バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。
G第1形態 (G 1st stage)
G–ウィルスの開発者「ウィリアム・バーキン」が自身にG–ウィルスを投与した姿。全シナリオ共通で、警察署の地下施設で対決したあと、別形態で何度も戦うことになる。
第1形態は、右肩や腕・右上半身を中心に体格が肥大化し、左半身はまだウィリアムの姿を残している状態。ウイリアムの意識は残っているようだが、体の主導権は最早G細胞に奪われている様子。
普段はウィリアムの自我が発現し、人語をうわ言のように呟きながら緩慢に徘徊する状態。この状態では右肩の眼球は瞼が閉じられており、攻撃することができないため、代わりに頭部が弱点となっている。頭部を攻撃すると「苦しい」「痛い」「助けて」と苦しみの声を上げ大きく怯んだ後、G生物の本能が発現して乗っ取られ、右手に持つ鉄パイプを振り回しながら俊敏に主人公を追跡するようになる。この状態となっている間は右肩にある眼球の瞼が開かれ、初めてダメージを与えられる。弱点である右肩の眼球に攻撃が当たれば黄色い血が、それ以外に攻撃が当たれば赤い血が飛び散る。ダメージが蓄積されると眼球が徐々に赤く変化していく。暫くすると、またウィリアムの自我が戻り、上記の状態に戻る。倒すと、地下施設の床の底に転落して退散する。
とあるイベントムービーでは、シェリーを捕まえようとしていたアイアンズを襲って胚を植え付け、その後にシェリーにも胚を植え付ける。また、その後の別のムービーでは、クレアとシェリーを襲ったタイラントの体を強烈な爪による一撃で引き裂き、その過程で下記の第2形態に進化を遂げている。
オリジナル版だとパイプ攻撃で即死だった。
G第2形態 (G 2nd stage)
G第2形態は下水道のラストで天井から襲ってくる。第1形態より爪が発達し、戦闘力が増している。
全身にG細胞が広がり、新しく形成されたG細胞の脳が機能し始めている。
全シナリオ共通で、下水道中層の浄水施設建設予定地で戦う。
右半身を中心に更に体格や右腕やその爪が肥大化、新たなG生物の頭部が形成され始め、ウィリアムの頭部が押し退けられる、腹部脇腹辺りから新たな腕が形成され始める等、G生物独自の器官の生育が進行した状態。また、新たなG生物の頭部が形成された事でかつての頭部は機能を喪失したと同時に、ウィリアムとしての自我も失くなった。
第1形態よりも発達した右腕の爪による攻撃が主な武器となっている。普段は緩慢な動きしかしないが、上半身を仰け反らせた後に突進しつつ、大きく振りかぶって爪を振り下ろす攻撃を行う。
弱点は第一形態と同じで、目玉を攻撃するとしばらくダウンする。ただ攻撃でダメージを与えるだけでは膝をつくだけで倒すことができず、クレーンを機械で操作し、吊り下げられたコンテナをぶつけることで倒すことができる。また、1度目は壁に爪を突き刺して張り付き、復帰してくるため、2回ぶつける必要がある。コンテナは何度でも使えダメージも大きいため、弾薬の節約も狙える。コンテナを叩きつけ耐久値を0にすることで倒せる。動きを止めるのには、閃光手榴弾を使ってもいい。
G第2形態をクレーン攻撃1回で倒すためには、G第2形態の目玉が赤くなるまでダメージを与える必要がある。目玉を集中攻撃して何度か膝をつかせ、目玉が赤くなったらクレーン攻撃を当てると一回で倒せる。
クレーン攻撃1回で撃破すると、レコード「節電!」を達成することができる。
第3形態との戦闘前のイベントムービーでも再登場し主人公に迫るが、どのルートでもアネットの攻撃により倒れた。しかしその攻撃のダメージから回復することを図ったのと同時に、第3形態に進化を遂げた。
G第3形態 (G 3rd stage)
G第3形態は、腕が4本になり人としての形すら無くなって来た姿だ。アネットによって抗ウィルス剤を打ち込まれたG第二形態が、逆にそれが引き金となって急成長した姿。
第2形態で形成され始めた頭部が完成、左腕の下で形成され始めていた腕も完成と同時に右肩に移動、それに伴い、元あった巨大な右腕が背中に移動した後、背中から新たな巨大な左腕が発達、形成されるなど、G生物としての進化が更に進行した状態。それとは逆にウィリアムの頭部は更に退化して体の一部に取り込まれており、顔の形が僅かに露見するだけとなった。
第2形態よりも発達した右腕に加え、新たに形成された左腕を駆使して3度交互に振り回した後、右腕を床に叩き付ける攻撃や、巨大な両腕で自身よりも大きな物体を持ち上げて投げ付ける等、格段に攻撃手段が増えている。また戦闘中に長い咆哮や、柱を掴んで投げようとするが、この予備動作中に攻撃をしてHPを削ると戦闘時間が短縮できる。
