【進撃の巨人】べルトルト「もし僕とアニの性別が逆だったら」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回はベルトルトとアニの性別が逆転してしまいます。 高身長女子のベルトルトとクール男子のアニは戦士として使命を果たせるのでしょうか?※欝展開があるので注意です。
135: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:08:32 ID:Klp8rZrI
アニ『おっぱいなんか大きくなって何が良いんだ?』
ライナー『うちの母ちゃんなんかいっつも肩こりしてるぞ!』
大人『そうそう、肩こりしちゃうくらい大きくなるよ~』
ベルトルト『肩こり……』
大人『もうど~んとね!』ジャスチャー
ベルトルト『(ブルッ)そ…そんなの要らな…』
大人『はいじゃ、次鎧の巨人になりたい子~』
ベルトルト『……』
136: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:13:27 ID:Klp8rZrI
ベルトルト『その時、あまりにも…軽い調子で言われたものだから、本当は冗談かもしれないと思っていた』
ベルトルト『だから次の日の朝、いきなり身長が3センチも伸びた時、鏡の前で悲鳴をあげてしまった』
ベルトルト『そして思い知ってしまった。自分は重大なことに選ばれてしまったのだと』
ベルトルト『次の日は1センチ、そのまた次の日は0.5センチ…』
ベルトルト『一ヶ月も過ぎた頃には私の身長は四人のなかで誰よりも大きくなっていた』
137: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:19:03 ID:Klp8rZrI
ベルトルト『アニとライナーがそれを羨ましそうに眺めていたが…』
ベルトルト『日に日に身体が変わっていく様が目に見えて分かって、怖くて怖くてしょうがなかった』
ベルトルト『巨人体を受け止める準備がもう出来ている…何時でも化物になれる…そんな恐怖が…』
ベルトルト『………ちなみに胸の成長はあとから急に来たので、開拓地で変な大人から”触らせてくれ”と言われまくって大変だった…』
138: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:26:14 ID:Klp8rZrI
ベルトルト『…あの時、キチンとイヤだと言っていれば』
ベルトルト『あの時、手なんてあげなければ』
ベルトルト『私にもっと自分の意志があれば……』
ベルトルト『……こうならずに済んでいたのだろうか…』
139: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:32:02 ID:Klp8rZrI
ーーーーー
「巨人…だ…」
「いやぁぁー!お母さぁーーーん!」
「お願いします!この子だけでも!!」
ーーーーー
ベルトルト『今となっては全てが遅すぎる…言い訳にもならない。それでも思わずにいられない』
140: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:39:51 ID:Klp8rZrI
ベルトルト『……大きくなりたくない……』
ベルトルト『大きくなんてなりたくなかった…』
141: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:47:46 ID:Klp8rZrI
ベルトルト『小さくなりたい……みんなと同じくらいに』
ベルトルト『アニと同じくらいに』
ベルトルト『いや、アニを背伸びで見上げるくらい…』
ベルトルト『アニ………』
142: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/24(月) 22:49:38 ID:Klp8rZrI
山奥編おしまい
現物のベルトルトも長身気にしてたらカワエエ
151: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:04:18 ID:JhGe2jS.
訓練所ー女子寮
ユミル「…ふぁ~あ、おらクリスタ。起床の時間だぞ…」
クリスタ「んん…おはよ…」
ユミル「…さて朝食行くか…お~いベルトルさん…」
ユミル「!!??」
152: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:20:30 ID:JhGe2jS.
ユミル「おいクリスタ!こっち来て見てみろよ!!すげえwwwww」
クリスタ「なぁに?ユミル……えっ!?」
ユミル「ベルトルさん寝相も凄まじいなオイwwwwww」
クリスタ「笑ってる場合じゃないでしょ!隣のサシャがベッドから落ちそうよ!サシャ!ベルトルト!起きて!」
ユミル「背高ノッポに爆乳に寝相、ネタに事欠かんやつだな~!あ~面白ぇwwwww」
153: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:35:36 ID:JhGe2jS.
クリスタ「サーシャ!起きて!」ユサユサ
サシャ「うへへ…この熊、ぜ~んぶ私が食べていいんですか~…?むにゃむにゃ」
ユミル「こえー夢見てるな…」
クリスタ「ユミルはベルトルトを起こしてあげてね!」
ユミル「乳揉んだら起きっかな」ワキワキ
クリスタ「絶対ダメ!!!」
154: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:40:39 ID:JhGe2jS.
ユミル「お~いベルトルさん、いい加減おっきしろ」
ベルトルト「……」
ユミル「起きろって。このままだと大事な所見えちまうぞ?」
ベルトルト「……たく…ない…」
ユミル「ん~~~~?」
155: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:45:50 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「大きく……なりたくない………」
ユミル「………………」
156: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:51:53 ID:JhGe2jS.
