【進撃の巨人】べルトルト「もし僕とアニの性別が逆だったら」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はベルトルトとアニの性別が逆転してしまいます。 高身長女子のベルトルトとクール男子のアニは戦士として使命を果たせるのでしょうか?※欝展開があるので注意です。
271: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:48:36 ID:nHeIrx0U
<イェーガー!五時間グラウンドを走って頭を冷やしてこい!!
<は、ハッ!!!
ミカサ(………エレンの様子がおかしい…原因は一つしか無い…あの日から、対人格闘の度に組んでいる…あの女)
ミカサ(あの女と関わってエレンは変わってしまった…私はどうするべき?エレンから彼女を引き離すべき?)
ミカサ(しかし…エレンはそれを望むのだろうか。私の勝手な願いでエレンを失望させるなど許せない。ならば…)
ミカサ(逃げる訳にはいかない…)
272: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:53:13 ID:nHeIrx0U
教官「今回の立体機動学はここまでだ!各自予習復習しておくように!!」
当番「全員起立!!ありがとうございましたっ!!!」
訓練兵「ありがとうございましたっ!!!」
ガヤガヤ ゾロゾロ……
クリスタ「うう…頭パンクしそうだよ…」プシュー
ユミル「今日は盛り沢山だったな。こりゃ近いうちに野外演習が来ると見た」
273: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:58:23 ID:nHeIrx0U
ベルトルト「野外かぁ…訓練所近くに確か森があったからそこかもね」
ユミル「…つーかベルトルさんよぉ。今日もまた随分と要らん恥かかされてたなぁwwwww」
ベルトルト「わ、忘れようと思ってたのに……」
サシャ「女子の胸元をガン見なんて不届き千万ですね!罰としてエレンの食事は私が貰っても構いませんよね!!」
ユミル「その言い分だと教官含む今期の男共ほぼ全員の飯がお前の胃袋に納まる事になるな」
274: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:06:33 ID:nHeIrx0U
ミカサ「ベルトルト」
ベルトルト「ひ!!??」ビクブルンッ
ミカサ「…?どうしてそんなに驚いているの?」
ユミル「背後から突然現れたからだろ」
ミカサ「申し訳無かった。それよりもベルトルト、今から話があるので寮裏に来て欲しい」
ベルトルト「え…(嫌な予感しかしないんだけど)」
275: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:13:33 ID:nHeIrx0U
ミカサ「…今日は都合が悪い?悪いのなら空いてる日を教えて欲しい。合わせよう」
ベルトルト「いや、大丈夫だよ、だけど…」
ミカサ「それなら良かった。それでは先に待ってる」
スタスタスタ…
ベルトルト(えーーーー…?)
クリスタ「…あっという間に予定取りつけてあっという間に立ち去って行ったね」
ユミル「殺されんなよwww」
ベルトルト「!?」
276: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:18:39 ID:nHeIrx0U
寮裏
ミカサ「来てくれてありがとう。時間はそんなにとらないから安心して欲しい」
ベルトルト「い、いや、時間はあんまり気にはしてないから…」ビクビク
ミカサ「早速だけど本題に入る」
ベルトルト(切り替え早いよ)
ミカサ「ベルトルト、あなたはエレンの事をどう思ってる?率直な意見を聞かせて欲しい」
ベルトルト「どう…って…?」
277: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:23:15 ID:nHeIrx0U
ミカサ「どうも対人格闘が始まったあの日から、エレンはあなたの事を気にしているみたい」
ベルトルト「…そうなの?(確かに顔をジロジロ見てくる時は多いけど)」
ミカサ「…エレンは私の家族」
ベルトルト「…家族」
ミカサ「詳細は省く。とにかくエレンは私のたった一人の大切な家族」
ミカサ「エレンがそうと決めた相手ならば私は覚悟を決めるつもり…だけどあなたがエレンにとって有益な人物か否か私には分からない、だから…」
