【進撃の巨人】アルミン「…エレン、なんでミカサの膝の上に座ってるの?」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。やたらとエレンとミカサの距離が近いことに困惑するアルミン。しかしいつもと様子が違うのは他の同期達も同じで…。奇妙な世界に入り込んだアルミンの運命は?
アルミン「…エレン、なんでミカサの膝の上に座ってるの?」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 21:41:59 ID:mO5HbUWh0
エレン「?」
ミカサ「?」
アルミン「いや、その『なに言ってんだこいつ』みたいな目やめて」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 21:50:05 ID:mO5HbUWh0
エレン「…いきなりそんな事言われたら、なぁ?」
ミカサ「言ってる意味がよくわからない。いつもの事だと思うけど」
アルミン「いやいやいや、だって二人とも昨日までは普通に隣り合って座ってただけだったじゃないか。
二人ってその…いつの間にそんな仲になったの?」
ミカサ「黙っててごめんアルミン。実は昨日エレンから『オレの家族になってくれ』と言われて…」ポッ
エレン「いや、お前とは昔から家族だろ。っていうか昨日オレそんな事言ったか?」
ミカサ「昔から…!! それはつまりずっと前から私はエレンの嫁というこ(ry」
アルミン(あ、あれ…? おかしいな、いつも通りの二人だ。
てっきり晴れてやっと恋人にでもなったのかと思ったのに…)
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 21:54:41 ID:mO5HbUWh0
エレン「まぁとにかく、俺達ずっと昔から一緒だったからな。
別にこれが普通だと思うんだが」
ミカサ「そう、普通。別におかしなことはなにも無い」ギュウ
エレン「ひっつくなよ!お肌が荒れちゃうだろうが!」
アルミン(いや、明らかにどう見ても普通じゃないよ。
昨日まではいくらミカサでもここまで積極的じゃなかったし
エレンも口で言う割にはそれほど嫌がってるわけでもない…
いったい何が二人に起きたっていうんだ?)
ライナー「よう、アルミン。何一人でぶつくさ言ってるんだ?」
ベルトルト「何かあったのかい?」
アルミン「ライナー、ベ……」
アルミン「なんで肩組んでるの?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 22:07:34 ID:mO5HbUWh0
ライナー「ん?」ガッシ
ベルトル「肩がどうかしたの?」ガッシ
アルミン「……………」
アルミン「いや、なんか…そんなに引っ付いてて仲が良いんだなって」
ライナー「そりゃあ、こいつとはガキの頃からの付き合いだからな」ガッシ
ベルト 「そうだね。ライナーとは育ちが同じっていうのもあるけどなんだかんだで長い付き合いにはなるかな」ギュー
アルミン「う、うん。それはわかるんだけどさ…男同士なのにちょっと距離近くない?」
ライナー「……そういうものなのか?」
ベル 「さぁ…僕達ずっとこんな感じだったから、ほかの人がどうかはわからないなぁ」
アルミン(いやいやおかしいって!昨日までそんなにベッタリじゃなかったじゃないか!)
ライナー「いきなりそんな事聞いてどうしたんだ?」
アルミン「………怒らないで聞いてほしいんだけど」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 22:08:17 ID:mO5HbUWh0
アルミン「二人って、ホモなの?」
ライナー「」
ベ 「」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 22:27:20 ID:mO5HbUWh0
ザワ… ザワ…
ウワァヤッパアノフタリッテ… アァソッチノヒトダッタカ… ライナーダモンナァ オサナナジミカプktkr!
ライナー「お、おい待てぇぇ!!なんでそういう事になるんだよ!?」
ベ 「そ、そうだよアルミン!ライナーはともかく僕はそんな趣味ないって!」
ライナー「ちょっ、てめぇぇぇ!! オレはともかくってどういう意味だぁぁ!!!」
エレン「あ、あぁ、お前らそういう仲だったのか…今度から対人格闘術訓練の相手変えるか……」
ミカサ「ライナー、貴方達の事は祝福する。エレンの目の届かない所で幸せになって」
ライナー「ちょ、ちょっと待て!だから俺はれっきとしたノンケ…」
クリスタ「そうだよ、みんな!寄ってたかってそんな言い方するなんて酷いじゃない!」
ライナー(クリスタ…! 流石はオレの天使!)
