ハリー・ポッターシリーズの歴史・時系列・年表まとめ

『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングが原作のファンタジー小説、およびそれを原作とする映画・ゲーム・舞台などのメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台としており、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、闇の帝王ヴォルデモートとの因縁と戦いを描いた物語である。
作中では、非常に古くから魔法の存在が言及されており、中世の魔女狩りの時代を経て、20世紀に台頭してきた闇の魔法使いらとそれらへの対抗勢力による魔法界の変遷が描かれる。

ジェームズ・ポッター、リリー・ポッター夫妻が殺害され、ハリー・ポッターがヴォルデモートに死の呪いをかけられるが、リリーの愛の守護魔法で死を免れ、額に稲妻形の傷がつく。
これによりヴォルデモートは肉体を失いアルバニアに逃亡、魔法界に平和が訪れ第一次魔法大戦が終結する。
両親を失ったハリーは、ダンブルドアの手によって、母方の伯母夫婦ダーズリー家に預けられる。以降、魔法族を毛嫌いするマグルの伯母夫婦に冷遇されて育つ。

1981年11月:シリウス・ブラック投獄

秘密裏にポッター家の潜伏先を保護する「秘密の守人」を託していたピーター・ペディグリューの裏切りに気付いたシリウス・ブラックは、彼を問い詰める。しかし、ピーター・ペティグリューはシリウス・ブラックを責めているように装うと13人のマグルを巻き添えに大規模な爆発を起こし、1本の指を残し逃亡する。多数の目撃者がいた事から、シリウス・ブラックはピーターおよびマグルの大量虐殺とポッター家を裏切った罪で逮捕され、アズカバンに収監される。
シリウス・ブラックを追い詰めたものの、指1本を残して消え去ったピーター・ペディグリューは、栄誉の死を迎えたとされ、マーリン勲章を授けられた。

1981年11月:ロングボトム夫妻襲撃

主人を失った死喰い人の中でも特に忠実な配下ベラトリックス・レストレンジ、ロドルファス・レストレンジ、ラバスタン・レストレンジ、バーテミウス・クラウチ・ジュニアが、不死鳥の騎士団員である闇祓いフランク・ロングボトムとアリス・ロングボトム夫妻を磔の呪いにかけ、拷問する。これにより、ロングボトム夫妻は心神喪失状態となり、聖マンゴ魔法疾患傷害病院に長期入院することになった。
また、この事件の加害者としてベラトリックス、ロドルファス、ラバスタンと、クラウチ・ジュニアは、アズカバンに収監される。

1982年9月1日:ビル・ウィーズリーがホグワーツ入学

ロンの兄でありウィーズリー家の長男であるビル・ウィーズリーがホグワーツに入学する。
ホグワーツでは華々しい成績を収め、後に学年主席となる。

1982年ごろ:バーテミウス・クラウチ・ジュニアがアズカバンを脱獄する

ロングボトム夫妻を襲撃した罪で投獄されていたバーティミウス・クラウチ・ジュニアが、妻を盲目的に愛する父クラウチ・シニアの手引きで息子を溺愛する母クラウチ夫人と入れ替わり脱獄する。
クラウチ夫人は入獄後まもなく衰弱死し、表向きクラウチ・ジュニアが獄中死したことになる。
脱獄したクラウチ・ジュニアは父クラウチ・シニアにより服従の呪文で支配され、クラウチ邸に長らく監禁されることとなる。

1984年9月1日:チャーリー・ウィーズリー、ニンファドーラ・トンクスがホグワーツに入学する

ウィーズリー家の次男チャーリー・ウィーズリーと、後に闇祓いとして「不死鳥の騎士団」に参加しハリー・ポッターに協力するニンファドーラ・トンクスがホグワーツに入学する。

1987年9月1日:パーシー・ウィーズリー、オリバー・ウッドたちがホグワーツに入学する

ウィーズリー家の三男パーシー・ウィーズリーと、後にグリフィンドール寮のクィディッチチームキャプテンとなるオリバー・ウッドが入学する。

1989年9月1日:フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー、セドリック・ディゴリーたちがホグワーツに入学する

ウィーズリー家の四男・五男である双子のフレッドとジョージがホグワーツに入学し、グリフィンドール寮に配属される。
また、セドリック・ディゴリーが入学し、ハッフルパフ寮に配属される。彼は後にハリーとヴォルデモートの因縁に巻き込まれて殺害され、ハリーに強い後悔とトラウマを植え付けることとなる。

1990年:チョウ・チャンがホグワーツに入学する

後のハリー・ポッターの初めての恋人であるチョウ・チャンが入学し、レイブンクローに配属される。

物語開始以降

1991年(第1巻)

7月31日:ハリーがホグワーツ入校許可証を受け取る

ホグワーツからの自分宛の手紙を不思議そうに見つめるハリー・ポッター

数日前からホグワーツの入学許可証が配達されていたにも関わらず、魔法を忌避する伯父バーノン・ダーズリーに手紙の受け取りを阻まれていたハリーの元に、「マグル界で育った魔法族へ入学案内をする」役割を請け負ったホグワーツの鍵と森の番人ハグリッドが訪れる。
これにより、ハリーは「自身が魔法使いであること」「両親の死が交通事故死ではないこと」「魔法界では闇の帝王の襲撃から唯一生き残った人物として英雄視されていること」を同時に知ることになった。

7月31日:グリンゴッツに強盗侵入

ヴォルデモートの配下となったホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」教授クィリナス・クィレルが、グリンゴッツ魔法銀行から「賢者の石」の強奪を目論み該当金庫へ侵入する。しかし、ダンブルドアの指示でハグリッドにより持ち出されたあとだったため、失敗する。
しかし、強盗が侵入したことは明るみとなり、後日日刊預言者新聞で大体的に報道された。

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