バイオハザード RE:2(Biohazard RE:2)のネタバレ解説・考察まとめ
『バイオハザード RE:2』とは、2019年1月にカプコンから発売されたサバイバルホラーゲーム作品で、1998年に発売された『バイオハザード2』のリメイク版である。話の大筋に大きな変更はないが、主人公関係者の物語は大幅に変更された箇所もあった。ゾンビが溢れかえる街から脱出することを目的に、新米警察官のレオン・S・ケネディ目線と、失踪した兄を探しにやってきた女子大生のクレア・レッドフィールド目線、2人の主人公の物語が描かれる。よりリアルなゾンビやサバイバルホラーを体験出来るようになった。
ゾンビ自体は特に変わった性能はないが、真っ赤なガスボンベを背負ったゾンビ。背負ったガスボンベへの銃撃で大爆発を起こし、周囲の敵を巻き込んでダメージを与えることが可能。
また、ガスボンベに攻撃を与えずにゾンビのみを倒すことや足を撃つなどしてダウンさせるとガスボンベがマップ上に落ち、任意のタイミングで銃撃して爆発させることが可能となる。
ちなみに近距離でボンベを撃ち抜くと吹き飛ばされるが、ダメージは大したこと無いので目の前に迫っていても撃ち抜いてしまって問題ない。
ペイルヘッド (Pale Head)
自然発生したゾンビではなく、孤児院から研究所に送られた実験体の変異体。
体色が白く目がないのが特徴。通常のゾンビに比べて動きが早いが、体力が低くなると動きが遅くなる。
ダメージを受けても時間経過で体力を回復させてしまうため、威力の低い武器では倒すことが難しい。
高威力の武器や断続的にダメージを与えられる火炎放射器などが有効となる。
しかし、実はハンドガンでも対処可能。
火力が高くないと倒せないが、ハンドガンの通常弾でも4発程度撃つと動きが鈍るので、そこから背後に回って無限ナイフで切りつけると簡単に処理できる。
単体ならコレで処分可能だが、複数いる場合、強化弾や火炎放射器を使用することになる。
『バイオハザード RE:2』の武器
レオンが使用している武器
マチルダ(H&K VP70)
レオンの初期装備として登場するポリマー製フレームのハンドガン。国民拳銃を目指すが実用面での問題が多く、公式装備にはいたらなかった。
弾薬は9mmパラベラム弾。初期状態では、装弾数は12発。出現する敵の体力と防御力が高くなっているため、威力はかなり低く感じる。
カスタムパーツはオリジナル版と同じ「バーストストック」に加え「ロングマガジン」と「マズルブレーキ」。バーストストックは警察地下駐車場のパトカーのトラックの中に置いてあり、装着すると3点バースト射撃が可能となる。ロングマガジンは警察1F西オフィスにあり、装着すると装弾数が24発に増加してリロードする時間が短縮される。マズルブレーキは警察2F東金庫の中にあって、装着すると発射時の跳ね上がりが抑えられる。ハンドガンを戦力化するのならば、カスタムパーツの装着はほぼ必須。
入手時はアイテム欄1つ分の大きさだが、ストックホルスターを装着するとアイテム欄2つ分の大きさになる。オリジナル版では単発と3点バーストのモード切り替えになっているのに対し、今作ではモード切り替えではなくストックホルスター着脱時に変化するようになった。
ハンドガンの威力が上がるカスタムパーツを全て入手する頃には、ショットガンを入手出来るため敵を倒す目的での使用は格段に減るのが問題。そのためショットガンの弾の節約のために使用することが多くなる。
例えばマチルダを使ってリッカーを倒そうとすると、25発もの弾が必要になり、リッカーからの反撃を受けずに戦える性能ではない。
ゾンビ相手でならば頭か足を攻撃すれば体勢を崩すため、武器の選択肢が乏しい序盤において使用場面が多い。
ちなみにハンドガンで確実にゾンビを倒すならば、足を破壊してからのナイフ攻撃か、同じく足を破壊してから精密射撃で追撃する方法をとる必要がある。
W 870(レミントンM870)
ポンプアクション式ショットガン。頑丈なスチール製の機関部を備え、操作性の高さや堅牢さから広く普及している。
警察署の備品保管庫で入手可能。弾薬は12ゲージショットシェル。近距離における高い攻撃力と信頼性で、ゾンビからボス戦にまで、幅広く使える。
初期状態では、ショートバレル、ストックレス仕様のブリーチャーモデルで、装弾数は4発。カスタムパーツはオリジナル版と同じ「ロングバレル」と「ストック」。ロングバレルは警察署裏通りガンショップ店内の棚にあり、装着すると装弾数が8発に増加し、弾速が向上。更に弾の拡散が抑制され、威力も向上する。ストックは下水道の処理プール室にある金庫から入手出来る。装着すると反動が軽減され、連射速度が向上する。
入手時はアイテム欄1つ分の大きさだが、ロングバレルを装着するとアイテム欄2つ分の大きさになる。
オリジナル版のカスタムショットガンより比べると撃った後の反動が無くなり、安定する構えとなった。
