007/慰めの報酬(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『007/慰めの報酬』(原題: Quantum of Solace)とは、2008年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第22作品目。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる2作目の作品である。興行収入は全世界で5億8900万ドルを記録した。
謎の組織の幹部、ミスター・ホワイトを捕えたボンドは、上司のMの元にホワイトを連行した。だが仲間内の裏切りに遭い、ホワイトを逃してしまう。新たな手掛かりをもとに、ボンドはハイチでのミッションに挑むのだった。

『007/慰めの報酬』の概要

『007/慰めの報酬』(原題: Quantum of Solace)とは、2008年公開のスパイアクション映画である。イーオン・プロダクションズが製作した「ジェームズ・ボンド」シリーズの第22作目にあたる。監督はマーク・フォースター、脚本はポール・ハギス、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイドの3人。2006年に公開された『007/カジノ・ロワイヤル』の続編にあたり、ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる2作目の作品だ。上映時間106分はシリーズ最短で、スピード感溢れるストーリー展開で駆け抜ける。映画のタイトルは、1959年に出版されたイアン・フレミングの『007号の冒険』(新版は『007/薔薇と拳銃』)に掲載された短編小説から採用されたものだが、映画の内容は、その短編小説とは一切関係が無い。
2008年10月29日にオデオン・レスター・スクエアで初公開され、クレイグの演技や、よりシリアスで迫力満点の世界観などが高い評価を得たが、前作『007/カジノ・ロワイヤル』に比べて印象が薄く感じられる等、評価は賛否両論であった。興行収入は全世界で5億8900万ドルで、「ジェームズ・ボンド」シリーズとしては4番目に高い記録となった。本作の続編としては2012年に『007/スカイフォール』が公開された。
主題歌「アナザー・ウェイ・トゥ・ダイ」(原題: Another Way to Die)は、アメリカ合衆国のロックミュージシャン、ジャック・ホワイトと、R&Bソウルシンガー、アリシア・キーズの共同作品で、「ジェームズ・ボンド」シリーズ初のデュエット曲である。ホワイトは作詞・ヴォーカル・ギター・ドラム・プロデュースも担当した。第51回グラミー賞ではショート・フォーム・ミュージック・ビデオ賞に、また第14回放送映画批評家協会賞では歌曲賞にノミネートされ、さらに第13回サテライト賞の歌曲賞を受賞した。
本編は前作『007/カジノ・ロワイヤル』直後のシーンから始まる。恋人のヴェスパー・リンドを自殺に追いやった宿敵ホワイトを捕えたボンドは、彼を尋問し謎の組織の詳細を暴こうとする。だが、MI6内の裏切りにより、ホワイトは逃走してしまう。ボンドは、裏切り者が残した僅かな情報をもとにハイチへ向かう。そこで出会ったボリビアの諜報員カミーユ・モンテスを通じて、謎の国際的テロ組織の構成員であるドミニク・グリーンへの接触を図るのだった。

『007/慰めの報酬』のあらすじ・ストーリー

MI6内の裏切り行為

物語は前作『007/カジノ・ロワイヤル』のラストシーンの直後から始まる。
ボンドはイタリアの海岸線で、謎の組織の車と激しいカーチェイスを繰り広げていた。乗っていた車を半壊させつつも、どうにか銃撃を逃れ、古都シエーナにたどり着いたボンド。待っていたのはMI6部長のMだった。ボンドは、捕えてきたホワイトを車のトランクから降ろすと、その身柄をMに引き渡した。
帰還したボンドを出迎えたMは、ボンドの亡き恋人ヴェスパーの彼氏とされる遺体が見つかった事を告げた。だがその遺体は、DNA鑑定の結果、別人という事も判明していた。
Mは、ヴェスパーの彼氏の死の偽装についても、ホワイトらが関与していると睨んでいた。ホワイトは、MI6とCIAが追っている謎の国際的テロ組織の幹部である。
その組織の全貌を炙り出す為、Mとボンドはホワイトを厳しい尋問に掛ける。ホワイトはヴェスパーを利用し、死に追いやった男だ。ホワイトは、ボンドが彼女を愛していた事、そしてMI6もCIAも、自分たちの組織の本当の姿を未だに知らない事を揶揄し、挑発する。
そんな最中、Mの側近のミッチェルが突然裏切り、Mに向けて発砲する。ボンドはミッチェルを追跡するが、生け捕りに失敗し、殺してしまう。そして、肝心のホワイトも逃してしまったのだった。

