バレット・ウォーレス（ファイナルファンタジーVII）の徹底解説・考察まとめ

リミットレベル三の技であり、敵全体に向けてランダムに銃を18連射する。基礎攻撃力は8×18である。サテライトビームを6回使用することにより習得可能となる。

カタストロフィ

リミットレベル四の技であり、空中から巨大なビーム砲を数秒照射し続けて敵をランダムに10回攻撃する。基礎攻撃力は20×10である。すべてのリミットレベルをマスターしたうえでアイテム「カタストロフィ」を使用することにより習得可能となる。アイテム「カタストロフィ」は、ヒュージマテリア回収作戦でコレル炭鉱の列車を止めた後に、民家の女性から貰うことができる。

バレット・ウォーレスの来歴・活躍

壱番魔晄炉爆破作戦

星を救うためのレジスタンス組織「アバランチ」のリーダーであるバレットは、アバランチメンバーであるティファから「元ソルジャー」である幼馴染の青年クラウドを紹介される。バレットは神羅の元ソルジャーという経歴や、「星の命もあんたたち（アバランチ）の思想にも興味はない」というクラウドの態度が気に食わなかった。「警備兵やガードロボットが来ないうちにさっさと仕事を終わらせたい」というクラウドに怒りの拳を震わせながら、バレットは「壱番魔晄炉爆破作戦」を成功させるため魔晄炉の中心へと向かった。
「元ソルジャーとはいえ裏切るかもしれない」と懸念したバレットはクラウドに爆弾を設置するよう促したが、クラウドは何故かその場で意識が飛んだかのように動かなくなる。呆然とするクラウドにバレットが「早く爆弾をセットしてくれ」と声を掛けると、クラウドはすぐ意識を戻し爆弾をセットし終えた。
それと同時に警報が鳴り響き、ガードロボットの「スコーピオン」が現れる。バレットたちはスコーピオンを撃退すると壱番魔晄炉から脱出し、合流したアバランチメンバー（ビッグス、ウェッジ、ジェシー）に「各自駅に集合」と伝えて散会した。

アバランチメンバーと共に列車の貨物スペースに乗り込んでいたバレットは、集合場所に現れなかったクラウドの事を苛立ちながらも内心で心配していた。「クラウドやられちまったのかな」と呟くビッグスや泣きそうになっているジェシーに対して、「あの野郎が金も貰わねえで居なくなるわけねえだろ」と憎まれ口をたたいていると、突然扉が開きクラウドが現れる。
派手に登場したクラウドに「心配させやがって、勝手な野郎だ」とバレットが思わず声を掛けると、すかさずクラウドから「心配してくれたのか？」と涼しい顔で返される。バレットはそれ以上言葉が見つからずアバランチメンバたちに車両を変えるよう促すと、怒ったように貨物車両から出ていった。

人がまばらな列車の窓から外を眺めていたバレットは、同じように外を見たクラウドが「空に浮かぶ都市か。落ち着かない風景だな」と感想を漏らしたのを意外に感じる。その内に神羅が不審者をあぶりだすために設置した「ID検知エリア」を無事通り抜け、最終列車は無事七番街ステーションに到着したのだった。

アジト「セブンスヘブン」での会議

アバランチがアジトとして使っているバー「セブンスヘブン」に到着したバレットは、店に居た客を追い出し最愛の娘である「マリン」との再会を喜ぶ。軽々とマリンを抱き上げて肩に乗せると、バレットは「会議を始めるぞ」とアバランチメンバーに声を掛けて地下の隠し部屋へと向かった。
やや遅れて現れたクラウドに対して「今日戦った中にソルジャーは居たのか？」とバレットが確認すると、クラウドは「いや居なかった。居たとしたらあんたらが生きているはずが無いからな」ときっぱり返答する。その態度に腹を立てたバレットは「元ソルジャーだからって神羅の肩を持つんじゃねえよ」と怒鳴り散らすが、クラウドも「俺は質問に答えただけだ。神羅には何の未練もない。報酬の話がしたい」と言い残すと上へと戻っていった。
「助けてほしい」と説得するティファの声を振り切って出ていこうとするクラウドを呼び止めたバレットは、「約束は約束だからな」と言って報酬を投げ渡す。しかしクラウドは「こんなしけた報酬冗談じゃないな。次のミッションはあるのか？倍額で請け負ってやる」と言いだし、バレットは資金繰りに苦労することになったものの結局次の作戦もクラウドの参加が決定した。

五番魔晄炉爆破作戦

翌朝クラウド、ティファと共にバレットは「五番魔晄炉爆破作戦」決行の為列車に乗り込んでいたが、まだ先にあるはずのID検知エリアの光が突然車内を包み警報が響き渡る。変装して列車に乗り込んでいたジェシーたちの慌てた様子からトラブルの発生を察知したバレットたちは、走行している列車から飛び降りてトンネル内の排気口を通って五番魔晄炉を目指すこととなった。