右の巨大な腕、左大腿部、背中の合計3か所に目玉があり、全て破壊すると一時的に行動不能となり、胸が開いて多数の目玉で構成された核が露出し、そこが弱点となっている。一定時間が経過すると核を隠し、3か所の目玉が復活し、再び活動を始める。三つの目玉を全て破壊すると、少しの間胸の目玉が露出するので、そこにダメージを与える。ある程度ダメージを与えると、常に核が露出したままとなる。第1形態と同じくダメージが蓄積されると眼球が徐々に赤く変化していく。
なお、オリジナル版では元々あった両腕が翼のような巨大な腕と化し、副腕が元々の腕の大きさへ変化していたが、リメイク版では右側のみオリジナル版と同様で、左側は元々の腕は巨大化せず、背中に巨大な腕がいきなり生えてきている。倒すと胸部の核から黄色い体液を流しつつ倒れる。
全シナリオ共通で、NESTの生体培養槽で戦う。
G第4形態 (G 4th stage)
G第4形態は、クレア編(1stと2nd両シナリオ)でのみ、NESTの列車ターンテーブルで戦う。1stシナリオではラスボス。 G第3形態がダメージを追った結果、G細胞が活性化し怪物と化している。
オリジナルと違い六足歩行をする獣型ではなく、第3形態が度重なるダメージからの回復を計るため、更に全体的に肥大化し、4本の腕が2本に統合され、巨大な口腔が形成された直立歩行を行う人型の姿となっている。腕や足には取り込んだ者の腕が露出している。また、腕や足が半ば骨から肉が剥離し、触手に変化しつつあるような形状になっており、隙間が多くなっている。吸収したであろうゾンビの手足がはみ出てたり、胴体からは腸のような管がプラプラしてたり、手足は太い管状の肉が絡まったような状態でよく見ればスキマも見えるなど、旧作とは違い急激な再生の反動が如実に表れた姿となったため、アンバランスな体形に。
普段の二足歩行の時は爪で、突進攻撃時と弱った時のみ四足歩行になる。弱点となる眼球が巨大になった口腔内に無数に存在しており、代わりに右肩にあった眼球と左大腿部、背中の眼球等が消滅している。オリジナル版で最大威力を誇った噛み砕きは使用しない。
攻撃手段としては、第3形態と同じく両腕を振り回す攻撃と壁にへばりついて登った後に直上落下して体当たりをする攻撃、四足歩行の姿勢になった後に突進攻撃を仕掛ける。
目玉以外を攻撃してもダメージは与えられない。一定の数の目玉を破壊することで倒せる。倒すと左腕がもげた後、口腔内を数回破裂させて倒れる。
グレネードランチャーの火炎、硫酸に対して耐性を持つようになったため、直前で手に入るミニガンで弱点の目玉を攻撃する。手榴弾による攻撃も有効。
一定のダメージを与えると中央の目玉が勝手に潰れて行きながら這いずるようになり、そこからはダメージを与えなくても時間経過で死ぬ。
G第5形態 (G 5th stage)
G第5形態は、レオン編・クレア編共に2ndシナリオでのみ、NEST脱出後の列車内で戦うラスボスだ。
第4形態で受けたダメージで死の危険を回避するために回復しようと周囲の死体を取り込みながら更に車両を覆い尽くすほど巨大化した結果、以前の原形すら留めない巨大な肉塊のような形状に変化した状態。
腕や脚は触手に変化したため、肥大化した体を直接床に這わせて移動を行うようになる。列車を侵食させながら体を引きずって近づき、一定距離まで来ると口から弱点の巨大な目玉を露出させる。巨大な口で捕食行動を取る即死攻撃のみを仕掛けてくる以外は特に攻撃をしてこない。
旧作ではナイフでも戦える最弱形態だったが、今作では触手に掴まれると即死する。
即死攻撃しかしてこない関係上回復アイテムは意味がないため、ありったけの弾薬を使うと良い。
ただ、ナイフによる攻略が不可能というわけではない。
特定ラインを越えた後はナイフ3発で倒れるように設定されている。弾が無くて詰む心配はない。
ダウンロードコンテンツで追加になったクリーチャー
P-Zガスゾンビ (P-Z Gas Zombie)
アンブレラが開発した対ゾンビ用神経ガスである「P-Zガス」を取り込んだことで変異した紫色のゾンビで、口から紫色のガスを出している。肌色が紫でガスを放っており、目が光っている。
これに噛まれると毒状態になるほか、倒した際に周囲に毒のガスをばら撒き、これに触れることでも毒状態になる。
全体的に耐久は低めなので距離をとって攻撃した方が良い。
死に際にガスが出る。逆に死んでいない場合はすぐにわかるので、倒れたのにガスが出てない場合は注意。
無料DLC「The Ghost Survivors」にのみ出現するクリーチャー。ロバート編とダニエル編で出現する。
『No Way Out』ではA装備を装着したP-Zガスゾンビが登場する。
A装備ゾンビ (A-gear Zombie)
全身に対人用防弾プロテクター(A装備)を着けたNEST警備隊員のゾンビ。つまり、元ウィリアムの部下達である。
頭、胴体、腕、足などの様々な部位にA装備を着用しており、背中以外のA装備装着部位への銃撃(マグナム弾含む)を無効化する。
ただし、電撃・火炎・酸・爆発によるダメージは有効。
ヘルメットを付けていない場合はヘッドショットを狙い、付けている場合はスパークショットや火炎放射器の武器で対応する。