ベ (女神様!)
クリスタ「そ、その……お、幼馴染の仲って素敵だと思うから!
私は二人の仲を応援するからがんばってね!」
ライナー「」
ベ 「」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 22:39:39 ID:mO5HbUWh0
アルミン(訓練生ベスト3の二人をあっという間に撃沈させた…流石は女神様。
って、そうじゃない。お、おかしい…エレンとミサカ、ライナーとベトベトン、
確かにこの二人組は仲が良かったけどここまで密着度は高くなかった。)
アルミン(恋愛感情があるのかと思ったけどそうでもない。っていうかそっちの方が恐ろしい。
待てよ、エレンとミカサでおひざ抱っこって事は…)チラ
ジャン「だから立体機動はガスの噴射させ続けるよりは初めの所だけ吹かした方が効率がいいだって」
マルコ「うーん、わかってはいるんだけどやっぱり難しいなぁ。
でも、これ位は出来ないと王をお守りする事は出来ないんだよね。頑張らないと」
ジャン「おいおい、マルコ、マァールコッ!! いい加減素直になれよなぁ?
王様の為とかいってホントは内地の安全で快適な生活をする為にがんばるってよぉ?」
マルコ「だ、だから!ボクは何度も言ってるけど本当に王の為に…」
ジャン「わかったわかった!そういう事にしといてやるよ!」
アルミン「テーブルの下で手ぇ握ってるぅぅぅぅ!?」ズガーン
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 22:54:09 ID:mO5HbUWh0
アルミン(そりゃ確かにマルコは僕らの中じゃジャンと仲が良いなと思ったけどさ!
なんでそんな初恋の恋人同士みたいな手の握り方してんの!?その慎ましさが返って気持ち悪いよ!!)
ユミル「クーリスタッ!どこ行ってたんだ、探したんだぞぉ?」グイグイモンニュモンニュ
クリスタ「ちょ、ユミル…あん!もうちょっとみんなとお話ししてただけだって!」
アルミン(こっちは百合の花を開花させてたぁぁぁ!?
あぁあ、ぼ、ぼくらの天使が汚されていくぅぅ!
こ、これがおじいちゃんの本に載っていたNTRってものなの!?)ハァハァ
フランツ「あぁあ~、ハンナ!ハンナァァ!ぼくの巨人が進撃するのがわかるかい!?」パンパンパンパンパン
ハンナ「あっ、あっ、んぅっ、フ、フランツの大型巨人が私のウォールローゼを突破してるぅぅぅ!!」
アルミン「あの二人はほっとこう」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:04:33 ID:mO5HbUWh0
エレン「どうしたんだよアルミン。さっきからなんか顔色悪いぞ」ギュー
ミカサ「明日も訓練はある。無理はしないで早めに休んだ方がいい」ギューサワサワペロペロ
ライナー「オワッタ…オレノナカノ女神は死んだ…」ガッシ
ベ 「ボクガイッタイナニヲシタッテイウンダ…」ガッシ
ユミル「ほらほらクリスタ。
こんなホモ二人と一緒に居たらお前まで脳内バラ色になっちまうから向こう行こうぜ?」モンニュモンユサワサワ
クリスタ「もうユミル!だから二人は真剣に愛し合っているんであってそれをバカにするのは良くないって!」
ジャン「ま、憲兵団に入ればくいっぱぐれもないだろうし結婚相手には最適だと思うんだどなぁ?(ミカサチラー」ぎゅっ…
マルコ「だから、入団式で言った王に身を捧げる覚悟で僕は憲兵団に…」ぎゅっ…
アルミン「………」
アルミン「………うん、ごめん。先に寝てるよ……」
ハンナー!
フランツー!