ベルトルト「……それはおかしいよ、ミカサ」
278: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:30:22 ID:nHeIrx0U
ミカサ「おかしい?どこが?」
ベルトルト「その人が良い人なのかどうかなんて、こんな僅かな時間で解る訳ないのに」
ミカサ「た、確かに、そうだけど」
ベルトルト「もし悪い人だったらどうするの?」
ミカサ「え」
279: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:35:43 ID:nHeIrx0U
ベルトルト「もし君の目の前の私が、凄く悪い人だったら、どうするの?」
ミカサ「……!?(ゾク)」
280: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:39:56 ID:nHeIrx0U
ベルトルト「…私はエレンの事を、良い訓練仲間だと思ってるよ」
ミカサ「…訓練、仲間?(今のは何?同じ人なの…?)」
ベルトルト「きっと…エレンもそう思ってるはずだよ」
ミカサ「…つまり、そういう意味で、好きと言う感情は持っていない、と?」
ベルトルト「うん(好きな相手は他に居るしね…)」
ミカサ「…どうやら私は早とちりをしていたようだ。ごめんなさい、てっきり…」
ベルトルト「気にしないで」
281: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:44:05 ID:nHeIrx0U
お風呂
チャポーン…
クリスタ「……」
サシャ「ふぅ~いぃ…」
ユミル「……」
ベルトルト「……」
ミカサ「……」
282: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:49:09 ID:nHeIrx0U
ユミル「…何か今日は珍しいのがいるなオイ」
ミカサ「気にしなくて良い。ベルトルトを疑ったお詫びをするために一緒に入ったまでの事。私の事はオブジェか何かと思ってくれて構わない」
ユミル「こんな存在感あふれるオブジェがあるか」
クリスタ「まぁまぁ…でも私達と一緒に入るのって初めてよね。わぁ~ミカサって腹筋がもう付いてる!凄いなぁ」
ミカサ「エレンを守るため。まだまだ足りないくらい」
サシャ「ミカサってエレンの事ホントに大好きなんですね~」
ミカサ「!? え、え、エレンは家族、家族を守るのは、と、とうぜん…」
ユミル(なるほどこいつはこの方向から弄ればいいんだな)
283: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:53:49 ID:nHeIrx0U
ミカサ「そ、そんなことより、私はベルトルトの巨乳について知りたい。後学のために」
ベルトルト「え」
ユミル「触って確かめるのが一番だぞ。よっし久しぶりに谷間に手挟めさせろよ」ギュッギュムッ
サシャ「ならば私は左の横乳を押さえます!!!」モギュ
クリスタ「それじゃ私は右!」モギュゥ
ミカサ「では私は下乳から手を入れさせてもらおう」ギュウ
ベルトルト「ちょ」
バシャバシャ……
284: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 22:55:29 ID:nHeIrx0U
ミカサ編おしまい
290: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 00:34:04 ID:LH/unzfg
女子寮
サシャ「いやぁ~いい湯でしたね~」
ユミル「最近の風呂場での楽しみはお前の泳ぎを眺めることだな」
サシャ「へへっ!村でも泳ぎは褒められました!」
ユミル「いや褒めたわけじゃねーよ」
クリスタ「湯上りの黒髪って色っぽさが増すわよねぇ」
ミカサ「そうだろうか、そんなことは初めて言われた…」
ワイワイ
291: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 00:39:24 ID:LH/unzfg
ベルトルト(…もうすぐ八時。定期集会の時間か。そろそろ行ったほうがよさそう)
ベルトルト(…体洗ったし、変なにおいとかはしない…かな)クンクン
ベルトルト(…いや、べ、別に二人っきりになるわけじゃないんだし!…そんな事気にしても…)
ベルトルト(…一応髪櫛で梳いとこ…)スッスッ
