『モアナと伝説の海』とは、ディズニー製作のスペクタクル・アドベンチャー映画。2016年公開。この映画は、全米興行収入ランキング3週連続1位、第89回アカデミー賞では主題歌賞、長編アニメーション賞にノミネートされた。モヌトゥイ島に住む16歳の少女モアナは海を愛し、サンゴ礁の向こうの世界にとても魅力を感じていた。ある日、近郊に魚が居なくなり、椰子の実等の果物も腐り始める。島の人々と世界を救う為に大海原へ旅に出るという物語を描いている。
『モアナと伝説の海』の概要
『モアナと伝説の海』とは、2017年3月10日に公開された、ディズニー製作の3Dコンピュータアニメーションである。第89回アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞している。
監督は、『リトル・マーメイド』でディズニー・アニメーションの歴史を変え、『アラジン』でも新しいディズニー・ヒロインの姿を打ち出して世界中の女性たちから絶大な信頼と人気を得た、ジョン・マスカーとロン・クレメンツである。
主人公の少女、モアナたちが暮らすモトゥヌイ島には、昔からある物語が伝えられていた。1000年前、海しかなかった世界に島や自然、動物を創造した女神テ・フィティがいた。ある日、その女神テ・フィティの心が、半神半人のマウイによって盗まれてしまう。しかし、同じく心を狙っていた悪魔テ・カァの襲撃を受け、マウイは心を海に落としてしまう。テ・フィティが心をなくし、世界は闇に包まれるが、いつか海に選ばれし者が心を返せばまた平和が訪れるとされている。
ある日、ココナッツなどの植物は腐り、近海で魚が採れなくなる等の現象が起きる。平和を取り戻すには、モアナが幼い頃に海からもらった緑の石(テ・フィティの心)を持ち主の女神に返す事が条件だと祖母のタラから聞かされる。モアナは島の人々と世界を救うために、サンゴ礁を超える事は危険だと父親に反対されながらも大海原へ旅に出る。そして、旅先で出会った半神半人のマウイと協力し、女神テ・フィティの元へ向かうのだった。
今作のテーマは「自己実現」であり、観た後には勇気を貰える作品になっている。監督からの「傷つき悩み迷った時にも、自分の心の声に従って生きてほしい」という思いが込められており、主人公のモアナの行動から人間としてどのように生きるか、どのように自己の能力や個性を実現させていくかを学ぶ事が出来る所が魅力である。
『モアナと伝説の海』のあらすじ・ストーリー
導かれた運命と失われた伝説
太平洋のただ中に、緑や花、ヤシの木が生い茂る自然豊かなモトゥヌイという島があった。そこに住む人々は平和な暮らしを送っていたが、島には古くから語り継がれる伝説があった。それは、万物の命を創り出す「心」を持つ女神テ・フィティから、風と海を司る屈強な半神半人のマウイがその心を盗み出したというものだ。マウイがテ・フィティの心を釣り上げた瞬間、大地は崩れ、暗黒の闇が世界を覆い尽くした。そして、大地と炎の悪魔テ・カァが誕生し、マウイを襲った。激しい衝撃により、マウイは神から授かった大切な釣り針とテ・フィティの心を海の底へと失い、彼自身もどこかへ姿を消した。この物語を村の子供たちに語り聞かせていたのは、村長の娘モアナの祖母であるタラであった。彼女は、いつか海に選ばれし者が現れ、マウイを探し出してテ・フィティに心を返すことで、再び世界に平和が戻ると信じていた。
村長の娘であるモアナは、幼少期からこの伝説を聞いて育った。海を愛する彼女はある日、海辺で遊んでいる最中に、孵化したばかりの子ガメが鳥に狙われているのを見つける。モアナは大きな葉っぱを使って子ガメを保護し、無事に海へと誘導した。その優しさに応えるかのように海が形を変え、モアナの前に渦巻き模様の緑色の石を差し出した。これこそが伝説の「テ・フィティの心」であったが、父トゥイに呼ばれた拍子にモアナはその石を落として失くしてしまう。しかし、すべてを見ていた祖母タラは、モアナこそが海に選ばれた人間だと確信し、密かに石を拾い上げて孫が成長するまで大切に保管していた。
島の危機とサンゴ礁を越える決意
時が経ち、16歳になったモアナは、父から次代の村長としての期待を寄せられ、伝統を守るよう教育を受けていた。しかし、島には異変が起き始めていた。ココナッツの実は黒く腐り、近海では魚が全く捕れなくなったのだ。モアナは漁の範囲を広げるためにサンゴ礁を越えることを提案するが、トゥイは激昂して耳を貸そうとしない。父トゥイは、かつて親友を海で失った悲劇的な経験から、サンゴ礁の外は唯一の危険だと断じ続けていた。母シーナから父の過去のトラウマを聞かされたモアナは、一度は海への思いを断ち切ろうとするが、どうしても抑えきれず、ペットの子豚プアと共に小舟で海へ出る。しかし、激しい荒波に翻弄され、這う這うの体で岸へ戻るしかなかった。
