アルフォンス・エルリック(鋼の錬金術師)の徹底解説・考察まとめ

アルフォンス・エルリックとは『鋼の錬金術師』に登場するキャラクターで、主人公エドワード・エルリックの弟である。
母親を幼少期に亡くしており、母に会いたいという気持ちからエドワードと共に人体錬成を行うも失敗し、体を全て失ってしまう。だがエドワードがもう1度人体錬成魂を行い、魂を鎧に定着させることで一命をとりとめる。
その後は体を取り戻すため賢者の石を求め、エドワードと共に各地を旅している。

師匠の元へ

ラッシュバレーでの一幕が終わった後、ウィンリィは修行のためにラッシュバレーへ残ることを決意し、アルフォンスたちと別れることになる。

ダブリスに到着し、師匠であるイズミ・カーティスと夫のシグ・カーティスが運営している肉屋の前まで来る。だが2人は恐怖とトラウマからか酷く後悔し、イズミがいないことを祈っていた。しかし従業員のメイスンから「ちょうど旅行から帰ってきたところだ」と教えられ、更に絶望していた。

最初に裏口から出てきたのは夫であるシグで、解体用包丁を手に持ち血を浴びていた状態で登場し、アルフォンスたちは更に震えあがっていた。だが直後に「大きくなったな」とシグから頭を撫でられ、特にアルフォンスは初めてのことだった為とても喜んでいた。
シグからイズミの体調はそこそこ良いと言われるが病弱ということを知っていたため心配していた。しかし扉が開いた瞬間にエドワードは蹴り飛ばされ、アルフォンスは優しく握手をされたかと思うと投げ飛ばされるなど、師匠からの洗礼を受けていた。だがそれもイズミなりの愛情の表現であり、すぐに笑顔を見せ2人を迎え入れていた。食事の際には和気あいあいとしていたり、アルフォンスたちが錬金術の腕前を見せるのに生き生きしていたりなど、普段よりもテンションが高い2人がそこにいた。

だがエドワードが錬成陣無しで手のひらを合わせて錬成をしたことや、2人の歩いた時に鳴る音から機械鎧なこと、鎧の中身が空洞なことなどを見抜かれ、イズミから何があったか話すよう言われる。
錬金術を学ぶようになった経緯、母親の死、人体錬成、旅に出るまでの経緯を話し、イズミからはバカ者だと怒られるが一方でイズミ自身も人体錬成をしていた事が分かる。イズミはアルフォンスたちを怒りはしたものの「辛かっただろう」「無理をしなくていい」と2人を抱きしめる。アルフォンスたちはここで初めて弱みを見せ、ただひたすらに謝っていた。

そしてイズミからはケジメをつけるべきだといわれ破門を言い渡される。
最初は受け入れ素直に帰ろうと思っていた2人だが、駅でシグからこれからも来るよう言われる。最初は遠慮していたが、シグからは「師匠でも弟子でもなくなったということは、これからは1人の人間として対等に接するということだ。何を遠慮することがある」と言われ、本来の目的を思い出し再度イズミの元へ向かう。

最初こそイズミは包丁を投げエドワードのアンテナを真っ二つにしたりしたが、エドワードの決意した瞳を見て根負けし、2人に協力をする。どうしていくかを話し合っていく中、アルフォンスが持っているはずの人体錬成をした時に見た「真理の扉」に関する記憶が欠落していることから、その記憶を戻す方法を探すことになった。

デビルズネストでの攻防

しばらくイズミの元にお世話になっていたアルフォンス達だったが、エドワードが今年の国家錬金術師を続けるための査定を忘れていたを思い出す。そのためエドワードは急遽、一番近い南方司令部へ向かう。アルフォンスはというと、イズミと組み手をしたくないがためについていこうとするも逃してくれるわけもなく、涙を流していた。

エドワードが不在になったあとイズミの手伝いで店前の掃除をしていたアルフォンスだったが、誰かから紙をぶつけられる。それには「秘密を知っている、教えてほしければ1人で指定の場所まで来い」という内容が書かれていた。

