コンスタンティン（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『コンスタンティン』とは2005年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・ファンタジー映画である。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブス、共演を務めたのはレイチェル・ワイズ。宗教観の濃い世界観を斬新かつスタイリッシュな映像で表現し、話題となった。この世には人間界、天界、地獄の三界が存在し絶妙なバランスで成り立っている。凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンはこの均衡に異変を感じ、女性刑事アンジェラ・ドッドソンと共に世界の存亡を脅かす陰謀に立ち向かうのだった。
ハーフブリードや悪魔を弱らせることが可能な聖なる水。戦闘以外で用途は様々であり、地獄に行く際に現世に戻るためで必須であったりする。祝福された十字架などの聖具を普通の水に浸けることで聖水に変えることが可能で、劇中大勢のハーフブリードを相手にする際に実践され大きな効果を発揮した。
“悪魔の棲む家”のキーキー虫
「CLEOPATRA（クレオパトラ）」の文字とスカラベの絵が書かれた小さな箱に入れられている。降ると悪魔が嫌がる鳴き声を発するため、護身用として常に持ち歩いている。
ドラゴンの息
ドラゴンの息の試し撃ちをするコンスタンティン（左）とビーマン（右）
純金でできた筒状の火炎放射器。聖なるショットガンに組み込まれており、バルサザールとの戦闘で使用されたが、火に耐え性があることから効果はいまいちであった。
『コンスタンティン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
冒頭の悪魔祓いシーン
少女（下）に取り憑いた悪魔と対峙するコンスタンティン（上）
冒頭からはじまるコンスタンティンと少女に取り憑いた悪魔が対峙するシーン。悪態をつきながらクールに悪魔祓いを執行するコンスタンティンの姿は格好良く、スタイリッシュな映像表現も相まって、十字架や聖書の一節を唱える伝統的な悪魔祓いの描写に斬新さと新鮮さを与えている。この映画の内容を知る上で最高のオープニングといえる。
ジョン・コンスタンティン「ようこそ俺の世界へ」
タバコを嗜むコンスタンティン
地獄行きが確定される中、余命を宣告され意気消沈のコンスタンティン。家に戻り、タバコを嗜みながら偶然通りかかった蜘蛛をコップで捕らえ、煙を吹きかけて発したのが「ようこそ俺の世界へ」だ。自身の呪われた運命を受け入れながらも、なに1つ報われない現状への皮肉でもあり、それでも余命の原因でもあるタバコを吸い続ける矛盾はコンスタンティンの複雑な心情を表している。
ルシファー降臨のシーン
会合を果たすコンスタンティン（右）とルシファー（左）
終盤正体を現したガブリエルにより劣勢に追い込まれたコンスタンティン。一か八かの賭けで自決を試みルシファーを降臨させることで戦況を変えることに成功する。そんなインパクトの強いルシファーの登場シーンは見どころの1つである。白のスーツを着込み、飄々とした態度でフランクに話しかける様は地獄の支配者としてのイメージとは一線を画しており、また底の見えない不気味さを醸し出している。言動一つ一つが煙を巻くようにコンスタンティンを翻弄し、掴みどころのないトリックスターのようなルシファーは劇中における魅力的なキャラクターである。
ルシファー「お前は生きろ。生きてその魂は地獄が相応しいと証明しろ」
コンスタンティンの悪性腫瘍を取り除いたルシファー
自らの命の代わりにイザベルの魂を地獄から解放したことで、神から自己犠牲と評価され天界行きが許可されたコンスタンティン。ルシファーはそれを許さず、コンスタンティンが負った傷を治し、身体を蝕んでいた肺の悪性腫瘍を取り除くことで延命した。そして地獄に戻る際に「お前は生きろ。生きてその魂は地獄が相応しいと証明しろ」と発した。異常なまでにコンスタンティンの魂を手に入れたいルシファーの執着がよく分かるセリフであり、延命されたとはいえ常に監視されているような恐怖を感じられる。
『コンスタンティン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
ジョン・コンスタンティンはキアヌ・リーブスが最も続編で演じたいキャラクター
念願の続編が決まり再びコンスタンティンを演じるキアヌ・リーブス
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目次 - Contents
- 『コンスタンティン』の概要
- 『コンスタンティン』のあらすじ・ストーリー
- 世界の異変
- 怪異の調査
- 恐るべき陰謀
- 運命の戦い
- 『コンスタンティン』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ジョン・コンスタンティン（演：キアヌ・リーブス）
- コンスタンティンの協力者
- アンジェラ・ドッドソン（演：レイチェル・ワイズ）
- チャズ・クレイマー（演：シャイア・ラブーフ）
- へネシー神父（演： プルイット・テイラー・ヴィンス）
- ビーマン（演：マックス・ベイカー）
- パパ・ミッドナイト（演：ジャイモン・ハンスゥ）
- イザベル・ドッドソン（演：レイチェル・ワイズ）
- 異界の住人たち
- ガブリエル（演：ティルダ・スウィントン）
- ルシファー（演：ピーター・ストーメア）
- マモン
- バルサザール（演：ギャヴィン・ロスデイル）
- 『コンスタンティン』の用語
- ハーフブリード
- 天界
- 地獄
- ロンギヌスの槍
- シンシン刑務所の椅子
- コンスタンティンの扱う武器
- 聖なるショットガン
- メリケンサック
- 聖水
- “悪魔の棲む家”のキーキー虫
- ドラゴンの息
- 『コンスタンティン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 冒頭の悪魔祓いシーン
- ジョン・コンスタンティン「ようこそ俺の世界へ」
- ルシファー降臨のシーン
- ルシファー「お前は生きろ。生きてその魂は地獄が相応しいと証明しろ」
- 『コンスタンティン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- ジョン・コンスタンティンはキアヌ・リーブスが最も続編で演じたいキャラクター
- 地獄の描写にモデルとなったもの
- 元々のタイトルは『ヘルブレイザー』だった
- 作品の世界観を楽しめるサウンドトラック
- 『コンスタンティン』の主題歌・挿入歌
- 主題曲：ブライアン・タイラー「 Meet John Constantine」
- 挿入曲：A Perfect Circle「Passive」