宇宙の騎士テッカマンブレード(タツノコプロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『宇宙の騎士テッカマンブレード』とはタツノコプロが1992年に制作したSFアニメである。宇宙進出を果たした未来世界において、突如宇宙から襲来した侵略者ラダムと、仮面の超人・テッカマンブレードとの、人類の存亡をかけた壮絶な死闘が描かれる。原作『宇宙の騎士テッカマン』では描かれなかった、肉親と戦い葛藤する要素を取り入れており、主人公・Dボゥイが、肉体的・精神的に極限まで追い詰められ全てを失いながらも、敵に改造された兄弟・友人と死闘を繰り広げるという、非常にハードな展開が特徴である。

『宇宙の騎士テッカマンブレード』の概要

『宇宙の騎士テッカマンブレード』とは、タツノコプロ創立30周年記念作品として、1992年に放送されたSFアニメであり、同社が1975年に制作した『宇宙の騎士テッカマン』を原作としたリメイク作品だ。ただし、原作からは一部の名称、設定を流用する程度で、ストーリーにつながりは無く、オマージュ作品としての性格が強い。テレビ東京系で1992年2月から1993年2月まで全49話(総集編含む)が放送された。『超音戦士ボーグマン(1988年)』『NG騎士ラムネ&40(1990年)』を手掛けたねぎしひろし監督、『天空戦記シュラト』に参加していた関島眞頼、あかほりさとるがシリーズ構成を担当している。

『宇宙の騎士テッカマンブレード』のあらすじ・ストーリー

テッカマンブレード登場

人類が軌道エレベーターと宇宙施設「オービタルリング」を建造した近未来。突如として人類に正体不明の宇宙生命体・ラダムが襲いかかった。ある日、宇宙に突如として仮面の超人・テッカマンブレード(以下ブレード)が現れ、ラダム獣と戦い始める。その最中、テッカマンダガー(以下ダガー)が現れ、不意を突かれてブレードは大気圏に叩き落とされる。地上に落ちた先には外宇宙開発機構のノアルとアキがいた。現れた少年は基地に保護されるが、目覚めた途端に暴れ回りスペースシップを強奪する。同乗したノアルとアキは、少年にデンジャラス・ボウイ、略して「Dボゥイ」とあだ名をつける。Dボゥイはテッカマンにテックセット(変身)し、ラダム獣を一掃する。そして現れたダガーを必殺技・ボルテッカで撃退した。

連合軍(人類側の軍隊)のコルベット准将は、外宇宙開発機構の責任者フリーマンに、テッカマン徴用を迫るが、フリーマンは拒絶する。基地内放送で命令すると、ノアルとアキ、ミリー、レビン、本田の計5人が集合した。彼らは連合大統領から、ブレードを支援する「スペースナイツ」に任命されており、コルベットは引き下がるしかなかった。共に戦うことになったスペースナイツだったが、アキが負傷し、不信感を募らせたノアルの怒りは爆発する。再出撃の前夜、Dボゥイはミリーに「テッカマンに変身して30分が経つと人類の敵になる」と打ち明ける。悩むミリーから伝言を聞き出したノアルはブレードを援護し、共に敵を撃破する。アキも無事に回復し、スペースナイツの結束が1段強まる。

オービタルリングからの救助信号を傍受し、発信源に辿り着いたDボゥイは知人のフリッツと再会し動揺する。フリッツはダガーにテックセットした。Dボゥイは干渉スペクトルでテックセットできない。ブルーアース号の決死の攻撃で危機を脱したが、クリスタルは砕けてしまう。Dボゥイは自暴自棄になるが、テックセット再現装置を搭載した「ペガス」を見せられる。ペガスによってテックセットしたブレードに激しく動揺するダガーは、渾身の攻撃を振るうが、ボルテッカを浴びて消滅した。

戦場の出会い

コルベット准将は、スペースナイツ基地にスパイのバルザックを送り込む。従軍記者を装ったバルザックは、基地内を嗅ぎ回る。そんな中、軍からの要請でオービタルリングのレーザー砲台を奪回する作戦が始まる。バルザックはDボゥイから秘密を引き出そうとする。アキがプログラムの解除に失敗して危機を迎えるが、バルザックがとっさにクラッキングを成功させる。