イギリスのロンドンに戻ったMは、ミッチェルの自宅を家宅捜索していた。その最中に訪ねてきたボンドを、Mは厳しく叱責する。ミッチェルを殺してしまい、何も聞き出せないまま終わった為だ。だが家宅捜索の結果、ミッチェルが所持していた紙幣の通し番号から、一人の男の存在が浮かび上がってくる。男の名は、エドモント・スレイト。前作『007/カジノ・ロワイヤル』で、ホワイトに射殺されたル・シッフルがマネーロンダリングした紙幣を、ミッチェルもスレイトも所持していたのだ。

ボンドは、ロンドンから南国ハイチに向かい、スレイトが滞在するホテルの部屋を襲撃する。だが、またしても生け捕りに失敗し、スレイトを殺してしまった。
手がかりを得られず途方に暮れるボンドだが、ひとまず背格好が似ているスレイトになりすまし、ホテルのフロント係に、自分宛の荷物が届いていないかと尋ねる。フロント係は何の疑いもなく、届いていたブリーフケースをボンドに渡した。
荷物を受け取ったボンドがホテルを出ると、一台の車が目の前に停まった。運転していたのは現地人の美女カミーユだった。彼女が、車に乗るようボンドに声を掛けると、ボンドはそれに乗り込んだ。「地質学者だと聞いていたけれど、イメージと違う人ね」と気軽に話すカミーユに、ボンドは曖昧な笑みを返す。だが、商談を進める為にボンドが持っていたブリーフケースを開けると、中から出てきたのはカミーユが欲していた地図ではなく、銃とカミーユの写真だった。スレイトはカミーユの商談相手ではなく、殺し屋だったのだ。折しも、車の真後ろには怪しいバイクが尾行していた。カミーユは、自分が命を狙われている事を知り、ボンドに銃を向けて車から降ろすと、そのまま走り去った。

ボンドは、カミーユを尾行していた男からバイクを強奪し、カミーユを追跡した。すると彼女の車は、ドミニク・グリーンというフランス人実業家のもとにたどり着いた。
グリーンは環境保護団体グリーン・プラネットの代表者だ。しかしその正体は、ボリビアの砂漠にある天然資源の採掘利権を得るため、ヨーロッパと中南米を行き来する秘密組織の幹部だった。現在は、元ボリビア軍事政権トップであるメドラーノ将軍のクーデターを支援する為、取引を持ち掛けようとしていた。
カミーユは、メドラーノに家族を惨殺された過去を持つ。メドラーノに復讐する為、グリーンに近づき愛人となったのだ。だが、そのグリーンに命を狙われている事を知ったカミーユは、グリーンに激怒していた。グリーンはカミーユの本当の目的を知り、利用する事を思いつく。そして、取引のついでに彼女をメドラーノへ売り飛ばした。物陰から一行の取引現場を見ていたボンドは、メドラーノとカミーユが乗る小型船を追い、彼女を救出する。

オペラ歌劇「トスカ」での密談

飛行場へ向かうボンドとカミーユ。

その後、一人でグリーンを追跡するボンドは飛行場に向かい、移動中にMに電話をしてグリーンの素性を調べるよう告げる。Mがグリーンの素性を知る為にCIAにコンタクトを取ると、通話は南米局長のグレッグ・ビームに繋がった。Mは、CIAもグリーンに関心を持っている事を確信し、ボンドにチャーター機を手配した。グリーンの行先であるオーストリア・ブレゲンツに向かわせる為だ。

