【進撃の巨人】ライナー「集団感染?」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回は巨人組以外の104期が集団感染でダウンしてしまう話です。慣れない看病に四苦八苦するエレン達。ほのぼのしつつもちょっと切ないSSです。

ライナー「集団感染?」

出典: pbs.twimg.com

1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:32:25 ID:4VT6aVTo

*病名不明。症状はインフルっぽいものとお考えください。
超あり得ない集団感染。勢いで書いた。後悔はない。

キース「うむ。一昨日あたりから訓練兵団にも猛威を振るっているが…
十数年ぶりの大流行だそうだ」

ライナー「は、はぁ…」

キース「我々大人は耐性があるからか、たいした症状は出ていないが」

眼鏡教官「104期生のほとんどは、かかるのがはじめてみたいだね」

キース「幸い、君達5人は症状が出ていない。以前にかかったことがあるのか?」

ライナー「さぁ…どう、なんでしょうか」

眼鏡教官「小さい頃にかかったことがあるのかもしれないね。
それはともかく、無事なのは君達だけだ。色々手伝ってもらうよ」

「ハッ」

2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:33:14 ID:4VT6aVTo

ライナー「で」

エレン「なんで」

ユミル「私らだけなんだ?」

アニ「さあ…」

ベルトルト「なんだろうね…」

3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:34:15 ID:4VT6aVTo

ユミル「ひとつ言えるのは、このメンツは他より年上ってことか?」

ライナー「だったらマルコもそうだし、エレンに症状出てないのはおかしいだろ」

エレン「俺の親父、医者だしなあ…」

アニ「へぇ」

エレン「親父の診療についてって、風邪うつされるとかたまにあったけど。
まぁ、親父もあの日以来行方不明だけどな…」

ベルトルト「………」

4 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:35:37 ID:4VT6aVTo

ライナー「考えても仕方ねえ。とりあえず、なんだ?
寮の全員の面倒を見ろ、だったか…」

ユミル「教官も何人かいるとはいえ、200人の看病はきついな」

ライナー「女子寮はお前ら2人に任せるぞ」

ユミル「まぁ女子のが数少ないしな。2人で手分けすりゃなんとかなるか」

アニ「水飲ませて、汗かいてたら着替えさせて、シーツ換えて…」

ユミル「めんどくせえ」

ライナー「うだうだ言ってないではじめるぞ」

ユミル「へいへい」

アニ「集合は11時に食堂でいいんだよね」

ライナー「ああ」

5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:36:34 ID:4VT6aVTo

エレン「とにかく1部屋ずつ潰していくか」

ライナー「症状を記録した方がいいな。重体の奴は何度か様子を見に行こう」

エレン「お、そうだな。流石だな、ライナー」

ライナー「よし、各部屋の様子及び症状を記録しながら巡回、11時までに終わらせるぞ

6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:37:35 ID:4VT6aVTo

エレン「大丈夫か?」

アルミン「エレン…うん、なんとか…」

エレン「だいぶ熱上がってるな。体はどうだ?痛いとか、寒気とか」

アルミン「痛みは、ましになったかな…普通の風邪と一緒で
あがる時に痛くなるタイプみたい、だけど…寒気も、今は平気…」

エレン「…そっか。水、ここ置いとくからな。ちゃんと飲めよ」

アルミン「うん…ごめん、ありがと…」

7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:38:34 ID:4VT6aVTo

マルコ「…なんか、すごいことになってるみたいだね」

ベルトルト「僕ら以外全滅っぽいね。一体どうしたんだろう」

マルコ「集団感染…よりによって訓練兵の時に、来るとはね…ゴホッ」

ベルトルト「無理に喋っちゃだめだよ。喉、痛いんでしょ?」

マルコ「うん…ごめん、迷惑かけて…」

ベルトルト「問題ないよ。2、3日寝てれば治るみたいだし、安静にね」

マルコ「このお礼は、いつか必ずね…」

8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:39:34 ID:4VT6aVTo

ジャン「…くっそあちい、死ぬ…こんなことなら…」

エレン「何ブツブツ言ってんだ。寝てろよ」

ジャン「…いいからタオルとっととよこせよ」

エレン「あ?」

ジャン「汗かいてきもちわりいんだよ…」

エレン「ちっ。…着替え終わったらそこ置いとけよ。
みんなの分も回収して洗っとくから」

ジャン「……すまねぇな」

エレン「なんか言ったか?」

ジャン「なんでもねえよ…馬鹿はいいよな、風邪ひかねえからよ」