サシャ「え!?今のは夢なんですか!?熊は!?猪は!?鹿は~!?」
クリスタ「ほら早く顔洗いに行きましょ?そしたら夢から完全に覚めるわ」
サシャ「鯉は!?鮎は!?折角網張ってたのに…」
クリスタ「…ユミル?ベルトルト起きた?」
ユミル「…もう少しで起きるよ。先行って席とっててくんな」
クリスタ「わかった。行きましょサシャ」
サシャ「ううううう……」
157: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 22:59:17 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「……ぐうぐう……」
ユミル「…起きな、ベルトルさん」
ベルトルト「んうぅぅ……」ゴロリ
ユミル「夢に逃げる時間が長ければ長いほど、現実が辛くなるぞ」
ベルトルト「…小さく…なりたい…」
ユミル「今のはクリスタにゃ聞かせられねーな」
158: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:04:18 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「……うう?ん……」
ユミル「…逃げてばかりじゃ居場所がなくなっちまうぞ」
ベルトルト「…ダメ……」
ユミル「何事もやり過ぎは駄目ってこった…さ、起き」
ベルトルト「触っちゃダメ…」
ユミル「」
159: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:09:48 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「だから、いくらお金くれても…駄目…」
ベルトルト「え?…パンを三人分…?か、片方だけなら…」
ベルトルト「え…は、はなしが違………離し」
ユミル「お前はなんちゅう夢見てんだ!!!知らねえ大人にホイホイ付いてくなって親に言われなかったのか!!!あとガード甘すぎだバカ!!!!危機感持てや!!!」
160: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:15:00 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「た、助け……え!?人数が増え……」
ユミル「うわっベタで危険な展開になってきた!!」
ベルトルト「助けて……アニ……」
ユミル「え」
161: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:18:33 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「アニ………ありがと……」
ユミル「…………」
ベルトルト「……ぐうぐう…」
ユミル「…………フゥー…」
ユミル「起きやがれッ!!!!!!!!」
グリッグリッ
162: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:23:12 ID:JhGe2jS.
ベルトルト「……顔面ウォッシュで起こすなんて酷い…」イタタ
ユミル「うっせ、寝起きの悪いベルトルさんが悪ぃんだろ」
ベルトルト「うん…ごめんね迷惑かけちゃって」
ユミル「なあベルトルさん………」
ベルトルト「ん………?」
ユミル「……」
ベルトルト「?」
163: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:29:19 ID:JhGe2jS.
ユミル「…今朝寝相凄かったぞ」
ベルトルト「え…!?あ……ごめん…昔からこうなんだ……」
ユミル「」
ベルトルト「あ……そうだ、寝言とか言ってなかった?嫌な夢を見るたまに口から出ちゃうんだ…」
ユミル「いいや知らないね」
スタスタ(ユサユサ)←乳が揺れる音
ユミル「さてクリスタが席とっててくれてっから急ぐぞ」ボインボイン
ベルトルト「パ、パンチやめて…」
164: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/25(火) 23:31:20 ID:JhGe2jS.
ユミルとベルトルト編おしまい
168: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 20:09:05 ID:gVWbSVKE
ふと思いついたんで調査兵団絡みのベルトル子ssあげてく
エルヴィン団長好きは飛ばしてくれ
169: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 20:14:46 ID:gVWbSVKE
エルヴィン「これが本物の敬礼だ!心臓を捧げよ!」
「ハッ!!!」
ババッ!
ベルトルト(ついに調査兵団に入団してしまった…本来ならライナー、アニと三人で憲兵団に入る予定だったのに)
ベルトルト(エレンの巨人化という想定外の出来事のせいで計画は練り直し…結局アニだけが憲兵に行ってしまった…)
ベルトルト(で、でも故郷に帰る日が刻一刻と近づいてるんだ!まずはエレンを誘拐して…)
ベルトルト(………)
ベルトルト(…ま、まだ?)
170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 20:19:39 ID:gVWbSVKE
ジャン(マルコ…見ててくれ…俺は逃げないからな…)
コニー(はぁ…どうして残っちまったかな俺は…もう何が何だか…)
サシャ(ううう…お父さん…帰りたいよう…帰りたいぃ…)
クリスタ「……」
ユミル「泣くくらいならよしとけってんだよ」
五人(……)
五人(…ま、まだ?)
171: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 20:47:14 ID:gVWbSVKE
ペトラ(………敬礼のポーズを保ったままかれこれ1分が経過してる…そろそろ解除させた方が良いんじゃ……)
エルヴィン <ペトラ、君は見たか>
ペトラ <は!?今頭の中にエルヴィン団長の声が!?え?幻聴!?>
エルヴィン <幻聴では無い。簡単に言うとテレパシーだ>
ペトラ <なんじゃそら>
172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 20:56:52 ID:gVWbSVKE
エルヴィン <まあそんな事は良いのだ。それよりペトラ、君にあの長身の子は見えるか>チラ
ペトラ <…あのバストが物凄い子ですか?まあ見えると言うか正面の延長線上にいますので>
エルヴィン <ならば目に入った筈だ…先ほどの敬礼で、右腕を胸元に構えた時に乳房があり得ないくらい揺れたのを…>