ショットガンは、広角に発射されるため、射程範囲が横に広く、ヘッドショットを狙うのがハンドガンより簡単になる。威力はハンドガンの半分くらいだが、同時に複数の弾を飛ばすため、総ダメージ量では大きく勝った。そしてショットガンは距離によってダメージが変化し、可能な限り近距離で使用すると最大限の効果を発揮する。
警察署で取り忘れた場合は、研究所控え室に再設置される。取り忘れた場合は必ず回収しておくべき武器。
ライトニングホーク(デザートイーグル)
自動拳銃では珍しいガス圧作動方式を採用し、高い威力と命中精度を両立するマグナム銃。
S.T.A.R.S.オフィスで入手出来る。弾薬は.50AE弾。初期状態では、ステンレスモデルで、装弾数は7発。高威力で、連射も早くかなり使い勝手の良い武器。密着ショットガン以上のダメージ効率を持つ。ショットガンとの劇的な差は生じないものの、ボス戦では確実な強さを発揮する。
カスタムパーツは「ロングバレル」と「ダットサイト」。ロングバレルは警察署の隠し部屋の地下にあり、装着すると射撃ブレが軽減する上、弾速が速くなり破壊力も向上する。ダットサイトは警察署2階のSTARSオフィスに隠されている。装着すると素早い照準が可能。
入手時はアイテム欄1つ分の大きさだが、ロングバレルを装着するとアイテム欄2つ分の大きさになる。
オリジナル版のカスタムマグナムより比べると撃った後の大きな反動がなくなり、連射速度はこちらが優れている。
マグナムはロケットランチャーを除き、もっとも火力が高い武器だ。加えて弾には貫通能力があり、射線上にいるすべての敵にダメージを与えられる。
そのため火が効きにくいリッカーやG成体など厄介な敵を倒すことに向いている。
ただしマグナムはダメージが強力な一方、1発撃った後に隙ができてしまうため、外してしまうと敵に襲われる可能性が他の武器よりも高い。
相手との距離が近い場合や、確実に当てれない状況では使用を控えた方が良い。
高威力な武器ではあるが、カスタムパーツを入手するまでに時間がかかることや距離数が多くなるため、タイムアタックやトロフィー挑戦中の場合は入手を諦めることも視野に入れて置いた方がいい。
化学燃料火炎放射器
圧縮ガスによって噴出された燃料に着火し、高熱の炎を投射するアンブレラ製の兵器。下水道の資材置き場で入手出来る。
予備弾薬であるタンク入りの燃料を装着すると400秒間にわたって炎を噴射することができる。携帯性に優れ、燃料補充方式の工夫など、継戦能力も高い。
カスタムパーツは研究所の仮眠室のロッカーで入手できる「レギュレーター」。装着すると、燃料の可燃液体と圧搾ガスを制御することで、放射時間を大幅に延ばす。
マグナムに次ぐ時間当たりのダメージ量を持ち、プラス炎上状態で効率2倍。 状況次第ではマグナム以上の時間当たりのダメージ量を発揮してくれる兵器。
一発の威力はハンドガンを越えており、発射レートは3倍である。
装弾数が実質200と大容量。本体は初期からアイテムスロットを2つ消費するが、弾を持ち歩く必要がないため、結局は他の武器と大差ない。
ダメージディーラーとして、真価を発揮するのは敵が炎上状態になってからで、そのためには継続的な攻撃が重要になる。敵の炎上耐性を含め、燃やしやすい相手には特に効果的な武装になっている。
例えば各所に弱点を持つG第二形態、G第三形態、タイラントなど、動きの遅い相手は燃やしやすい。逆に動きの早いリッカーなどには効き目が薄い。
効果的に使用出来る敵は数多く設定されているものの、基本的にはボス相手に全ての燃料を使うと攻略が上手くいく。動きが遅い相手ならずっと放射と炎上でダメージを与えられるため、驚異的な効率を発揮される。
欠点は部位破壊の能力、敵をひるませる能力に欠けることである。
対戦車ロケット(M202)
66mm焼夷ロケット弾を四連装する、携行ロケットランチャー。
スーパータイラント戦で2分30秒経過すると入イベントが発生して、エイダより渡される専用武器。
4発まで発射可能。
ロケランの弾が当たると、広範囲の爆発を引き起こす。前方の敵はもちろん、近距離で爆発させると、自分より後方の敵をも始末できる。
M19(コルト・ガバメント)
シングルアクションの大型拳銃であり、ハンドガンの亜種。70年以上設計が変わっていないため、バリエーションが多く存在する。
レオン編の2ndシナリオで警察署の裏口に繋がる路地の部屋にて入手出来る初期装備。
弾薬は「大型拳銃の弾」(.45ACP弾)で、装弾数は7発。マチルダを発射する体勢が変わり、横向きに寝かせた構えで射撃する。
マチルダより装弾数が少なくなるものの、ダメージも連射力も上。頭部クリティカルの発生率も高い。
時間当たりのダメージ量はハンドガンの2.4倍で、ショットガンなどの主力達に比べるとその使用頻度は落ちる。しかも弾薬である「大型拳銃の弾」は落ちている分からしか入手出来ず、マチルダとは違い自分で作成が出来ない。