エレン「コニーがあれなんだ、馬鹿は関係ねえ」

ジャン「…はぁ、俺は横になる。貸しは作らないからな」

9 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:40:42 ID:4VT6aVTo

ライナー「……」

ベルトルト「どう?」

ライナー「よく寝てるが…熱がひどいな」

ベルトルト「みんなの症状見てると、体が小さい方が症状も重いみたいだね」

ライナー「と、なると向こうも心配だな」

ベルトルト「あっちはアニとユミルに任せてるんだから」

ライナー「ああ…クリスタはユミルがいれば大丈夫、だな…」

ベルトルト「…他の人のことも心配してあげてよ」

10 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:41:31 ID:4VT6aVTo

ライナー「こっちの重傷者は、コニー、ダズで」

アニ「女子はクリスタだけだね」

エレン「あれ、ユミルは?」

アニ「クリスタにつきっきりの看病」

ベルトルト「…困ったね」

ライナー「ああ…200人の、昼食を4人で、か…」

エレン「やるしかねぇ、だろ…」

アニ「あんたら、料理できるの」

ライナー「か、皮むきくらいなら?」

アニ「へぇ…やってみなよ」

11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:42:52 ID:4VT6aVTo

ライナー「……」チンマリ

エレン「……」ボロッ

アニ「ライナーは厚く剥きすぎて野菜が小さい。
エレンはそもそも剥けてない」

ベルトルト「……」アセアセ

アニ「…一応合格。あんたら二人は米でも洗ってて」

ライナー「米?」

アニ「全員分のパンを今から焼けるとでも?この騒動でパン屋も店閉めてるってのに。
こんな時のために倉庫に備蓄してあったそうだよ」

ライナー「雑炊か」

アニ「そう。部屋ごとに持ってくから、鍋と食器も準備して」

12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:43:40 ID:4VT6aVTo

ライナー「………」

エレン「………」

ベルトルト「………」

アニ「………」

ユミル「………」

ライナー「…つかれt」

アニ「言わないで。余計疲れる」

ライナー「お前言ってるじゃねえか…」

ユミル「クリスタの様子見てくる…」

アニ「私はここで休んでるから」

エレン「俺、コニー見てくるわ…」

ライナー「ああ…頼んだ。戻ってきたら巡回替わる」

エレン「おう…」

13 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:44:23 ID:4VT6aVTo

ライナー「…で、だ」

アニ「なんで、私達だけ」

ベルトルト「3人だけならともかく…」

ライナー「あの2人もそうだとか?」

アニ「まさか…」

ベルトルト「エレンは医者の息子だから…?」

ライナー「ユミルは…わからん、色々不明な点が多いしな」

アニ「にしても…」

ベルトルト「疲れるね…」

ライナー「午後はずっと洗濯だったな…」

ベルトルト「1年分した気がするよ…」

14 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:45:40 ID:4VT6aVTo

ライナー「明日も、か…?」

アニ「言わないで…」

ベルトルト「明日は、まだマシなんじゃ…」

ライナー「だと、いいが…」

アニ「…眠い」

ライナー「部屋戻って休めよ」

アニ「病人部屋で休めと」

ベルトルト「ここで休むの?」

アニ「毛布なら持ってきてある。起きたら朝食作るから」

ライナー「俺らもここで休むか」

ベルトルト「そう、だね…」

ライナー「夜明けまで後4時間くらいか?」

ベルトルト「寝ないよりは…」

15 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:46:27 ID:4VT6aVTo

ライナー「久しぶりだな、3人で寝るの」

ベルトルト「机に突っ伏してだけどね」

アニ「あんたに蹴られなくてすむ」

ベルトルト「…そんなにひどい?」

ライナー「うむ。今でも隣の俺が証言してやれる」

ベルトルト「全く意識してないんだけどなぁ…」

ライナー「いつだったか、アニを抱き枕にしてたよな」

アニ「蹴り殺してやったけど」

ベルトルト「やめて、思い出させないで」

16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:47:11 ID:4VT6aVTo

ライナー「抱きつくといえば、嵐の夜は反対だったな」

アニ「………」

ベルトルト「3人で川の字になって、アニが真ん中でね」

ライナー「雷が鳴る度に布団に潜ってなぁ」

アニ「…殺されたいの?」

17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:48:04 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「最近、ライナーはいびきがうるさくてね」