ガスボンベゾンビ (Gas Bomb Zombie)
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目次 - Contents
- 『バイオハザード RE:2』の概要
- 『バイオハザード RE:2』のあらすじ・ストーリー
- レオン編
- 警察署からの脱出
- エイダとの出会い
- 下水道からの脱出
- Gウィルスの確保
- エイダとの別れ
- クレア編
- 警察署探索
- シェリーとの出会い
- シェリーとの再会
- ワクチンを入手
- ラクーンシティ脱出
- 『バイオハザード RE:2』のゲームシステム
- 三人称視点
- 開発エンジンの変更
- キャラクターの見た目の変更
- 「The 豆腐 Survivor」について
- 『バイオハザード RE:2』の舞台
- ガソリンスタンド(Mizoil Gas Station)
- ラクーン警察署(Raccoon Police Station)
- 地下施設(Underground Facility)
- 警察署裏通り(Behind R.P.D.)
- ケンド銃砲店(Gun Shop Kendo)
- 孤児院(Raccoon City Orphanage)
- 下水道(Raccoon City Sewers)
- NEST
- 難易度について
- ASSISTEDの特徴
- STANDARDの特徴
- HARDCOREの特徴
- 『バイオハザード RE:2』の登場人物・キャラクター
- 操作可能キャラクター
- レオン・S・ケネディ (Leon Scott Kennedy)
- クレア・レッドフィールド (Claire Redfield)
- エイダ・ウォン (Ada Wong)
- シェリー・バーキン (Sherry Birkin)
- 警察署関係者
- マービン・ブラナー (Marvin Branagh)
- エリオット・エドワード (Elliot Edward)
- ダニエル・コルティーニ (Daniel Cortini)
- ブライアン・アイアンズ (Brian Irons)
- アンブレラ社関係者
- ウィリアム・バーキン (William Birkin)
- アネット・バーキン (Annette Birkin)
- ハンク (HUNK)
- ナイトホーク (NIGHT HAWK)
- J・マルチネス (J. Martinez)
- A・カークパトリック (A. Kirkpatrick)
- 一般人
- ベン・ベルトリッチ (Ben Bertolucci)
- ロバート・ケンド (Robert Kendo)
- エマ・ケンド (Emma Kendo)
- キャサリン・ウォーレン (Katherine Warren)
- トラックの運転手 (Truck Driver)
- ジェリー (Jerry)
- 豆腐姿
- 豆腐 (to-fu)
- ういろう
- こんにゃく
- プリン
- 杏仁豆腐
- 『バイオハザード RE:2』の登場クリーチャー
- T-ウィルスによって発生したクリーチャー
- ゾンビ (Zombie)
- リッカー (Licker)
- ゾンビ犬 (Zombie Dog)
- ラージ・ローチ (Large Roach)
- アリゲーター (Giant Alligator)
- 実験体
- プラント43 (Plant 43)
- イビー (Ivy)
- 生物兵器
- タイラント (Tyrant)
- スーパータイラント (Super Tyrant)
- G-ウィルスにより発生したクリーチャー
- G成体 (G-Adult)
- G幼体 (G-Young)
- G生物
- G第1形態 (G 1st stage)
- G第2形態 (G 2nd stage)
- G第3形態 (G 3rd stage)
- G第4形態 (G 4th stage)
- G第5形態 (G 5th stage)
- ダウンロードコンテンツで追加になったクリーチャー
- P-Zガスゾンビ (P-Z Gas Zombie)
- A装備ゾンビ (A-gear Zombie)
- ガスボンベゾンビ (Gas Bomb Zombie)
- ペイルヘッド (Pale Head)
- 『バイオハザード RE:2』の武器
- レオンが使用している武器
- マチルダ(H&K VP70)
- W 870(レミントンM870)
- ライトニングホーク(デザートイーグル)
- 化学燃料火炎放射器
- 対戦車ロケット(M202)
- M19(コルト・ガバメント)
- クレアが使用している武器
- SLS60(S&W M49)
- JMB Hp3(ブローニングHP)
- GM79(M79グレネードランチャー)
- MQ11(MAC-11)
- スパークショット
- ミニガン(M134)
- クイックドロウ・アーミー(コルトS.A.A.)