海への恐怖に打ちひしがれるモアナに、タラは島の秘密の洞窟を見せる。そこにはかつて航海民族だった先祖が使っていた巨大な帆船が隠されていた。タラから再び「テ・フィティの心」を託されたモアナは、危篤となった祖母の最期の言葉「海を行き、心を返しなさい」という遺言を胸に、単身大海原へと漕ぎ出した。旅の途中で、船に紛れ込んでいた鶏のヘイヘイと共に嵐に巻き込まれたモアナは、海に導かれるようにして、マウイが1000年もの間幽閉されていた無人島に流れ着く。
半神マウイとの出会いと信頼の芽生え
そこで出会ったマウイは、かなりの自信過剰でひねくれ者だった。モアナはテ・フィティに心を返すよう説得するが、マウイは一切聞く耳を持たず、彼女を穴に閉じ込めて船を奪おうとする。しかし、海そのものがモアナの味方となり、逃げようとするマウイを何度も船へと引き戻した。観念したマウイは、魔力の源である「神の釣り針」を巨大なカニの怪物タマトアから取り返すことを条件に、テ・フィティの島を目指すことに同意した。
二人の前には、心を狙う小さな海賊カカモラが立ちはだかる。無数の小舟で襲い来るカカモラに対し、モアナは知恵を絞り、ヘイヘイが餌と間違えて飲み込んでしまった「心」を命がけで奪還する。この窮地を脱した経験を通じて、マウイはモアナの素質を認め、彼女に伝統的な航海術を伝授し始めた。やがて二人は魔物の住む島へ辿り着き、煌びやかな財宝を背負ったタマトアの元から、連携プレーで神の釣り針を奪い返す。しかし、長年のブランクからマウイは思うように変身ができず、タマトアから「人間に捨てられた子」と過去を揶揄されたことで深く傷ついてしまう。モアナは孤独な過去を打ち明けたマウイに寄り添い、彼が神から釣り針を与えられた理由が必ずあるはずだと励ました。二人の間には、真の信頼関係が芽生えていった。
テ・カァの猛威と自らのアイデンティティ
ついにテ・フィティの島へと辿り着くが、そこには強大な炎の悪魔テ・カァが立ちはだかっていた。マウイは勇敢に立ち向かうが、テ・カァの圧倒的な力により、大切な神の釣り針に深いひびが入ってしまう。釣り針を完全に失うことを恐れたマウイは、「すべてはお前のせいだ」と怒りをぶつけ、モアナを残して去っていった。一人残され、希望を失ったモアナは「私には無理だ」と心を海へ投げ捨てようとするが、そこにエイの姿となったタラの魂が現れる。祖母の温かな導きにより、モアナは自らのアイデンティティを再確認し、再び海から心を受け取って独りでテ・カァに立ち向かう決意を固めた。
モアナが再びテ・カァの猛攻に晒されたその時、心を変えたマウイが戻ってきた。彼は自分の宝物である釣り針が壊れることも厭わず、モアナを援護するためにテ・カァの注意を惹きつけた。その隙に島へ上陸したモアナだったが、そこにあるはずのテ・フィティの姿がないことに気づく。ふと、テ・カァの胸にある渦巻き模様に目を止めたモアナは、すべてを理解した。テ・カァこそが、心を奪われたことで怒りと悲しみに支配されたテ・フィティの変わり果てた姿だったのだ。モアナは海を割り、迫りくるテ・カァに向かって優しく語りかけ、彼女の胸に「心」を戻した。
蘇る命と新たな航海の始まり
瞬間、火の悪魔は浄化され、優美な女神テ・フィティが復活した。世界には再び緑が溢れ、枯れていた島々に命が吹き込まれた。テ・フィティは自分を救ってくれたモアナとマウイに感謝し、壊れた釣り針を新しく作り直してマウイに贈った。マウイは自分の新たな道を見つけるために旅立ち、モアナと再会を誓って別れた。
モアナが平和を取り戻したモトゥヌイ島に帰還すると、両親が涙を流して彼女を抱きしめた。島の人々は再び先祖のような航海民族としての誇りを取り戻し、モアナは新たな指導者として、愛する人々を率いて未知なる海へと新たな旅に出る。その姿は、自分の心に従って生きることの尊さを物語っていた。
『モアナと伝説の海』の登場人物・キャラクター
主要人物
モアナ・ワイアリキ
CV:アウリイ・クラヴァーリョ/吹き替え版:屋比久知奈(16歳のモアナ・ワイアリキ)、正垣那々花(8歳のモアナ・ワイアリキ)
この物語の主人公で、海に惹かれている16歳の少女。 幼い頃、海辺で子ガメが海に向かう途中に鳥につつかれている所を助けた事がきっかけで、盗まれたテ・フィティの心を返す者として海に選ばれた。モトゥヌイの村長の娘で、いずれ父の跡を継ぎ島の人々のリーダーになることを期待されている。少々プレッシャーを感じながらも、期待に応える為に頑張っている。
島に異変が生じ困る村人達を救う為、マウイを探し出しテ・フィティの心を返しに行く冒険の旅に出る。モアナは島育ちではあるが、トゥイの厳しい掟により海に出たことは無く、航海技術は素人同然であった。旅を共にする事となったマウイから伝統的な航海術を教えてもらうと、みるみる航海技術は磨かれた。