ペトラ <……………>
エルヴィン <あまりに刺激的な光景だったもので目が離せない。どうしたものか>
ペトラ <知らん>
ベルトルト(…まだこのままなのかな…)←バストが物凄い子
173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 21:02:54 ID:gVWbSVKE
エルヴィン <男とは単純な生き物なのだ…中身は他の者と同じと分かっていても引き寄せられる。大きさに比例して>
ペトラ <……それならこのあと個人的に呼び出して好きなだけポーズを取って貰ったら良いのではないんですか、どうせ同じ所属ですし。他の新兵まで巻き込むのは悪いですよ>
エルヴィン <それでは意味がない。その他大勢の中に紛れてプルプルしているのが良いのだ。君は何も分かっていない>
ペトラ <どうでも良いわハゲ>
エルヴィン <ハゲでは無い。断じてハゲてなどいない>
ペトラ <うっせーハゲ>
ミケ <俺の胸板の上に乗って欲しい…>
ペトラ <何だ今の>
174: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 21:16:35 ID:gVWbSVKE
ジャン(俺達はもう知ってる………)
コニー(巨人がどうやって人間を)
サシャ(殺すのかを………)
三人(……………ダメだシリアスな事考えて気を紛らわせようと思ったけど右腕の痛みで現実に引き戻されてしまう)
三人(何時までこのままでいなくちゃならないんだ…)
ライナー(これも訓練の一環だったりしてな)ハハ
ベルトルト(……腕が痺れてきたなぁ……)
175: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 21:38:45 ID:gVWbSVKE
エルヴィン <!! 見たかペトラ!今のを!>
ペトラ <何がですか>
エルヴィン <疲労を訴えた肘の微かな震えをあの豊満なバストがキャッチした!肘と共に小刻みに揺れている!服のシワまで揺れて影がチラチラ動いている!!震度は!?マグニチュードいくつだ!?>
ペトラ <とても気持ちが悪い>
エルヴィン <君も幼い頃必死に縋り付いた物ではないか…何故そこまで嫌悪する?>
ペトラ <嫌悪してるのは乳じゃねーよ賑やかハゲ>
ミケ <俺の胃下垂を尻で圧迫して欲しい…>
ペトラ <何だ今の>
176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 22:56:58 ID:gVWbSVKE
エルヴィン <ともあれもうそろそろ三分が過ぎようとしている。いい加減解除させた方が良いだろうな>
エルヴィン「全員、なおれ!!!」
全新兵(やったーーーー!やっと腕に血が巡るーーーーー!!!!)バッ
ペトラ(皆の安心しきった顔が心に痛い……何かごめん……)
エルヴィン <次回の壁外調査が待ち遠しい…>
ペトラ <まだ続いてんのかこれ>
177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 23:01:46 ID:gVWbSVKE
エルヴィン <乗馬すると実に見応えのある事態になりそうだ。もう上下にブルンッブルン大暴れしそうだ>
ペトラ <もうホント止めて下さい…>
エルヴィン <…フムそうだな。今夜の肴も決まった事だし通信を切るとする>
ーープツンーー
ペトラ(もっと良い活かし方があったでしょうに)
178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 23:06:17 ID:gVWbSVKE
ミケ(………)フッ
ミケ(タイプだな…あの)
ミケ(そばかすの子)
ユミル「!?」ゾワッ
179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/26(水) 23:08:33 ID:gVWbSVKE
箸休めおしまい
194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/27(木) 23:30:22 ID:agz71ejI
食堂ー朝食
<羨ましいんだよてめぇ!
<何だよやめろよ!
ギャーギャー ざわざわ
ユミル「ったく朝っぱらからうっせぇな男共はよ…」
サシャ「元気で何よりですよーご飯そっちのけで喧嘩してるので奪いやすくて助かりますし」
クリスタ「育ち盛りにそれはやめてあげて…」
ベルトルト「……」モグモグ
195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/27(木) 23:38:49 ID:agz71ejI
ベルトルト(あの子、こないだ立体起動の適性検査で宙返りになってたんだっけ…ここにいるって事は適性検査はパスしたんだ)
ベルトルト(マフラーの子と、金髪の男の子といつも同じ席にいるような気がする。仲がいいのかな)
ベルトルト(反対に、刈上げの男の子とは仲が悪いんだね。取っ組み合ってるし)
ベルトルト(それを煽る坊主頭の子…と横からパンをくすねるサシャ…止めに入る優しそうなそばかすの子)
ベルトルト(…寝癖が酷いライナーと低血圧で機嫌が最悪なアニ…)
ベルトルト(これまでだったらひたすら周囲の声が聞こえない様に集中して食べてたけど、友達が出来て心にゆとりが出来た今は、周りを観察しながら食べるのも楽しくなってきたなあ)
196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/27(木) 23:43:15 ID:agz71ejI
ベルトルト(…そう言えば月一の定期集会はもうすぐだった)
ベルトルト(ライナーに…アニに会える……楽しみ)
ベルトルト「……」モグモグ
クリスタ「何だかベルトルト嬉しそうね」ウフフ
ユミル「今日から対人格闘が科目に入るからな。あの暴力的なボディを見せびらかすチャンスなんだろ」
クリスタ「こらユミル!ベルトルトはそんな子じゃないでしょ!気にしないでね?」
ベルトルト「……」モグモグ
ユミル「聞こえてねーな」
<ドゴォ(ミカサのデコピン)
<ノォォォオオアア!(を食らったサシャ)
197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/27(木) 23:49:43 ID:agz71ejI
対人格闘
キース教官「只今から対人格闘を行う!!まず私が言う指示に従って……」
ベルトルト(対人格闘…入団式後のオリエンテーションでもらった資料によると)
ベルトルト(前半30分と後半30分、それぞれパートナーを見付けて組む、だったかな)
ベルトルト(あの時の私は”二人一組”を死刑宣告と感じてたけど…友達がいるもん!大丈夫!)
