【進撃の巨人】ユミル「おっ、カップヌードルか」ライナー「」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。ウトガルド城でユミルが見つけたのは、ニシンの缶詰ではなくなぜかカップヌードルだった!?困惑しつつも早速お湯を入れてみんなで食べることになり…。
ユミル「おっ、カップヌードルか」ライナー「」
出典: prcm.jp
1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:45:50 ID:7GzgGmuY
ライナー「これ…"かっぷぬーどる"って読むのか…?」
ユミル「…」
ライナー「お前…よくこの文字が読めたな…ユミル」
ユミル「…まあ、な」
3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:48:15 ID:7GzgGmuY
ライナー「これはいったい何なんだ?」
ユミル「食糧だよ、食糧。食えるもんがあっただけ良いだろ」ゴソゴソ
ライナー「食糧…見たこともない素材の容器だが」
ユミル「細かいことは気にすんなって…今は生きることの方が大事だ」
ライナー「そうか…そうだな」
4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:51:17 ID:7GzgGmuY
ユミル「湯を注がなきゃならないのが難点だが、確か城の地下に井戸があったな」
ライナー「ああ。変わった食べ物なんだな」
ユミル「割とな」
ライナー「俺が水を汲んで来よう」
ユミル「ああ…おっ、三個目発見」ゴソゴソ
5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:53:14 ID:7GzgGmuY
クリスタ「なぁに? これ」
ユミル「食い物。全員分はねえけど、一つを三等分くらいすりゃ何とか足りるさ」
ベルトルト「…この文字、なんて書いてあるの? 僕には読めない」
ライナー「カップヌードル、と書いてあるそうだ。ユミル曰くな」
ベルトルト「へえ…」
6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:55:58 ID:7GzgGmuY
クリスタ「聞いたこともない言葉だね。こんなのが読めるなんて…」
ユミル「…おっ、そろそろいいな。一個寄越してくれ」
ライナー「ほらよ」
ユミル「こいつを開けてだな…」ペリペリ
クリスタ「なにこれ…硬いものが入ってる」ツンツン
7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 19:58:39 ID:7GzgGmuY
ユミル「小袋の中身を中にぶち込んで…湯を注ぐ」トポトポ
ユミル「後は三分待てば出来上がりだ」
コニー「こんなんで出来上がり? 冗談よせよ」
ユミル「いいから黙って待てよ、バカ」
コニー「んだと!」
クリスタ「まあまあ」
8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:01:04 ID:7GzgGmuY
~三分後~
クリスタ「なんだかいい匂いがしてきたね!」
ユミル「ああ。そろそろ頃合いだからな。よっと」ペリペリ
ライナー「む…その細いやつは、さっきの硬いモノか?」
ユミル「ああ。小麦がこの形になってんだ。原材料はパンと一緒だな」
ベルトルト「他にも具があるね…その木の板みたいなのは?」
9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:03:20 ID:7GzgGmuY
ユミル「メンマさ。シナチクとも言うな。原料はタケノコだ」
コニー「このチマチマ細かい奴は?」
ユミル「ネギだ」
クリスタ「ね、ねえ、この薄くて丸い茶色いのって…」
ユミル「チャーシュー。薄切りの豚肉だな」
11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:06:50 ID:7GzgGmuY
ライナー「肉まであるのか…この、周りがギザギザしてて模様のあるのは?」
ユミル「ナルトさ。魚の肉をすりつぶして固めて作ってる」
クリスタ「すごい! 物知りだねユミル!」
ユミル「そうだろうそうだろう」ナデナデ
ライナー「どうやって食べるんだ?」
12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:10:59 ID:7GzgGmuY
ユミル「本当は箸があるといいんだが…」
コニー「橋?」
ユミル「そっちのハシじゃねぇよ。食器の一種だ。こう、棒を二本使ってな…」
ライナー「二本か…じゃあさっき棚で見つけたこいつは違うのか」
ユミル「なんだ、あんのかよ。そいつは割り箸っていってな。貸してみろ」
ライナー「うむ」
13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:13:25 ID:7GzgGmuY
ユミル「こうやって…」パキッ
クリスタ「すごい…綺麗に半分に割れたね!」
ユミル「割れやすいようにできてんのさ。さすがにきたねえからちょっと洗って…と、よし」
ユミル「こいつでこの小麦の…麺って言うんだが、差し込んで適当に挟み、持ち上げる」ノビー
コニー「な、なんかわからんがうまそうだ!」
14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:15:34 ID:7GzgGmuY
ユミル「後は口に入れて、適当な長さで噛み切る」モグモグ
ユミル「うん、さすが保存食なだけあって味落ちがない」
クリスタ「わ、私にもちょうだい!」ワクテカ
コニー「おい! 残りのも作ろうぜ!」