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:21:56 ID:mO5HbUWh0
トコトコ……
アルミン「………」
アルミン「なんでこうなったのかはわからないけど、この変な現象がなんなのかは大体わかった」
アルミン「ミカサとエレン、ライナーとベ(ry、ユミルとクリスタ。
そしてマルコとジャン。あとバカ(夫婦)」
アルミン「間違いない。みんな仲が良い程ボディタッチが激しくなってる。
ライナーはともかくミカサ一筋のジャンがホモなのは有り得ない」
アルミン「ユミルはクリスタの事をいつも気にかけてるしマルコは人当たりもいい。
ミカサはわかりやすいし、エレンもなんだかんだ言ってミカサの事は家族として大切にしてる」
アルミン「昔はハグで親愛を示した人達がいた文化もあったみたいだし、たぶんそれと似た様な感じなんだろうな」
アルミン「けど、どうしていきなりこんな風に………」
アルミン「……あれ?」
アルミン「ライナーとベルトルト、ユミルとクリスタ、マルコとジャン、ハンナとフランツ。
エレンと、ミカサ………」
アルミン「……………」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:26:36 ID:mO5HbUWh0
アルミン「僕は誰とも触ってない」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:42:39 ID:mO5HbUWh0
アルミン「いやいやいや、まさか僕だけそんな!」
アルミン「別に僕はホモ…じゃないしい、いくらエレンでも手をつないだりとか
そんな事したいわけじゃないし!」
アルミン「エレンにミカサとはいつも一緒だし、マルコとは座学の時間にはよく喋るし」
アルミン「あとは…」
アルミン「あとは……」
アルミン「………」
アルミン「そういえば、僕……五年前もエレン以外に友達いなかったな」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:47:11 ID:mO5HbUWh0
『オラ、悔しかったらやり返してみろよこの異端者!』
『いつもいつも屁理屈ばかりこねて口だけのクセによぉ!』
アルミン『…僕は、ボク力は絶対に使わない!使ったら君たちと同じになっちゃうだろ!』
アルミン『君たちだって、ボクの言葉に何も言い返せないからそうやって
暴力を使う事しか出来ないんじゃないか!』
『こ、この野郎…!』
『お前なんか、エレンとミカサがいなけりゃ何も出来ねぇクセに!!』
アルミン「………」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/19 23:58:08 ID:mO5HbUWh0
アルミン(そうだ……ボクはいつも、暴力をしたくなかったんじゃない。
何も、出来なかったんだ。ボク一人だけじゃ。
エレンはたとえ勝てなくても絶対に降参せずにガキ大将に立ち向かって
ミカサはどんな相手でも難なく勝ってきた)
アルミン(強い者だけが生き残って、弱い者は踏みつけられる。
ボクはただ……強い二人に寄り添ってただけだったんじゃないか)
アルミン(そうだよ、おかしな事じゃない。
二人は強い。この残酷な世界で強くあろうとしてる。)
アルミン(二人にとって、僕は弱いから守る存在であって)
アルミン(『仲間』じゃ、ないんだ)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:06:08 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「………」
アルミン「はは……は………」
アルミン「なんだ、わかりやすい事じゃないか」
アルミン「死んでも足手まといにはならない?
