時田シロウ(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ
時田シロウ(ときた シロウ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物で、日本重化学工業共同体の代表を務める男性。
人類を襲う使徒に対抗するために製造された巨大ロボットJ.A.(ジェットアローン)の開発責任者。同じく対使徒用兵器であるエヴァンゲリオンとそれを擁する特務機関NERV(ネルフ)をライバル視し、J.A.の完成披露宴では公然と毒を吐いていた。自慢のJ.A.が暴走した後、それを命懸けで停止させようとするNERVの葛城ミサトに感じ入り、上層部の意向を無視して停止コードを伝えた。
時田シロウ(エヴァンゲリオン)の概要
時田シロウ(ときた シロウ)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』(しんせいきエヴァンゲリオン)の登場人物で、日本重化学工業共同体の代表を務める男性。
作品世界では“使徒”と呼ばれる正体不明の怪物により人類が危機に瀕しており、これに対抗するため開発主任となって巨大ロボット兵器J.A.(ジェットアローン)を完成させる。同様に対使徒を想定して製造された汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンとそれを擁する特務機関NERV(ネルフ)に対しては強烈なライバル心を抱き、J.A.の完成披露宴では公然と毒を吐いていた。
しかしそのJ.A.はいきなり暴走してしまい、停止コードも受け付けず、このままでは都市に突っ込んで爆発する事態となってしまう。完成披露宴に来ていたNERVの戦闘指揮官葛城ミサト(かつらぎ ミサト)が「やるしかない」と命懸けでJ.A.内部に乗り込んで動力炉を停止させることを決意すると、その心意気に感じ入り、上層部の意向を無視して彼女にJ.A.の停止コードを伝える。
この時点のミサトは知らないことだったが、J.A.の暴走はNERVの上層部が仕組んだ工作で、これにより研究の予算は凍結。上層部の意向に逆らった時田も相応の処分を受けたものと思われる。
ゲーム版『新世紀エヴァンゲリオン2』では、条件を満たすと終盤の戦いに「ジェットアローン改」と共に駆け付けてNERVを援護する。新劇場版最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、本人には出番は無いもののエヴァンゲリオンとJ.A.を組み合わせた機体が登場する。
時田シロウ(エヴァンゲリオン)のプロフィール・人物像
CV:大塚芳忠
日本重化学工業共同体の代表にして、巨大ロボット兵器J.A.の開発責任者。自分たちの技術力に誇りを持ち、NERV(ネルフ)の技術者からかけられた「対使徒ですでに戦果を挙げているエヴァンゲリオンより優れた機体だといえるのか」との問いに「いつ暴走するか分からない代物よりよっぽどマシ」だと言い返している。
ミサトの心意気に感じ入って停止コードを教える、NERVの危機に新型機を携えて駆け付けるなど、意外と漢気のある性格である。
時田シロウ(エヴァンゲリオン)の来歴・活躍
J.A.(ジェットアローン)の開発と暴走
日本重化学工業共同体の代表に就任し、使徒と呼ばれる、人類を脅かす謎の怪物に対抗するため、J.A.(ジェットアローン)という巨大ロボット兵器の開発責任者となる。これに先んじて特務機関NERV(ネルフ)が対使徒用の汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンを完成させ、すでに戦果を挙げていたが、同機はまともに起動しないことも珍しくないばかりか損傷が重なると暴走する不安定な代物だった。
「自分たちの作るものの方が優れている」と信じながらJ.A.の開発を進め、これを完成させる。その完成披露宴には、J.A.の性能を確認しようと戦闘指揮官の葛城ミサト(かつらぎ ミサト)を始めとするNERVの人間も顔を出しており、「J.A.はすでに戦果を挙げているエヴァンゲリオンより優れていると保証できるのか」と尋ねられる。これに対し「すぐに暴走するような代物よりは兵器として優れている」と言い返し、公然と舌戦を繰り広げた。
しかし完成披露宴での起動実験中、J.A.は突如として暴走。外部からの停止コードも受け付けないまま、都市部に向かって爆走していく。このままでは動力炉が臨界に達して爆発するのも時間の問題で、そうなれば都市1つでは済まないほどの被害が発生するのは明白だった。
これを知ったミサトは、命懸けかつ成功率が低いことを承知の上で、暴走するJ.A.に直接乗り込んで動力炉を停止させることを決意。彼女の覚悟に感じ入った時田は、「NERVの人間に一切情報を渡すな」という上層部の意向に逆らってJ.A.の停止コードが“希望”であることを教える。
エヴァンゲリオンも持ち出してJ.A.停止作戦を敢行したミサトは、その内部に乗り込んで直接停止コードを打ち込む。J.A.がそれをも受け付けなかったこと、しかし直後に間一髪で緊急停止したことから、ミサトは「J.A.の暴走は、彼らに対使徒の予算を奪われたくないNERV上層部の陰謀だ」と気付く。
時田のその後は特に語られていないが、J.A.の暴走と停止コードを外部に漏らした責任を取らされる形で、相応の処分を受けたものと思われる。
NERV(ネルフ)の危機に駆け付ける
ゲーム版『新世紀エヴァンゲリオン2』では、特定の条件を満たすことで、時田が再登場する。
物語終盤のNERVの危機に「ジェットアローン改」という機体と共に駆け付け、ミサトたちを援護。予期せぬ援軍にミサトやプレイヤーを驚かせることとなった。
ジェットアローン改は耐久力や防御力はエヴァンゲリオンに劣るが、どういうわけかエヴァンゲリオンや使徒が持つ強力なバリア「ATフィールド」を無効化して相手にダメージを与えるなど攻撃力の面では侮れない性能を持ち、使い方によってはかなりの戦力として活躍する。
時田シロウ(エヴァンゲリオン)の関連人物・キャラクター
葛城ミサト(かつらぎ ミサト)
特務機関NERV(ネルフ)の戦闘指揮官。未知の敵である使徒に対しても少ないデータから迅速に攻略の道筋を断てるなど、戦術家としては非常に優れた一面を持つ。私生活はかなりグータラで、ビールとカップラーメンを常食し、部屋の掃除は同居している中学生の少年碇シンジ(いかり シンジ)に任せっ放しである。
J.A.の完成披露宴に偵察を兼ねて参加し、同僚と舌戦を繰り広げる時田を胡乱な目で眺める。J.A.が暴走すると、これを命を懸けてでも止めようとし、ただ競争相手として敵愾心を抱いていた時田の心を動かすこととなった。
葛城ミサト(エヴァンゲリオン)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
葛城ミサトとは、新世紀エヴァンゲリオンシリーズの登場人物でエヴァの戦闘指揮官。主人公の碇シンジの保護者兼上司として、時に厳しく接しながらも彼の成長を見守っていく。セカンドインパクト時の南極調査隊の生き残りでもあり、父の仇である使徒殲滅に情熱を燃やす。彼女の立てる作戦は無謀なものがほとんどだが、ミサト自身の強運によるものか結果的には成功を収めている。
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