煙鬼(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ
煙鬼(えんき)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』に登場するキャラクター。魔界三大妖怪の1人・雷禅の大昔の喧嘩仲間で、魔界の覇者を決める魔界統一トーナメントの優勝者。見た目は鬼のような姿をしているが、性格は非常に温厚。トーナメントでは優勝候補といわれていたむくろを破るなど、かなりの実力を持つ。優勝した際に、「人間界に迷惑をかけないこと」という法律を制定。魔界・霊界・人間界を繋ぐ重要人物となった。
魔界三大妖怪の1人。
いつもは包帯で顔を隠しており、一人称は「俺」であるが女性。黄泉や蔵馬よりも年上。
軀の軍は雑魚でもA級妖怪で、三大妖怪の中でも1番の軍事力を持ち、厳選した77人の戦士を直属の側近にしている。
元々は魔界の奴隷商人「痴皇」の娘で、玩具奴隷として生まれ育つ。生まれた時から腹を改造され、痴皇に弄ばれ、恐らく子供を宿し生む機能を奪われている。
7歳の時に自ら酸を被って痴皇の興味を失くさせ、自由を手に入れる。
しかしこの時に痴皇に復讐防止の催眠を掛けられ、痴皇に殺意を抱くと痴皇から愛情を受けたという(偽の)記憶を思い出すようになる。
その後目に映る物を全て殺す日々を続け、呪う事で強くなって行き、国家を築き、雷禅と魔界二大妖怪と呼ばれる程の強さを持っていた。
この頃は蔵馬・黄泉はまだ弱い勢力で、飛影はまだ生まれていなかった。
後に飛影が落とした氷泪石を貢物として捧げられ、氷泪石の浄化作用によって心が癒されていく。
雷禅の死が近いことを感じ、三大妖怪と呼ばれるまで強い勢力を持った黄泉と全面戦争をするために、飛影をスカウト。
飛影と部下の時雨を戦わせ、見事な試合をした飛影に褒美として氷泪石を返却。
重傷を負った飛影を施設で回復させ、その際に軀は飛影の記憶を見て、飛影には軀の記憶を見させた。
精神状態で強さが変動するため、比較的穏やかな魔界トーナメントでは本気を出し切れず、煙鬼に敗北。
本気でキレた時は手がつけられないため、この強さをトーナメントで出せていれば楽に優勝できただろうと言われている。
誕生日の付近になると痴皇から受けた性的虐待と、痴皇から受けた愛情を思い出して情緒不安定になる。
その事を察した飛影が軀の心に土足で上がりこみ挑発する発言をしたため、トーナメントで軽く優勝できたであろう力で飛影を吹っ飛ばした。
飛影は傷を癒しつつ、蔵馬に頼んで寄生植物のヒトモドキを調達し、痴皇を捕まえて寄生させる。
そして軀に植物状態になった痴皇を軀に誕生日のプレゼントとして渡し、軀が思い出す愛情の記憶は偽者だったと明かす。
ヒトモドキの寄生した痴皇は頭を潰さなければ死なないため、好きなだけ恨みを晴らしてから殺すと良いと言う。
恨みから解放された軀は穏やかな表情になり、その後の生活は描かれて居ない。
作者お気に入りのキャラクターで、キャラクターのモデルは『風の谷のナウシカ』に登場するクシャナ。
軀(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
軀(むくろ)とは、冨樫義博の漫画『幽☆遊☆白書』およびそれを原作としたアニメに登場する敵キャラクター。作品終盤に登場した魔界三大妖怪の1人。いつもは包帯で顔を隠している。一人称は「俺」だが、性別は女性。魔界随一の軍事力を誇る軍団を有している。魔界三大妖怪の雷禅の死期が近いことから、残る1人の黄泉との全面戦争に供えて、主人公・浦飯幽助の仲間の飛影をスカウトした。飛影の記憶を知り、自分の過去を彼に見せた。
黄泉(よみ)
魔界三大妖怪の1人。
三大妖怪の中では1番若く、野心家で狡猾。
元々は妖狐蔵馬と共に盗賊をしていたが、身勝手な性格と血の気の多さが禍して蔵馬に見限られ、蔵馬の雇った刺客によって両目を失った。
視覚が失われた事で音や空気の流れを読んで戦う術を身に付けていき、それと共に耳の数も増え、性格も辛抱強く知的で落ち着いたものに変わる。
現在は人の心拍数や国中を把握できる聴力と頭脳を持ち、二大妖怪と呼ばれていた雷禅と軀と並び、三大妖怪と呼ばれるまでになった。
蔵馬の雇った刺客は捕まえてギリギリ死なない程度に痛めつけて幽閉している。
現在では自分がここまで成長するきっかけとなった蔵馬や刺客に感謝の気持ちすら覚えていると言うが、内心どう思っているかは不明。
雷禅曰く、霊界や人間界まで侵略しようと考えていた様子。