「デビルズネスト」というバーまで来たアルフォンスは、ドルチェット、ロア、マーテルという3人組の男女に迎えられる。体の秘密を知りたいならついて来いと言われるが「知らない人に1人でついていったらダメだと習った」と突っぱねる。相手はそれに呆れながら「14歳なら1人で考えて行動しろ」と言うと、アルフォンスはそれに同意する。そして自分で考えた結果、相手を全員倒してから秘密を聞くことに決め、戦闘を仕掛けた。

アルフォンスは3人と真正面から戦うわけではなく地の利を生かして逃げ回り迎撃を試みたが、頭を外され鎧の中にマーテルが侵入し体の自由を奪われてしまう。そのまま誘拐され、3人が主人と仰ぐ人物の元へ連れて行かれてしまう。

人造人間(ホムンクルス)のグリードと出会う

デビルズネストの奥へ連れて行かれたアルフォンスは、待っている間に鎧の中に侵入してきた女性・マーテルと話をする。そして彼女は蛇との合成獣だという事実を明かされ驚愕する。
その後に現れたグリードと名乗る男は自身のことを人造人間だと言い、頭を半分吹き飛ばされてもすぐに再生するなど人間ではありえない芸当をして見せた。そしてグリードからは「魂の錬成」についての情報を求められるが、アルフォンス自身は当時の記憶がないため取引に応じることができなかった。

催眠術などを使い、記憶を取り戻すのを試みるもあまり効果はなく、グリードたちもどうするか悩んでいた。そんな時、突如地響きのようなものがなり始める。扉が勢いよく開けられ、そこから現れたのは師匠のイズミで、道中にいた従業員やキメラを全て制圧しながら来たようだった。
そしてアルフォンスを見るや否や、手で引きずっていた人を投げつけ「なに人攫いにあっとんじゃ!」と𠮟りつけた。そのままグリード以外の全てを倒し、アルフォンスを連れ帰ろうとするもグリードの持つ特殊な能力のせいで阻まれてしまう。そしてアルフォンスからもエドワードを連れてきてもらうよう懇願され、しぶしぶ諦めるも「連れに何かしたら遠慮なくぶっ壊す」と言い、かなり怒っていた。グリードはイズミの余りの破天荒さから「すげーな」という感想を持っていた。

エドワードが査定から帰ってくると、アルフォンスが誘拐されたことを知らされアルフォンスの元まで来る。そしてエドワードは取引を断る。それに呆れたグリードは部下へアルフォンスを連れ去るよう命じ、エドワードは止めようとするがグリードに阻まれ、戦闘になる。

エドワードがグリードと戦っている中、正面からはキング・ブラッドレイ大総統率いる部隊が殲滅を始めていた。

記憶を取り戻す

マーテルが鎧の中に入った状態でアルフォンスは逃げようと試みるが、体を思うように動かすことができずにいた。
そこへグリードも合流しどうするか話し合っていた中、キング・ブラッドレイが現れる。ブラッドレイは圧倒的な身体能力と剣技でグリードを一瞬で追い詰めていき、傷を負うことなくグリードを倒して見せる。更には鎧の中にいたマーテルがアルフォンスの体を操作し、ブラッドレイを強襲するも鎧の隙間を通し刺されて死んでしまう。
その時にアルフォンスはマーテルの死ぬ瞬間を目の当たりにしたショックで、「真理の扉」の記憶を取り戻すことになる。その結果、エドワードやイズミと同じように手合わせのみで錬金術を使うことができるようになる。

その後はイズミと別れ、エドワードの機械鎧を直すためラッシュバレーへ立ち寄ることを決める。

シン国の王子リン・ヤオと出会う

グリードとの戦いを終えた後、2人はエドワードの機械鎧を修理するためラッシュバレーにいるウィンリィの元を訪れる。修理を頼むも部品不足ですぐに修理することができず、しばらくは町を周っていた。そんなときアルフォンスが裏路地でしゃがみ何かを見つけていた。エドが捨て猫だろうと思い近づいてみると、それは行き倒れた人間だった。糸目で長身の男はリン・ヤオという名前でシン国、アメストリスの東にある大砂漠を超えた先の国から来た者だった。

リンは「不老不死の法」のためにアメストリスを訪れており、一番可能性のある賢者の石の情報を求められる。だが2人は賢者の石の作られ方などを知っているため、教えるわけにはいかず要求を断る。するとリンの臣下という仮面をつけた男女2人がアルフォンスたちを襲う。