キース教官「では各自、二人一組になれ!」
198: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/27(木) 23:54:10 ID:agz71ejI
ベルトルト「サシャ、よろし…」
サシャ「コニーーー!夕飯のパァンを賭けて勝負です!」
コニー「きやがったな朝食の敵!!!」
ベルトルト「」
ベルトルト(え?え?ちょ、嘘でしょ?そ、そんな…)
199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:00:36 ID:S9cwIlO2
ベルトルト(訓練兵生活が始まって日が経つけど…サシャは奔放さは尋常じゃない。度々驚かされる……)
ベルトルト(今みたいに躊躇なく男子の所に混じっちゃうし、てかちゃっかり男子と顔見知りになってるし…いつの間に…)
ベルトルト(生き様も何もかもポジティブだからこそできる技なのだろうか……)
ベルトルト(って!こんな事考えてるうちに一人になっちゃう!誰か…あ!ユミル!クリスタもいる!!)
200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:08:22 ID:S9cwIlO2
ユミル「組もうぜ~クリスタ~」
クリスタ「うん、良いわよ」
ベルトルト「」
ベルトルト(遅かったーー!!ライナー!アニ!)
アニ(………眠)
ライナー「ようアニ、眠気覚ましに俺が組んでやろうか?」
アニ「………ああ良いぜ、綺麗にひっくり返してやるよ」
ライナー(あれ、コレ墓穴だったか?)
ベルトルト(詰んだーーーーーー!)
201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:16:18 ID:S9cwIlO2
ベルトルト(えええぇぇ…ちょ、どうしよ…もうほかの人たちは組んじゃってる…)
ベルトルト(どうしよう…どうすれば!?)←上手くサボるという選択肢が無い
オロオロ(ぷるぷる)←乳が不安に揺れる音
***「…なぁアンタもあぶれたのか?」
ベルトルト「(ビクッ)」
ベルトルト(…え!?男子!?よりにもよって男子!?…ってか誰だっけ…あ、確か)
202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:21:22 ID:S9cwIlO2
少し前
<では各自、二人一組になれ!
ザワザワ
エレン(対人格闘ねぇ…こんな訓練本当に必要なのかよ…?戦う相手は人間じゃないだろってのに)
エレン(…でもサボって罰則受けるのは勘弁だな…ミカサ…は悔しいからよそう…)
エレン(アルミンは……マルコとか。あとは…アニ………)
203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:25:15 ID:S9cwIlO2
ーーーーー
アニ「お前さ…ようは素質無いんじゃねーの…」
ーーーーー
エレン(絶対嫌だ!!!!あいつとだけは組みたくない!!)
エレン(んじゃライナー…は、ゲゲッ!アニに取られた!ちくしょー!)
エレン(つかライナーといつも一緒にいるけどあいつらって兄弟なのか?鼻似てるし)
エレン(クッソ他に空いてる奴いねーのか!?この際女子でもいい…誰か…誰か…)
オロオロ(ぷるぷる)←乳が不安に揺れる音
ベルトルト(どうしよう…詰んだ…)
エレン(あれは……)
204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:30:08 ID:S9cwIlO2
エレン「…なぁアンタもあぶれたのか?」
ベルトルト「え?…あ…その…え…っと…」
エレン(なんだハッキリしねえ奴だな…デカいくせに)
エレン「あんたも組むやついねえんだろ?俺と組もうぜ。俺からならず者の役な」
ベルトルト「え!?あ…う…うん……」
205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 00:34:38 ID:S9cwIlO2
ヒュッ
アニ「ライナー」
ドンッ
ライナー「つっ…あんだよ」
アニ「ベルトルトがあの死に急ぎ野郎と組んだ…交代だ」ポイ
ライナー「あいよ……ああ本当だな…どうなるやら…いってぇ!ちょっとは加減してくれ!」
ミシミシッ…
クリスタ(あの人小柄なのに強いなぁ)
210: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:29:55 ID:S9cwIlO2
シュッ……(ぶるんっ)パシッ……(ぶるんっ)←時間差で揺れる音
エレン「……」
ベルトルト「……はい、次こっちだね」
エレン「おう」
シュッ……(ぶるんっ)パシッ……(ぶるんっ)←時間差で揺れる音
エレン「……(軽い動きでこれほど揺れるか)」
ベルトルト「……(ずっと沈黙…気まずい…)」
211: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:32:39 ID:S9cwIlO2
エレン「…はぁーーー」
ベルトルト「…あの…」
エレン「んー?何だよ…」
ベルトルト「いや…もしかして…私と組むの嫌だった?…って」
エレン「はぁ?」
ベルトルト「…思って……」
212: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:37:46 ID:S9cwIlO2
エレン「いや、思ってねーよ」
ベルトルト「そう……(あーびっくりした)」
エレン「…ただこんな事してて意味があるのかと疑問に思っただけだよ」
ベルトルト「こんな事?」
エレン「取っ組み合ったり相手を投げ飛ばしたり、相手のナイフを奪ったり…」
213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:45:45 ID:S9cwIlO2
ベルトルト「似たようなこと、今朝もしてたよね?」
エレン「今朝ぁ?…ああ、あれは向こうから喧嘩売ってきたんだ」
ベルトルト「…それを上手く受け流すのも対人格闘の秘訣だと思うよ」フフ
エレン「上手くってどんな風にだよ」
214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:51:57 ID:S9cwIlO2
ベルトルト「え?…その…話し合いで解決したり」
エレン「あー…無理だな、俺は口より手の方が早いんだよ。それに…上手く受け流すなんてそれこそ無駄だ…俺達の本当の敵は巨人だろ?」