メドラーノとの取引を終えたグリーンは飛行場を訪れ、止まっていたチャーター機で2人のアメリカ人と合流していた。CIAの南米局長グレッグ・ビームと、その部下であるCIAのエージェント、フィリックス・ライターだ。グリーンは、メドラーノと取引を行った裏でCIAとも通じていた。敢えてボリビアのクーデターを引き起こさせ、新政権をアメリカに握らせる事、砂漠に眠る天然資源と石油の採掘権を貸与する「ティエラ計画」について、ビームと契約を取り交わす。
この「ティエラ計画」を巡っては、様々な駆け引きが裏で繰り広げられていた。そこにはイギリス首相の特命大使ガイ・ヘインズや、イギリスの外務・英連邦大臣も関与している。
交渉が成立し、グリーンとCIAの2人はそのままチャーター機でオーストリア・ブレゲンツへと赴いた。

ボンドは、グリーンが観劇に訪れたオーストリア・ブレゲンツのオペラ劇場へ、歌劇「トスカ」の観客を装って潜入した。グリーンら秘密組織のメンバーが劇場内に集い、小型マイクで会合を行なう様子を盗聴する為だ。グリーンらはボリビアでの取引「ティエラ計画」について話し合っていた。盗聴の最中にボンドは会話に割って入り、彼らを動揺させた。立ち上がった観客たちの顔写真を撮影し、Mの側近タナーに送信する為だ。
グリーンの手下と思わしき連中を次々に始末したボンドだったが、最後に殺した男が、ヘインズを護衛していた特別警備部の部員であることが判明する。事の重大さを認識したMは、今すぐロンドンに戻るようボンドに命じ、彼のパスポートやクレジットカード等を使用停止処分にしたのだった。

Mにより、出国の手段を断たれた事を知ったボンドは、イタリア・タラモーネで隠居生活を送るルネ・マティスを訪ねる。マティスはかつてル・シッフルとの関係を疑われ、MI6に拷問を受けた為、ボンドに対しても警戒の姿勢を崩さない。そしてイタリアでの悠々自適生活は、拷問を受けた代償として、MI6より提供されたものだ。
しかしマティスは、ボンドの遠回しな謝罪の気持ちを理解した。ボリビアに人脈があるマティスを頼って訪ねてきたボンドを受け入れ、共にボリビアへ同行する事を決意した。
マティスが手配したチャーター機でボリビアに到着したボンドとマティスは、MI6の現地職員ストロベリー・フィールズに出迎えられた。フィールズの職務は、ボンドをロンドンへ送還する事だという。翌日の便で出発すると聞いたボンドとマティスは、宿泊先のホテルへ移動した。

マティスはホテルに向かうタクシーの中で、ボリビアの警視総監カルロス大佐と会う約束を取り付けていた。そして、その日のうちにグリーンが主催するパーティーの招待状を入手し、ボンドに渡した。マティスは、招待状を手配したカルロスと同行するという。ボンドはフィールズと男女の関係になり、共にパーティーに参加した。
グリーンが現地の商人を相手に土地売買の交渉を行っていると、カミーユが現れて交渉を中断させる。グリーンが彼女に怒りをぶつけ、暴力を振るおうとしているところをボンドが救った。ボンドがMI6エージェントである事を初めて知り、カミーユは戸惑うが、ボンドの「ティエラ計画を見せて欲しい」という願いを素直に聞き入れ、カルロスが用意しておいた車に乗り込んだ。同行していたフィールズは会場に取り残され、代わりに情報を得る為にグリーンに接触を図っていた。
ボンドとカミーユが車で町を移動していると、警官に呼び止められた。警官にトランクを開けろと指示され、その言葉に従うと、荷台には失神したマティスが押し込められていた。ボンドが驚き、マティスを抱え上げようとすると突然、警官がボンドとマティスに向かって発砲した。ボンドは警官らを返り討ちにしたが、マティスは助からなかった。やむなくボンドとカミーユは、彼の遺体を置き去りにして、郊外の砂漠地帯にある飛行場に向かった。「ティエラ計画」を確かめる為だ。

