ハイキュー!!の烏野高校まとめ

『ハイキュー!!』の概要

『ハイキュー!!』とは、高校バレーボールを題材とした日本の漫画作品及び、それを原作としたメディアミックス作品群。作者は古舘春一である。『週刊少年ジャンプ』で2012年より連載が開始され、2020年に完結を迎えた。
春高バレーのテレビ中継を見たことがきっかけでバレーを始めた小柄な少年・日向翔陽（ひなた しょうよう）は、地元・宮城県立烏野高校バレー部に入部。天才セッターの影山飛雄（かげやま とびお）ら仲間たちと共に全国大会である春高バレーへの出場を目指す。
本作の主人公は、烏野高校バレー部に所属する日向翔陽と影山飛雄である。そのため物語は、主に烏野高校バレー部にスポットを当てて進められる。そこで、物語で重要な位置を占める烏野高校について詳しく紹介していく。

烏野高校とは

烏野高校（からすのこうこう）とは、主人公の日向・影山が通う宮城県の学校である。正式名称は「宮城県立烏野高等学校」だ。漢字だけ見ると間違いやすいが、読み方は「とりの」ではなく「からすの」である。学校としての烏野高校は、ごく一般的な公立高校。普通科と進学クラスにわかれており、普通科の偏差値は40～50、進学クラスの偏差値は55～60くらいなのではないかといわれている。
『ハイキュー!!』では「烏野高校」や「烏野」というと、主に「烏野高校男子排球部」のことを指す。烏野高校は物語開始時の5年前までは、全国大会に出場するような強豪校であった。しかし、当時監督をしていた名将・烏養一繋（うかい いっけい）が引退して以降は弱体の一途を辿り、日向たちが入部した時点では良くて県ベスト8という状況である。その結果、周囲から「落ちた強豪"飛べない烏"」といわれていた。しかし、日向たち優秀な1年生の入部、烏養一繋の孫であるうかい烏養繋心（うかい けいしん）のコーチ就任をきっかけに、劇的なパワーアップを果たした。作中では春高バレーに出場し、優勝はできなかったものの素晴らしい戦績を残している。春高バレーのその後は新章へと突入。大学に通っている姿や、すでに働いているメンバーの姿などが描かれた。

烏野高校の選手・メンバー

日向翔陽（烏野1年）

烏野高校
クラス：1年1組
ポジション：ウイングスパイカー（WS）
背番号：10
身長：162.8cm（高校1年4月現在）
体重：51.9kg（高校1年4月現在）
誕生日：6月21日
好物：たまごかけごはん
悩み：ボールが片手で掴めない

このマンガの主人公である、日向翔陽（ひなた しょうよう）。彼は小学生の頃に見た春高バレーの「小さな巨人」に憧れて、中学ではバレーボール部に所属。最初は1人しかおらず、廊下やグラウンドにて1人練習することも。部員を何とか集め3年生の時に中学最初で最後の試合に出場したものの、影山がいる北川第一に惨敗。影山を倒すという目標を掲げ、「小さな巨人」がいた烏野高校に入学するものの、新入部員には影山の姿があった。
入学早々影山と問題（教頭のカツラを飛ばす）を起こし、入部届を受理してもらえない状況に陥る。対決を申し込み、試合中にトスが上がると同時に打つという最強の武器を手に入れ、入部許可を得ることができた。この武器は「サイン無し・合図無し」という「とんでもないコンビプレー」であったため、周囲から「変人コンビ」と言われるようになる。この武器は青城の選手達からは「神技速攻」と呼ばれ、烏養一繋からは「マイナステンポ攻撃」と呼ばれている。
他のチームメイトは日向のことを、速さに慣れるまで反応が難しく、警戒した相手ブロッカーを自身に集中させることで、味方スパイカーをフリーにする最強の囮と位置づけている。また、自分では気づいていないものの、どんな相手でも威圧する雰囲気を出すことがある。
背は高くないが、運動神経はとても良い。類いまれなるスピードと反射神経を持っていてジャンプ力も高く、勝利への執念も大きな武器である。しかし技術的な面はまだまだであり、プレッシャーにとても弱い。「エース」に憧れを抱いおり、かっこいい技名とかも好きな様である。
食欲旺盛なようで、帰り道にキャプテンが話し始めた時に一人肉まんを頬張っていたことも。勉強は嫌いで、60点満点の小テストで2ケタ以上の点数を殆どとった事がなく、頭はあまり良くない。

日向翔陽（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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日向翔陽（ひなた しょうよう）とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のミドルブロッカーだ。そしてこの物語の主人公だ。ミドルブロッカーとしては低身長だが、常人離れした瞬発力とずば抜けたジャンプ力を合わせ持つ高い身体能力を活かし、相手をかき乱す”最高の囮”として活躍する。向上心が強く努力を怠らない性格で高校卒業後は、単身ブラジルへ渡りビーチバレーで技術を磨く。そして日本代表ではオポジットとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。

CV：村瀬歩

日向翔陽の声を担当するのは、村瀬歩。『怪盗ジョーカー』のジョーカー役や『GANGSTA.』のウォレス・アルカンジェロ、『ディバインゲート』のブルーノなどを演じたことで知られる、幅広い声域を持つ声優。女の子のような声で演じることもある。生まれはロサンゼルスだが、高校までを愛知県で過ごしだ。芝居観賞が好きだったことが、声優を目指したきっかけだとのこと。自宅に人を招くことが苦手で、台本を届けに来たマネージャーさんも室内に入れなかったという逸話がある。

