下らなくても、今だから見るべき!超文明を持った火星人大侵攻『マーズ・アタック!』

あのティム・バートン監督によるB級SF映画です。しかし俳優陣が豪勢!ジャック・ニコルソンにピアーズ・プロスナン、グレン・クローズ、ナタリー・ポートマン、マイケル・J・フォックス、アネット・べニングにダニー・デビート!無駄に豪華な俳優陣が、ともすれば「お馬鹿」ととられるB級映画で楽しそうに(見える)熱演!その肝心の中身とは!?

出典: prismmm.com

恋人とられるわ、いいところなし。

ピアース・プロスナン

5代目ジェームズ・ボンド。
【役どころ】スカした科学者。歓迎会で発砲し、釈明したいという火星人大使がまたも平和の使者を装って攻撃した際「論理的じゃない!」と抗議し、護衛兵に殴られて宇宙船に連行。バラバラ状態で生かされて最後は爆死(宇宙船の爆発に巻き込まれたというだけであって、特に彼らが何かしたわけじゃありません)です。サラ・ジェシカ・パーカー演ずるナタリーとはラブラブモードになり、「ずっと君が好きだったんだ」などとのたまっておりました。この役にはトミー・リー・ジョーンズ(『メン・イン・ブラック』シリーズや、缶コーヒー「BOSS」のCMに登場)、ヒュー・グラントなどが候補に挙がっていたそうです。

出典: prismmm.com

「高度な文明を持った彼らは野蛮じゃありません」と自信満々。

アネット・ベニング

アカデミー主演女優賞ノミネート経験あり。
【役どころ】スピリチュアル大好き女性として登場。何故か火星人を平和の使者と勘違いしていました。火星人による度重なる破壊、殺人行為に失望してお酒を飲んだり、ちゃっかり生き残ったりします。

ダニー・デビート

『バットマン』でペンギンという悪役を演じ、その後も『ツインズ』という作品でアーノルド・シュワルツェネッガー氏と双子の役で共演するなど活躍。監督業もこなします。
【役どころ】俗物のギャンブラー。火星人が迫っているのにまったくもって危機感なし。ロレックスで懐柔しようとするもののあっさり火星人に殺されますが、死に際が若干派手な演出でした。

ロッド・スタイガー

『夜の大捜査線』と言う作品で、英米合わせてアカデミー賞を三つ受賞。この作品はゴールデングローブ賞も受賞。
【役どころ】タカ派の将軍。火星人の艦隊が押し寄せていると聞けば「国民には知らせるべきではない!」と声高に叫び、議会で発砲した火星人を迎撃するためにノリノリで銃を撃ちまくったりの軍人気質。大統領から「私が間違っていた、武力で解決する!」と聞けば間って間sたとばかりに核攻撃の命令書まで出す始末です。小さくされても威勢よく銃を撃って弾切れになった銃を投げつけ吠えるさまは軍人の鑑ですが、踏みつぶされちゃいました。

裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

セットじゃなかった

ジャック・ニコルソン演じる実業家が「火星人使ってこんなビジネスをやるぜ!」と会議していた、宇宙船をモチーフにしたような建物。火星人の攻撃で破壊されますが、実はもともと取り壊しの決まっていた本物のホテルでした。ビル爆破を生業とする一家が行ったんですが、セットではないため一発勝負。しかも監督ティム・バートンの「根元に火星人のビームが当たって、縦に割れて、それから倒れるようにして」という無茶ぶり同然の注文通りにしなくてはなりません。

出典: www.ntv.co.jp

まず根元部分にビームが直撃したことを示す煙のエフェクトを入れて、前部分は内部をあらかた取り去り脆くしたことで、注文通りの破壊シーンが撮れたそうです。

DVDに

英語版、日本語版の他火星語版があるそうです。

えどまち
えどまち
@edono78

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