パニーニャなどの手助けもあり仮面をつけた男女を捕縛することに成功するも、いつの間にか逃げられており結果として骨折り損になっていた。

ウィンリィのいる工房へ戻ると何故かリンもそこにおり、機械鎧を直した後にセントラルへ向かうことを話すとウィンリィも一緒に向かうことになる。何故かリンもついてくることになり、さらには同い年でありながら背丈が上なことから、エドワードはかなり毛嫌いしていた。

ヒューズ中佐が殺されたことを知る

無事セントラルに着いた3人は一度解散する。ウィンリィはヒューズ中佐の家へ、アルフォンス達は中央司令部へ向かった。リンは気づくといなくなっていた。

アルフォンス達は最初にマスタング達とホークアイ中尉に会い、ヒューズ中佐のことを尋ねるが田舎へ帰ったことを聞き残念に思っていた。だがその後にロス少尉に会い、彼女からはヒューズ中佐が何者かに殺されたことを知らされる。

2人は自分たちのせいでヒューズ中佐が殺されたと責任を感じ、自暴自棄になりかける。だがヒューズ中佐の奥さんであるグレイシアへ説明し謝るべきだと感じ、2人でグレイシアの元を訪れる。そこには先に来ていたウィンリィの姿もあり、2人へこれまでの経緯とヒューズ中佐が殺されたであろう理由を語る。

何度も謝るがグレイシアは怒ったりすることなく「人助けのために死んでしまったとしたらあの人らしい」と呟いていた。アルフォンス達が「自分達のせいで誰かが殺されるくらいなら」と言いかけた時にはそれを止め、「ここで諦めてしまったら主人の死は全くの無駄になります。賢者の石がダメなら他の方法もあるかもしれないじゃない」と2人を励ましていた。

だが、部屋を出た後に聞こえてきたグレイシアの泣き声が2人には重くのしかかっていた。

ロス少尉が逮捕される

ホテルで消沈気味だった2人は、朝刊に載せられた記事を見て驚愕する。その内容とは、かつて護衛を務めてくれたロス少尉がヒューズ中佐を殺した犯人と断定され、逮捕されたという記事だった。

真相を確かめるため奔走するも、最後に見たのはマスタング大佐がロス少尉を焼き殺した場面であり、2人はその事実に激昂するも突っぱねられていた。

真実を知る

その後、マスタング大佐達と共にロス少尉の遺体らしき物の鑑定へ来ていたが、鑑定医からはロス少尉だと断定される。

ヒューズ中佐に続きロス少尉も失ってしまい、2人はさらに意気消沈してしまう。エドワードはウィンリィに今後どうして欲しいかを聞くなど明らかに元気がなくなっていた。

だがそんな3人の元へアームストロング少佐が現れ、エドワードの機械鎧が壊れたので修理をすると言い張りエドワードを強引に連れ去ってしまう。
訳がわからず困惑しているアルフォンスとウィンリィの元へ今度はリンが現れ、マスタング大佐がロス少尉を焼き殺した経緯の本当の事実を知らされる。その内容とは、マスタング大佐達は元からロス少尉が犯人だとは思っておらず、彼女を逃すためにあえて一芝居打っていたという内容だった。そしてアルフォンス達が現れるのは想定外のことだったようで、それについても知らされていた。

リンはたまたまロス少尉と同じ収容所に入っており、逃すための手伝いをする代わりにアルフォンスの魂の錬成方法を教えてもらうという盟約を本人の知らないところで結んでおり、それを聞くためにアルフォンスの元に現れていた。

マスタング大佐の策に協力する

リンから、今回の騒動はロス少尉を助ける為だけでなく、軍内部で暗躍している存在を釣り出すために計画した内容だと知る。話を聞き、自分たちのせいで死んでしまったヒューズ中佐のことを知るため、アルフォンスはマスタング達に協力することを決める。マスタングの元へ行き、嘗て第五研究所で対峙したが協力者となったバリーと共に、襲撃者を追いかける形で第五研究所の内部へ入り込む。マスタング達は二手に分かれ行動することになり、ホークアイ中尉と共に奥で大きな扉のある広い空間へたどり着く。そこには死に絶えたバリーの元の人間の体があり、体に元々入っていた魂とは別の魂が入ったことで拒絶反応が起こることをバリーの言葉から知り、それが自分にも起こる可能性に気づく。だがそんなアルフォンスたちを始末するため、人造人間ラストが現れる。