立体機動の訓練でついていくのがやっとのボクがどうやって?」
アルミン「エレンは壊れた機材で体制を立て直せる素質もあるし立体機動もメキメキ上手くなっている。
格闘術だって男子の中じゃ一番だ」
アルミン「ミカサはなんでも卒なくこなせる。
昔から格闘術だって誰にも適わないし座学だって吸収が早い」
アルミン「ボクなんかが一緒にいていい相手じゃないんだ。
二人が一緒なのが、二人にとっての自然であって」
アルミン「ボクは…いなくても……」
アルミン「いなくて、も………」ポロポロ
エレン「おい、アルミン!どうしたんだ!?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:19:09 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「!? エ、エレン…それにミカサも!どうして……」
エレン「どうしてって、お前の様子が変だから見に行こうとしたんだよ。
部屋にも戻ってないから心配したんだぞ!」
ミカサ「何故あなたは泣いているの?…まさか、誰かになにかをされた?」
アルミン「!! (ぐいっ)い、いや……なんでもないよ。本当に、なんでもないんだ。
……だから、ボクの事はもうほっといてよ」
エレン「何言ってんだよ。お前やっぱりなんかおかしいぞ。熱でもあるんじゃないのか?」
ミカサ「何でもない様には見えない。一度、医務室に行った方が…」
アルミン「なんでもないったら!!お願いだから!ボクにはもう構わないで!」ダッ
エレン「!? お、おい、待て!アルミン!」ガシッ
ぐいっ
ピト
アルミン「 」
エレン「……」
アルミン「お、おでことおでこがぴったんこ!?」ズビーン
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:26:18 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「え、ちょ、ちょ!?ちちち近いよエレン!何やっt」
エレン「お前……やっぱり熱あるじゃねぇか!しかもメチャクチャすげぇ熱だぞ!」
アルミン「え? いや、何を言って……」
ガシッ デコピタッ
ミカサ「…! 確かにすごい熱。どうして何も言わなかったの?」
アルミン「 」
アルミン(え?え?ちょ、ミカサ近い近い!下手すりゃ唇触れるって!!)
エレン「ミカサ!」
ミカサ「わかってる!」
グアッ
アルミン(お姫様だっこ!?)
エレン「がんばれよアルミン!今医務室に連れてってやるからな!」ズダダダダダ
ミカサ「アルミン…あなたを死なせはしない!」ズダダダダダダ
アルミン「ま、待って二人とも話を聞いて!っていうかおろしてぇぇぇ!!!」
ドドドド……
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:33:21 ID:Jd0LSafZ0
※ ※ ※
エレン「ただ疲れが溜まってただけだってよ、良かったなアルミン」
アルミン「う、うん…ありがとう」
ミカサ「一応、滋養強壮の薬は貰ったからそれを飲んで一晩ここで安静にしているようにって先生が」
ミカサ「大事じゃなくて、本当によかった」
エレン「あぁ、お前があんな事言うなんてマジでヤバイ病気じゃないかって焦ったぞ」
アルミン「………」
アルミン「ごめん、二人とも。心配かけて」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:44:07 ID:Jd0LSafZ0
エレン「水臭えな。俺達仲間だろ?」
アルミン「………」
アルミン「……でも、ボクはいつでも二人に迷惑ばかりかけてる。
喧嘩だってボクが大抵いじめられてた時にエレンとミカサが駆けつけて…
ボクはいつもそれをただ見てるしかなかった」
アルミン「訓練だって、座学は出来ても他はみんなについていくだけで手一杯」
アルミン「いつも迷惑ばっかりで、ボクは…二人に何かをした事なんて無かった」
アルミン「そんなの…仲間だなんて言えないんじゃないかな」
ミカサ「アルミン」
ミカサ「あなたは頭がいい。座学や知識は子供の頃からずっと優れている」
ミカサ「でもあなたはバカだ」
アルミン「え?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 00:56:48 ID:Jd0LSafZ0
エレン「お前子供の頃に話してくれたよな?
外の世界には、オレ達が知らないような物や文化がたくさんあるんだって」
エレン「その時までオレは壁の中で閉じ込められてずっとこのまま退屈な人生を送るのかって思ってた。
けど、その話を聞いた時すげぇわくわくしたんだ。
世界はこんな退屈なだけじゃない。残酷だけど、もっと美しいものもあるんだって」
エレン「お前が話してくれた夢があるから、オレはこの死ぬ程厳しい訓練にも耐えてこれたんだ」
ミカサ「子供の時にいつも大人に怒られる時もあなたがうまく言いくるめた時もあった」
ミカサ「五年前、巨人が攻めて来た時にあなたがハンネスさんを呼んでくれた。
カルラは救えなかったけど、エレンと私はそのおかげで生きている」
ミカサ「私は力を振るうことしか出来ない。その力で相手を倒せても、それが正解じゃない時もある。」
ミカサ「けどアルミン。
あなたの言葉や行動は、いつでも私達を正解に導いてくれた」
エレン「お前がいなけりゃ俺達はここに立って巨人に立ち向かう力を蓄えるどころか、
母さんの前で悲鳴を上げる事すら出来なかったんだ」
エレン「迷惑なんてかけりゃいいだろ。それが仲間なんだからな」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 01:05:52 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「………」
ミカサ「エレン、あなたの場合はいつも迷惑をかけっぱなし。
座学の講座で追試を受ける時、夜遅くまでアルミンを勉強に付き合わせた」
エレン「な、なんだよ!?お前だってしょっちゅう陰でコソコソアルミンに相談事持ちかけてるだろ!