ライナー「そうか?」

アニ「見た目だけじゃなくなったか」

ライナー「…どういう意味だ」

アニ「そのまんまの意味」

ベルトルト「安眠妨害だってみんな言ってるよ」

ライナー「…その、すまん」

18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:49:15 ID:4VT6aVTo

ライナー「風邪といえば」

ベルトルト「うん」

ライナー「アニとベルトルト、2人して熱出したことあったよな」

アニ「そんなことあった?」

ライナー「俺とベリックで看病した」

ベルトルト「覚えてないな…」

ライナー「…そいや、その時の症状に似てるかもな」

ベルトルト「今回の?」

ライナー「うむ」

19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:50:01 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「じゃぁ…この力とは関係ない?」

ライナー「どうだろな…自己回復力ってのが
免疫力にも影響あるのかもしれんが」

アニ「どっちでもいいよ…」

ベルトルト「…エレン、戻ってこないね」

ライナー「大方、コニー看病しながらその場で寝てんじゃないか」

ベルトルト「あり得る」

ライナー「看病といえば、アニは昔よく風邪ひいてたな」

アニ「またその話かい…」

ライナー「そのたびにアニは死なないよね、ってうろたえてたなお前」

ベルトルト「もうやめてよ…」

ライナー「そして翌日はベルトルトが寝込んで、アニがうろたえて」

アニ「…覚えてないね」

20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:50:55 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「でもライナーの作った雑炊はまずかった」

アニ「味がしなかった」

ライナー「お前ら…人が一所懸命に作ったってのに…」

ベルトルト「あれ、何入れてたの…」

アニ「米は硬い、野菜は半生、出汁が全くきいてない」

ライナー「もうつくらねぇよ…」

21 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:51:54 ID:4VT6aVTo

ライナー「…懐かしいな」

アニ「………」

ベルトルト「………」

ライナー「帰ろう、故郷に」

アニ「ああ」

ベルトルト「うん…」

ライナー「だが、まずは」

ベルトルト「寝よ、か…」

アニ「おやすみ…」

22 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:52:59 ID:4VT6aVTo

ライナー「………」

ベルトルト「………」

アニ「………」

ライナー「…つかr」

ベルトルト「言わないで」

アニ「言うと殺す」

ベルトルト「結局エレンも疲れて寝込んじゃったし…」

アニ「ユミルはうつされたのか、疲れただけなのか…」

ライナー「明日からマルコらが復帰できそうだが…」

アニ「今日は私らのみ…」

ライナー「クソッたれ、やってやる、やってやるぞ」

23 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:54:06 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「もうね、今日決行してもいいんじゃないかな」

ライナー「は?」

ベルトルト「考えてみてよ、みんな寝込んでるんだよ」

アニ「あー、賛成。看病めんどくさい」

ライナー「おいおい」

ベルトルト「天気もいいし」

アニ「絶好の巨人日和」

ベルトルト「洗濯物なんて」

アニ「見たくもない」

ライナー「おおおおおい!」

24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:54:48 ID:4VT6aVTo

アニ「うるさい」

ライナー「冷静になれ、考えろ!」

ベルトルト「寝不足なんだ、静かにしてよ」

ライナー「寝込んでいるのは訓練兵だけだ!教官や調査兵団がいるだろ!」

アニ「あー」

ベルトルト「そうだった」

ライナー「そもそも、憲兵団になって内部情報を掴むんだろ!」

ベルトルト「そうだったっけ?」

アニ「忘れたね」

ライナー「頼む、考えることを放棄しないでくれ」

25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:58:20 ID:4VT6aVTo

アニ「あんたはいいよね」

ベルトルト「200人分の芋の皮をむいてほしいもんだ」

ライナー「うっ…」

アニ「さすがに腱鞘炎になりそう」

ベルトルト「これから昼食作って、洗濯して、夕食作って片付けて…」

ライナー「俺だってなぁ!水汲んで運んでるんだぞ!」

アニ「教官も水汲みやってくれてるよね」

ベルトルト「まさか教官も料理作れないなんてね」

アニ「ね」

26 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 22:59:14 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「皮むきもうまくなったよ」