292: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 00:43:49 ID:LH/unzfg
ワイワイ ザワザワ
ベルトルト(外出する人結構いるな…よしこのタイミングで…)
ユミル「おうベルトルさん、外出か?」
ベルトルト「え、うん。消灯前には帰ってくるから」
ユミル「…ふーーん…」ニヤニヤ
ベルトルト「?」
293: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 00:49:32 ID:LH/unzfg
ユミル「なあ、このヘアピン使うか?」
ベルトルト「え、可愛いねこれ…ユミルの?」
ユミル「おう、ヘアバン買うときおまけで付いて来たんだけどよ、私の趣味じゃねーからくれてやるよ」
ベルトルト「…クリスタにあげたら良いんじゃ…」
クリスタ「それ、私も持ってるのよ。だからベルトルトが持ってると良いわ」
サシャ「確かに花の飾りとか、ユミルにはファンシー過ぎますよね~」
ユミル「一言よけいだ」
ベルトルト「…ありがとう」
294: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 00:55:54 ID:LH/unzfg
ユミル「どうせならここで着けてっちまえよ。こういうのあっただけで相手の反応は変わるもんだぜ?」ニヤニヤ
ベルトルト「!?」
クリスタ「相手……え、ベルトルト、今から逢引……///?」
サシャ「なんと!!お相手は!?どなたですか!?最近対人格闘で一緒になるジャンですか?それとも…」
ミカサ「エレンだったら姑は私ということになるのでくれぐれも宜しく」
ベルトルト「違うから!エレンじゃないから!…って逢引なんかじゃないよ!」
ユミル「うそこけ、やたら入念に体洗ってたくせにwww」
ベルトルト「」
295: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 01:01:05 ID:LH/unzfg
ユミル「ま、とにかくヘアピンは着けてろよ、髪が楽になるからさ」
ミカサ「あとこの椿油を髪に付けると良い。髪がツヤツヤする」ササッ
サシャ「あとウチの村で女衆が作ってた香油を貸します!首筋に…いやもういっそ谷間に塗りこみましょう!!服めくりますよ!!」バサ
ユミル「いやいやサシャ、どうせなら下乳に塗ってやれ」ヌリヌリ
ミカサ「じゃあもう内股にも塗ってったほうが良い」
ユミル「何だその淫魔のひらめきはwwwwwww」
クリスタ「ほんとは服も変えたほうが良いわよね…いやでもこの野暮ったいのが逆にソソるのかも…」ブツブツ
ベルトルト(口出しするスキが微塵も無い)
297: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 19:27:52 ID:LH/unzfg
数分後
ベルトルト「じゃあ……行ってくるね」ツヤツヤ
ユミル「いってらwwwきちんと戻って来いよwww」
ベルトルト「も、戻ってくるよ」ツヤツヤ
サシャ「まあ、こんだけ磨いたのに手を出さないってのも失礼な話ですけどね」
クリスタ「頑張って!お土産話期待してるから!」
ミカサ「健闘を祈る」
ベルトルト「だ、大丈夫…すぐ帰ってくるから…」ツヤツヤ
298: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 20:47:32 ID:LH/unzfg
ユミル「お~いベルトルさんwww」
ベルトルト「だ…大丈夫だってば、そんなことにはならないから…」
ユミル「戻って来いよ。キチンと」
ベルトルト「? 分かってる…」
バタン
299: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:05:38 ID:LH/unzfg
ベルトルト「! アニ!」
アニ「一ヶ月ぶりだな」
ベルトルト「うん……ライナーは?」
アニ「食料庫当番だと。あと10分くらいしたら来るんじゃないか?」
ベルトルト「そうなんだ……」
300: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:10:50 ID:LH/unzfg
アニ「……」
ベルトルト「……」
ベルトルト(匂いキツすぎないかな…?こういうの肌につけるの初めて)スンスン
ベルトルト(緊張するなあ…二人っきりなんて何年ぶりだろう…何話したら良いのかな?)