装弾数は少ないが、火力自体はマチルダバーストを越えている。
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目次 - Contents
- 『バイオハザード RE:2』の概要
- 『バイオハザード RE:2』のあらすじ・ストーリー
- レオン編
- 警察署からの脱出
- エイダとの出会い
- 下水道からの脱出
- Gウィルスの確保
- エイダとの別れ
- クレア編
- 警察署探索
- シェリーとの出会い
- シェリーとの再会
- ワクチンを入手
- ラクーンシティ脱出
- 『バイオハザード RE:2』のゲームシステム
- 三人称視点
- 開発エンジンの変更
- キャラクターの見た目の変更
- 「The 豆腐 Survivor」について
- 『バイオハザード RE:2』の舞台
- ガソリンスタンド(Mizoil Gas Station)
- ラクーン警察署(Raccoon Police Station)
- 地下施設(Underground Facility)
- 警察署裏通り(Behind R.P.D.)
- ケンド銃砲店(Gun Shop Kendo)
- 孤児院(Raccoon City Orphanage)
- 下水道(Raccoon City Sewers)
- NEST
- 難易度について
- ASSISTEDの特徴
- STANDARDの特徴
- HARDCOREの特徴
- 『バイオハザード RE:2』の登場人物・キャラクター
- 操作可能キャラクター
- レオン・S・ケネディ (Leon Scott Kennedy)
- クレア・レッドフィールド (Claire Redfield)
- エイダ・ウォン (Ada Wong)
- シェリー・バーキン (Sherry Birkin)
- 警察署関係者
- マービン・ブラナー (Marvin Branagh)
- エリオット・エドワード (Elliot Edward)
- ダニエル・コルティーニ (Daniel Cortini)
- ブライアン・アイアンズ (Brian Irons)
- アンブレラ社関係者
- ウィリアム・バーキン (William Birkin)
- アネット・バーキン (Annette Birkin)
- ハンク (HUNK)
- ナイトホーク (NIGHT HAWK)
- J・マルチネス (J. Martinez)
- A・カークパトリック (A. Kirkpatrick)
- 一般人
- ベン・ベルトリッチ (Ben Bertolucci)
- ロバート・ケンド (Robert Kendo)
- エマ・ケンド (Emma Kendo)
- キャサリン・ウォーレン (Katherine Warren)
- トラックの運転手 (Truck Driver)
- ジェリー (Jerry)
- 豆腐姿
- 豆腐 (to-fu)
- ういろう
- こんにゃく
- プリン
- 杏仁豆腐
- 『バイオハザード RE:2』の登場クリーチャー
- T-ウィルスによって発生したクリーチャー
- ゾンビ (Zombie)
- リッカー (Licker)
- ゾンビ犬 (Zombie Dog)
- ラージ・ローチ (Large Roach)
- アリゲーター (Giant Alligator)
- 実験体
- プラント43 (Plant 43)
- イビー (Ivy)
- 生物兵器
- タイラント (Tyrant)
- スーパータイラント (Super Tyrant)
- G-ウィルスにより発生したクリーチャー
- G成体 (G-Adult)
- G幼体 (G-Young)
- G生物
- G第1形態 (G 1st stage)
- G第2形態 (G 2nd stage)
- G第3形態 (G 3rd stage)
- G第4形態 (G 4th stage)
- G第5形態 (G 5th stage)
- ダウンロードコンテンツで追加になったクリーチャー
- P-Zガスゾンビ (P-Z Gas Zombie)
- A装備ゾンビ (A-gear Zombie)
- ガスボンベゾンビ (Gas Bomb Zombie)
- ペイルヘッド (Pale Head)
- 『バイオハザード RE:2』の武器
- レオンが使用している武器
- マチルダ(H&K VP70)
- W 870(レミントンM870)
- ライトニングホーク(デザートイーグル)
- 化学燃料火炎放射器
- 対戦車ロケット(M202)
- M19(コルト・ガバメント)
- クレアが使用している武器
- SLS60(S&W M49)
- JMB Hp3(ブローニングHP)
- GM79(M79グレネードランチャー)
- MQ11(MAC-11)
- スパークショット
- ミニガン(M134)
- クイックドロウ・アーミー(コルトS.A.A.)
