HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)の会長・十二支ん・派閥まとめ

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。希少な物事の追及に生涯をかける「ハンター」となり、最高のハンターと称される父を探す少年ゴンと仲間たちの冒険を描く。ゴンも所属する「ハンター協会」とは会長を中心とした組織で、ハンター試験を主宰する。上層部である会長、幹部の「十二支ん」いずれも高い能力と強い個性を持つ。十二支んたちは「バランス重視の穏健保守派」や「改革推進のタカ派」といった派閥に別れて行動する。

『HUNTER×HUNTER』の概要

『HUNTER×HUNTER』とは、冨樫義博による漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品である。『週刊少年ジャンプ』にて、1998年より連載される。2022年現在単行本は36巻まで出ており、累計発行部数は8400万部を突破した。

くじら島で育った少年ゴン=フリークスは、死んだと聞かされていた父のジンが希少な物事を探す「ハンター」であることを知る。ゴンが出会ったハンターのカイトはジンを「最高のハンター」と評した。
ゴンはジンを探すべく、ハンターになる為の試験を受けに行く。試験の際、ゴンは特異体質故に滅ぼされたクルタ族の生き残りのクラピカ、医者を目指すレオリオ、暗殺者一家に育った少年のキルアと出会う。過酷なハンター試験をクリアしたゴンは改めて父のジンを探すこととなる。キルアは兄からの圧力によりその年の試験には落ちたものの、ゴンと共に自分のやりたいことを探すべく旅に出る。

本編は主にゴンたちの成長を軸にした冒険が描かれる。バトル、友情など王道的な少年漫画の要素はあるが、一方で社会の闇やグロテスクな設定、人体破壊などが描かれており、ダークファンタジー的な一面も持ち合わせている。加えて巧みな心理描写、頭脳戦も物語を盛り上げている。
作者である冨樫の体調が悪化した為休載が目立つが、こうした要素から人気は高く、連載再開を待ちわびるファンも多い。

ゴンたちが受験したハンター試験は、「ハンター協会」と呼ばれる組織が取り仕切っている。ハンター協会は国家を大きく上回る規模、信頼を持つ。協会をまとめる第12代の会長を務めるのは、心源流師範のアイザック=ネテロ。彼の任命した「十二支ん」と呼ばれる幹部がその下につく。十二支んたちは「改革推進のタカ派」、「バランス重視の穏健保守派」といった派閥に別れ行動。ネテロがキメラアントと呼ばれる生命体との戦いで死亡した後、新たな会長を決める「会長選挙編」で十二支んたちが初めて登場した。尚、ゴンの父ジンも十二支んの1人であったが、元より自由を愛する彼は派閥には属していない。

ハンターとは

ハンターとは、幻獣、宝石、美食など希少な物事の探索に生涯をかける人々のことで、職業として成立している。ハンター協会主催の試験に合格し、ライセンスを得、念能力を取得して初めてプロのハンターと呼ばれる。試験合格時に念を習得していない者は「ライセンス所持者」と称され仕事の斡旋すらしてもらえない為、裏試験として念能力の習得に励むこととなる。また、ハンターの仕事自体は必ずしもライセンスがなくてはいけないということはなく、高度な任務ほどライセンスの有無を問わないため「必要がないから」と試験を受けない者すらいる。こうした念能力者は「アマチュア」と称される。
プロのハンターは功績に応じて「一つ星(シングル)」、「二つ星(ダブル)」と等級が上がり、その都度申請をして新しいライセンスに切り換える。
シングルは、特定の分野で華々しい功績を残したハンターに与えられる。ハンター協会の定めたハンター十か条の5つの条件を満たし、かつ上官職に就き、シングルハンターを育て上げるとダブルのハンターとなる。6つの条件を満たし、複数の分野で華々しい功績を残したハンターにはトリプルの称号が与えられる。ジンはトリプルハンターに値するが、申請を面倒くさがっており、ダブルにとどまっている。
本編では美食ハンター、宝石ハンターといった名称が登場するが、これは「何を追い求めているか」という便宜上の呼称であり、ハンターとして追い求める分野は各人の自由である。しかし、ハンターがむやみにハンターを狩ることだけは禁じられている。

