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ハリー・ポッターシリーズの歴史・時系列・年表まとめ

『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングが原作のファンタジー小説、およびそれを原作とする映画・ゲーム・舞台などのメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台としており、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、闇の帝王ヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語である。
作中では、非常に古くから魔法の存在が言及されており、中世の魔女狩りの時代を経て、20世紀に台頭してきた闇の魔法使いらとそれらへの対抗勢力による魔法界の変遷が描かれる。

1792年：三大魔法学校対抗試合が18世紀以降の開催を中断する

三大魔法学校対抗試合では、代表選手が死の危機に脅かされるほどの危険な課題を与えることがあり、この年の三大魔法学校の課題には魔法生物コカトリスが扱われたことが言及されている。
コカトリスを捕獲することを優勝条件としていたようだが、コカトリスの暴動により代表選手だけでなく3校の校長が負傷した。これにより、あまりにも危険な競技であるとして以降200年に渡り、開催を中止することになった。

1794年：アクロマンチュラの最古の記録が残る

作中に登場したアクロマンチュラのアラゴグ

大型蜘蛛の魔法生物アクロマンチュラがボルネオで目撃される。これ以前に記録はなく歴史上では最古の記録とされた。
アクロマンチュラは、バジリスク同様に魔法使いの手によって創り出された魔法生物だと考えられているよう。

1799年：ドラゴンが小型帆船を運び去る

ドラゴンのウクライナ・アイアンベリー種が黒海でマグルの小型帆船を運び去る事件が発生した。この乗船者はおらず犠牲はでなかったものの、以降魔法当局は常時アイアンベリー種を監視することになった。なお、この時のドラゴンの目的については言及されておらず不明。

19世紀

1800年代はじめ：シュレイクの群れが創られる

体がトゲで覆われた魔魚シュレイクがある魔法使いによって創られ、群れを成すまでになった。この魔法使いがシュレイクを生み出したのは、自身が航海中、マグルの漁師たちが魔法使いを侮辱したことに腹を立て、仕返しに魔魚に漁の網を破らせるためだったとされている。以来、その海域でマグルが漁をしてもシュレイクが網を破ってしまうようになったという。

1802年：ドラゴンがノルウェー沖で子鯨を攫う

作中の魔法生物飼育学の参考図書『幻の動物とその生息地』によると、ドラゴンのノルウェー・リッジバック種が、ノルウェー沖で子鯨をさらったとされている。ノルウェー・リッジバックは肉食で、哺乳類を好んで食べるとされているため、捕食目的であったと推察される。

1811年：グローガン・スタンプがヒトたる存在の定義を定める

当時の魔法大臣グローガン・スタンプにより、魔法社会の大多数の賛同を得られる定義「“ヒトたる存在”とは魔法社会の法律を理解するに足る知性を持ち、立法に関わる責任の一端を担うことができる生物」ができる。ただし、これによって全てが丸く収まったわけではなく、「マグルを“動物”に分類せよ」と主張する過激論者もいること、20世紀以降も魔法生物に分類されているケンタウルスは「鬼婆や吸血鬼も“ヒトたる存在”である」ことに意義を申し立て、その高い知性で魔法社会の法律を理解することができるにも関わらず、「自分たちのことは自分たちで管理する」と宣言し、「ヒトたる存在」の地位を拒絶し「動物」に留まっている。

1812年：水中人が「動物」に分類される

1811年の定義で「ヒトたる存在」とされていた水中人（マーピープル）が、ケンタウルスと同様に「自分たちのことは自分たちで管理する」とし、「動物」に分類することを求めた。
魔法省は渋々ながらもこの要求を受け入れ、水中人は「動物」に分類された。

1881年夏：アルバス・ダンブルドア誕生

後にホグワーツ魔法魔術学校で校長となるアルバス・ダンブルドアが、モールド・オン・ザ・ウォルドに住む魔法族父パーシバルと母ケンドラの間に長男として誕生する。
幼少期は、母ケンドラから「吟遊詩人ビードルの物語」を読み聞かされたりしていたほか、秘密主義を学んだとされる。
後に1884年頃に弟アバーフォース・ダンブルドアが、妹アリアナ・ダンブルドアが誕生する。

1891～1892年ごろ：ダンブルドア家がゴドリックの谷に引っ越す

アルバス・ダンブルドアの妹アリアナがマグルの少年3人に暴行され、父パーシバルが相手の少年に魔法を行使して復讐しため、アズカバンに投獄された。これを機にダンブルドア家はアリアナを安全に守るためにゴドリックの谷へ移住した。
この事件によりアリアナは以降精神不安定となり、たびたび魔力を暴発させるようになり、家族は献身的に彼女の介護をしていたよう。ただし、アルバスは母ケンドラや弟アバーフォースほどは妹の面倒を見なかったとされる。

1883年頃：ゲラート・グリンデルバルド誕生

『ハリー・ポッター』シリーズではヴォルデモート以前に覇権を敷いていた闇の魔法使いであり、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ最大の敵ゲラート・グリンデルバルドが誕生する。

1892年9月1日：アルバス・ダンブルドア、エルファイアス・ドージ入学

9月1日 - アルバス・ダンブルドア、エルファイアス・ドージがホグワーツに入学する
アルバスは入学当初「マグル嫌いの犯罪者の息子」という悪評を背負って周囲から嫌煙されていたが、その優秀さから、1年が終わる頃には「ホグワーツ校始まって以来の秀才」と言われるようになる。在学中は監督生と首席に選ばれ、学校の賞という賞を総なめにし、論文が「変身現代」や「呪文の挑戦」、「実践魔法薬」などに掲載される、ウィゼンガモット最高裁への英国青年代表に選ばれる、秀でた呪文術へのバーナバス・フィンクリー賞や、カイロ国際錬金術会議での革新的な論文による金賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝くなど、枚挙に暇がない。
また、在学中から著名な魔法使いとの手紙のやり取りをしており、近所に住む魔法史家のバチルダ・バグショットだけえでなく、フランスの錬金術師のニコラス・フラメル、魔法理論家のアドルバート・ワフリングなどがいる。

エルファイアス・ドージは、入学当日に龍痘にかかって周囲から避けられていたため、同じく周囲に避けられていたアルバスと意気投合し、卒業する頃には一緒に卒業旅行を計画する仲であった。

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