国際的テロ組織、クァンタムの陰謀

ボンドは飛行場の職員を金で買収し、プロペラ機を自ら操縦し飛び立った。「ティエラ計画」の目的地となる、天然資源の在り処に向かう為だ。だが途中で組織の連中が操縦する戦闘機に襲われる。操縦桿を操り、敵の戦闘機を墜落させる事に成功したボンドだが、飛行機の車体は空中分解を始めていた。ボンドとカミーユは脱出し、パラソルを使って不時着した。
強い日差しを避ける為、砂漠の陥没孔に入り、体を休めるボンドとカミーユ。彼女は、自らが軍人の娘である事、メドラーノに家族を皆殺しにされた事などをボンドに語った。そしてボンド自身が強い復讐心の為にグリーンに近づこうとしている事を察し、共に戦う事を決意するのだった。
疲れが少し取れた二人は、「ティエラ計画」の取引対象である天然資源の正体を探る為、陥没孔の中を探索する。そして、グリーンが取引に利用しているのは鉱物や石油の採掘権ではなく、水である事を知る。グリーンら秘密組織の狙いは、砂漠の民に水を高値で売り、暴利を貪る事だった。その為にメドラーノが所有する土地を買収し、ダイナマイトを使ってダムを造り、限られた水脈を人工的にせき止めようとしていたのだ。

「ティエラ計画」の真相を知ったボンドとカミーユは、砂漠地帯からバスで市街地に戻り、宿泊先のホテルに戻る。フロント係より、フィールズからの「逃げて」というメッセージを受け取ったボンドは、カミーユを一旦逃がし、部屋へ向かった。そこにはMI6の職員らとMが待ち構えていた。グリーンに殺され、石油まみれの無残な遺体となったフィールズと共に。
Mは、ボンドの単独行動が招いた惨劇に憤り、停職とロンドンへの帰還を命じる。だがボンドはMI6職員らの手を振り切り、銃を奪ってホテルから逃走した。
ボンドは車で迎えにきたカミーユの車に乗り、ボリビアに来ていたライターの元を訪ねた。ボンドはそこでライターの口から、グリーンがメドラーノにクーデターの資金を渡す為、砂漠のラ・デュナス・ホテルに向かう事を知る。ボンドはライターに礼を告げ、カミーユと共にラ・デュナス・ホテルに向かうのだった。

ホテル内では、グリーンとメドラーノが契約を取り交わしていた。メドラーノは、取引対象が天然資源や石油の採掘権だと思い込んでいた為、グリーンの本当の狙いが土地の水脈だと初めて知り、その狡猾さに舌を巻いた。だが、クーデターの資金がどうしても必要なメドラーノは、その契約に同意のサインをする。
その最中にホテルに潜入したボンドとカミーユは、二手に分かれた。カミーユは、取引を終えたメドラーノが自室で女性に暴行しようとしている所を目撃し、女性を救い出す。カミーユはメドラーノと激しい格闘の末、彼を射殺した。
一方ボンドは、メドラーノの護衛を次々に撃破し、グリーンと対峙していた。ホテル内の水素ガスボンベが次々に爆発し、建物は炎に包まれていった。ボンドもグリーンと必死で戦ったが、爆風を受けた衝撃でグリーンを見失う。そしてメドラーノを倒した直後のカミーユは、激しい炎に怯えて動けなくなっていた。ボンドは彼女を見つけると優しく抱きしめ、宥めて二人でホテルの外へ脱出した。

