『この世界の片隅に』の監督・片渕須直とスタジオジブリの深い関係!実は『魔女の宅急便』を撮るはずだった!?

本記事では太平洋戦争を題材にして作られた映画『この世界の片隅に』の監督・片渕須直と、スタジオジブリとの間にある深い関係性についてまとめて紹介している。片渕は元々ジブリ映画『魔女の宅急便』で監督を務める予定だったが、スポンサーとの関係で宮崎駿監督の補佐役に回ったという過去があるのだ。記事中では『この世界の片隅に』の制作秘話やこだわった点、作品の評判なども併せて紹介している。

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ミリタリーマニアも唸った

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宮﨑駿にアンチテーゼを示した?

ジブリのその先の到達点!

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「風立ちぬ」公開の頃、片渕からこんな話を聞いた。「僕は、零戦を設計した人を歴史的に調べる立場でもある。零戦の設計者・堀越二郎さんの親戚の蔵から戦闘機の図面が出てきたので、鑑定に持っていった。するとその学芸員は、堀越さんがヨーロッパに留学した時に買い込んできた資料がこんなにあると言って見せてくれた。それをジブリに伝えたのですが、全く興味を持ってもらえなかった」

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宮崎駿監督作品「魔女の宅急便」の演出補佐を20代で務めた片渕。実在している資料を基にせず、自分の中のイメージを優先して空想や理想でものを作り上げる宮崎演出に対し、片渕は大いなるアンチテーゼを示したといえる。

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6年かけた執念の取材力

それにしても片渕須直は、なぜこれほどまでに執念深く、精緻に描くことにこだわったのだろう。

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のべ6年という歳月をかけて、昭和初期の世相風俗を正確に再現する調査や取材に時間を割いてきた。

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>調べていくと、通りに何があったのかがわかってきて、当時の呉の土地勘ができてくる。今ではもう変わってしまってるので今行くと迷います。
>タイムマシンがあれば…。爆弾がどこに落ちたのかカウントしてるので、生き残る自信があります

舞台となった広島では「支援する会」が発足

片渕さんの熱意に動かされて、広島では市民が「映画を支援する会」を発足。

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戦争の体験者たちが、記憶を思い出しながら町の再現に協力してくれました。
原爆でほとんど消えてしまった広島中心部の町並み。
その貴重な写真を提供してくれた人もいました。

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osiri
osiri
@osiri

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