しかし魔界統一トーナメントを開くことになり、幽助の気持ちや、雷禅の旧友のパワーなどに影響されて、野心と作り上げた国家を捨てて1人の男として戦うことを望んだ。
トーナメントでは息子の修羅と戦い勝利。修羅に対しては厳しくも親バカな面を持っている。
幽助との戦いでは長時間の激闘の末に勝利。しかし披露から雷禅の旧友・煙鬼との戦いで敗北した。
トーナメント終了後は幽助に賞賛を述べ、わだかまりのあった蔵馬と和解し、修羅と共に旅に出た。
黄泉(幽☆遊☆白書)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
黄泉(よみ)とは、冨樫義博原作の漫画『幽☆遊☆白書』および、アニメに登場する人物。かつて妖狐蔵馬と共に盗賊団の副総長を務めていたが、粗野な性格に見切りをつけた蔵馬に刺客を差し向けられ失明。その後は聴覚と嗅覚を頼りに実力をつけ、魔界三大妖怪と呼ばれるまでに成長する。魔界の制覇と人間界への進出を狙っていたが、主人公・浦飯幽助に感化されて魔界統一トーナメントに挑んだ。3回戦で幽助とあたり、60時間に及ぶ激闘の末に勝利を収めている。
煙鬼の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「ワシらも強かったが あいつはもっともっと強くての 今の軀や黄泉なんぞ 当時の雷禅見てたら小便ちびっとるよ」
雷禅の墓参りに来た煙鬼が、友人の死を悼みながら幽助に告げたセリフが、「ワシらも強かったが あいつはもっともっと強くての 今の軀や黄泉なんぞ 当時の雷禅見てたら小便ちびっとるよ」である。作中では全盛期の頃も含め、詳細な戦闘シーンが一切描かれなかった雷禅。彼がどれだけ強かったのかがわかる、貴重な発言である。
「当たり前だ 愛とケンカは別次元だ」
煙鬼と狐光、夫婦揃って魔界統一トーナメントへの参戦を決めた。その際、幽助に2人が戦うことになったら本気を出すのかと聞かれると、「当たり前だ 愛とケンカは別次元だ」発言。お互いに「容赦しない」と楽しそうに語り合ったのだ。妻のことは大切だが、戦うことも大切。
かつて雷禅と喧嘩に明け暮れるほど、バトルマニアであることをうかがわせるセリフである。
煙鬼の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
狐光とは仲睦まじい夫婦
煙鬼の妻・孤光は、昔は雷禅に好意を抱いていて、何度もアタックしていたそう。しかし雷禅が人間の女に本気で惚れたことで失恋。その時、煙鬼の申し込みを受け入れ、自やけっぱちで結婚してしまったのだとか。
口ではそう言っているが、夫婦仲は良好。煙鬼が自分を大切にしてくれていることに心地よさを感じている。
また、腰痛持ちの夫のために湿布を貼る狐光の姿も描かれている。
作品完結30周年記念のグッズに登場
完全版14巻の表紙に、魔界三大妖怪の雷禅、軀、黄泉と共に描かれた煙鬼。
作品完結30周年を記念して、その表紙の図柄がグッズ化された。煙鬼のグッズはアクリルスタンドや缶バッジ、「魔界編」設定資料集の表紙、描き下ろしミニ色紙として販売された。
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目次 - Contents
- 煙鬼の概要
- 煙鬼のプロフィール・人物蔵
- 煙鬼の能力
- 三大妖怪に引けを取らない妖力の持ち主
- 煙鬼の来歴・活躍
- 雷禅と喧嘩に明け暮れた日々
- 雷禅の死
- 魔界統一トーナメント優勝
- 煙鬼の関連人物・キャラクター
- 妻
- 狐光(ここう)
- かつての喧嘩仲間
- 雷禅(らいぜん)
- 棗(なつめ)
- 九浄(くじょう)
- 痩傑(そうけつ)
- 周(しゅう)
- 才蔵(さいぞう)
- 鉄山(てつざん)
- 電鳳(でんほう)
- 魔界統一トーナメント出場者
- 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)
- 軀(むくろ)
- 黄泉(よみ)
- 煙鬼の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ワシらも強かったが あいつはもっともっと強くての 今の軀や黄泉なんぞ 当時の雷禅見てたら小便ちびっとるよ」
- 「当たり前だ 愛とケンカは別次元だ」
- 煙鬼の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 狐光とは仲睦まじい夫婦
- 作品完結30周年記念のグッズに登場