自分の心に正直に生きる、逞しい性格の持ち主である。
マウイ
CV:ドウェイン・ジョンソン/吹き替え版:尾上松也
風と海を司る半神半人。がたいがよく、恐いもの知らずでいつも自信満々。神に与えられた巨大な神の釣り針で、どんな生き物にも変身する事が出来る。素晴らしい航海士でもあるが、泳ぎは不得意。その為、釣り針で鷹や水棲生物に変身するか、船に乗るかしなければ海を越えて旅することができない。
かつては偉大な英雄として称えられていた。テ・フィティの心を盗んだことをきっかけに神の釣り針と盗んだテ・フィティの心を失くしただけではなく、無人島に1000年間幽閉されてしまった。体中に刻み込まれたタトゥーは、マウイの偉業や過去を表している。これまでに成し遂げてきた偉業はハワイ諸島を釣り上げる、太陽を捕まえる、空を持ち上げるなどである。このような明るい過去だけではなく、マウイは生まれて間もなく親に捨てられた悲しい過去もあった。マウイは周囲からの愛欲しさ故に数々の偉業を成し遂げてきたのだった。
島に漂着したモアナと出会い、説得されたマウイは再び英雄になる為、共に航海をする事を決意する。最初はモアナの船を目当てに説得に応じたが、旅の途中でモアナとトラブルを乗り越え話し合いを重ねていくうちに心を開き、信頼関係を深めていった。
ミニ・マウイ
マウイの体に現れたタトゥーのひとつで、人格を持ったマウイの分身であり、彼の「本心」を表している。マウイのタトゥーは人の手で彫ったものではなく、彼の経験や伝説に合わせて現れてくる。ミニ・マウイはマウイの体を自由に動きまわり、声は出さないものの、身振り手振りで意思を伝えることができる。マウイが乱暴なことを言ったり、悪事を働こうとすると引き留めたりとマウイの良心の役割を果たす。マウイにとっては少々厄介な存在である。
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LINE:ディズニー ツムツム(TSUM TSUM)のネタバレ解説・考察まとめ
『LINE:ディズニー ツムツム』とは、2014年にサービスを開始したLINE株式会社が提供する「LINE GAME」シリーズの一つである。通称「ツムツム」。 本作は1分の制限時間内に同じキャラクターの「ツム(ぬいぐるみ)」を3つ以上なぞって消していくパズルゲームである。誰でも簡単に楽しめて、爽快感が味わえるのが特徴。コミュニケーションアプリ「LINE」と連動しており、LINE上の友だちとスコアを競い合ったり、ゲーム内アイテムを送り合ったりしながら一緒に楽しむことができる。
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目次 - Contents
- 『モアナと伝説の海』の概要
- 『モアナと伝説の海』のあらすじ・ストーリー
- 導かれた運命と失われた伝説
- 島の危機とサンゴ礁を越える決意
- 半神マウイとの出会いと信頼の芽生え
- テ・カァの猛威と自らのアイデンティティ
- 蘇る命と新たな航海の始まり
- 『モアナと伝説の海』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- モアナ・ワイアリキ
- マウイ
- ミニ・マウイ
- モトゥヌイの村人
- トゥイ・ワイアリキ
- シーナ・ワイアリキ
- タラ
- ヘイヘイ
- プア
- その他
- テ・フィティ/テ・カァ
- カカモラ
- タマトア
- 『モアナと伝説の海』の用語
- テ・フィティの心
- 神の釣り針
- 『モアナと伝説の海』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- モアナが海に選ばれたシーン
- モアナ「あなたをマウイにしたのはあなたよ」
- モアナ「本当の自分を決められるのはあなただけよ」
- タラ「お前の中の内なる声をとめられるものなど、この地上にはないんだよ」
- 『モアナと伝説の海』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『モアナと伝説の海』の主題歌・挿入歌
- オリジナル版
- 主題歌:Auli’i Cravalho - How Far I’ll Go
- 日本語吹き替え版
- 主題歌:屋比久知奈「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」
- ED(エンディング):加藤ミリヤ「どこまでも~How Far I’ll Go~」
![RENOTE [リノート]](/assets/logo-5688eb3a2f68a41587a2fb8689fbbe2895080c67a7a472e9e76c994871d89e83.png)