大統領から木星帰りの輸送船団を誘導し、人命無視で資源を回収せよとの司令が届く。船団と合流したDボゥイ達は、船団を率いるカル博士と出会う。カルに連合軍の設定した着陸地点を伝えると思惑を察した様子だったが、その態度は変わらない。やがてラダム獣が襲撃してくるが、カル自身が広めた欺瞞情報により、その大半は彼の船に群がる。ラダム獣に襲われ死に瀕したカルは、駆けつけたブレードにおとり役を務める真意を話し、形見を渡して事切れる。ブレードは船を大気圏に突入させ、やがて船はラダム獣もろとも爆散した。人的被害は甚大だが資源は確保できたので大成功、と言い放つ兵士の顔面を殴りつけ、Dボゥイは立ち去る。

連合軍から、オービタルリング内の部隊を連れ戻せ、との要請が入るが、途中で無数の飛行ラダム獣に行く手を阻まれる。Dボゥイだけが部隊の元に辿り着くが、部隊を率いるバーナード軍曹は救助を拒む。酒呑み対決を受けて立つDボゥイだが、酔いつぶれてしまう。なし崩し的に始まった共同作戦の末に辿り着いたのは、高速宇宙艇が並ぶ格納庫だった。バーナードは前回失敗した作戦の犠牲者達に供え物をすると、Dボゥイに戦場を生きるためのアドバイスを送る。ブレード達は奮戦の末に高速宇宙艇を奪還し、地球に帰還する。Dボゥイはペガスが覚えた歌で、バーナードは酒場で祝杯を挙げながら、お互いを思い返す。

テッカマンエビル出現

バーナードの部隊が高速宇宙艇を奪回したことにより、コルベット准将肝いりの大規模な反攻作戦が開始されるが、反撃してくるラダム獣に苦戦する。やがてブレードの活躍と連合軍兵士達の決死の奮戦により、辛くも作戦は成功した。しかしテッカマンエビル(以下エビル)により高速宇宙艇はあっという間に全滅する。

新たな敵テッカマンの情報は伏せ、表向きは作戦成功と喧伝する連合軍。ラダム獣の攻撃が止み、ひさしぶりの休日にアキとミリーは外出する。街中でDボゥイを見かけたアキ達は彼をからかうが話がかみ合わない。突如エビルの感応波を感じたDボゥイが辿り着いた先には、彼と瓜二つの少年が、不適な笑みを浮かべて佇んでいた。「兄さん」と呼びかける少年にDボゥイは「シンヤ」と漏らす。シンヤはクリスタルをかかげると、エビルにテックセットした。間一髪ペガスと合流してテックセットしたブレードだが、嬉々として斬りかかるエビルに対して防戦一方になる。やがてタイムリミットが近づくブレードの姿に、エビルは何かに感づくと立ち去る。

兄弟の思い出を語ってブレードの動揺を誘うエビル。冷静さを失ったブレードはタイムリミットを超過してしまう。ペガスがアキの誘導で駆けつけたが時既に遅く、ブレードはブルーアース号やペガスに襲いかかる。勝ち誇ったエビルは、人類を皆殺しにしろ、と言い捨てて去って行く。

暴れ回るブレードが、「ミユキ」と呟く。ミリーはそれが以前Dボゥイが漏らした妹の名だと気づく。何かを察したフリーマンが、ミリーによる説得を決断する。彼女を殺す寸前で正気を取り戻したDボゥイは怒りに震え、エビルの元に急行する。ブレードのボルテッカが直撃すると、吹き飛ばされたエビルはなぜか満足げに笑いながら、宇宙の彼方に流されていく。

ソルテッカマン完成

Dボゥイは毎晩、暴走する悪夢にうなされる。一方、コルベット准将は危険なテッカマンに見切りをつける。バルザックはテッカマンのデータ奪取を命じられ、研究室へ侵入するが、フリーマンに銃を向けられる。なぜかフリーマンに研究データを手渡されたバルザックは基地を去る。