アニ「あんたならいつでも嫁にいけるよ」

ベルトルト「僕が嫁に行くの…?」

アニ「ライナーならもらってくれる」

ベルトルト「やめて、なんか生々しい」

ライナー「お前ら…」

27 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:00:20 ID:4VT6aVTo

ライナー「今日を乗り越えればいいんだ、明日からはマルコらが…」

アニ「ミカサは夕方には復帰するんじゃないかな」

ベルトルト「さすがだね」

アニ「熱よりエレンに会えないことのが辛いってさ」

ベルトルト「ぶれないなぁ」

アニ「そんなことよりこれ見てよ、どう思う?」

ベルトルト「すごく…大きいです」

アニ「だろ…こいつを剥いて、みんなに食わせるんだ…」

ベルトルト「ふふふ…」

ライナー「頼む、戻ってきてくれ…」

29 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:02:38 ID:4VT6aVTo

ミカサ「………」

マルコ「………」

ジャン「………」

ライナー「………」

ミカサ「…これは?」

ライナー「…寝かしといてやってくれ」

マルコ「だいぶマシになったから、とりあえず来てみたけど…
ひょっとして、僕らの食事って…」

ライナー「ああ…」

ジャン「まじかよ…」

28 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:01:21 ID:4VT6aVTo

ミカサ「それはいいけど、この剥かれた野菜の山は」

ライナー「聞くな。2人とも何かにとりつかれたようだった」

マルコ「まぁ…おかげで、夕飯の準備は楽だけど…」

ジャン「とりあえず医務室に運んだ方が…」

ライナー「俺はベルトルトを運ぶ」

マルコ「じゃあアニを。ジャンはミカサとここお願いね」

ジャン「おう、任せろ」

30 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:03:10 ID:4VT6aVTo

ミカサ「それはいいけど、この剥かれた野菜の山は」

ライナー「聞くな。2人とも何かにとりつかれたようだった」

マルコ「まぁ…おかげで、夕飯の準備は楽だけど…」

ジャン「とりあえず医務室に運んだ方が…」

ライナー「俺はベルトルトを運ぶ」

マルコ「じゃあアニを。ジャンはミカサとここお願いね」

ジャン「おう、任せろ」

31 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:04:01 ID:4VT6aVTo

ジャン「よし、作るか」

ミカサ「あなたが?」

ジャン「……すまん、何すればいい?」

ミカサ「見てるだけでいい」

ジャン「」

ミカサ「…食器でも準備しておいて」

ジャン「お、おう…」

32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:04:38 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「…起きてる?」

アニ「…うん」

ベルトルト「疲れたね」

アニ「…うん」

ベルトルト「手、痛いし」

アニ「…痛いね」

ベルトルト「なんであんなに剥いたんだろ」

アニ「そこに芋があったから」

ベルトルト「サシャもびっくりだ」

33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:05:22 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「ライナー、うるさいね」

アニ「ほんとに」

ベルトルト「安眠妨害」

アニ「よりによって3人で医務室」

ベルトルト「ああしんどい、蒸気出そう」

アニ「もう出てるよ」

ベルトルト「ほんと?」

アニ「たぶん」

ベルトルト「びっくりさせないで」

34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:06:04 ID:4VT6aVTo

アニ「でも…」

ベルトルト「楽しかったね…不謹慎だけど」

アニ「………」

ベルトルト「もうこりごりだけど…」

アニ「まったくだ」

ベルトルト「…いい、土産話にはなる、かな」

アニ「…帰れたら、ね」

ベルトルト「帰るんだよ…」

アニ「うん…」

35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:06:50 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「ほんとうるさいね」

アニ「蹴っていい?」

ベルトルト「怪我しない程度なら」

アニ「…余計めんどくさい」

ベルトルト「疲れたしね」

アニ「うん」

ベルトルト「外もうるさいね」

アニ「……」

36 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:08:09 ID:4VT6aVTo

アニ「ねえ」

ベルトルト「うん?」

アニ「そっち行っていい?」

ベルトルト「う…ん?」

37 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:08:51 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「いや、ちょっと待って」