ハンター協会会長

アイザック=ネテロ

CV:永井一郎
ハンター:不明
等級:不明
職業:ハンター協会第12代目会長、ハンター試験審査会会長、心源流師範
念系統:強化系
念能力:百式観音(ひゃくしきかんのん)
精神統一による祈りで、観音菩薩を顕現させる。ネテロのとる掌打の型によって攻撃のパターンは無限にも等しいバリエーションを持つ。その威力、スピードいずれも凄まじく、本編で最強と目されたメルエムでさえ回避不能であった。

「ハンター試験編」で初登場したハンター協会第12代目会長。ゴンたちが参加した第287回ハンター試験二次試験の合格者がゼロであった際、試験の内容が難しすぎたため受験者たちが気の毒と判断して降り立った。飄々としてつかみどころのない老人だが実力はかなりのもので、片手と片足だけでゴン、キルア両名を軽くあしらうことができる。
摂食交配を行い、食べた生物の特徴を取り込む生物「キメラアント」の王メルエムとの一騎打ちの果て死亡する。
自身の息子を名乗るビヨンドよりも先に暗黒大陸の探検を成功させ、災厄を解決する方法を見つけよとの遺言を残した。
第287回ハンター試験合格者にして、強者と戦い殺すことを好むヒソカ=モロウから殺意を向けられるがそれに反応しなかったこともあり「食えない爺さん」と評された。

パリストン=ヒル

CV:高橋広樹
コードネーム:子(ネズミ)
ハンター:不明
職業:元ハンター協会副会長→ハンター協会第13代目会長
等級:トリプル
念系統:不明
念能力:不明
派閥:極左愛国

世界に10人といないといわれるトリプルハンターの1人。元は十二支んの1人であり、子(ネズミ)のコードネームが与えられていた。他の十二支んメンバーとは違い、ネズミのコスプレをしていたわけではない。一見するとさわやかな笑顔を称えた好青年だが、本性は野心家であり、狡猾な策略家。巧みな話術を持つ他、敵対者との駆け引き自体を楽しんでいるところもある。基本的に笑顔の時は余裕か、もしくは本心を隠している時で、十二支んメンバーからは「うざい」と忌み嫌われている。「勝つことも負けることも考えていないから強い」と評される。
単に胡散臭いというだけではなく、協会の積立金を流用するなど黒い噂が絶えない。また、自分が楽しむことを前提としており、その点ではネテロやジンと共通している。しかし、ジンが言うにはパリストンが好むのは「愛情って建前の破壊」という歪んだものであり、黒い噂が絶えないこともあって褒められた楽しみとは言い難い。
ネテロ亡き後次期会長選挙戦に立候補し、チードルから「抑制のきかない怪物(けもの)」と称されるほどの野心家、策略家ぶりを見せる。最有力候補のチードル、レオリオとの票争い、舌戦の末第13代目会長に就任。
会長就任はネテロへの弔いの意味もあったらしく、選挙の後はチードルに会長の座を明け渡した。また、ネテロのいないハンター協会にも興味がないらしく十二支んも退いている。

チードル=ヨークシャー

CV:大谷育江
コードネーム:戌(犬)
ハンター:難病ハンター
職業:医師 法律学者→ハンター協会第14代目会長
等級:トリプル
念系統:不明
念能力:不明
派閥:バランス重視 穏健保守派
念能力:不明

犬を思わせる風貌だが、鼻や耳などはダミーである。知性的な女性で、常に冷静に物事を分析する。会長選挙内での位置づけは「十二支んの頭脳」「親会長派の急先鋒」。喋った内容に対して「→」を挟んで要約を付け加える話し方をする。
会長選挙では、その能力の高さと親会長派であることからパリストンに次ぐ票を集める。最終的にはパリストンの就任を阻止すべく対抗馬にルーキーのレオリオをも巻き込んで策を弄したが、結果的には敗北。その後パリストンによって副会長に任命され、彼が会長を辞した為に14代目会長に昇格した。
会長就任後も十二支んの地位を維持し、ネテロの遺言及び世界のトップたちとからの依頼にのっとり、暗黒大陸の災厄効力のミッションに着手する。尚、科学班に所属。

