シュート＝マクマホン（HUNTER×HUNTER）の徹底解説・考察まとめ

モントゥトゥユピー

種族：キメラ＝アント
階級：王直属護衛軍

CV：立木文彦

魔獣との交配種であるキメラ＝アントで、王直属護衛軍の1人。3人の護衛軍の中で最も武闘派である。体を変形させることが得意で、普段は二足歩行だがケンタウロスの様な姿の時もある。討伐隊が宮殿に突入した後はシュートやナックル、キルア、モラウと戦う。圧倒的な実力で、ナックルにはオーラの底が見えないといわれるほど。結局討伐隊の誰もモントゥトゥユピーを倒せなかったが、最後はネテロが使用した小型核爆弾である貧者の薔薇（ミニチュアローズ）により死に至る。

シュート＝マクマホンの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「お前たちに教えて貰った。認めるからこそ死力で闘かわなければならぬ時があること…！」

慎重すぎる性格ゆえ、疲れ切ったゴンとキルアを襲えずにいたシュート。しかし割符を手に入れなければならない期日が迫り、万全のゴン達と戦わなければならなくなる。本来人を傷つけることが得意ではないシュート。しかし連日果敢にナックルに挑むゴン達を見ていたため、彼らに対して全力で戦うことを決める。そして「お前たちに教えて貰った。認めるからこそ死力で闘かわなければならぬ時があること…！」とキルアに言い、彼と戦う。シュートがゴンやキルアを認め、彼らに対し真剣に向き合う覚悟を決めたことの分かるセリフである。

「オレより一回り以上弱かったお前が、オレの檻を壊してくれた！！ 生きてお前に言う！！ありがとうと」

宮殿突入直後、不測の事態に見舞われ動揺する中、代わりに自身が戦うはずであったモントゥトゥユピーに立ち向かっていったゴン。誰もが驚く中で、一人だけ一切動揺せず任務を遂行しようとしたゴンに感激する。さらに生きて任務から戻って彼に感謝を伝えようと誓い、「オレより一回り以上弱かったお前が、オレの檻を壊してくれた！！ 生きてお前に言う！！ありがとうと」と言う。この言葉を発した後、シュートからは弱気な姿勢がなくなり、モントゥトゥユピーに果敢に挑んでいく。ゴンへの感謝と自身の姿勢が大きく変わったきっかけとなるセリフである。

「頼む…！！ナックル！！畜生ッ！！！あの野郎…オレを…オレを…ゴミみたいに見やがった。あの糞野郎にオレの分も…ッッ！！！」

モントゥトゥユピーとの戦いで力尽きて倒れたシュート。いままで激闘を繰り広げていたにも関わらず、モントゥトゥユピーは倒れたシュートを蔑むような目で見る。これに対してシュートが悔しさを爆発させ、ナックルに後を託す。今まで内気な性格で自己主張も多くなかったシュート。そんなシュートが感情を爆発させ、この討伐任務を経て彼の性格が大きく変わったことがよく分かる場面である。

シュート＝マクマホンの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

シュートと言う名前の由来は変化球説

本作にはシュートの他に、ナックル、ジャイロ、パームといった名前のキャラクターが登場する。これはどれも野球の変化球の球種であり、これが名前の由来になっているのではないかという説がある。本作の作者である富樫義博が『実況パワフルプロ野球』という野球ゲームにはまっていた時期があり、これがきっかけではないかと考えられている。

「まだ舞える」とよく混同される「まだ翔べる」というセリフ

モントゥトゥユピーとの戦闘中、限界が近づいてきたシュートは「まだ飛べる……！！まだ…」というセリフを発する。もはや勝てないことはほとんど分かっているが、もう少しだけは粘れるという意味で発せられたセリフである。このセリフは若者たちの間でよく使われる「まだ舞える」というセリフとよく混同される。これはまだ可能性はある、まだ大丈夫という意味合いで使われることが多いセリフである。YouTuberのはなおがよく使うことでも有名である。

UMAハンターという異色の経歴

UMAハンターというのはシュート＝マクマホンの1つの特徴である。しかしこの特徴に関する作中での言及は一切ない。ストーン（宝石）ハンターのビスケット＝クルーガーやビーストハンターのナックル＝バインは実際に対象をハントしている様子などが描かれているが、シュートに関してはそのような描写は皆無である。そもそも魔獣や未知の大陸である暗黒大陸の生物も出てくる本作で、どの生物をUMAと認識するかといった点も不明となっている。