ベルトルト(こういう時、男子だったらなぁって思うよ…共通の話題もあっただろうし…いやこんな性格だし、今と変わらないか…)
ベルトルト(もし男の子だったら……もし私とアニの性別が逆だったら……)
301: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:17:35 ID:LH/unzfg
べルトルト「もし僕とアニの性別が逆だったら」
302: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:24:16 ID:LH/unzfg
ーーーーー
「もし僕とアニの性別が逆だったら」
「うんうん、もしそうだったら?聞かせて聞かせて!」
303: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:30:58 ID:LH/unzfg
「もし僕とアニの性別が逆だったら…」
「うんうん!つまり君が女の子になるってことだよね!」
「…女友達を作りたい」
「うんうんだろうね!君異性の免疫少なそうだしね!ちょっとモブリットきちんとメモ取ってる!?聞き逃すんじゃないよ!」
「分かってます!ですから分隊長!対象からもうすこし離れて下さい!!」
304: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:37:34 ID:LH/unzfg
「…友達と仲良く食事したい」
「うんうんだろうね!任務上君達は人間と仲良くなる訳にはいかないだろうからね!」
「…相談とか、のってもらいたい」
「うんうんだろうね!若い身空で大変な事任されちゃって!誰にも相談とか出来なくて苦しかっただろうね!」
「…くだらない事で笑いたい」
「うんうんだろうね!君ってば中途半端に真面目そうだし彼みたいに壊れきる事は出来なくていつも微妙な半笑いだったでしょ!そうでしょ!」
305: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:43:09 ID:LH/unzfg
「もし…もし…」
「ほらー続き!続き!」
「分隊長!近過ぎですってば…!お願いですから…」
「もし僕とアニの性別が逆だったら」
「また最初から!?しょうがないなもう~何度だって付き合っちゃう!!んでんで!」
「もしも…もしも…も、し………あ、ああああ!!!あああああ!!!」
306: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:49:38 ID:LH/unzfg
「まずい!分隊長、対象の痛覚が復活します!」
「あああああ!ああああああ!ああああああ!」
「ああ~んまた振り出しだぁ!モブリットすぐに注射!!」
「あ、申し訳ありません在庫切れです。すぐお持ちします!ですから決して無茶はなさらないで下さいよ!腕が無いからって油断しないで…」
「わ~かったわかった!!はい行ってきな!!」
バタン
307: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 21:58:05 ID:LH/unzfg
…ガチャ
「どうも…」
「あーエレーン!やっほー!」
「…俺が壁外調査で離れてるうちに凄い実験してるんですね…」
「あー驚いたかな?」
「そりゃ…驚きますよ…」
308: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:05:11 ID:LH/unzfg
「人間形態を保たせたまま、両手と腰から下を切断…しかも頭まで開けて……随分と悪趣味な事を…」
「いや~もともとはうなじ以外をどれだけ傷付けると意識を飛ばすかの調査だったんだけどね!」
「それが回り回ってこんな惨たらしい有様に…ですか」
「なかなか頑強でびっくりだよ!やっぱりこれも巨人化の能力の賜物なのかな、本当はエレン巨人でやってみたかったんだけどね~」
「俺でするつもりだったのか…」
311: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:13:19 ID:LH/unzfg
「…こいつは…ベルトルトは…こんなので生きてるんですか…」
「うん、薬注射してるからね」
「薬?注射……?」
「鎧くん実験の時に開発した一種の麻酔みたいなものさ、巨人能力者専用のね。頭開けた時、さすがにやばくて、苦し紛れにそれ注入したんだ。そしたらなんとか一命は取り留めた」
「………」
「でもね、その後面白い事が起こってさ」
「…面白い事…」
312: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:18:35 ID:LH/unzfg
「”もし僕とアニの性別が逆だったら”って言い出したんだ」
「は………?」
「一瞬、下半身取っ払った影響でも出たかと思っちゃったけど、すぐに薬で見てる幻覚だと思ったよ。だってそんな事今まで一度も口にしたことなかったから」
「…幻覚……」
「私もう驚いちゃってついつい”逆だったら?”って聞いたんだ。そしたらね!”女友達が欲しい”って返したんだ」
「…………」
「それからもう楽しくってさ!!色んなこと聞いちゃったんだよね。彼もいちいち返してくれてさ~…ああ一連の質疑応答はモブリットが全部メモってるから私に聞くよりかそっち読んでね」
313: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:24:39 ID:LH/unzfg
「……」ペラ
「……!?こいつ一か月間ずっとこのままなんですか!?」