- その他の人物が使用していた武器と特典武器
- ブルームHc(モーゼルHSc)
- EMFスキャナープロジェクター
- サムライエッジ
- MUP(H&K USP)
- LE 5(H&K MP5A3)
- ATM-4(FFV AT4)
- サブウェポン
- コンバットナイフ(M9)
- 閃光手榴弾(M84スタングレネード)
- 破片手榴弾(M26手榴弾)
- 『バイオハザード RE:2』のアイテム
- 回復アイテム
- グリーンハーブ(Green Herb)
- レッドハーブ(Red Herb)
- ブルーハーブ(Blue Herb)
- 救急スプレー(First-aid spray)
- 調合ハーブ(緑+緑)
- 調合ハーブ(緑+緑+緑)
- 調合ハーブ(緑+赤)
- 調合ハーブ(緑+青)
- 調合ハーブ(赤+青)
- 調合ハーブ(緑+赤+青)
- 調合ハーブ(緑+緑+青)
- 素材アイテム
- ガンパウダー
- ガンパウダー(大)
- 強化火薬(黄)
- 強化火薬(白)
- 消耗キーアイテム
- 木材
- サイドパック
- インクリボン
- キーアイテム
- 倉庫の鍵
- ライオンメダル
- ユニコーンメダル
- バージンメダル
- スペードの鍵
- ハートの鍵
- クラブの鍵
- ダイヤの鍵
- 武器持出許可証
- 赤い本のオブジェ
- 石膏像の左腕
- 本を持った左腕
- 赤い宝石
- 宝石で飾られた箱
- USBドングルキー(S.T.A.R.Sバッジ)
- ポータブルセーフ
- 予備キー
- チェーンカッター
- バルブハンドル
- 電池のない信管
- 電池
- 信管
- 四角クランク
- 車の鍵
- ヒューズ
- 電子部品の箱
- 特注部品
- 大きな歯車
- 小さな歯車
- ジャッキハンドル
- 木箱
- 庭園の鍵
- 駐車場のカードキー
- ぬいぐるみ
- 模様の描かれたブロック
- ハサミ
- 孤児院の鍵
- T字のバルブハンドル
- キングプラグ
- クイーンプラグ
- ルークプラグ
- ビショッププラグ
- ポーンプラグ
- ナイトプラグ
- 下水道の鍵
- 特殊部隊のデジタルビデオテープ
- リストタグ(ゲスト)
- リストタグ(一般職員)
- リストタグ(上級職員)
- リストタグ(マスター)
- アップグレードチップ(一般職員)
- アップグレードチップ(上級職員)
- アップグレードチップ(マスター)
- 散布装置用カートリッジ(空)
- 散布装置用カートリッジ(薬液)
- 散布装置用カートリッジ(枯死剤)
- 置物
- 信号変調器
- 研究所のデジタルビデオテープ
- ジョイントプラグ
- 『バイオハザード RE:2』の用語
- ラクーンシティ
- S.T.A.R.S.
- R.P.D.
- アンブレラ
- B.O.W.
- T-ウィルス(t-Virus)
- G-ウィルス(G-Virus)
- 『バイオハザード RE:2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 豆腐声優はリメイク前と同じ声優が担当
- ロバート・ケンドのモデルはお笑い芸人のケンドーコバヤシ
- 骨が折れる効果音は、セロリをかじる音
- 幻の『バイオハザード2』の主人公「エルザ・ウォーカー」をモチーフにしたコスチューム