スペースナイツは軍に老朽化した施設の復旧を依頼される。そこにラダム獣が来襲するが、地球製テッカマン「ソルテッカマン」となったバルザックが、ラダム獣を撃退する。しかし油断したところを再び攻撃を受け、親友マルローが命を落とす。感情的になったバルザックに「バケモノ」となじられたDボゥイは錯乱し、軍に連行される。

ソルテッカマン頼りの反抗作戦が始まった。快進撃が続くかと思われたが、エビルにあっさりと壊滅させられる。間髪を入れずにラダム獣の大規模攻撃が始まり、軍本部は壊滅の危機に瀕する。アキ達は混乱に乗じて基地に侵入し、Dボゥイを発見する。仲間を傷つけてしまうのが怖い、と震えるDボゥイの姿にアキは涙する。その姿に胸を打たれたDボゥイは再びテックセットし、テッカマンブレードとしての戦いを再開した。

妹ミユキとの再会

女性らしい振る舞いが多くなるアキ。しかしDボゥイは素直になれない。その頃テッカマンレイピア(以下レイピア)が突如目覚め、地球に逃亡した。エビルは戸惑いながらも後を追う。

ブレードとレイピアの接触を阻止したいエビルは、廃墟にDボゥイをおびき寄せる。激しい戦闘のさなか、エビルはアキを狙い撃つ。ブレードは怒りのボルテッカを放つが吸収され、反転して彼ら自身を襲う。エビルの新たな切り札、「PSY(サイ)ボルテッカ」は、ボルテッカを自在に操る技だった。一撃でブレードとペガスは戦闘不能となるが、レイピアの感応波を感じたエビルはその場を離れた。

レイピアはブレードと逢いたい一心で、感応波を発する。しかしエビルが先に嗅ぎつける。そこに駆けつけたブレードは、エビルが放ったPSYボルテッカを、ペガスとの合体技である「ハイコートボルテッカ」で打ち破る。

Dボゥイは、家族や友人が全て「テッカマン」の素材にされ、自分だけが地球に送り返された事を告白する。やがてミユキが目を覚ますが、彼女には死が迫っていた。ミユキの口からラダム宇宙船が月の裏側に不時着したこと、ラダム樹が開花した時、侵略が完成することが語られる。月へ行こうとするDボゥイに、フリーマンは待機を厳命する。思い出の残る砂浜で、元は寂しがり屋の兄に好きな女性ができたことを知り安心するミユキ。

ブレードはコルベット准将の暴挙を止めるためにスペースナイツ基地を離れる。エビルは新たに覚醒したテッカマンアックス・ソード・ランスの3体と合流し、ブレード不在の基地を徹底的に破壊する。レイピアが命を投げ打って善戦するも、劣勢は覆せない。壁にはりつけにされ、テッカマン4体に切り刻まれる凄惨なリンチを受けながら、レイピアは自爆型のボルテッカを放つ。駆けつけたブレードは、その閃光を目の当たりにしながらミユキの名を絶叫するのだった。

テッカマンアックスとの死闘

スペースナイツ基地は壊滅し、人類はラダムに対する最大の砦を失った。メンバー達は、「グリーンランド号」で行方不明のDボゥイを探す旅に出ていた。テッカマンアックス(以下アックス)と交戦するソルテッカマン2号機だが劣勢となる。そこにブレードが現れ、果敢に戦いを挑むが取り逃す。Dボゥイは、月へ渡るために、敵テッカマンのクリスタルを求めて旅をしていたことを語った。

アックスを探し求める道中、Dボゥイ達は生死不明となっていたバルザックと再会する。彼は農夫として、リルルという女性と共に暮らしていた。密かに親友マルローの敵討ちを望んでいたバルザックは、リルルに諭されて強引にスペースナイツに参加する。Dボゥイはその目に、自分を同じ大切な者を喪った悲しみを見ていた。

