コンスタンティン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンスタンティン』とは2005年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・ファンタジー映画である。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブス、共演を務めたのはレイチェル・ワイズ。宗教観の濃い世界観を斬新かつスタイリッシュな映像で表現し、話題となった。この世には人間界、天界、地獄の三界が存在し絶妙なバランスで成り立っている。凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンはこの均衡に異変を感じ、女性刑事アンジェラ・ドッドソンと共に世界の存亡を脅かす陰謀に立ち向かうのだった。

キアヌ・リーブスにとって主人公ジョン・コンスタンティンは1番続投したいキャラクターだと公言している。ファンの間でもカルト的人気があり、2005年の上映後に続編の話が浮上したものの何度も頓挫し続けていたが、2022年9月に正式に続編の制作が発表された。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブスの続投が決定されたものの、それ以外の詳細はまだ明かされていない。

地獄の描写にモデルとなったもの

地獄に住まう悪魔たち

風が吹き荒れ荒廃した世界が続く地獄のモデルとなったものは、核実験を収めた古い映像からである。実際にロサンゼルスのフリーウェイを忠実に再現したセットに特殊効果をつけて撮影されており、終末を連想させるおどろおどろしさを演出している。

元々のタイトルは『ヘルブレイザー』だった

原作となるDCコミックス『ヘルブレイザー』

元々は原作であるDCコミックス『ヘルブレイザー』がタイトル名であった。しかし同じDCコミックスで映画化もされた『ヘルボーイ』と舞台設定などの共通点があることや、名前が酷似していたことで『コンスタンティン』に変更された。

作品の世界観を楽しめるサウンドトラック

2005年4月2日にリリースされ、音楽には『ハンテッド』、『タイムライン』などを手がけたブライアン・タイラーが担当。宗教観が強いダーク・ファンタジーの本作だけに、劇中で流れる音楽は緊張感に満ち怪しい雰囲気を醸し出す良曲が揃っている。

収録曲
1 運命
2 意識の交錯
3 コンスタンティンとの出会い
4 告白
5 デオ・エ・パトリ
6 均衡を保つ者
7 光の中へ
8 拒絶
9 復活
10 地獄の連鎖
11 最後の儀式
12 双子との交信
13 ラベンスカーへの飛行
14 人間性
15 ジョン・コンスタンティン
16 誰かがいた
17 地獄のフリーウェイ
18 エーテル・サーフィン
19 崩れたバランス
20 主なき地
21 ジョンの孤独
22 ルシファー降臨
23 屋上での別れ
24 エンド・タイトル

『コンスタンティン』の主題歌・挿入歌

主題曲:ブライアン・タイラー「 Meet John Constantine」

挿入曲:A Perfect Circle「Passive」

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