アニ「何が?」

ベルトルト「だから、潜り込もうとしないで」

アニ「落ちる。そっち寄って」

ベルトルト「いやいやいやいや」

アニ「うるさいね、蹴るよ」

ベルトルト「その、僕、男だから、ね?」

38 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:09:36 ID:4VT6aVTo

アニ「だから?」

ベルトルト「…その、」

アニ「意気地なし」

ベルトルト「えっ」

アニ「ヘタレ、腰抜け、臆病者、弱虫」

ベルトルト「いや、その」

アニ「安心しな、襲うつもりはない」

ベルトルト「…は、はぁ」

39 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:10:36 ID:4VT6aVTo

アニ「昔は」

ベルトルト「う、うん」

アニ「こうしてよく一緒に寝たよね」

ベルトルト「昔は、ね…」

アニ「あんた、ほんとデカくなったよ」

ベルトルト「まぁ…」

アニ「…私が小さいだけか」

40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:11:25 ID:4VT6aVTo

ベルトルト「…アニは、そのままでいいよ」

アニ「…そう?」

ベルトルト「うん…」

アニ「…そう」

ベルトルト「……」

ベルトルト「…アニ?」

ベルトルト「…寝ちゃった?」

ベルトルト「……」

ベルトルト「これ、なんて生殺し?」

41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:12:17 ID:4VT6aVTo

ジャン「ったく、どんだけ芋剥くの好きなんだよ」

マルコ「まぁまぁ、おかげで朝食の準備も楽だったじゃない」

ジャン「…で、起きてくる気配ねえから運んできてやったわけだが」

マルコ「これはその…」

アニ「おはよう」

マルコ「おはよう…」

ジャン「何いちゃついてやがんだぁぁああ!」

42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:13:16 ID:4VT6aVTo

アニ「起こそうとしたらこうなった」

ジャン「天気、悪かったけどよ…」

マルコ「確かコニーも前にやられてたよね」

ライナー「ったく…お前ら朝から何騒いで…?!」

アニ「おはよう」

ライナー「ア、ニ…?」

アニ「こいつ離して欲しいんだけど」

ライナー「あ、ああ…いや、これは…」

マルコ「前回は…コニーの悲鳴聞こえてから30分かかったかな」

43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:14:05 ID:4VT6aVTo

アニ「それまでこのままでいろと?」

ジャン「起こそうとしたら蹴りが飛んでくるんだよ…」

マルコ「しかしよく寝てるなぁ」

ライナー「…疲れてたんだろう」

アニ「はぁ…どうにかなんないの」

ライナー「無理だな」

ジャン「俺は戻るぞ、付き合いきれん」

マルコ「一応…カーテン、しておくね」

ライナー「ああ…こっちもなんとかしてみる」

マルコ「はは、怪我しないでよ」

44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:14:49 ID:4VT6aVTo

アニ「…ほんと、相変わらず寝相悪いね」

ライナー「まぁ…しばらくそのままにしといてやれや」

アニ「は?なんで」

ライナー「よく寝てるしな、うん。さて俺は飯でも食うか」

アニ「…起きたら蹴っ飛ばす」

45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:15:37 ID:4VT6aVTo

『アニが、アニが…』

『落ち着け、ただの風邪だ』

『どうしよう、熱、高いよ?息も、あらいよ?
ねえライナー、このままアニはしんじゃうの?』

『…そんなに心配なら傍についててやれよ』

『うん、そする…アニ、しなないよね?』

『お前が守ってやればいい』

『うん、守る、おっきくなって、ぜったい守る』

「…守る、から…」

アニ「……ふん」

46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/13(金) 23:17:45 ID:4VT6aVTo
…と、勢いだけで作った。寝るわ…オヤスミナサイ

52 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:23:45 ID:4cNlL8tI

考察が全く足りてない&捏造・妄想有のエレン編投下(>>12後)

ガチャ…パタン

エレン(……)

エレン(みんな寝てるな…)

エレン(明かりはここにおいて、と…)

エレン(よっとと…)

コニー「……」ゼエゼエ

エレン(熱、下がってねえな…額のタオルも乾燥しちまってる)