セキュリティを解除しつつ無事五番魔晄炉内部に到達したバレットたちだったが、爆弾設置の段階で再びクラウドの様子が変化する。頭を抱えて倒れこんだクラウドを心配するバレットとティファだったが、爆弾の起動時間も迫っていた為脱出を急いだ。
ところがバレットたちは狭い通路の上で神羅兵に挟み撃ちにされ、なぜかその場に神羅カンパニーの社長であるプレジデント神羅が現れる。思いがけない人物の登場に混乱するバレットたちだったが、プレジデントはバレットたちに構うことなく機械兵「エアバスター」を仕掛けてきた。エアバスターの撃退には成功するが、エアバスターを倒した衝撃で通路が破壊されクラウドが落下しかける。さらに自分たちが仕掛けた爆弾も起動し始めたため、バレットは仕方なくティファを半ば引きずりながらクラウドを残して五番魔晄炉から離脱するのだった。

七番街支柱の攻防戦

クラウドと分断されたバレットとティファは七番街のアジト「セブンスヘブン」に戻っていたが、怪しげな男がアジト前をうろついていた為男を締め上げて情報を掴む。そして「ドン・コルネオ」の名を聞いて調査に出かけたティファとは別れ、七番街で待機していた。
そしてティファと生存していたクラウド、クラウドを助けた女性エアリスがコルネオから情報を得て七番街へ向かっていた頃、アバランチメンバーと共に七番街の支柱を爆破してスラム街を壊滅させようと攻めてきた神羅兵たちと交戦する。
合流したクラウド・ティファと共に神羅の特殊部隊「タークス」のレノと交戦するが、爆破を止めることはできず七番街は壊滅してしまった。アジトやアバランチの仲間、娘のマリンを失ってしまったバレットは嘆き悲しむが、ティファがエアリスにマリンの安全を頼んでいた為マリンの生存が判明する。しかしエアリスはマリンの身と引き換えに神羅に捕まってしまった為、エアリスの家でマリンと再会したバレットは「必ずエアリスを救い出す」と誓って、クラウド達と共に神羅ビルに乗り込んだ。

神羅ビル侵入

警備兵の隙をついて神羅ビルの60階フロアに侵入したバレットたちは、各階で必要となるカードキーを集めながらエアリスを探して上へと登っていく。途中神羅ビルの資料室にてミッドガルの市長と対面したバレットは、「神羅に嫌がらせをするためにアバランチに協力する」という市長を見て複雑な気分になっていた。
市長から貰ったカードキーも使い66階に到達したバレットたちは、プレジデント神羅を始めとした重役たちが会議のため集まっている場面を目撃する。トイレの通気口から重役会議を覗き見ると、神羅カンパニーに属する科学者宝条がエアリスの話題を口にしていた。会議終了後宝条の後をつけていくと、宝条の研究所フロアで首のない化け物とポッドに閉じ込められた四足獣を発見する。更にフロア内を捜索すると、エアリスが先ほどの四足獣に襲われている場面に遭遇した。
ポッドを銃で破壊しエアリスを救出すると、先ほどエアリスに襲い掛かっていた獣は矛先を変えて宝条にとびかかる。しかし無人のはずのポッド内にモンスターが現れると、獣は「あれは少々手ごわい。私の力を貸してやる」と喋りだし、クラウド達は共闘してモンスターを討伐することに成功した。戦闘後獣は「レッドXIII（レッドサーティーン）」と名乗り、「故郷に帰るまで」という条件でクラウド達に同行することとなった。

バレットたちはレッドXIIIの協力で脱出寸前まで進むが、神羅の罠に嵌り全員投獄される。しかし「伝説のソルジャー」と呼ばれ忽然と姿を消していたセフィロスが神羅ビルを急襲したため、騒ぎに乗じてミッドガルからの脱出に成功した。

ミッドガル脱出後

ミッドガルから近くの町カームに移動したバレットたちは、宿屋でクラウドからセフィロスにまつわる因縁の話を聞く。セフィロスはクラウドとティファの故郷ニブルヘイムを焼き討ちにし、大勢の人を虐殺しながら「約束の地」を目指しているようであった。「約束の地」とは魔晄エネルギーが豊富にあふれている土地だという伝説があり、セフィロスが「約束の地」に到達すれば今度こそ本当に星が消えてしまうと聞かされる。
星の命を救うためにセフィロスを追うことに同意したバレットは、セフィロスらしき「黒マントの男」の情報を追い旅をすることとなった。

海を越える為「港町ジュノン」に向かったという情報を得た一行は、変装してコスタ・デル・ソルへの運搬船に乗り込む。船内ではセフィロスに擬態した「ジェノバ」という怪物の腕が襲い掛かってきたが、無事コスタ・デル・ソルに到着することができた。
小休止と情報収集を兼ねてコスタ・デル・ソルの町中を歩いていると、ビーチで日光浴にいそしむ宝条を発見する。宝条からまともな情報を引き出すことはできなかったが、かろうじて聞き取れた「西へ」という言葉を手掛かりに、一行はコレル山に向かう事となった。