影山飛雄（烏野1年）

烏野高校
クラス：1年3組
ポジション：セッター（S）
背番号：9
身長：180.6cm（高校1年4月現在）
体重：66.3kg（高校1年4月現在）
誕生日：12月22日
好物：ポークカレー温玉のせ
悩み ：動物に嫌われているような気がする

もう1人の主人公である影山飛雄（かげやま とびお）。彼は非常に優秀なセッターだが、男子バレーの強豪校、北川第一中学校時代は、仲間を頼らず自己中心的なプレーをする「コート上の王様」だった。故に中学の大会では仲間から拒絶されたことも。この出来事は本人も相当堪えており、トラウマになっている様子。そのため影山に「コート上の王様」と言うと怒る
日向と高校で再会し最初の試合を行う中で、抜群の身体能力を持つ日向の活かし方に面白さを見出し、神業速攻をものにする。そして、他にも個性的なメンバーと出会う中でチームを信頼し始め、影山の意識は変化していく。試合中にストレート打ちが上手に出来なかった日向の前で打ち方を見せたり、ジャンプサーブでサービスエースを獲得したりするほどの腕前を持つ影山。セッターとしての技術だけでなく、アタッカーの素質も兼ね備えている。バレーボールは天才的だが、勉強は苦手。補習の時には白目をむいて寝ていたこともある。
白鳥沢学園への進学を希望していたが受験に落ち、烏野高校に入学。他にも勉強ができない模写がいくつかあり、学校での成績はあまり良くない。
バレーの能力は非常に高く、トス回しのセンスも抜群。自身の才能に胡坐をかかないストイックな面もある。顧問の武田は、影山の強さ・上手さの要因を「高いプライドとそれを上回る上達への貪欲さ」と話している。また、影山とは違ったタイプのセッター、菅原の存在もプラスになっている様子。セッターという自身のポジションを強い誇りを持っており、「敵のブロックを欺いてスパイカーの前の壁を切り開く。難しくてかっこよくて面白いのがセッターだ！」と発言している。

影山飛雄（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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影山飛雄（かげやま とびお）とは『ハイキュー!!』に登場する、烏野高校のセッターだ。天才的な技術でゲームを支配する”コート上の王様”。試合前に爪を研ぎ指の状態を整えたり、試合後バレーノートをつけるなどバレーに対してストイックだ。正確無比なトスワークを誇る、セッターとして秀でた素質を磨き続け、多彩な攻撃を自由自在に使い分ける。脅迫（しんらい）と自負を手に強靭なスパイカーを伴ってコートを統べる”真の王様”となった。日本代表のセッターとして活躍し、その翌年には海外へ行き、世界クラブ選手権に出場する。

CV：石川界人

影山の声は石川界人。『境界の RINNE』の六道りんね、『ワンパンマン』のジェノスや『ヘヴィーオブジェクト』のヘイヴィア＝ヴィンチェルなど数多くのメインキャラクターを担当している。声優を目指す時に両親から猛反対されたものの、熱心に説得し養成所に通い始めた。自分の声質に似た声優さんが在籍していない事務所系列の養成所を選んだそう。『テラフォーマーズ』に出演した時には、絶叫シーンで酸欠寸前になったこともある。

月島蛍（烏野1年）

烏野高校
クラス：1年4組
ポジション：ミドルブロッカー（MB）
背番号：11
身長：188.3cm
体重：68.4kg
誕生日：9月27日
好物：ショートケーキ
悩み：高校に入ってまた下の名前の読み方を色んな人に聞かれる

烏野高校バレー部で最も身長が高いミドルブロッカー。常に冷静沈着で、判断力に長けたクールな月島蛍（つきしま けい）。彼はバレーボールをたかが部活だと思い、自主練習はあえてしていなかった。それは、高校でスタメンに選ばれなかったにも関わらず、自分の前では選ばれたと嘘をつき続けていた兄の辛さを実感した故のこと。しかし、小学校からの付き合いである山口の一言や、遠征合宿で出会った他の学校の主将たちと関わるにつれ、少しずつバレーへの意識が変わっていく。春高予選の決勝戦で県内最強の学校・白鳥沢学園と当たった際は、持ち前の冷静さと巧みな駆け引き、粘りのブロックを駆使してトータルディフェンスの司令塔かつ最強の盾として大活躍した。
日向と影山には若干馬鹿にするような態度で接することが多かったものの、徐々に2人を認め始める。ただ、県内一のアタッカーの攻撃をブロックした際、日向に君もやりなよ、といった笑みを返したことも。また、赤点を心配する日向や影山に対して勉強を教えたこともある。その際は2人のあまりの出来なさ加減に怒ってしまった。

月島蛍（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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月島蛍（つきしま けい）とは、『ハイキュー!!』に登場する烏野高校バレー部の1年生。約190cmの長身と冷静な分析力を生かし、チームのブロック攻撃の要となる。「ブロックはシステム」と語り、烏野のトータルディフェンスを成功に導く。性格はシニカルな毒舌家。周囲に刺々しい発言ばかりするが、真正面から話をされるのが苦手で、ストレートな物言いには大人しくなる。音駒の黒尾や梟谷学園の木兎からブロックの技術やバレーの楽しさを教わる。チームメイトの山口とは、少年バレー時代からの幼馴染で親友である。

CV：内山昂輝