ゴダードは、兄の事になると冷静さを欠くシンヤを案じ、自分でけりをつけようとする。アックスに挑むブレードだったが、ボルテッカを封じての格闘戦に持ち込まれる。かつての師に動きを読まれ不利になるも、捨て身の攻撃で逆転する。敗北を悟ったアックスは、自滅覚悟のボルテッカで相打ちを狙う。駆けつけたバーナード軍曹の援護で、ブレードは辛くも難を逃れた。しかし目的のクリスタルは失われ、スペースナイツの面々は落胆する。

超戦士ブラスター

Dボゥイの肉体は度重なるテックセットで死に瀕していた。病床のDボゥイはそれでも戦うことを求め、成功確率50%のブラスター化に挑む。そこにテッカマンランス(以下ランス)が攻め込み、身動きのできないDボゥイに迫る。バーナードがわずかな時間を稼ぐが致命傷を負う。その時姿を現したブレードが、雄叫びと共にブラスターテッカマンに変身し、パワーアップした「超ボルテッカ」で、周囲のラダム獣ごとランスを消し飛ばした。

Dボゥイの身体はなぜか健康を取り戻していた。しかし違和感に気付いたアキが再検査を行うと、脳神経に異常をきたし、記憶障害を起こしていたことが判明する。

ブレードはパワーアップを果たし復活したエビルに立ち向かうが追い詰められ、PSYボルテッカの直撃を受ける。だが次の瞬間にはブラスターテッカマンになっていた。超ボルテッカを前に狼狽えるエビルを、テッカマンソード(以下ソード)が間一髪で救出する。シンヤは自らのブラスター化を渇望するが、テッカマンオメガ(以下オメガ)に監禁される。

Dボゥイは戦場で亡きバーナードの妻アンジェラに出会うが、何も思い出せずに詫びる。アンジェラはソードの罠にはまったブレード達を救うが犠牲となり、Dボゥイはラダムへの怒りを新たにする。しかしさらに症状は悪化していく。ペガスがなぜ付いてくるのかも分からないDボゥイだが、アキのサポートでテックセットするとソードを撃退する。

最終決戦

戦いを終えたDボゥイの姿。

Dボゥイはアキを連れ、無人の相羽邸に泊まる。ラダムへの怒りを忘れないため、家族の思い出を刻み付けに来たと語るDボゥイ。やがて暗がりでふたりの影が重なる。

ついにラダム樹が一斉に開花した。フリーマンは全世界へ警告を発するが、避難は遅々として進まない。ソードの手引きでブラスター化したエビル。しかし副作用から地球に出向けないことを悟ると、Dボゥイに感応波を送り、オービタルリングでの決闘に誘う。一方月を目指すブルーアース号が発進したが、ソードに迎撃される。ソルテッカマン2号機の干渉スペクトル砲でソードを倒すが、執念のボルテッカにより、ブルーアース号は撃墜される。

ブレードとエビルの戦いが始まった。両者ブラスター化し、超ボルテッカをぶつけ合う。ついにエビルが倒れると、シンヤが正気に戻る。シンヤはラダムが寄生生物であることを伝えると、謝罪の言葉を残して息絶える。ブレードは駆け寄るアキを制止し、人を捨てた「テッカマンブレード」を名乗って、月進撃を宣言して扉を閉ざす。

ブレードはついに全てを忘れてしまう。しかし怒りと憎しみだけを原動力にして、ラダム宇宙船に突入する。兄ケンゴ=オメガは素顔を見せ、動揺を誘うが、ブレードは見向きもせず斬りかかる。しかし宇宙船と1体になったオメガの戦闘力は圧倒的だった。アキの祈りが神に通じたかのようにブラスター化したブレードは、宇宙船を呑み込むほどの超ボルテッカを放つ。

ラダムの侵略は阻止された。ノアルとフリーマンは、髪を切ったアキと、車椅子姿のDボゥイの姿を見守る。言葉すら忘れ、赤子のように笑うDボゥイ。その姿に、フリーマンは神がほどこした救済を見出し、ノアルはやっと訪れた安息日を無心で過ごすよう、祈るのだった。

『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場人物・キャラクター

スペースナイツ

Dボゥイ/相羽タカヤ(あいば たかや)

Dボゥイ/相羽タカヤ(あいば たかや)

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