ベルトルト「う、うん…蓋を開けて小袋を、だったっけ」
16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:18:05 ID:7GzgGmuY
ライナー「袋が二つあるじゃないか…注意書きがあるみたいだが、読めん」
ベルトルト「片方は中身が透けてるから保存状態の具だとわかるんだけど」
ユミル「中身が見えない方は後で入れろよ。そいつがねーと味がつかないからな」
ライナー「こ、この小袋がこの飯の味を左右するのか」
コニー「すげえ…すげえよこの小袋」
19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:20:30 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「じゃあ、具の袋を開けて、と」トサトサトサ
ライナー「この袋にしても不思議な素材だな…」
コニー「んなことどうでもいいからさぁ!」
ベルトルト「あっ」ブチマケー
ライナー「ああああああああああああああああああああああ!!!」
21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 20:56:09 ID:7GzgGmuY
ライナー「コニーの馬鹿野郎! 急にでけえ声上げんじゃねえよ!」ヒョイヒョイヒョイヒョイ
コニー「俺のせいかよ!?」
ベルトルト「君のせいだよ! 代わりに君を食べるよ!? 一飲みで食べるよ!?」ヒョイヒョイヒョイヒョイ
コニー「そ、そんなに怒んなよ…サシャだって落っこちたパン食べてるじゃねえか」
ライナー「あいつは色々特殊だろ! ったく…」ジョボジョボ
23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:03:02 ID:7GzgGmuY
~三分後~
ベルトルト「開けるよ…」
ライナー「おう…」
コニー「早く早く」
カップ麺「」ホカホカ
ライベルコニ「FOO!↑」
クリスタ「メンマおいしー」コリコリ
24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:05:52 ID:7GzgGmuY
ライナー「よ、よし! 箸を割るぞ…よっ!」パキ
ベルトルト「…なんか綺麗に割れなかったね」
ユミル「まー初めはそんなもんだ」
クリスタ「ユミルー、麺ちょうだい」
ユミル「ほいよ」
コニー「なんでユミルがクリスタに食わせてやってんの?」
ユミル「箸の使い方知らねえっていうから」
26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:08:24 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「ライナー…!」
ライナー「すまんユミル…持ち方を見せてくれ」
ユミル「私はこんな感じだが…ある程度個人差があっても使えるもんだぞ」
ライナー「ここがこうで…ここが…ん? これでどうやって開閉するんだ…」
ベルトルト「不器用だなライナーは。貸してごらんよ」ヒョイ
ベルトルト「えーと、こう持って……こう……ん? お、おかしいな…」
28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:12:33 ID:7GzgGmuY
コニー「馬鹿かよお前ら…ちょっと貸してみろ…んん? あれ?」
ユミル「あんま時間かけると麺がのびてまずくなるぞー」
コニー「伸びるってことは、量が増えるのか!?」
ユミル「ふやけてコシがなくなんだよ」
コニー「腰が…なくなる?」サワサワ
ユミル「もういいよ馬鹿、まずくなるから早く食え。それだけだ」
29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:15:04 ID:7GzgGmuY
ライナー「…なあユミル」
ユミル「んだよ。私はクリスタの餌付けに忙しいんだが」
クリスタ「!?」
ライナー「その…俺たちも食べさせてくれはしないか」
ユミル「ふざけろ死ね」
30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:19:15 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「だとは思ったよ…箸の使い方を習得するほかない」
コニー「ひっくり返してもダメか…あれー?」
ライナー「このっ、このっ…お? 親指を箸の間に滑り込ませるといい感じだ!」
ベルトルト「ユミルの持ち方と違うようだけど…」
ライナー「食えりゃいいんだよ食えりゃ…おっ、こりゃ旨い」ズルズル
コニー「ちくしょー! ライナーの奴でもうまくいかねえ!」
31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:21:45 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「というか、フォークで食べられないかな? この麺っていうのを巻きつける感じで」
コニー「そうか! さすがだぜベルトルト!」
クリスタ「あっ、そっか」
ユミル(黙ってろよベルトルさん…)チッ
ライナー「うむ、このメンマ…だったか? タケノコのもコリコリしてうまい」
33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:28:26 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「よっ、と…おっ、本当だ、美味しい」モグモグ
コニー「あ、あれ? おいベルトルトどうやってんだよ、上手く巻けねえ」
クリスタ「こんな美味しいものが、どうして内地に普及してないんだろ」