ベルトルト「……」
エレン「巨人が話し合いなんかに応じるかってんだ。それなのに兵士が人なんかを相手に…これなら座学や立体機動の練習をした方がずっと」
ベルトルト「巨人が嫌いなんだね、君は」
215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 21:56:50 ID:S9cwIlO2
エレン「な、何だよ食い気味に……それに君って…他人行儀に言わなくて良いって。俺はエレンだ」
ベルトルト「そう…エレン…」
エレン「…お前は?(寮でジャンやコニー達が噂してた巨乳女ってのはこいつだよな)」
ベルトルト「…ベルトルト」
エレン「ベルトルトか…よろしくな」
ベルトルト「こちらこそ」
216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:01:07 ID:S9cwIlO2
エレン「で、巨人が嫌いかだって?生まれてこの方好きな奴になんて会ったこともねえよ」
ベルトルト「そうだよね」
エレン「それに俺は…」
キース教官「……私語は慎め」ジロッ
エレン「…」
キース教官「…」ザッザッザッザ…
エレン「………なあベルトルト、お前***の開拓地に居なかったか?」
ベルトルト「え?」
217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:06:42 ID:S9cwIlO2
エレン「***だよ、***。配給所ですれ違ってたりしなかったか?」
ベルトルト「…それは覚えてないけど、***には確かに居たよ(…***は…ライナー達と別の仕事場だから、二人との関係は知らないはず…)」
エレン「やっぱりな、どこかで見た顔だと思ってたんだ。シガンシナにゃあんまりいない顔立ちだから余計に覚えてた」
ベルトルト「シガンシナ…」
エレン「おう」
218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:13:12 ID:S9cwIlO2
ベルトルト「シガンシナって、超大型巨人が出たって言う…」
メキッ
ベルトルト「! い、痛い」
エレン「あ…悪い……」
ベルトルト「…ううん、大丈夫…」
219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:18:35 ID:S9cwIlO2
エレン「……じゃ、次ベルトルトがならず者の役を…」
ベルトルト「エレンはどうして兵士になりたいと思ったの?」
エレン「はぁ!?」
ベルトルト「超大型巨人に遭遇して、巨人の恐怖を目の当たりにして」
ベルトルト「一度は不合格だった適性検査をパスしてまで」
ベルトルト「どうして兵士になろうと思ったの?」
エレン「どうしてって……(何だよこいつ…いきなり饒舌になりやがって…)」
220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:25:07 ID:S9cwIlO2
エレン「…俺の母さんは…巨人に殺された」
ベルトルト「…」
エレン「俺の家はシガンシナにあって、あの日超大型巨人が蹴った壁の残骸が運悪くウチに大当たりしちまった」
エレン「駆けつけたは良いが、倒壊した家屋の下敷きになった母さんを、非力なガキんちょの俺に助け出せることなんて出来る訳がなく……結局、母さんを置き去りに……」
ベルトルト「……」
221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:30:48 ID:S9cwIlO2
エレン「俺は…」
ベルトルト「………」
エレン「俺は調査兵団に入って…巨人を一匹残らず駆逐してやるんだ…絶対に」
ベルトルト「…………」
エレン「そして、俺達は壁の中に囚われた家畜じゃないってことを証明するんだ」
ベルトルト「……………」
222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:37:17 ID:S9cwIlO2
エレン「いや、調査兵団になりたいのは巨人の駆逐の他にも理由があるんだけどな」
エレン(…どうしてこんなことまで話しちまったんだろう)
ベルトルト「大切な人だったんだね」
エレン「え?」
ベルトルト「お母さん」
223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:44:00 ID:S9cwIlO2
エレン「…それよりベルトルト続きしようぜ、さっさと襲って来いよ」
ベルトルト「……」
エレン「…ベルトルト?」
ベルトルト「……(実際に被害を受けた人の言葉を聞いたのは初めてだ…これが憎まれるということ…)」
エレン「?」
ベルトルト(……これが現実…)
224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:50:55 ID:S9cwIlO2
ベルトルト(エレン…私があの時壁を壊したばっかりに)
ベルトルト(君と…大切な人を離れ離れにしてしまった)
エレン「おーい?ベルトルト?聞こえてるか?」
ベルトルト(私も大切な友達と、マルセルと死別するのは辛かった)
ベルトルト(…故郷を離れるのも…辛かった…だってもう二度と帰れなくなるかもしれないから)
ベルトルト(だから、次その時が来たら、その時こそ。君をお母さんと同じ所に行かせてあげる)
225: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:55:31 ID:S9cwIlO2
エレン「おーい…?体調不良か…」
ベルトルト(君を綺麗に踏み潰してあげる…)
エレン「……!?(ゾクッ)」
226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 22:58:07 ID:S9cwIlO2
***「とりゃああ!」
***「っわぁぁあ!おいそこ!避けてくれ!!」
エレン「…えっ!?」
ベルトルト「…?」ハッ
ズダーン ぱふっ
***「「わりいな!」」
227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:02:14 ID:S9cwIlO2
ベルトルト「いたた……」
エレン「いってぇえ……」
ベルトルト(空が青いなぁ……あれ…何で私仰向けに?…どうしてエレンの声が下から?…いや?胸の方から………んん?前もこんな事が…)