「一回五体満足のままで注射してみたことがあったんだけど、どういう訳か全然薬が効かなかったんだ。これくらい欠損してないとダメみたい。だからしょうがないよ」
「しょうがない……」
「でさ聞いて、このインタビューを始めて暫くしたら、邪魔者が出るようになった」
「……」
「彼元々真面目なんだろうね、たまに現実…いや、彼らが言う所の”戦士”っていうの?が邪魔してくるようになったんだ」
314: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:29:55 ID:LH/unzfg
「戦士が出てくるとね~楽しい訓練生活から急に自分の任務を思い出して話の流れを変えてしまうんだ。それも面白いんだけどね~私としては若々しい青春生活の話をもっと聞きたいわけさ」
「あなたらしくないですね」
「あはは、モブリットにも言われたわ!だからさ、戦士が出現する度薬を追加しなくちゃならなくて目ぇ放せないんだよ!」
「……あなたは……」
「お待たせいたしました分隊長!無事ですか!?」
「待ってたよモブリット!!!早速続きといこう!!そんな訳だからごめんねエレン!メモ持ってって良いから一旦外出てくれない?」
バタン
315: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:33:18 ID:LH/unzfg
部屋から締め出された俺は握っていたメモのページを進めた。
メモの中にはありえない世界が広がっている。
318: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:38:14 ID:LH/unzfg
女になったベルトルト。男になったアニ。
初めての女友達は食いしん坊のサシャ。
ユミル、クリスタ、ライナー、ジャン、コニー、マルコ、俺、アルミン、ミカサ…。
最初、全然同期の名前を覚えられなかったこと。
立体機動の適性検査で教官に嫌がらせをされたこと。
風呂場で友達とはしゃいだこと。
俺とアニの第一印象が最悪なこと。
ユミルに寝相を笑われたこと。
俺と対人格闘で組んで、ミカサに目をつけられたこと。
ミカサと仲直りをしたこと。
ユミル達に後押しされ、アニに告白を…
俺はメモを閉じた。とても最後まで読めそうにない。
説明の出来ない感情に押され、無性に泣きたくなった
319: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:42:15 ID:LH/unzfg
もしも普通に生まれていたら、もしも友達がたくさんいたら。
もしも俺達と普通に出会えたら、もしも……。
メモに記された夢物語。あたたかい日々。
きらびやかな思い出。なごやかな時間。
あるはずのない平穏。紙切れの中だけの理想郷。
ふと、悲しい考えが頭に浮かんだ。
これは幻覚なんかじゃなくて、あいつ自身がこうでありたいと願った姿なのではないだろうか。
ライナーみたいに完全に壊れるに至らず、ずっと心に押しとどめていた仮の姿だったのでは…。
320: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:46:57 ID:LH/unzfg
勢いよく頭を振り思考をストップさせる。これ以上を考えるのは恐ろしかった。
そもそも俺は、彼のことをそんなに詳しくは知らないのだ。そうと断言するのはやめておこう。
……それにこんなところで時間を食ってる場合ではない。
今からまた璧外遠征がある。集合場所に行かなければ。
「………」
「………」
「…!…!」
実験室から三つの声がする。一つは分隊長、一つは分隊長を諌めるモブリットさん、一つは…。
早足で歩く。その内全力疾走になり、声はどんどん遠ざかっていった。
部屋の中は今もあの世界が続いているだろう。
321: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:50:17 ID:LH/unzfg
ーーーーー
アニ「なあ聞いてるか?」
ベルトルト「……え!?あ……アニ、今何か言った…?ごめん、私聞いてなかったかも」
アニ「…大した話じゃねえから別に良い」
ベルトルト「ごめん、ごめんね…」
アニ「そんなに謝らなくて良いって」
322: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 22:55:47 ID:LH/unzfg
ベルトルト「私、最近…頭がボーッとすることがあって」
アニ「…頭が……?」
ベルトルト「頭の中に誰かがいて、その人が私を呼んでいて、声のした方に意識が引っ張られてるんだ。それから逃れようと集中すると凄く…ボーッとする。…対人格闘の初日とか、特に酷かった気がする」
アニ「そんなことが…?」
ベルトルト「…頭痛って訳じゃないんだ。ただ頭がボーッとして…きっと何ともないよ。変なこといってごめん」
ベルトルト(一度変な夢まで見たなんて流石に言えないや)
アニ「……辛かったら医務室行けよ。お前変に隠すから」
323: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:00:05 ID:LH/unzfg
ベルトルト「…ライナー遅いなぁ」
アニ「…おっせーなぁ…教官チェックでも入ってるんじゃねえのか……」
ベルトルト「そうかもね…」
アニ「……なぁベルトルト、さっきからお前の方から匂いが…」スンスン
ベルトルト「え!? あ、友達から…香油借りたんだよ」
アニ「ふーん…?」クンクン
ベルトルト「う、うん…」