ユミル「ああ…不思議だな」
ライナー「…」
38 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:32:04 ID:7GzgGmuY
ライナー「このスープは飲み干していいのか?」
ユミル「別にいいけど、体には良くねえらしいぞ」
コニー「すげえ旨い! ここにサシャがいなくて良かった!」
ベルトルト「まったくだね」ズルズル
クリスタ「ユミルユミル! ちょっとしょっぱいけどこのスープの袋舐めると美味しいよ!」
ユミル「やめろクリスタやめてくれ頼むから」
39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:36:12 ID:7GzgGmuY
ライナー「…うむ、体に悪いかもしれんがスープだけでも旨い」
ベルトルト「もう少し薄味にすれば、おかずの一つとして単体で成立しそうだね」ズズ
コニー「訓練所のスープより全然旨いな!」
ライナー「原料は小麦だったな…パンより腹に溜まるし、この加工の方が効率が良い気がする」
ベルトルト「サシャがいたら『メェン!』とか言いそうだね」
コニー「なんか剣振り下ろしそうな掛け声だな!」
40 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:39:21 ID:7GzgGmuY
クリスタ「これでおしまいか…」
ユミル「一部屋目しか探してねえし、探せばもうちょいあるかもしれないぞ」
コニー「マジかユミル! よし行ってくるぜ!」ダダッ
ライナー「待てコニー! 独り占めは許さんぞ!」ダダッ
ベルトルト「二人とも待ってくれよ! 僕も探す!」ダダッ
42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:42:16 ID:7GzgGmuY
~十数分後~
コニー「おいユミル! 同じっぽいのいくつか持ってきたぞ!」タタタ
ユミル「おー、まだあったのか。…ああ、こりゃカップ焼きそばだな」
コニー「すげえなユミル…これ"かっぷやきそば"って読むのか」
ユミル「ああ。作り方は大体同じだ。ひと手間かけるけどな。ここで食うか?」
コニー「ああ!」
46 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:46:10 ID:7GzgGmuY
ライナー「容器の形が違うだけに見えるんだが…ひと手間とは?」
ユミル「待ってろようるせえな。まず湯を入れて、と」トポトポ
クリスタ「あれっ、具は入れないの?」
ユミル「それは具ってより味の足しにするやつだから最後でいいんだ。ふりかけっていうんだけどな」
ライナー「ふりかけ…ふりかける、から来ているのか?」
ベルトルト「安直なネーミングだね」
47 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:50:01 ID:7GzgGmuY
~三分後~
ユミル「そろそろいいな。フタのここをめくって…」ペリペリ
クリスタ「あっ、フタの一部だけがめくれてたくさん穴が…」
ユミル「面倒くさいからそこから落としゃいいか」スクッ
ライナー「どうしたユミル、立ち上がって…」
ユミル「よっ」ドポドポドポ
巨人「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」シュゥゥゥ
50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:52:08 ID:7GzgGmuY
コニー「何やってんだよお前! せっかく入れたお湯を…!」
ユミル「まー見てろって」ペリペリ
クリスタ「麺だけになっちゃってる…」
ライナー「スープは?」
ユミル「これにスープはねえよ。そういう種類なんだ。ここに、この袋の中身を入れて…」ドロー
コニー「うえぇ、なんだそれ。食えんのか?」
53 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 21:54:59 ID:7GzgGmuY
ユミル「調味料だよ。ソースっていうんだけどな。こいつをかき混ぜて…っと」グッチャグッチャ
ベルトルト「なんだかいい匂いがしてきたね」
ユミル「そいでもって、さっきのふりかけをかける」ファサー
ライナー「打点高いな」
ユミル「この方が全体に広がるんだ」
クリスタ「勉強になるなぁ」
61 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:00:42 ID:7GzgGmuY
ユミル「ほい、出来上がり」
コニー「おお…具は少ないけど、麺がちょっと太くてお得な感じするな」
コニー「フォークで巻いて…おおっ! うめえっ!」
ライナー「どれだ…これと同じのはどれだ…!」ガサガサ
ベルトルト「ライナー! 一部だけど文字が一致するものがあったよ!」
64 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:04:42 ID:7GzgGmuY
ライナー「でも容器の形が違うぞ?」
ユミル「ああ、そりゃかき揚げそばだな」
ベルトルト「"かきあげそば"?」
クリスタ「コニーが食べてるのがカップ焼きそばだよね? こっちもスープのない麺なの?」
ユミル「いや、こっちはさっき全員で食ったのと同じでスープがあるぞ」
ベルトルト「…わからないな、"そば"って種類なんじゃないのかい?」
67 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:09:51 ID:7GzgGmuY
ユミル「そばにも色々あんだよ」
ライナー「"かき揚げ"とは?」
ユミル「んーと、色々な具材を小麦粉で固めて、油で熱したものってとこか?」