アルミン「…エレン?」

53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:24:50 ID:4cNlL8tI

エレン「悪い、起こしちまったか」

アルミン「ううん…少し前から…」

エレン「どうだ、調子」

アルミン「今朝よりは、だいぶ…。コニーは?」

エレン「…熱が下がってねぇ。飯も半分以上残してるし」

アルミン「そう…薬は、飲んだんだよね」

エレン「熱が高いやつだけな。もちろんコニーにも…って、じっとしとけよ」

アルミン「でも…」

エレン「医者の息子なめんなって」

アルミン「はは…そういや、そうだったね…」

54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:26:04 ID:4cNlL8tI

エレン「額のタオルは交換したし、俺の毛布もかぶせた。
夜間のストーブの使用許可も貰ってあるから、薪持ってくる。
とにかく汗かかせねぇとな…」

アルミン「…ごめん、力になれなくて」

エレン「いいって…」

アルミン「守ってもらってばっかり、だね…」

エレン「…そんなことないさ」

アルミン「君に、何か返せるといいんだけど…」

エレン「あー、じゃあ治ったら座学教えてくれよ」

アルミン「…そんなこと」

エレン「追加で、外の世界の話でもしようぜ、久々に。
ここじゃ周りの目もあるしら、休日にミカサも連れて、3人でさ」

アルミン「…うん!」

エレン「んじゃ、薪取ってくる。横になってろよ?」

55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:27:31 ID:4cNlL8tI

エレン「……」

エレン「もう、これ以上失いたくないんだ」

エレン「……」

エレン「…薪、取りに行かないと。その前に遅くなるって伝えとくか」

56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:28:24 ID:4cNlL8tI

エレン「……」

エレン(3人とも、寝てるのか)

エレン(いや…いつもあいつらには頼ってばかりだ。
こんな時こそ、俺が頑張らなくてどうする)

エレン(よし、まずは薪運んで、水の交換だな)

57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:29:08 ID:4cNlL8tI

エレン(はぁー…)

エレン(さすがに疲れた…肩が重いや…)

コニー「ぅ…」

エレン「!…コニー、起きたか?」

コニー「エレン、か…」

エレン「…汗、かいてるな。着替えられるか?」

58 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:29:55 ID:4cNlL8tI

エレン(ストーブの上に置いてた水も丁度沸騰してる…)

エレン「これも飲んどけ」

コニー「なんだこれ…?」

エレン「生姜湯ってんだ。昔、風邪ひいたら母さんがよく作ってくれた」

コニー「……」

エレン「どうした?」

コニー「いや…家、大丈夫かなって」

エレン「ああ…ラガコ村、だっけ」

コニー「…妹と、弟がいるんだ。あいつらも、寝込んでるんじゃねえかな…」

59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:30:58 ID:4cNlL8tI

エレン「……」

コニー「…父ちゃんは昔、熊に襲われて死んじまった。ほんとは俺が、
家族を守らなきゃなんねえんだけど…」

「…別に、お前らを恨むわけじゃねえんだけどよ。
ローゼの住人が増えて、狩りだけで生きてくのが厳しくなったからさ」

「憲兵になれば、給金送ってやれるしよ…」

エレン「…コニーは、家族想いなんだな」

コニー「…聞かなかったことにしろよ」

エレン「だったら早く治して会いにいってやれって」

コニー「うっせえ、俺は寝る!」

60 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:32:04 ID:4cNlL8tI

エレン「……」

エレン(みんな、守りたいものがあるんだな…)

エレン(俺は…)

エレン(………)

エレン(巨人を駆逐する。家族や、友達、仲間を守る為に)

エレン(強くなりてえ、誰からも頼られ、守れるように)

『どんな訓練もしっかりやれば、いつかこの人類の役に立つ』

エレン(……よし!他の部屋も見にいくか!)

61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:33:07 ID:4cNlL8tI

ライナー「…死に急ぎ野郎が」

アルミン「ごめん、ライナー…ちゃんと止めとくんだった、ケホッ」

ライナー「あー、いい。おかげでこっちは休めたしな。
で、アルミン。こいつ隣に寝かせるぞ」

アルミン「うん…」

コニー「…毛布、俺が借りてたんだ」

ライナー「お、もう動けるのか?」

コニー「多少フラつくが問題ねえよ…天才だからな」

ジャン「天才関係ねぇだろ…」

コニー「うっせえよ馬面」

ジャン「誰が馬面だこの馬鹿」

62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:34:18 ID:4cNlL8tI

マルコ「二人ともよしなよ。…ベルトルトは?」

ライナー「あいつなら朝食作ってる。俺も戻ったら手伝うが…」

マルコ「僕も手伝おう…だいぶ熱も下がったし」

ライナー「気持ちはうれしいが、ぶり返されても困るんでな」

マルコ「しかし…」

ライナー「今日一日熱が上がらなかったら、明日から頼むさ」

63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:35:06 ID:4cNlL8tI

…夢を見た。

父さんと母さんが、いて

ミカサが微笑んで、いて

アルミンが本を広げて、いて

サシャとコニーが、遊んで、いて

ジャンとマルコが、話して、いて…

64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:35:49 ID:4cNlL8tI

「エレン?」

エレン「え…」

アルミン「大丈夫?うなされていたけれど」

エレン「あ、ああ…俺、は…」

アルミン「疲れて寝ちゃってたんだよ」

エレン「……」

65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:36:33 ID:4cNlL8tI

アルミン「大丈夫?」

エレン「ああ…あいつ、らは?」

アルミン「医務室で休んでるよ。あそこが今一番静かだから…」

エレン「そっか…結局、俺、寝ちまったのか」

アルミン「…おかげで休めたって、ライナーが」

エレン「……」

66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:37:25 ID:4cNlL8tI

………。

それから…

なんだったっけ、思い出せない。

とても幸せな夢だったのに

どうして、こんなに悲しいんだろう。

67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/15(日) 22:38:37 ID:4cNlL8tI