ラストはバリーをあっけなく切り裂き、アルフォンスへ対し「人柱候補を一晩に2人殺すことになる」と呟く。その内容からホークアイ中尉はマスタング大佐が殺されてしまったと悟り、怒りのまま銃を乱射する。全ての弾薬を使い果たすもラストを殺し切れなかったホークアイ中尉は意気消沈し、アルフォンスへは逃げるよう促すがアルフォンスはこれを拒否する。「目の前で人が死ぬのはもう嫌だ。沢山だ。もう誰も殺させない、守って見せる」と、ラストの猛攻からホークアイ中尉を守り切って見せる。

そんなときに死んだかと思われたマスタング大佐が現れラストを奇襲する。絶え間ない業火でラストの賢者の石の力が尽きるまで焼き続け、撃破に成功する。アルフォンスは鎧の体で見事ホークアイ中尉を守り切って見せた。

エドワードと合流する

ラストとの戦闘後、リゼンブールから帰ってきたエドワードと合流する。
傷ついた鎧を修理してもらいながら、これまでに起こった事と自身の体に起きうる未来、本来相容れない体と魂による拒絶反応のことを話す。そしてエドワードは、リゼンブールで嘗て人体錬成をし作った人間の遺体を掘り起こしたことを伝える。
最初は墓を掘り起こしたことに驚き憤慨したが、実際に錬成したものが母親とは全く違うものだったことを知らされる。その事実に頭を抱えていたが、エドワードが何かを確かめるようにアルフォンスたちへ確認をしていく。アルフォンスとウィンリィの共通の記憶、人体錬成の時の記憶からアルフォンスの体を取り戻せるという確信を得ていたからだった。
また、あの時錬成した人間らしきものが動いていた時に中に入って動かしていたのはアルフォンスだったことも判明し、2人は誰の魂も傷つけていないことに心の底から安堵していた。

エドワードがイズミから入った電話を受け取った後、アルフォンスは「母さんをあんな姿にして殺したのは僕だ」と自分をずっと責めていた事を告白する。そしてイズミ同様、エドワードへ「ありがとう兄さん。僕は母さんを殺してはいなかった」と震える声で感謝をした。

エドワードはそれでもアルフォンスの体を鎧にしたことを後悔していたが、アルフォンスは「賛同した僕も同罪だ」「自分のことで他の人が犠牲になるのはもう嫌だ」と伝える。また、ヒューズ中佐が死んでしまった事を聞いたときには元の体に戻らなくてもいいとさえ思っていた。だがダブリスで見た人ならざる体を持っていても自分らしく生きていく姿や、鎧の姿でも人間とし接してくれている人たちがいたから、普通に生きる分には不自由は無いというのも感じていた。

それでも「独りの夜は嫌だ」という、ただ一つの理由から2人は元の体に戻るという決意をさらに固め、兄弟の絆も更に深めることになった。

人造人間を誘き出す

もう誰も犠牲にすることなく元の体に戻るという決意を抱いた2人は、人造人間に「死なれたら困る」と言われていたことから彼らが元の体に戻るヒントを持っていると考え、わざとスカーと対峙し命の危険に晒され囮になることで人造人間を誘い出す作戦を立てる。外で話をこっそり聞いていたリンもそれに協力することになる。2人はあえて街中で派手に立ち回り噂を広めていき、マスタングも2人の元へ現れ協力することになる。

スカーが現れ戦闘が始まり、2人は死なずに且つ倒さないよう立ち回っていたため苦戦を強いられていた。会話で時間を稼ごうとし、その一環でイシュヴァール殲滅戦でウィンリィの両親を殺したかどうかを問いただす。だが、ちょうどエドワード達を探しに来たウィンリィが鉢合わせてしまい、スカーがウィンリィの両親を殺したということを知られてしまう。ウィンリィは泣き崩れスカーを拳銃で撃とうとするがエドワードが体を張りそれを止め、アルフォンスは2人を助けるために攻撃を仕掛け、スカーを追いかける。