- その他の人物が使用していた武器と特典武器
- ブルームHc(モーゼルHSc)
- EMFスキャナープロジェクター
- サムライエッジ
- MUP(H&K USP)
- LE 5(H&K MP5A3)
- ATM-4(FFV AT4)
- サブウェポン
- コンバットナイフ(M9)
- 閃光手榴弾(M84スタングレネード)
- 破片手榴弾(M26手榴弾)
- 『バイオハザード RE:2』のアイテム
- 回復アイテム
- グリーンハーブ(Green Herb)
- レッドハーブ(Red Herb)
- ブルーハーブ(Blue Herb)
- 救急スプレー(First-aid spray)
- 調合ハーブ(緑+緑)
- 調合ハーブ(緑+緑+緑)
- 調合ハーブ(緑+赤)
- 調合ハーブ(緑+青)
- 調合ハーブ(赤+青)
- 調合ハーブ(緑+赤+青)
- 調合ハーブ(緑+緑+青)
- 素材アイテム
- ガンパウダー
- ガンパウダー(大)
- 強化火薬(黄)
- 強化火薬(白)
- 消耗キーアイテム
- 木材
- サイドパック
- インクリボン
- キーアイテム
- 倉庫の鍵
- ライオンメダル
- ユニコーンメダル
- バージンメダル
- スペードの鍵
- ハートの鍵
- クラブの鍵
- ダイヤの鍵
- 武器持出許可証
- 赤い本のオブジェ
- 石膏像の左腕
- 本を持った左腕
- 赤い宝石
- 宝石で飾られた箱
- USBドングルキー(S.T.A.R.Sバッジ)
- ポータブルセーフ
- 予備キー
- チェーンカッター
- バルブハンドル
- 電池のない信管
- 電池
- 信管
- 四角クランク
- 車の鍵
- ヒューズ
- 電子部品の箱
- 特注部品
- 大きな歯車
- 小さな歯車
- ジャッキハンドル
- 木箱
- 庭園の鍵
- 駐車場のカードキー
- ぬいぐるみ
- 模様の描かれたブロック
- ハサミ
- 孤児院の鍵
- T字のバルブハンドル
- キングプラグ
- クイーンプラグ
- ルークプラグ
- ビショッププラグ
- ポーンプラグ
- ナイトプラグ
- 下水道の鍵
- 特殊部隊のデジタルビデオテープ
- リストタグ(ゲスト)
- リストタグ(一般職員)
- リストタグ(上級職員)
- リストタグ(マスター)
- アップグレードチップ(一般職員)
- アップグレードチップ(上級職員)
- アップグレードチップ(マスター)
- 散布装置用カートリッジ(空)
- 散布装置用カートリッジ(薬液)
- 散布装置用カートリッジ(枯死剤)
- 置物
- 信号変調器
- 研究所のデジタルビデオテープ
- ジョイントプラグ
- 『バイオハザード RE:2』の用語
- ラクーンシティ
- S.T.A.R.S.
- R.P.D.
- アンブレラ
- B.O.W.
- T-ウィルス(t-Virus)
- G-ウィルス(G-Virus)
- 『バイオハザード RE:2』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 豆腐声優はリメイク前と同じ声優が担当
- ロバート・ケンドのモデルはお笑い芸人のケンドーコバヤシ
- 骨が折れる効果音は、セロリをかじる音
- 幻の『バイオハザード2』の主人公「エルザ・ウォーカー」をモチーフにしたコスチューム