呪怨 白い老女（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『呪怨 白い老女』とは2009年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は三宅隆太。同時上映は『呪怨 黒い少女』。『呪怨』シリーズの代表的キャラクターである伽椰子は登場せず、西荻一家惨殺事件によって新たに生まれた呪怨が周囲の人間に厄災をもたらしていく様が語られている。不気味な容貌の真っ白い老女の霊が襲い掛かってくる様子は、伽椰子に負けず劣らず恐ろしい。また西荻一家惨殺事件は凄惨を極め、シリーズで唯一R-15指定作品となっている。
霊感がある女子高生。小学生の頃にタクシードライバーだった父親が失踪したため母親と2人暮らしである。友人の由佳と真弓の3人でコックリさんを行い、「みらい」という言葉を示されるとともに赤いランドセルの少女の幻覚を見る。
小学生の頃に未来と言う名前の友人がいたが、彼女は7年前に西荻一家惨殺事件で殺されていた。2階の窓から助けを呼んでいた未来を見捨てて帰ったことを思い出し、自宅に現れた未来にひたすら「ごめんなさい」と謝罪を繰り返すが、未来はあかねから借りていた熊のキーホルダーを残して姿を消す。
萩本文哉（はぎもとふみや／演：鈴木裕樹）
ケーキ屋のアルバイト店員。クリスマスの朝にケーキを配達に行った磯部家で一家の惨殺死体を発見する。それ以外にも廊下を歩いていく少女や、真っ白い不気味な老女の霊を目撃するなどの心霊現象にもあっている。警察署まで迎えに来た恋人の千穂と帰宅するが、フラッシュバックで嘔吐するなど非常に情緒不安定な状態になっている。抱きしめていた千穂が白い老女の霊に変化したため、パニック状態に陥り手に取った包丁で刺してしまう。
種村千穂（たねむらちほ／演：みひろ）
萩本文哉の恋人。凄惨な殺人事件の第一発見者となった文哉を気遣い優しく寄り添うが、千穂の姿が白い老女の霊に見えた文哉に包丁で刺される。
磯部家の人間
磯部未来（いそべみらい／演：岩本千波）
磯部美帆の小学生の娘。痴呆のハルの相手もする優しい性格の少女。叔父の篤にとても懐いていたが、引っ越して以来篤の性格が変貌したことに悩んでいる。一緒に住む叔父の事であるからと他の家族の誰にも相談できず、友人のあかねにだけ悩みを打ち明けていた。クリスマスイブの夜に篤に首を切断され、頭部は篤が自殺するまで持ち歩いていた。
磯部ハル（いそべはる／演：星野晶子）
左端のバスケットボールを持った女性
未来の曾祖母。引っ越してくる以前から痴呆は始まっていたが引っ越してきてから悪化した。年不相応の派手な装いをするようになり、篤のバスケットボールを我が子のように慈しむようになる。クリスマスイブの夜に篤に絞殺された。
磯部篤（いそべあつし／演：ムロツヨシ）
未来の叔父。未来をとても可愛がっており仲が良かったが、現在の家に引っ越してきてから性格が変貌した。未来の下着を盗むようになったり、過度の接触によって未来から怖がられるようになる。いつまでたっても司法試験に合格しないことを父に責められており、クリスマスイブの夜に家族全員を殺害した後に自殺した。
磯部淳子（いそべじゅんこ／演：中村愛美）
健太郎の妻。美帆と篤は健太郎の連れ子である。篤が司法試験に合格しないことなどが原因で夫と口論が絶えないようになる。クリスマスイブの夜に篤に刺殺された。
磯部健太郎（いそべけんたろう／演：大久保英一）
弁護士。淳子の夫で美帆、篤の父親。ハルは実母で未来は孫。世間体を気にする性格で、篤がいつまでたっても司法試験に合格しないことに苛立っている。その為、家族と口論になることが多くなっていた。クリスマスイブの夜に篤にバットで撲殺された。
磯部美帆（いそべみほ／演：あらいすみれ）
健太郎の娘で未来の母。継母の淳子に対して馬鹿にするような態度をとったりするため、家族間の空気がぎくしゃくする一因となっている。クリスマスイブの夜に篤によって浴室で焼き殺された。
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呪怨（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『呪怨』（映画）とは2003年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は清水崇。かつて殺人事件が起きた家に関わった人間が、その家に巣食う伽椰子と俊雄の霊に襲われていく様が恐ろしい心霊現象として映像化されている。仁科理佳はその家を訪問してから、深夜に自分を見下ろす伽椰子やテーブルの下に潜む俊雄を目撃するなどの恐怖体験に襲われ続けることとなる。あまりの恐ろしさに、伽椰子は『リング』の貞子と並んで日本を代表するホラーキャラクターとなった。キャッチコピーは「総毛立つ快感」。
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『呪怨 終わりの始まり』とは、2014年に公開された日本を代表するホラー映画『呪怨』シリーズの5作目である。監督は落合正幸、脚本は落合正幸と一瀬隆重。小学校教師の生野結衣が長期欠席中の佐伯俊雄の問題に対処していく中で、恐ろしい心霊現象に襲われていく。また、事故物件に肝試しに行った女子高生4人が次々と不審な死を遂げていく様も語られる。結衣の恋人の直人も佐伯俊雄について調べ始め、佐伯家で過去に起きた男児虐待死事件に辿り着く。今作では佐伯一家殺人事件の動機などが前作までと異なっている。
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目次 - Contents
- 『呪怨 白い老女』の概要
- 『呪怨 白い老女』のあらすじ・ストーリー
- 事件発覚
- 柏木の失踪
- コックリさんでよばれたもの
- 磯部家に忍び寄る不穏な影
- 恐怖に呑み込まれた文哉
- 未来が抱える不安
- 謎のカセットテープ
- 西荻一家惨殺事件
- エピローグ
- 『呪怨 白い老女』の登場人物・キャラクター
- 主要登場人物
- 柏木あかね（かしわぎあかね／演：南明奈 少女時代／演：笠菜月）
- 萩本文哉（はぎもとふみや／演：鈴木裕樹）
- 種村千穂（たねむらちほ／演：みひろ）
- 磯部家の人間
- 磯部未来（いそべみらい／演：岩本千波）
- 磯部ハル（いそべはる／演：星野晶子）
- 磯部篤（いそべあつし／演：ムロツヨシ）
- 磯部淳子（いそべじゅんこ／演：中村愛美）
- 磯部健太郎（いそべけんたろう／演：大久保英一）
- 磯部美帆（いそべみほ／演：あらいすみれ）
- あかねの友人
- 金原由佳（かねはらゆか／演：福永マリカ）
- 吉川真弓（よしかわまゆみ／演：雨宮チエ）
- 警察関係者
- 川端啓介（かわばたけいすけ／演：枝川吉範）
- 安川英樹（やすかわひでき／演：鈴木卓爾）
- その他の登場人物
- 柏木一（かしわぎはじめ／演：宮川一朗太）
- 佐伯俊雄（さえきとしお／演：宇都秀星）
- 『呪怨 白い老女』の用語
- 呪怨
- 熊のキーホルダー
- カセットテープ
- 『呪怨 白い老女』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 白い老女「あ゛あ゛あ゛あ゛」
- コックリさんでよばれた少女
- 未来「早く来て。怖いから。こっちに来て」
- 『呪怨 白い老女』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 主演の南明奈が泣き出すほどの恐ろしさ
- 『呪怨 白い老女』は『怪談新耳袋 劇場版』のプリクエル（前章）
- 無限に繰り返す世界
- 『呪怨 黒い少女』との関連性