宮崎駿は漫画も超一流だった!『シュナの旅』や『風の谷のナウシカ』など名作揃い

本記事では宮崎駿が執筆した名作漫画作品をまとめて紹介している。『となりのトトロ』や『紅の豚』など、ジブリ映画の監督として世界中に名が知れ渡っている宮崎だが、彼は漫画家としても超一流である。記事中では『紅の豚』の元となった作品や、チベットの民話『犬になった王子』を題材にした『シュナの旅』などの作品を紹介しているので、是非チェックしてみてほしい。

ジブリが好きなら必読書!『シュナの旅』

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宮崎駿のあとがきより

この物語は、チベットの民話「犬になった王子」(賈芝・孫剣冰編 君島久子訳 岩波書店)が元になっています。

(中略)

十数年前、はじめて読んで以来、この民話のアニメーション化がひとつの夢だったのですが、現在の日本の状況では、このような地味な企画は通るはずもありません、むしろ中国でこそ、アニメーション化すべきだなどとあきらめていたのですが、今回徳間書店の人々のすすめもあって、何らかの形での自分なりの映像化を思いたったしだいです。

あらすじ

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宮崎駿が描き下ろしたオールカラーの絵物語。1982年「アニメージュ」にて『風の谷のナウシカ』の連載を開始したのとほぼ同時期に描かれた作品である。水彩の淡い色をいくつも重ねて着色した絵が美しい。

作物の育たない貧しい国の王子シュナは、大地に豊饒をもたらすという「金色の種」を求め、西へと旅に出る。つらい旅の途中、人間を売り買いする町で商品として売られている姉妹と出会う。彼女らを助けた後、ひとりでたどり着いた「神人の土地」で、金色の種を見つけるが…。

Amazonレビューより
「絵本というより漫画に近いような本です。短い物語ですが、宮崎作品のエッセンスが詰め込まれたような作品で、私の大好きな本のひとつです。」

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あとがきには「現代の日本ではこんな地味な企画は通るわけがない」と書いてあるのですが(1983年当時)
今の日本にこそ、こういう人の暖かさやモノの大切さ、生きる厳しさを感じさせられる作品を映画化してほしいものです。

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趣味全開!「紅の豚」の原作がここに 『宮崎駿の雑想ノート」

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作品内容

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宮崎駿の、目も眩む雑学と妄想の世界!アニメ映画風の谷のナウシカ、となりのトトロ、もののけ姫の監督、宮崎駿が、その豊富な知識と妄想で構築した超趣味的世界!兵器と人間が織り成す、バカバカしい狂気の情熱を描いた、珍奇なる物語13編。大ヒット映画「紅の豚」の原作、「飛行艇時代」を収録。

宮崎駿本人の序文より
「この本に、資料的価値はいっさいありません」

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あんまり人に自慢できる趣味じやないんですが、ようするに軍事関係のことが好きなんですね。くだらないなアと思いながらも、軍事関係のことが好きなんです。なんと愚かなことをするんだろう…と思いながら、なんてバカなんだろうと思いながら戦記などを読んでいるんです。でも、愚かだとわかりつつも、狂気の情熱みたいなものが、どこかで好きなんですね。しかし、肯定しているかというと、そうではなく否定しているんですが、そういう矛盾が整理されないまま、ずーっとこの趣味を、もうかれこれ40年近くやっていると、色々たまってくるんですよね。で、それを出したくなるんです。

「ようするに、自然保護の問題をどうのこうのとか、少女の自立がどうのこうのとかね、そういうのは一切ヌキ!もう、とにかく!!」

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『紅の豚』の原作となるマンガ

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Amazonレビュー
「宮崎駿の趣味性が最大限に発揮された傑作」

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扱われるテーマは宮崎駿の趣味性が制約なしに現れており、エレクトロニクスではなく機械制御しかなかった時代の兵器が、それを運用する人間の悲喜劇とともに描かれる。

Komiyama1202
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@Komiyama1202

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