エレン「おい大丈夫か…ん?なんだこの温かいの」モミ
ベルトルト「!? ちょ!!」ガバッ
エレン「え!?ああああごごごごごめん!まだ揉んでない!揉んでない!!」ガバッ
ベルトルト(いや揉んだよ思いっきり)
228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:06:53 ID:S9cwIlO2
エレン「すまん!け、怪我はないか?打ってないか胸…じゃねえ腰とか尻とか!!!」
ベルトルト「だ、大丈夫、大丈夫だから…」
エレン「あ、ああ…そうか良かった…」
ベルトルト「そっちこそ大丈夫だった?突き飛ばされた拍子に足とか捻ってない?」
エレン「俺は何ともねえけど…」
ザッザッザッザ…
???「ねえエレン」
229: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:11:41 ID:S9cwIlO2
ベルトルト(いつぞやのマフラーの子…名前何だっけ)
エレン「…何だよミカサ」
ミカサ「女性の身体に何時までも乗っているのはとても失礼。そう思わない?」
エレン「え……うぉわああああ!?わ、悪い!!ほんとに!!」ズザー
ミカサ「この通り、エレンは冷静ではなかった。許してあげて欲しい」
ベルトルト「え?別に…気にしてない…から…(…あれ?私この子に睨まれてる?)」
230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:18:20 ID:S9cwIlO2
夕食ー食堂
ベルトルト(今日の格闘訓練は散々だった…後半サシャと組んでたら、あのマフラーの…ミカサって言ってたっけ)
ベルトルト(ミカサがこっちをまるで監視するみたいに見てきて集中できなかった…)
ベルトルト(人目を過剰に気にしてしまうのは私の癖だけど、あんなにあからさまに感情込められたの初めてだよ…怖かった)
ベルトルト(…とか言ってる今も見てる…目線上げる勇気がない…)
ベルトルト「はぁ……」
サシャ「元気がありませんね…食欲が無いのでしたら私がご飯を貰いましょうか!?」
231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:23:20 ID:S9cwIlO2
ミカサ「……ねえエレン。本当にあの女に何もされていない?」
エレン「だからしっつけーな…あれは俺が後ろを見てなかったのが悪かったんであって、あいつに何かされたとかじゃねえよ」
ミカサ「…私はその事を言ってるんじゃない。エレンがその…ベルトルトの上に伸し掛るその前の事を言っている」
エレン「?」
ミカサ「ベルトルトの顔を見て一瞬、凍りついていたでしょう?」
エレン「……」
ミカサ「何か心無い事を言われたのでは?」
エレン「…ねえよ」
232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:28:00 ID:S9cwIlO2
エレン(…ミカサの奴いちいちしつこいな。もう終わったことだろーが……)チラ
エレン(……ベルトルトは…俯きながら食事してんのか…でっかい背縮めて…食いづらくねーか?)
ミカサ「…ねえエレン、聞いてる?」
エレン「……何だよ」
ミカサ「もう貴方は彼女と組むべきでは無い」
エレン「は?なんでだよ」
233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:34:26 ID:S9cwIlO2
ミカサ「…ベルトルトは油断のならない存在」
エレン「だからベルトルトと組むなってか?確かに体格差はあるけどよ、怪我が怖くて巨人を戦えるかってんだ」
ミカサ「そういうことじゃ…(彼女から異様な気配を感じたのは私だけだったというの…?)」
エレン「大体な…どうして訓練相手までお前に指図されなくちゃいけないんだ。俺の勝手だろ!」
アルミン「エレン!そんな言い方…」
ミカサ「わ、私はただ…エレンが心配で」
ジャン「……」
ベルトルト(何だか盛り上がってるな…よく聞こえてこないけど)
235: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:39:27 ID:S9cwIlO2
エレン「…俺これからの対人格闘は毎回ベルトルトと組むから」
ベルトルト(え!?何の話!?)ビクッ
ミカサ「!? それは…!」
エレン「もうこれは決めた事だからな」
ベルトルト(は!?は!?)
ミカサ「そんな…」
アルミン(エレンってば意地張ってるな…)
ユミル(おもしろくなってまいりました)
ライナー(ほほーう…?)
アニ(食事ん時くらいは黙ってろよ駆逐野郎)モグモグ
236: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:44:58 ID:S9cwIlO2
エレン「…俺とベルトルトが組むの、そんなに反対なのか?」
ミカサ「…」
エレン「…なあお前どうしてこんなに俺にベタベタするんだ?前はそうじゃ無かったよな」
ミカサ「…エレンは大切な家族。過保護になるのは当たり前の事…で、でも…その、エレンのことはずっと前から…」
ガンッ!!!
エレン「…っ!? が…!いってえええぇぇぇ!?」
ジャン「あ、わりい手ぇ滑ったわ~」
237: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:48:54 ID:S9cwIlO2
エレン「お前の手は滑ると肘打ちしてくるのかよ…随分器用なことだな…」
ジャン「いやいや?女二人をまんまと侍らせようとするお前ほどではねえよ?」
エレン「あ?」ガタン
ジャン「あ?」ガタン
239: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/28(金) 23:54:09 ID:S9cwIlO2
コニー「またかよお前ら!!教官にどやされんぞ!!」
マルコ「諦めて席から離れようコニー…教官の一喝じゃないとこの場は治まらない…」
ミカサ「わ、私は…私は…私は…」プシュー
アルミン「ミカサ!気を確かに!」
コニー「肝心のストッパーがあれだしな…」
241: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:00:12 ID:nHeIrx0U
<ふざっけんなよてめえ!!!
<やめろよ!服が破けちゃうだろうが!!
<服なんざどうでもいいだろうが!羨ましい!!