アニ「…俺匂いはあんまり詳しくねえが、悪くないんじゃないか?」
ベルトルト「本当に!?…後でお礼言わなくちゃなあ…」
アニ「お前に友達が出来て良かったよ。笑う時間が増えて」
ベルトルト「うん。アニはどう…?」
324: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:03:59 ID:LH/unzfg
アニ「俺は基本、ライナーに引っ付いてんだが、最近はアルミンと座学で一緒になるな。死に急ぎ野郎の話題で盛り上がっちまった」
ベルトルト「…そっかぁ」
アニ「ああ」
ベルトルト「…楽しいね」
アニ「ああ」
325: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:07:38 ID:LH/unzfg
アニ「…入団式んときの話覚えてるか?」
ベルトルト「…覚えてるよ」
アニ「お前は今どう思う。いや、どうしたい?」
ベルトルト「……私は……嫌だな……あ、ライナーが嫌いってわけじゃないんだ。そういう事じゃなくて」
ベルトルト「自分の不甲斐なさを、ライナーに押し付けるのは、嫌だ」
ベルトルト「ここで色んな人たちと接して分かったよ。確かにライナーに頼るのは楽だけど…目の前の現実から逃げるのはずるいなって」
アニ「……そうか。お前がそう思うなら、強制はしないさ」
ベルトルト「うん…」
326: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:11:23 ID:LH/unzfg
アニ「…でっかくなったな」
ベルトルト「ああ、よく男子にも女子にもからかわれる…」
アニ「胸の話じゃねえよ、身長だ、身長。故郷にいた頃は村で一番のチビだったくせして」
ベルトルト「…やっぱりアニも小さいほうが良かった?」
アニ「は?」
327: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:15:54 ID:LH/unzfg
ベルトルト「こんなに大きい女なんて…嫌だよね」
アニ「? デカかろうが小さかろうが、お前の中身はそのままなら何も違わない」
ベルトルト「そっか…」
アニ「良いじゃねえか、デカ女もそれなりの需要があるんだから」
ベルトルト「…やだよ、アニ以外にそんな気持ち持たれても」
アニ「……へぇ?」
ベルトルト「…つい口が滑った。聞かなかったことにして」
328: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:20:19 ID:LH/unzfg
アニ「目の前の現実から逃げるのはずるいんだろ?もう一回言ってみな、聞こえなかったんでね」
ベルトルト「…聞こえてたでしょ?」
アニ「…」
ベルトルト「君のそんな顔、初めて見た」
アニ「言ってみな」
ベルトルト「…」
329: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:22:23 ID:LH/unzfg
ベルトルト「………アニ、僕は君が………」
330: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/31(月) 23:24:46 ID:LH/unzfg
「あ、あ、あ、あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ………!」
【完】
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進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
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進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。
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北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!
北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。
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進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。
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進撃の巨人の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『進撃の巨人』とは諫山創によるダークファンタジー漫画及びそれを原作としたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。この記事では、『進撃の巨人』のアニメに使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画、アニメ映画などの主題歌を紹介する。
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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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