…期待してた方ごめんなさい。これでエレン編終了です。
ユミル編って難しいな…ちょっとお時間いただきそうです。

71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/16(月) 19:36:23 ID:fKUvfDmc

ユミル「……」

アニ「……」

ユミル「よりによってあんたとか」

アニ「そっくりそのまま返すよ」

ユミル「チッ」

72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/16(月) 19:37:25 ID:fKUvfDmc

アニ「どうせクリスタのことが心配なんだろ」

ユミル「ああそうさ。教官とこ行く前から、えらく苦しそうだったよ」

アニ「やるだけのことやってくれたら、つきっきりでいてやればいい」

ユミル「…何が狙いだ」

アニ「別に。あんたと行動を共にするくらいなら、一人のがマシってこと」

ユミル「ああそうかい。お言葉に甘えてそうさせてもらうよ」

75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 19:59:47 ID:LfgUnzp.

…パタン。

ユミル「……」

クリスタ「……ハァ、ハァ」

ユミル(さっきより悪化してるな…)

ユミル(汗かいてるのが救いだが、昨日から意識がはっきりしてねぇ)

ユミル(食べても戻しやがるし。水以外口にしてねえんじゃないか)

ユミル(まずいな、このままじゃくたばっちまう)

76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:00:37 ID:LfgUnzp.

ユミル(こんなとこで死ぬんじゃないだろう、お前は)

ユミル(イイコトして、皆から感謝されて死にたいんだろうが)

ユミル(だから…負けるな、こんなことで)

ユミル(生きろ、頼む生きてくれ)

77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:01:31 ID:LfgUnzp.

ライナー「……」

エレン「……」

ベルトルト「……」

アニ「……」

ライナー「これはまた、すごい量が集まったもんだ」

エレン「自分の分は自分で洗う、がここの掟だからな」

ベルトルト「シーツは1人で洗うの困難だね…」

ライナー「よし、エレン!やるか!」

エレン「おう!」

ベルトルト「じゃぁ僕は服を担当するね」

アニ「…私は、あっちで洗うから」

78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:02:07 ID:LfgUnzp.

ベルトルト「あっち?」

アニ「女子の私物に興味でもあるの?」

ベルトルト「あ…そっか」

アニ「まぁ、男子のが人数多い分、少ないし。
とはいえ女子のシーツもいくつかあるから、そっち終わったら手伝ってよ」

ベルトルト「うん。じゃぁ、後で」

79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:02:43 ID:LfgUnzp.

--数時間後。

アニ「…何やってるんだい」

ライナー「…洗濯」

エレン「…シーツ洗い」

アニ「天気いいとはいえ、冬にそんだけ濡れてたら風邪ひくと思うけど」

ライナー「…着替えるか」

エレン「…おう」

アニ「まったく…」

80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:04:22 ID:LfgUnzp.

ユミル(…もうこんな時間か)

ユミル(結局昼もあいつらに任せっきりにしちまったな…)

ユミル(米なんて備蓄してあったんだな。おかげで少しは食べられたが…)

ユミル(…チッ。少しはあっちの様子も見に行くか)

81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:05:08 ID:LfgUnzp.

ユミル(おうおう、楽しそうに洗濯してらぁ)

ユミル(私が入ると余計やりづれえだろうな)

「…何やってるんだい」

ユミル(お、氷の女のおでましか)

「天気いいとはいえ、冬にそんだけ濡れてたら風邪ひくと思うけど」

ユミル(………)

「まったく…」

ユミル(…へぇ、意外。あんたもそんな顔するんだねぇ)

82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:05:53 ID:LfgUnzp.

「あれ、2人は?」

「水浸しの馬鹿共は着替えに行ったよ」

「あはは、あの2人はいつもそうだよ」

「ったく、あんたもアルミンも、気苦労がたえなさそうだ」

ユミル(おや…?)

