身長:183.8cm/体重:74.5kg(高校2年1月)
誕生日:10月5日
兄弟構成:双子
好物:めし
最近の悩み:人生最期の日に何を食べるか決められる気がしない事
CV:株元英彰
宮治は、高校バレー界では、宮侑と並んで「高校生最強ツインズ」と呼ばれる。宮治は落ち着きのある性格だが、言動は侑より一枚上手で、双子の侑に負けず劣らず、大変な負けず嫌いだ。お互いに努力してお互いを超えようとする。宮兄弟は高校バレー界ではアイドル的存在で、宮治・宮侑の団扇をもった女子が多く応援に訪れていた。稲荷崎高校は全国を戦う文字通りの強豪校、中高一貫の寮生活というスタイル。宮治と宮侑がルームメイトとして同じ部屋で暮らしているシーンが描かれている。宮治はとにかくご飯が好き。なんでも美味しそうに食べる。高校でバレーを辞め、”おにぎり宮”を起業する。お店で使うお米は、1学年上で主将をしていた北信介(きた しんすけ)と生産契約をしている。
宮治のポジション・能力
宮治は、関西の強豪校・稲荷崎高校の2年生でウィングスパイカー。稲荷崎高校は、前年の春高全国では3位、インターハイ準優勝の成績を残してきた「最高の挑戦者」であり、2013年春高バレー全国大会では優勝候補と目されていた。宮治は、試合で「オポジット」というポジションでセッター対角に入る。双子の弟・宮侑は「高校ナンバーワンセッター」と言われ、宮兄弟は「高校バレー界最強ツインズ」と恐れられている。2人は「たとえ宮侑を崩しても、双子の治が補完する」関係にある。宮治は強烈なジャンプサーブが武器で、長身を生かした稲荷崎のブロック陣にも組み込まれている。スパイクやサーブ、ブロックだけでなくセッターまでこなせるマルチな選手で、その実力は全国レベルである。
宮治の来歴・活躍
小学生時代
小学生のころバレーボールを始めた。1学年上のチームメイト尾白アラン(おじろ あらん)は、小学生の頃から双子を知っていて、双子が「アランの横文字の名前かっこいい!」と言ったり、元全日本選手のセッターではなくスパイカーのジバが良かったというような失礼な話をしたりするのを、(聞きたくなくても)聞いていた。
ある時、治が「セッターは一番うまい奴がやるクールなポジションなんやで」と言うと、侑は「じゃあ治セッターがええの?」と聞く。治は「いやスパイク打ちたい」と答えていた。
その後、侑が全日本のセッターに成長するとは、このときの双子にはまだ分からなかった。
中学生時代
双子は、その後中高一貫でスポーツの盛んだった稲荷崎高校(兵庫県)に入学する。チームメイトになった尾白アランは、当時は「上手いというより強いというかんじ」で、「闘争心が人一倍旺盛」だと双子を回想している。どちらかと言えば、治の方が一枚上手で「治に挑む侑」が良くある構図だったそうだ。中学生のとき、治がセッターを任されたこともあった。治も侑も負けず嫌いだったが、侑の方は“負けず嫌い”で収まらない何かがあるような気がしたという。その後、治に代わり、今度はセッターに侑が呼ばれた。
侑がセッターになってからは、見る度にセットの腕を上げていった。特に、治とのコンビは絶品で、「宮兄弟」は恐れられるようになっていったという。しかし、一生懸命バレーボールを練習してコツコツ上手になっていく”バレー馬鹿”の宮侑は、バレーボールで失敗をしたりする仲間に厳しくて、仲間から嫌われていると治に指摘されても気にしない性格だった。そんな侑を、アランは時々怖いと思ったと回想する。普通なら、他人・仲間に嫌われることはしんどいものだからだ。侑にとっては、治がいることで十分だったのだ。対する治は、「俺は絶対お前みたいにならんと心に決めた。人にやさしく生きるんや」と言っている。
高校生時代
宮兄弟がバレー界で名を馳せるようになっても、治と侑の関係性は変わらなかった。アランが回想している中で、侑の一番恵まれている点は体格より色んな能力より“治“だと思うと言っている。どちらかが追いつけないようなスピードで突っ走ったって、互いが互いに絶対ついてくる。双子は、そのことに苛立つ事もあるだろうが、二人はきっと競うだけ強くなっていく。宮治・宮侑が高校1年生のとき稲荷崎高校バレー部は、春高全国大会で第3位、インターハイでは準優勝の成績を残した。
春高全国大会烏野高校戦
漫画に描かれているのは、宮兄弟が高校2年生のときの春高全国大会からである。稲荷崎高校の初戦は烏野高校戦だった。1セット目から1点差の接戦が続き、烏野が先取した。実況も、「“最強の挑戦者”稲荷崎に対し、”未知の古豪”が第1セットを掻っ攫った!」と波乱の幕開けを告げる。試合では、全日本ユース合宿に呼ばれた烏野の1年生セッター影山飛雄(かげやま とびお)と、全日本ユース合宿で影山と一緒に過ごした稲荷崎の2年生セッター宮侑の「セッター対決」が見物となった。
2セット目は稲荷崎押せ押せの空気だった。宮治のサーブのターンで、侑が「今日のサーブは俺が圧勝」だと治に言うと、負けず嫌いな治は力んでしまい、強烈なホームランになってしまった。
宮治は「バレーボールの上手さ」が目立つマルチプレーヤーだ。小学生の頃はセッターをやったこともある。試合中もサーブやスパイク、ブロックだけでなく、難しいボールをレシーブする場面も多々あった。特に、宮ツインズがお互いにボールを運ぶときの相性が抜群に良い。侑がファーストタッチでネット際に上げたボールを、治がスパイクモーションからのセットアップで、尾白アランにトスを上げた素晴らしいシーンが何回か見られた。これには烏野のブロックの要である月島も治に釣られてしまった。