サシャ「始まりましたね!さて私は狩りに行きます!」パァン
クリスタ「…教官呼んできた方が良いわよね?」
ユミル「数少ない娯楽なんだから楽しもうぜ~」
ベルトルト(…あれ?さっきまで深刻そうな雰囲気だったのに刈上げの子とまた喧嘩してる……男の子って分からないな……)
ベルトルト(アニだったら…相手ひっくり返して終わりなんだろうな…ふふ)
242: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:04:05 ID:nHeIrx0U
エレン(…あ、ちょっと笑ってる)
ジャン「おうおう余所見ですかこの野郎…」
エレン(笑った顔は初めて見た…いや)
ーーーーー
ベルトルト「…それを上手く受け流すのも対人格闘の秘訣だと思うよ」
ーーーーー
エレン(あん時もかすかに笑ってたような気が。上手く受け流す……か)
エレン(………受け流す……………あ、そうだ)
ガシッ
243: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:09:12 ID:nHeIrx0U
ジャン「!? 何だよいきなり肩組んで…気持ちわりいな」
エレン「…俺、今日の対人格闘でベルトルトと組んだんだけどよ(小声)」
ジャン「…? …おう」
エレン「そん時さ、あいつの胸揉んじまったんだよね(小声)」
ジャン「!!!」
コニー「何内緒話してんだあいつら」
244: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:14:14 ID:nHeIrx0U
エレン「ていうか顔面からダイブしちまったんだよね(小声)」
ジャン「!!!!!!!」
エレン「……」サッ
ジャン「……」サッ
マルコ「…あれ?離れた」
ベルトルト(…?もう仲直りしてる…やっぱり男の子って分からない…)
245: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:21:58 ID:nHeIrx0U
コニー「…仲直りした。珍しいな~」
ジャン「…おうコニー、俺先に部屋戻ってるからあとで来いよ。マルコもな」
マルコ「え?」
コニー「は?お、おう」
ライナー「……ほーエレンも大人になったもんだな。ジャンを黙らせるとは」ハハ
アニ「……」
246: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:26:42 ID:nHeIrx0U
エレン「…さてと、アルミン、俺は飯食い終わったし寮に戻るわ。ミカサ宜しく」
アルミン「え?そ、そう。分かった」
アルミン(エレンがしょうもない事を考えてる顔してる…。ミカサが見てたら気絶してたよ)
アルミン(でも…エレンのあんな表情…久しぶりに見たな)クス
ライナー「俺らも戻るかアニ」
アニ「…ああ」
247: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:31:15 ID:nHeIrx0U
男子寮
ライナー「……」
アニ「……」
アルミン「……」
ジャン「マジかよ…手一杯広げても指の間から漏れるほどって…」
エレン「サラシ装備の半乳でそれだからな?フルオープンの全乳なんざ両手でも足りねえぞあれ」
コニー「おっぱい女すげー…」
ジャン「で、そろそろ顔面で味わった感触を聞かせて貰おうか…」
エレン「一瞬呼吸が出来なかった」
アルミン(カルラおばさん…エレンが猥談をする歳になりました)
ライナー(娘を生贄に捧げたような気分だ)
アニ(……バッカじゃねーのあいつら…)
249: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:38:16 ID:nHeIrx0U
マルコ「あの…僕も混ざらなくちゃダメなの?この会合に」
ジャン「こないだカップ数談義した仲だろうが…本当は興味津々なんだろ?いい子ぶるなよ」ウリウリ
コニー「すげーなお前…あのおっぱい女色々謎めいてるから二人組になりずらいっつーのに」
ジャン「さっきは突っかかって悪かったな発掘業者…まあ次は無ぇけど」
エレン「そのあだ名やめろ」
250: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 00:45:27 ID:nHeIrx0U
ライナー「…なあ、止めるべきかアレ」ヒソヒソ
アニ「……取り敢えずベルトルトには言わないでおく。あとはほっとけ、バカバカしい」ヒソヒソ
コニー「しかしよ、いくら事故とは言っても、揉んだ上に顔面ダイブしたら殴られるだろ普通」
エレン「いや、逆に怪我してないか心配されたぞ」
マルコ「懐深いね…」
ジャン「ありえねえ…俺ん家の近所のギャルだと殺されてるぞ」
252: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 01:03:02 ID:nHeIrx0U
エレン(殺される…か。殺されるってのは大げさだけど、まあ俺のした事は一発張られても可笑しくなかったよな)
ーーーーー
ミカサ「ベルトルトの顔を見て、凍りついていたでしょう?」
ーーーーー
エレン(…あの時、ベルトルトの顔から俺は何を感じたんだっけ?殺意とも似たような…)
エレン(……憐れみ?なのか?まるで可哀想なものを見下ろすみたいな…)
エレン(まるで……死にかけた生き物を眺めるような)
エレン(虫か何かを見るような……)
253: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 01:05:22 ID:nHeIrx0U
エレン(……まあ、良いさ。次の対人格闘の時にでも聞けばいい。なんてったって、これから毎回組むんだしな!)