十二支ん(じゅうにしん)

ハンター協会の最高幹部。12代目の会長ネテロが任命した12名。モチーフは十二支で、それぞれ動物のコードネームが与えられている。ネテロに心酔しているメンバーの中には、コードネームに合わせた衣装を着ける者もいる。いずれ劣らぬ実力者揃いで、一時全員がシングル以上のハンターであった。
本編で会長に就任した人物もおり、メンバーには変動がある。
ネテロの死後、次期会長選挙選が行われ十二支んメンバーからはパリストン、チードルが立候補した。選挙の後、暗黒大陸と呼ばれる地へと向かうこととなる。

暗黒大陸は、かつてネテロが暗殺一族ゾルディック家の者やグルメハンターのリンネと共にお忍びで足を踏みいれた大陸である。そこはネテロでさえ「扉を開けただけで、敷居も跨がずに踵を返したお化け屋敷」であり、後に暗黒大陸へと乗り出した多くのハンターが犠牲となった。
ネテロの息子を名乗るビヨンドも連飲食物メタリオンを入手するためこの地を訪れたが、ネテロの忠告を無視して未踏のルートを取った結果多大な犠牲者を出し、新たな災厄ゾバエ病を持ち帰る羽目になってしまった。
これにより、ネテロは暗黒大陸のことをタブーとし、ビヨンドには自身が死ぬまで許可しないと言い渡した。

ビヨンドはカキン帝国の王と手を組み、彼を歴史上の偉人にすることを引き換えに暗黒大陸進出を決行。これは「拘束を逃れて好き勝手にする」という、ビヨンドのハンター協会編宣戦布告でもあった。近代大陸5国から成るV5はカキンの暗黒大陸進出宣言を受け、カキンを新たに大陸の一国に迎えカキンの王を新大陸開拓者として歴史に記す代わりに、この渡航で得られるリターンを6等分にすることを約束させた。また、V5はハンター協会に暗黒大陸でのビヨンドの監視を依頼。
十二支んは暗黒大陸において、カキン側を見張りつつ、災厄の解決に繋がる希望を探ることとなる。

ミザイストム=ナナ

CV:大塚明夫
コードネーム:丑(牛)
ハンター:クライムハンター
職業:民間警備会社経営 弁護士
等級:ダブル
派閥:バランス重視 穏健保守派
念系統:不明
念能力:密室裁判(クロスゲーム)
相手に三色のカードを提示し、行動を制限する。青で「入廷」させ、黄色で「拘束」、赤で「退席」となる。黄色は密告を無視した者を格子状の立体空間に閉じ込める。話す、目を動かすことはできるが体は動かせない。複数人に同時に仕掛けることもできる。赤と赤の能力の詳細は不明。

牛柄の迷彩服を着、ミルクを持ち歩いている。会長選挙の際「十二支んの良心、脱会長派も認める常識人」と評された通り、正義感の強い性格。パリストンのことは「確実に闇側の人間」と見て不信感を募らせ、彼に詰め寄る場面も見られた。今回は会長となることを諦め、後輩を一人前にし、トリプルハンターを目指すと宣言。
暗黒大陸では、情報班に属する。

カンザイ

CV:逢坂良太
コードネーム:寅(虎)
ハンター:トレジャーハンター
職業:ボディーガード
等級:シングル
派閥:リベラル・ノンポリ
念系統:不明
念能力:不明

コードネームにのっとり、虎を思わせる髪形と髪の色をしている。世間常識に疎く、頭を使うのも苦手なため、ハンター協会最高幹部に所属しながら暗黒大陸やカキン王国を知らなかった。それでもシングルハンターとしての功績はあり、戦闘力には自信がある模様。
暗黒大陸の渡航では防衛班に所属し、この時自分の役割を「大陸で襲ってくるヤツをぶっ飛ばすだけ」と言った。ヒソカからの評価は「85点」。