試合後半で、セッターの宮侑がネット際でジャンプした瞬間に合わせて、スパイカーの宮治が速いスピードのセットアップを上げ、日向・影山のプレーを真似たマイナステンポの速攻を繰り出してきた。双子ならではの絶妙なコンビネーションに会場はざわめく。治曰く、「飯食うとるみたい」にバレーボールをする烏野の日向に感化されて宮兄弟も更にバレーボールにノリノリになってきた。
高校2年生の宮兄弟は、烏野戦で敗退した。日向・影山の変人速攻を真似た双子速攻(バックアタック)で攻めた宮治と宮侑。自分たちの変人速攻のタイミングや、自分たちの変人速攻が無敵ではないことを知っている日向と影山がこれを止めた。長かった3セット目、最後は烏野1年生コンビのブロックで試合終了、烏野が宮兄弟率いる稲荷崎高校にセットカウント2-1で勝利した。
「優勝候補の一角、宮兄弟擁する稲荷崎高校が初戦で沈む!春高2日目、早くも今大会最大級の波乱です!いやあー全国大会の恐ろしさですねー」と、実況中継も少々興奮気味だった。
”おにぎり宮“を始める
宮侑はVリーグのムスビイブラックジャッカルに所属し、宮治は”おにぎり宮”を起業した。双子の弟の公式戦に出店し、侑の活躍を見守る。宮侑が所属するムスビイブラックジャッカルでは”おにぎり宮”も知られていて、チームメイトで梟谷学園出身の木兎光太郎(ぼくと こうたろう)も「宮治のおにぎり食いたい!」と言っている場面が出てくる。宮治のところには、春高全国大会にピンチサーバーで活躍した烏野の山口忠(やまぐち ただし)や、梟谷の木兎を支えたセッター赤葦京治(あかあし けいじ)らが、おにぎりを買いに来る。宮治は”おにぎり宮”で売り子をしながら試合を観戦していた。宮侑が初めて回ってきたサーブをサイドアウトすれば「はしゃぎすぎやねん」とツッコミを入れる。
ある日”おにぎり宮”に、宮侑がサーブの相談をしにやってきた。治は、侑を察して「新しいやつアカンくて、ほんで今まで決まってた方のサーブも引っ張られて、なんか全体的にアカンくなってんねやろ?」と言うと、図星だった侑は無言。今まで、侑はジャンプサーブとジャンプフローターサーブの二刀流だったが、それにハイブリッドサーブを入れて三刀流にしようと絶賛練習中だったのだ。ハイブリッドサーブとは、サーブにつく位置取りや歩数でジャンプフローターと見せかけて、強烈なジャンプサーブを打つことだ。侑は、治に相談して美味しいネギトロおにぎりを食べて、元気になって帰っていく。そして、ブラックジャッカルとシュヴァイデンアドラーズの試合で、ハイブリッドサーブを完成させ得点につなげた。そのとき、試合を観戦していた治は、思わずガッツポーズをとった。
宮治の関連人物・キャラクター
稲荷崎高校関係者
宮侑(みや あつむ)
宮侑は、宮治の双子の弟である。治と一緒に小学生の頃からバレーボールに勤しみ、努力して「高校ナンバーワンセッター」(全日本ユースのセッター)と言われるまでになった。天真爛漫で喜怒哀楽の表情が豊か。侑にとって治はいつも一緒で、兄弟以上の無くてはならない存在。2人はお互いに競えば競うほど成長した。社会人になると、侑はVリーグ・Division1のムスビイブラックジャッカルに所属し、オリンピックでは全日本代表として活躍した。
宮侑(ハイキュー!!)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
宮侑(みや あつむ)とは『ハイキュー!!』に登場する、優勝候補筆頭の強豪校「稲荷崎高校」のセッターだ。双子でバレーをしていて、「高校バレー最強ツインズ」と言われる。スパイカーを絶妙に操る高校NO.1セッターとして活躍する。誰よりも真摯で献身的なトスを上げる事を心掛けている。サーブでは高校時代は二刀流で、Vリーグでは三刀流と成長する。そのサーブでチームの流れを作っている。明るく飄々とした性格で喜怒哀楽の表情が豊か。バレーに関しては、毒舌な一面を持ち合わせている。日本代表のセッターとして活躍する。
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目次 - Contents
- 宮治のプロフィール・人物像
- 宮治のポジション・能力
- 宮治の来歴・活躍
- 小学生時代
- 中学生時代
- 高校生時代
- 春高全国大会烏野高校戦
- ”おにぎり宮“を始める
- 宮治の関連人物・キャラクター
- 稲荷崎高校関係者
- 宮侑(みや あつむ)
- 尾白アラン(おじろ あらん)
- 北信介(きた しんすけ)
- その他の関係者
- 日向翔陽(ひなた しょうよう)
- 影山飛雄(かげやま とびお)
- 宮治の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺ら相手に実験ブッコんできよったんか?」
- 「試合になると精神年齢5歳下がるの何なん」
- 「マジでボール来よった」
- 「プリン1個貸しや、3個パックのじゃねえやつ」
- 「ツムの方が、ほんのちょびっとだけバレーボール愛しとるからな」
- 「飯食うとるみたい」
- 「俺は、ずっと”飯”に関わる仕事やるって決めとってん」
- 宮治の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バレー部名物・双子乱闘
- 宮兄弟の見分けがつかない日向と影山
- 横文字の名前に憧れてお互いを「ツム」「サム」と呼び合うようになる宮兄弟
- 「妖怪世代」と呼ばれる三世代