コニー(…次組んでみよう)ニヤニヤ
ジャン(…次組んでみよう)ニヤニヤ
マルコ(どうしよう…しばらくの間直視出来ない…)
暫くの間、ベルトルトは対人格闘でひっぱりだこだったと言う Byアルミン・アルレルト
254: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 01:09:07 ID:nHeIrx0U
エレンとベルトルト編おしまい
259: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 20:36:02 ID:nHeIrx0U
座学ー始業前
ジャン「ようアニ、お前の隣良いか?」
アニ「どうぞ…」
ジャン「サンキュ、おいマルコ、俺の隣り良いぞ」
マルコ「え、良いのかい?」
アニ「お好きに…」
席順
通路ー空席ーアニージャンーマルコーモブ
260: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 20:44:31 ID:nHeIrx0U
アルミン「…」
エレン「おいアルミン、席座ろうぜ。今なら空いてる」
アルミン「…今日僕はアニの隣りを借りるよ」
エレン「は!?あいつの!?止しとけよ何言われるか分かったもんじゃねえぞ!」
アルミン「まあ確かにこないだのアニはいろいろとキツかったけどね」
エレン「キツイってかほぼ初対面の俺にやれ素質無いとか諦めろとか…ああ思い出したらイライラしてきた…」
アルミン「はは、でもこのごろは特にそう言う事は言われないだろ?まともに会話してないのもあるだろうけどさ」
エレン「…何か言われたら俺に言えよ?」
261: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 20:49:18 ID:nHeIrx0U
エレン(さて、じゃあ俺は……)
<「机に乗っけると乳の安定感パねえなwww」
<「だってこの方が楽で…」
<「羨ま…じゃない、つっついちゃダメよユミル」
<「座学は眠くなって苦手ですー」
エレン(…)
スタスタ…
262: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 20:55:10 ID:nHeIrx0U
エレン「…なぁ」
ベルトルト「」ビク
ユミル「おう死に急ぎ野郎じゃねえか、女の園に何か用か?」
エレン「何だよその名前。ベルトルトの後ろ空いてるみたいだから…座っても良いか?」
席順
通路ーサシャーベルトルトーユミルークリスターモブ
通路ーモブー空席ーモブー荷物ーモブ
263: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:04:02 ID:nHeIrx0U
ユミル「もっと他に空いてる席はあると思うが?」ニヤニヤ
エレン(ジャンみたいな笑い方すんなこいつ…)
エレン「…この席は教官の声がよく聞こえるんだよ」
ユミル「ふうん……ま、好きに座れば?」ニヤニヤ
ベルトルト「…私の座高で見づらかったらごめんね…」
エレン「いーよ」
ミカサ「………」
ユミクリ(約一名めっちゃ見てる)
264: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:09:00 ID:nHeIrx0U
授業中
エレン(…アルミン、いじられたりはしてねえみたいだな。とりあえず一安心だ……ん?アニが笑った!?何があったんだ!?)
教官C「…で、あるからして、この場合の緊急……」ウンヌンカンヌン
ベルトルト「……」カキカキ
エレン(…ベルトルトと対人格闘以来毎回組になってるものの、あの時の得体の知れない顔の意味が未だに分からない)
エレン(本人にそれとなく聞いてみても答えは得られない。どうやら無自覚だったみたいだ)
265: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:15:49 ID:nHeIrx0U
エレン(俺、何か気に障るような事でもしたか?…乳揉んだのはその後だし違うだろ)
エレン(じゃあ俺、何か言ったか…?そもそもあんな空気になったのは、俺が巨人について言及した時だったな)
エレン(…そうだ、巨人のことでくっちゃべってたら、いきなり喋りだして……)
エレン(…ベルトルトって巨人に恐怖とか抱いてねえのか?いやでも開拓地に居たんだし被害は受けてるはずだ)
エレン(じゃあどうして…)
266: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:21:05 ID:nHeIrx0U
教官C「エレン・イェーガー!次の設問に答えよ」
エレン「え!?あ、は、はい!!!」ガタン
エレン(まずい、聞いてなかった!問題ここか?答え答え……ん?)
ベルトルト(ここの解はきっとこうだよね…)カキカキ
エレン(……ベルトルトが今書いてるのって、もしかして……)ググッ
ベルトルト(うん、確認してもこの解だ。きっとこれが正解だ)フー
エレン(あ!もう少しで見えたのに胸で隠れた!なんでそんなにでけぇんだよ!)
267: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:25:54 ID:nHeIrx0U
エレン(いや……かすかにチラチラ見える!目に意識を集中させれば何とか…!!)
教官C「イェーガー!!貴様は設問にも答えず何故フーバーの胸元を凝視している!!!!」←大声
ベルトルト「」
エレン「」
ジャン「ブッwwwww」
クリスタ(…よく胸見てるって分かったわね…)ヒソヒソ
ユミル(人間の眼球の動きを舐めない方が良いぞ)ヒソヒソ
サシャ(男はこんなんばっかりやー)
268: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:30:32 ID:nHeIrx0U
エレン「ご、誤解です!見ていません!!!!」
教官C「嘘を吐くな!目を剥き鼻の下を伸ばして必死になって見ていたであろう!!」
<クスクス…
ベルトルト(何だろう。何もしてないのに死にたくなってきた)
269: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:35:12 ID:nHeIrx0U
ミカサ「……」
ベルトルト(…視線感じる……)
教官C「正直に答えろイェーガー!」
エレン「本当に見ていません!!俺はただ彼女の書いた答えを見ようとしただけです!!!!!」
ベルトルト「」
教官C「」
エレン「あ」
270: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/03/29(土) 21:42:08 ID:nHeIrx0U
しーーーーーーん……
教官「……尚更悪いだろソレ」
エレン「ですよね」
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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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