グリーンは、爆風に紛れてホテルから抜け出し、灼熱の砂漠の中へ歩き出そうとしていた。ボンドはカミーユをその場に残し、車にグリーンを監禁して尋問する。そしてついに、彼らの組織「クァンタム」について吐かせる事に成功した。ボンドは更に車を走らせ、砂漠のど真ん中にグリーンを置き去りにし、車のトランクにあった飲料缶のような物を放り渡すと、その場を後にした。
カミーユの元に戻り、再び合流した二人は車で砂漠の駅にたどり着く。復讐を果たしたカミーユは、疲労と虚しさに襲われていた。心の内を詳しく明かさないボンドを気遣い、別れを告げて車を降りたのだった。

その年の冬の事である。
ボンドはロシアのカザンにいた。暗いアパートの一室で息をひそめていると、一組のカップルが楽し気に喋りながら帰ってきた。帰宅した男は、亡きヴェスパーが命がけで守ろうとした恋人、ユーセフだった。その傍らにはカナダ情報局の女性職員、コリーヌがいる。ボンドは2人を銃で脅してその場に座らせると、ユーセフがスパイであり、コリーヌを利用してカナダ情報局の機密情報を盗んでいる事を、彼女に教える。そして、コリーヌだけを解放し、ユーセフの身柄をMに引き渡した。ユーセフはクァンタムの構成員だ。尋問して更に組織の情報を引き出す為、ボンドはロシアに来ていたのだ。
責務を果たしたボンドに対し、Mはグリーンが砂漠で遺体となって発見された事を伝えた。そしてボンドに、改めて任務に戻るよう命じる。「僕がいつ任務を離れましたか」ボンドはそう告げると、ヴェスパーの形見であるネックレスを捨て、雪が舞う街に歩み出していった。

『007/慰めの報酬』の登場人物・キャラクター

主要人物

ジェームズ・ボンド/演:ダニエル・クレイグ

日本語吹替:(ソフト版)小杉十郎太、(キングレコード版・BSジャパン版)藤真秀
「007」シリーズの主人公。MI6エージェント、007の称号を持つ。1968年4月13日、ベルリン生まれ。幼い頃に両親を亡くし、スコットランド郊外に住むドイツ系の養父に育てられた。多言語に長けており、スパイ活動にもその能力が生かされている。初めて愛した恋人ヴェスパーに裏切られた過去がある。彼女が自殺するきっかけを作った国際的テロ組織クァンタムを潰す為、数々の危険なミッションに挑んでいく。

カミーユ・モンテス/演:オルガ・キュリレンコ

日本語吹替:(ソフト版)佐古真弓、(キングレコード版)武田華、(BSジャパン版)白石涼子
本作のボンドガール。ボリビアの諜報員。母はロシア人、父はボリビア軍事政権の要人だった。メドラーノに家族を惨殺され、家を放火された過去がある。背中には、その時に負った火傷跡がある。メドラーノへの復讐の為、グリーンに近づき愛人関係となったが、ボンドと共に組織と闘い、メドラーノへの復讐を果たした。

テロリストグループ

ドミニク・グリーン/演:マチュー・アマルリック

日本語吹替:(ソフト版)家中宏、(キングレコード版)江原正士、(BSジャパン版)池田秀一
表向きの顔は、環境保護団体グリーン・プラネットのCEO。裏の顔は国際的テロ組織クァンタムの幹部である。巨万の富を得る為、ボリビアの砂漠地帯を買収する「ティエラ計画」を推し進めていた。だがボンドとカミーユの襲撃により阻止され、ボンドにクァンタムの事を吐かされる。最期は砂漠地帯で絶命した。後頭部に2発の銃弾を浴び、胃にはエンジンオイルが入った状態で発見されたのだが、何者に暗殺されたのかは不明。

メドラーノ将軍/演:ホアキン・コシオ

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