ピヨン

えどまち
えどまち
@edono78

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ナックル=バインとは冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』のキャラクター。作中の長編シリーズのひとつである、キメラアント編で初登場した。一つ星ハンターであるモラウを師匠としており、同じく弟子であるシュートと共に修行を積みペアを組む。ハンター協会会長であるネテロによって、シュートと共にキメラアント討伐隊のメンバー候補に選ばれ、同じく候補であったゴンとキルアとメンバー入りを賭けて戦う。ゴンに勝利してキメラアント討伐隊に選ばれると、人類の平和のため討伐作戦において死闘を繰り広げる。

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ゼノ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ゼノ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ゼノ=ゾルディックとは『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、主人公ゴン=フリークスの親友であるキルア=ゾルディックの祖父。暗殺一家ゾルディック家の一員。キルアに対して甘い一面があり、家族の意に反しハンターの道を進むキルアを見守っている。オーラと呼ばれる生命エネルギーを龍に変化させ自在に操る変化系の能力者。ハンター協会会長を務めていたアイザック=ネテロと古くから付き合いがあり、表社会と裏社会を統べる者同士で持ちつ持たれつの関係を築いている。登場人物の中でも、トップクラスの実力の持ち主である。

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ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ノブナガ=ハザマ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ノブナガ=ハザマとは、冨樫義博の作品である『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターである。クモと呼ばれる盗賊集団・幻影旅団の初期メンバーで、旅団内では特攻の役割を担っている。戦闘に長けており殺人に一切の躊躇がない冷酷さを持つ。その反面、自らが気に入った人物に対しては情に厚く、尋問中の主人公・ゴンがノブナガを腕相撲で打ち負かした際には、旅団への入団を誘った。また常に刀を持ち歩き、素早い抜刀で標的を殺害できる。一族を滅ぼされたクラピカと旅団で激しい争いを繰り返している。

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シルバ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

シルバ=ゾルディック(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

シルバ=ゾルディックとは漫画『HUNTER×HUNTER』に登場するキャラクターであり、暗殺一家ゾルディック家の当主。ゴンの友達キルアの父親。長身、長髪で筋肉質な見た目は周りのものを委縮させるほどの威圧感がある。過去には幻影旅団の団員と戦って暗殺したことがあり、暗殺者としては一流の腕を持つ。キメラアント編ではヂートゥを一撃で叩き潰している。

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ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギン(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ウボォーギンとは、冨樫義博の漫画作品『HUNTER×HUNTER』に登場する盗賊集団「幻影旅団」の一員である。ライオンの鬣を思わせる髪型と、筋骨隆々の大柄な体格が特徴。頑丈な肉体と、拷問を受けても動じない精神力を持つ。念系統は「強化系」で、自身の肉体を武器とする。念を使わずとも十分強く、たった1人で武器を持つ複数の敵を屠った。幻影旅団に恨みを抱くクラピカに拉致され倒されるが、自身の死に際しても決して仲間を売ることはなかった。

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ツェズゲラ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ツェズゲラ(HUNTER×HUNTER)の徹底解説・考察まとめ

ツェズゲラとは富樫義博が描く『HUNTER×HUNTER』の登場人物で、『グリードアイランド』のプレーヤー。ハンター協会に所属しており、懸賞金ハンターという肩書きを持つ。オーラという生命エネルギーを操る念能力の使い手であるが、能力の詳細はまだ判明していない。冷静かつ慎重な性格の持ち主で、豊富な戦術を持っており駆け引きにも優れている。競売に参加するバッテラの付き人として初登場し、3人の仲間と共に仕事をこなしていく。また、実力が認められ『グリードアイランド』のプレイヤー選考会の審査員も務める。

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