追いかけた先でスカーに「その空の鎧は錬金術によるものか。哀れだ」と言われるがアルフォンスはこれを否定する。「不幸と不自由はイコールじゃ無い。哀れに思われる理由はないよ」とエドワードと錬金術を信じていた。ウィンリィを憲兵に預けて合流したエドワードと共に再度スカーと戦闘を行おうとするが、突如、グラトニーと呼ばれていた人造人間が現れスカーを襲う。人造人間をとらえる役目はリンたちが担当していたため、「何をしているんだ」と憤慨するが地下水路からリンが現れグラトニーの捕獲に成功する。スカーも捕まえようとしたアルフォンスたちだったが、謎の錬金術らしき技を使う少女の乱入により見失ってしまう。

人造人間グラトニー及びエンヴィーと戦闘

グラトニーを捕獲したアルフォンスたちはマスタング大佐たちと合流する。人造人間たちの情報を交換していく中、大総統すらも人造人間の可能性が浮上し戦慄していた。そんな中、マスタング大佐の名前を聞いたグラトニーが突如暴走する。肥満体だった腹が縦にパックリと割れ肋骨が牙のように伸び、あたり一帯をお構いなしに飲み込んでいた。マスタング大佐はラスト戦の傷が癒えておらずホークアイ中尉らと共に戦線離脱し、アルフォンスはエドワード、リンと共にグラトニーの捕獲を試みる為その場に残ることを決める。

アルフォンスたちは理性を失ったグラトニーを前にどうするか悩んでいたが、そこへ犬に化けた人造人間エンヴィーが現れ、「グラトニーを回収しに来た」と告げる。エンヴィーの会話から人造人間が自分やエドワードに手出しができないとわかり、エンヴィーをリンに任せてアルフォンスはエドワードと共にグラトニーの捕獲を試みる。グラトニーが自分たちに手出しができないのと、リンがエンヴィーに対し有利に立ち回れたことから3人は優勢になる。だが、一瞬の隙を突かれリン、エドワードがグラトニーに飲み込まれてしまった。

アルフォンスがは吐き出すようグラトニーへ言うも、「飲んじゃったから無理」と言われエドワードが死んでしまったと思いその場に打ちひしがれてしまう。

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大人から子どもまで、みんな大好きな漫画。漫画を読むことでいろんなものを吸収したり、人生に影響を受けた人も多いのではないでしょうか?今回は、「前向きになりたい時に背中を押してくれる名台詞」を集めてみました。ここにあなたの背中を押してくれる、素敵なことばがあるかもしれません!

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鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

鋼の錬金術師オープニングテーマソングのご紹介。

荒川弘先生の大人気作鋼の錬金術師。2017年に実写化が決まり、衰えない人気の高さを証明しています。物語の面白さと完成度の高さはもちろんなんですが、アニメのオープニングテーマソングとアニメの世界観のマッチングは素晴らしいものがあります。名だたるアーティストの楽曲が使われております。ここではテーマソングとそのアーティストをご紹介したいと思います。

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『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説まとめ!エドの名前の由来などを紹介【ハガレン】

人気作『鋼の錬金術師』にまつわる都市伝説をまとめました。漫画連載中は妊娠中・出産後にも関わらず、一度も休載することが無かったという作者に関するエピソードや、エドの名前の由来や背が低い理由といった、登場人物・キャラクターに関する噂などを掲載。ハガレンファン必読の情報をたっぷり紹介していきます。

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『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像まとめ!エルリック兄弟の素敵なイラスト多数!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の壁紙用画像をまとめてみました。主人公のエドワード・エルリックと、弟のアルフォンス・エルリックのイラストがメインですが、ロイ・マスタングやエンヴィーのソロショットも揃えています。カッコいい場面・シーンはもちろん、可愛らしい日常風景などもあるのでぜひチェックしてみてください。

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『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

『鋼の錬金術師』の魅力をまとめてみた!ファンタジー少年漫画の傑作!【ハガレン】

ここでは荒川弘が手掛けたファンタジー少年漫画の傑作、『鋼の錬金術師』の魅力についてまとめた。錬金術をテーマに、賢者の石を追い求める兄弟の冒険を描いた物語。アニメ化をきっかけに大きなブームとなり、実写映画化や原作に準拠した2度目のアニメ化を果たした。

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