コニー「油で? 小麦粉?」
ユミル「小麦を粉末状に…って、いいや説明すんの面倒くせえし。現物見た方が早いだろ」
ユミル「まあ基本的には全部同じなんだけどな」ペリペリ
68 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:12:55 ID:7GzgGmuY
クリスタ「あれっ、なんかいつもの小袋とは別に大きい具が入ってるね」
ユミル「それがかき揚げさ。ほいほいほいと。三分待つぞ」
ライナー「また三分か」
ベルトルト「何を以て三分に設定してるんだろうね」
ユミル「たまに五分のもあるけどな。あえて時間をずらして、食感を変えるやつもいるらしいが」
ライナー「奥が深いな…」
71 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:22:56 ID:7GzgGmuY
~三分後~
ユミル「そら、出来たぞ」
ライナー「おお…最初のやつと見かけは似てるが臭いが全然違うな」
ベルトルト「かき揚げの存在感が半端じゃないね」
クリスタ「なんか麺の色も違くない?」
ユミル「製法が微妙に違うんだ。こいつは小麦粉の代わりに蕎麦粉を使ってる」
ベルトルト「そばこ? 小麦粉とどう違うんだい」
ユミル「小麦粉は小麦を加工してるが、蕎麦粉はソバっていう植物の実を加工してんのさ」
クリスタ「へー、原材料から違うんだ」
73 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:29:14 ID:7GzgGmuY
ベルトルト「原料は違うのにこんなにそっくりになるのか…いただきます」ズルズル
ライナー「どうだ?」
ベルトルト「美味しい。スープの味も違うけど、麺そのものの味もだいぶ違うよ」
ライナー「ほう。後で一口くれよ。かき揚げはどうだ?」
ベルトルト「…これは…何だろう、初めて食べる味だな。美味しいよ」
クリスタ「中に入ってる赤いのはなに?」
ユミル「海老だよ。魚介類だな」
75 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:32:37 ID:7GzgGmuY
コニー「ギョカイルイ?」
ユミル「水ん中に住んでる生き物だよ。旨いぞ」
ライナー「…、旨い、な。魚介類か」
クリスタ「ねえ、ちょっと食べてもいい?///」
ベルトルト「どうぞ」
ライナー「…次、俺な?」
ベルトルト「反対側を食べてくれよ?」
ライナー「…」
78 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:39:27 ID:7GzgGmuY
ユミル「それにしても、随分集めてきたな…こいつはカレーうどんだな」
クリスタ「"ウドン"? 初めて聞くね。それも麺なの?」
ユミル「ああ。そっちのよりちょっと太い麺だよ。カレーってのがちょいと一癖あるが」
コニー「"かれー"に"ウドン"か。なんか新しい単語が一緒になってんな」
ユミル「つっても基本は変わらないぞ。…これは四分だな」
ライナー「おお、やっと例外が出てきたか」
クリスタ「長く待たなきゃならないのか…」
80 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:41:20 ID:7GzgGmuY
ユミル「そう言うなって。味は保障するぞ」
クリスタ「あっ、私が注ぐよ」
ユミル「よしとけよ。火傷したら危ないだろ」
クリスタ「むぅ、私はそんなおっちょこちょいじゃないよ」プンプン
ユミル「ライナーで試してみるか? 目を覆うぞ」
ライナー「やるなよ!? 絶対やるなよ!?」
81 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/07/01(月) 22:47:00 ID:7GzgGmuY
~四分後~
ユミル「ほい完成」モッファァァ
クリスタ「なにこれ! すごいいい匂い!」
コニー「本当だ…なんかわからんが懐かしい匂いだ!」
ライナー「ほほう、この太い麺がうどんなんだな。カレーっていうのは?」
ユミル「スープそのものさ。スパイスが効いてて旨いんだこれが。食ってみろよクリスタ」
クリスタ「うん! いただきまーす!」ズルズル
クリスタ「ふぁっ、熱いっ!」
ユミル「おいおい、ちゃんと冷まさなきゃダメだろ? 辛いから余計熱く感じるんだぞ」
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エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。
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グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。
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ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。
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ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。
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キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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