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岩井宗久（ペルソナ5）の徹底解説・考察まとめ

岩井宗久（いわい むねひさ）とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の5作目に登場するキャラクターである。渋谷の裏通りに店を構えているミリタリーショップの店長。本作の「武器屋」の店主にあたる人物であり、サブ要素・コープ「刑死者」枠を担当してもいる。モデルガンのカスタムが得意で、P5主人公達「怪盗団」が使う銃のカスタムもしてくれる。P5主人公とは、彼が客として店にやってきた時に知り合う。宗久作の改造銃を欲しがるP5主人公を利用し、己の「シゴト」を手伝わせるようになる。

宗久の名前の由来は、戦国時代に実在した人物がもとになっているとされている。それが商人であり、茶人でもあったとされている人物・今井宗久（いまい そうきゅう）である。武器、火薬の調達、銀山の開発等を行い、政商として活躍していたといわれている。当時、天下に一番近いところにいた織田信長（おだ のぶなが）とも深い関わりがあり、千利休等の有名な茶人と共に信長の茶頭であったと伝えられてもいる。ただし、時折茶頭としての仕事をするだけで、常時織田信長に仕えていたわけではないともいう。本能寺の変にて信長亡き後は、豊臣秀吉（とよとみ ひでよし）の茶頭であった。だが茶人としてよりも商人として生きていたからか、次第に茶人としての活躍は薄れていくようになってしまう。
下の名前の読み方が「そうきゅう」である一点を除けば、『ペルソナ5』の武器職人である宗久とは同じ名前の字面・似た経歴を持つ人物だといえる。下の名前を「むねひさ」にしたのは、現代に合わせてのものだと推測される。なお、戦国時代の商人が名前の由来に使われた理由については不明。

『ペルソナ4』に登場していた、岩井宗久役の声優・江川央生

『ペルソナ4』に出演していた江川央生（えがわ ひさお）が演じていた、「だいだら.のオヤジ」。

宗久を演じた声優・江川央生（えがわ ひさお）は、『ペルソナ5』の前作にあたる『ペルソナ4』にも出演している事が判明している。演じたキャラクターは、『ペルソナ4』の舞台である田舎町「八十稲羽市」（やそいなばし）の商店街に店を構える金属細工店の「だいだら.」の店主である。名前はないキャラクターではあるが、「アート」と称して様々な武器・防具を取り扱っている為、宗久同様に「武器屋」として本編に大きく関わってくる人物となっている。また厳めしい顔つきをしたキャラクターともなっており、この点もまた人相の悪い宗久に似ている。つまり江川央生は、2作品連続で同じ役割・似た外見のキャラクターを演じていた事になる。

棒付きキャンディを舐めるのは禁煙の影響

宗久の癖は棒付きのキャンディを舐めてしまうことだ。実際、作中ではほぼ常にキャンディをくわえている。公式解析書の「ペルソナ5 マニアクス」によれば、これは薫のために禁煙して以降の癖であるとのこと。タバコをやめて口が寂しくなったことが窺える。

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