アルミンが胃が痛いって胃薬貰ってるの知ってんだぞ!」
ソレハエレンガスナオナラナイカラ… ナンノハナシダヨ!?
アルミン(……ははっ、本当にバカだな。ボクは)
アルミン(二人がそんな事思うわけなんか、ないのに)
アルミン(本当に……僕は、本当に、バカだ……)
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 01:20:58 ID:Jd0LSafZ0
※ ※ ※
エレン「うわっ、やべぇもうこんな時間か」
アルミン「ごめんね、こんな時間まで。ボクの事はもう大丈夫だよ」
エレン「……本当に大丈夫か?辛いならマジでムリするなよ」
ミカサ「付き添いの許可は既に貰っている。消灯までまだ時間はあるからそれまでは看病する」
エレン「そういえばアルミン、お前風呂がまだだったな。体拭いてやろうか?」
アルミン「そ、そこまでしなくていいって!!寝てればたぶん明日には治るよ。
だから、二人はもう帰っていいよ?」
エレン「そうか?…まぁお前がそういうなら」
ミカサ「寝るのが一番ならそうした方がいい」
エレン「そうだな。…じゃあな、アルミン。また明日」
アルミン「うん……あ、や、やっぱり待って!」
アルミン「そ、その……眠るまででいいから……」
アルミン「手、つないでて、くれないかな……?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 01:25:54 ID:Jd0LSafZ0
エレン「………」
ミカサ「………」
アルミン「………」
アルミン(う、うわあああああああああああああああああ!??!
何言ってんのボク!?ついさっきまでジャンとマルコの手つなぎにドン引きしてた癖に!!)
アルミン(二人とも思いっきり固まっちゃってるよぉぉぉ!!!
これ絶対変に思われてるよね!?そうだよね!?)
アルミン(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!ライナーに続いてボクまで
薔薇族の刻印を天使から授かる羽目になっちゃう!!!)
アルミン「ええええええととと、そ、そのアレだよ!
今のはびょ、病気にはお肌で触れ合うセラピスト療法というのがあって
決してそういう理由なき接触じゃないっていうか…」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 01:35:27 ID:Jd0LSafZ0
エレン「あぁ、なんかわかるぜアルミン。病気とかになるとなんか心細くなっちまうんだよな」
アルミン「え?」
エレン「いいぜ、アルミン。寝付くまで一晩中いてやるよ」
ミカサ「エレン、もうじき消灯の時間。
そろそろ眠らないと明日の訓練にも差支えが出る」
エレン「なんだよミカサ、お前アルミンをほっといて帰れっていうのかよ」
ミカサ「そうは言っていない。私もアルミンの事は心配」
ミカサ「だから思いついた」
サッサッサ フトンメクリ
ミカサ「ん」ポンポン
アルミン「?」
ミカサ「三人で、寝る」
アルミン「」
52: 眠い 2013/05/20 01:39:56 ID:Jd0LSafZ0
※ ※ ※
エレン アルミン ミカサ 「………」ギュウギュウ
アルミン「ね、ねぇ…一つのベッドで三人は、ちょっと無理があったんじゃ…」ムギュウ
エレン「あ、あぁ…流石にガキの頃とは勝手が違うか……スマン、アルミン……」ムギュウ
ミカサ「いい作戦だと思ったのに」シュン ムギュウ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 01:58:05 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「……けどこうしてると、子供の時の事を思い出すね」
エレン「あぁ、そういえばお前の親の都合で一度だけウチに泊まりに来た事があったな。
その時もこうやって一つのベッドで寝てたっけ」
ミカサ「エレンの寝相が酷くて、端っこのアルミンが何度も蹴落とされたからアルミンが真ん中になった」
アルミン「アハハ、そういえばそうだったっけ」
エレン「お、お前らよく覚えてたなそんなの…」
ミカサ「そして、反対側の私は落とされないようにこうやってしがみついていた」ギュウ
アルミン「うわっ!?ミ、ミカサ、ちょ……」
エレン「あー…なんか思い出して来たな。確か俺もこんな感じで…」ギュウ
アルミン「!?!?!?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 02:08:03 ID:Jd0LSafZ0
ミカサ「せまい、けどその分暖かい…」
