コンスタンティン（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.08.18

『コンスタンティン』とは2005年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・ファンタジー映画である。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブス、共演を務めたのはレイチェル・ワイズ。宗教観の濃い世界観を斬新かつスタイリッシュな映像で表現し、話題となった。この世には人間界、天界、地獄の三界が存在し絶妙なバランスで成り立っている。凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンはこの均衡に異変を感じ、女性刑事アンジェラ・ドッドソンと共に世界の存亡を脅かす陰謀に立ち向かうのだった。

『コンスタンティン』の登場人物・キャラクター

吹き替え：塩屋浩三（ソフト版）／石住昭彦（テレビ朝日版）

コンスタンティンの友人の1人。かつては歴戦のエクソシストであったが戦いの日々に疲弊し、常に大量の御守りと酒を常備している。見えざる者の声を聴くことが出来、あらゆる記事などから超常的存在の痕跡を割り出すことが可能。コンスタンティンの依頼で悪魔たちの動向を探り、その過程でイザベルの事件にたどり着くもバルサザールに妨害され命を落とす。

ビーマン（演：マックス・ベイカー）

吹き替え：飛田展男（ソフト版）／多田野曜平（テレビ朝日版）

コンスタンティンの友人の1人。天界と地獄に関する情報屋であり、聖遺物や武器などの調達も行う。コンスタンティンの依頼で地獄の聖書を調達し、マモンの企てを判明させるも、バルサザールに感づかれ命を落とす。普段は廃れたボーリング場に住んでいる。

パパ・ミッドナイト（演：ジャイモン・ハンスゥ）

吹き替え：落合弘治（ソフト版）／相沢正輝（テレビ朝日版）

引退した元エクソシスト。かつては祈祷師として活動しておりその実力は極めて高い。人間界で行われるハーフブリード同士の争いを嫌い、中立の立場としてバーを提供している。ここでの諍いはご法度でコンスタンティンは勿論、地獄のハーフブリードで上位的存在のバルサザールでさえ表立った動きをとらない。シンシン刑務所の曰くつきのイスをはじめとした強力な呪物や聖遺物を保有している。

イザベル・ドッドソン（演：レイチェル・ワイズ）

吹き替え：甲斐田裕子（ソフト版）／岡寛恵（テレビ朝日版）

アンジェラの妹。幼少期から強い霊力の持ち主であったが、家族を含め周りから理解を得られず精神病棟に入院させられてしまう。マモンの人間界降臨のための器として狙われ、日々起きる怪異に恐怖した末自ら命を絶つ。自殺は大罪でありその魂は地獄に囚われていたが、コンスタンティンが自らの命と引き換えにルシファーと取引したことで解放された。

異界の住人たち

ガブリエル（演：ティルダ・スウィントン）

吹き替え：田中敦子（ソフト版）／勝生真沙子（テレビ朝日版）

天界のハーフブリード。コンスタンティンと天界を繋ぐ橋渡し的な存在であるが、地獄行きが決まっている彼の行いには否定的で、あくまで自己保身のためだと見放し評価することはない。神への忠誠心と崇拝が強く、それゆえに恩恵を受けながら信仰心が薄まりつつある人間を恵まれすぎてると憂いている。マモンに人間界を渡すことで試練を与え、生きるべき人間を選抜しようと画策する。寸でのところでルシファーに妨害されたことで計画は破綻し、天使の羽を失い天界からも見放されたことで何者でもない存在に成り下がってしまう。

ルシファー（演：ピーター・ストーメア）

吹き替え：安原義人（ソフト版）／野沢那智（テレビ朝日版）

地獄を治める支配者。かつて神に反逆し、天界にいる天使のうち3分の1を率いて襲撃したが敗北し、天界の遥か下方の地獄に堕とされ堕天使となった。
人間界で暗躍するハーフブリードや悪魔たちを幾度となく地獄に送り返したコンスタンティンに興味を持ち、その執着は彼の死に際には自らが迎えにいくと宣言するほどである。コンスタンティンがガブリエルたちの企てを阻止すべく、自らの手首を切ったことで人間界に降臨。白いスーツを着込み、飄々とした態度が特徴。

マモン

ルシファーの息子。父親の支配下に不満を持っており、自身の王国を手に入れるためガブリエルとバルサザールを利用し人間界への侵略を企てる。

バルサザール（演：ギャヴィン・ロスデイル）

吹き替え：山野井仁（ソフト版）／江原正士（テレビ朝日版）

地獄のハーフブリード。コンスタンティンとは常に対立関係にあるが、表立った悪事は働かず煙に巻くようコンスタンティンを挑発する。利害の一致からガブリエルと共にマモンの人間界降臨に加担し、真相に近づいたヘネシー神父とビーマンを幻覚を用いて殺害している。コイン遊びをする癖がある。

『コンスタンティン』の用語

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