「さて、馬鹿は放っておいて、これ干しちまうよ。
無駄に背が高いんだから役立ってよね」

「無駄とはひどいなぁ」

ユミル(おやおや…?)

83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:09:35 ID:LfgUnzp.

ユミル(あの無口・無表情のベルトルさんが…)

ユミル(ははーん、そういうことか…)

ユミル(ん、待てよ…いつもより喋ってて、明るいのはあいつもか)

ユミル(なんだ?実はデキてたってのか?)

ユミル(いや、だとしたらさっきの表情はなんだ)

ユミル(………)

ユミル(デキてるかはともかく、ベルトルさんとアニが仲が良いのは確定としよう。
アニとエレンは…対人格闘の師弟関係、だとして…
アニとライナーの関係はなんだ?)

ユミル(ライナーはベルトルさんと同郷…だが)

ユミル(………)

ユミル(…ひょっとして関係ないのはエレンだけで)

84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:10:30 ID:LfgUnzp.

ユミル(もしそうなら、昔流行ったとかで今回感染しないのも頷けるが)

ユミル(だとしたら、何故普段は隠してる?)

ユミル(何の目的が……!!)

「どうかした?」

「…いや、誰かに見られてたような」

ユミル(っぶねぇーーーー!)

ユミル(つか何だよ!こっちは元盗人だぞ、気配消す自信あるんだっての!)

ユミル(見られてるって何だよ、見られちゃまずいのかよ!)

85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:12:12 ID:LfgUnzp.

ユミル(実は3人は内地の秘密を探るスパイでしたー、とかか!)

ユミル(こないだ読んだ小説じゃあるまいし、どうかしてるよ)

ユミル(だいたい、秘密がバレて困るのは私の方だっての)

ユミル(一番困るのは、あいつかもしれねぇけどよ…)

ユミル(………)

ユミル(そうさ、あいつはこんなところでくたばっちゃいけない)

86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:12:46 ID:LfgUnzp.

…パタン。

ユミル「……」スッ

ユミル(熱さがらねえな…どうすりゃいい、どうすりゃ…)

クリスタ「…ユ、ミル?」

ユミル「クリスタ、起きたか、気分は、」

クリスタ「大、丈夫…」

ユミル「大丈夫なもんか、こんなに熱出しやがって…」

クリスタ「…ふふ」

ユミル「何、笑って…」

クリスタ「慌ててるユミル、はじめて、見た」

ユミル「…っ」

87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:13:20 ID:LfgUnzp.

クリスタ「ずっと、傍にいてくれたの?」

ユミル「…ちげえよ、たまたまだ」

クリスタ「ユミルって、嘘つく時、目、逸らすよね」

ユミル「…ぁぁ、もう」

クリスタ「ふふっ」

88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:14:46 ID:LfgUnzp.

クリスタ「ねぇユミル、手、貸して」

ユミル「ん?……おいおいクリスタ、誘ってんのか?」

クリスタ「ユミルの手って、冷たいよね」

ユミル「…私は冷てえ女だからな」

クリスタ「…冷たくて、気持ちいい」

ユミル「そりゃどうも。なんだったらもっと気持ちよくして」

クリスタ「ユミル」

ユミル「?」

クリスタ「手の冷たい人はね、その分、心が暖かいんだって」

ユミル「…どこの子供だよお前は」

89 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:15:21 ID:LfgUnzp.

クリスタ「ユミルは、暖かいよ」

ユミル「……」

クリスタ「暖かい」

ユミル「…寝ろよ。眠るまではここにいてやる」

クリスタ「うん…ありがと、ユミル」

90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/09/18(水) 20:16:02 ID:LfgUnzp.

ユミル「…暖かいのは、お前の方だよ」

hirohinamama1975
hirohinamama1975
@hirohinamama1975

Related Articles関連記事

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

Read Article

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

Read Article

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

Read Article

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

Read Article

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

Read Article

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

Read Article

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

Read Article

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

Read Article

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

Read Article

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

Read Article

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

Read Article

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

Read Article

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

Read Article

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

Read Article

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

Read Article

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

Read Article

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

Read Article

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

Read Article

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

Read Article

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

Read Article

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

Read Article

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

Read Article

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

Read Article

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

Read Article

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

Read Article

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

Read Article

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

Read Article

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

Read Article

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

Read Article

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

Read Article

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

Read Article

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

Read Article

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

Read Article

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

Read Article

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

Read Article

目次 - Contents