エレン「確かに今日は冷えるからな…ふぁ……やべ、眠くなってきた」
ミカサ「アルミン、あなたは大丈夫?」
アルミン「………」
アルミン「大丈夫。
とっても暖かいよ」
アルミン(暖かいなぁ。三人だから、なおさら……)
アルミン(ありがとう、エレン、ミカサ)
アルミン(ボクの、大事な親友)
アルミン(二人に連れられるだけじゃなくて)
アルミン(ボクも、自分から歩いてみるよ)
※ ※ ※
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 02:13:30 ID:Jd0LSafZ0
アルミン「おはよう、二人とも!」
エレン「起きたか、アルミン。その調子だと治ったみたいだな」
アルミン「うん、お陰でもう大丈夫だよ」
エレン「ミカサが馬鹿力で抱きついたお陰で体中痛いけどな」
ミカサ(久しぶりにエレンと一緒の布団で寝れた)ホッコリ
60: 正直ここから先雰囲気ぶち壊しの展開 2013/05/20 02:23:55 ID:Jd0LSafZ0
エレン「結局そのまま寝ちゃったな。これって夜間の無断外出になるのか?」
アルミン「教官からはボクの方から説明しておくよ。元々ボクのせいでこうなったんだし」
エレン「す、すまん、アルミン…病み上がりだっていうのに」
アルミン「一つ貸しだよ、エレン。じゃあ先に行ってるから!」タタタッ
エレン「あ、おいアルミン!」
アルミン(今まではずっと、エレンとミカサの後をずっとついていってた様なものだった)
アルミン(子供の頃はそれでもよかったのかもしれない。でも、今のボクはもう兵士だ)
アルミン(いつまでも二人にベッタリじゃだめだ。自分から歩んでいかないと!)
アルミン(そ、そのためにはまず……)
アルミン(よし決めた!食堂に行って、一番先に目に入った人に声を掛けて)
アルミン(手を握ってみる!)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/20 02:32:58 ID:Jd0LSafZ0
アルミン(だ、大丈夫だよね!ハグが当たり前の様な世界になってるんだし、手をつなぐ位なら、たぶん大丈夫!!)
※ ※ ※
ミカサ「エレン。ここ、寝癖がついてる。」ズイッ
エレン「うぉっ!?いきなり近づいてくんなよ!口で言えばいいだろ!」
ミカサ「寝癖が酷い。大変、ここにも。もっと近くで見ないとわからない」ズイー
エレン「ちょ、寄りかかってくんなよ!布団に倒れちまうだろ!」
ミカサ「大丈夫、エレンは何もしなくていい。私に任せて」ズズズイッ
エレン「バカッちょ、顔が近い近いちか……」
ア"-ッ
※ ※ ※
アルミン「うん、大丈夫。なに、なんてことはないさ!」
ガチャッ
ライナー「あっ…おい、アルミン!お前昨日のアレのせいで俺は……」
完
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進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。
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ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。
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リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。
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エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。
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アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。
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フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。
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エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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