1917 命をかけた伝令（映画）のネタバレ解説・考察まとめ
『1917 命をかけた伝令』とは、名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に全編ワンカット風に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のウィルとブレイクの2人は、敵軍の罠にかかりそうな前線の味方を救うべく伝令を届ける命を受け、危険な道のりを必死に進んでいく。コリン・ファースやマーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチなどイギリスを代表する俳優が共演しており、世界中で高い評価を受け、アカデミー賞では10部門のノミネートとなった。
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左のターバンを巻いた人物がセポイ・ジョンダラー
トラックに乗っていた仲間の兵士の一人。階級は不明である。ターバンを頭に巻いており、髭をたくさん蓄えているのが特徴。ウィルがトラックを押す勢いで、泥に倒れたのを手を差し伸べて起こした。その後トラックに乗り、ウィルがどこへ行こうとしているのかを聞いた人物。
クック一等兵 （演：アンソン・ブーン）
スミス大尉に乗せてもらったトラックに乗っていた兵士の一人。上官の愚痴をトラックの仲間たちと話していた。
その他の登場人物
サンダース軍曹（演：エイドリアン・スカーボロー）
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真ん中の人物がサンダース軍曹
イギリス軍の軍曹。休憩中のブレイクに声をかけ、「一人選べ」といった人物。エリンモア将軍の下へ2人を連れて行った。
エリンモア将軍（演：コリン・ファース）
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イギリス軍の将軍。ウィルとブレイクに伝令の任務を与えた人物。将軍として厳かな雰囲気をまとっており、性格は冷静沈着でウィルやブレイクに任務の説明をする際も淡々と話しを進めていた。
レスリー中尉（演：アンドリュー・スコット）
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左の人物がレスリー中尉
ウィルたちが前線を超えるときに会話をした最前線を指揮する中尉。ドイツ軍が退却したことを信じておらず、ウィルたちが前線を超えていくことは無理だと感じていた。ただ、ドイツ軍の前線の方向などはしっかりと教えてくれており、前線に渡った時には信号弾を撃つよう指示をだした。
ラウリ （演：クレア・デュバーク）
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右の女性がラウリ
エクーストの町に隠れていた、フランス人民間女性。素性のわからない赤子と隠れて暮らしている。ウィルがエクーストの町で敵から逃げ、建物に隠れたときに出会ったのがラウリであった。言葉が通じないながらも、彼女はウィルのけがを手当をしてくれるなど、ウィルを気遣ってくれていた。ウィルから赤子用のミルクをもらったときには感謝を述べていた。その後「急がなければ」とウィルが去っていくのを止めようとするも、その制止もむなしくウィルは行ってしまった。
『1917 命をかけた伝令』の用語
第一次世界大戦
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1914年から1918年まで行われた連合国軍と中央同盟軍との世界大戦。連合国軍はイギリスやフランスをはじめアメリカや日本が含まれている。対する、中央同盟軍はドイツ帝国を中心にオーストリア＝ハンガリー帝国やオスマン帝国などで構成されていた。戦争のきっかけはサラエボ事件という、オーストリア＝ハンガリー帝国の皇位継承者をセルビア人の青年が暗殺した事件である。それを受けてオーストリア＝ハンガリー帝国がセルビア王国に戦線布告することとなった。第2次産業革命による技術革新と塹壕による戦線の膠着で、これまでの戦争と比べ、死亡率が大幅に上がった戦いである。本作でも、塹壕での描写やドイツ軍の爆弾など技術革新が進んでいることがわかる。本作の時代設定は、1917年という戦争の終盤でのイギリス軍とドイツ軍との戦いを描いている。
塹壕
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目次 - Contents
- 『1917 命をかけた伝令』の概要
- 『1917 命をかけた伝令』のあらすじ・ストーリー
- 託された伝令
- 過酷な道のり
- 戦友を失ったウィル
- ついに第2大隊へ
- 終わらない戦い
- 『1917 命をかけた伝令』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ウィリアム・スコフィールド（ウィル／演： ジョージ・マッケイ）
- トム・ブレイク （演：ディーン＝チャールズ・チャップマン）
- 第2大隊
- マッケンジー大佐（演：ベネディクト・カンバーバッチ）
- ヘプバーン少佐（演：エイドリアン・スカーボロー）
- ジョセフ・ブレイク中尉（演：リチャード・マッデン）
- リチャーズ中尉 （演：ジェイミー・パーカー）
- ハットン中尉 （演：マイケル・ジブソン）
- ニューファンドランド連隊への応援部隊
- コリンズ大佐 （演：リチャード・マッケイブ）
- スミス大尉（演：マーク・ストロング）
- ブレン一等兵（演：クリス・ウォーリー）
- セポイ・ジョンダラー（演：ナバーン・リズワン）
- クック一等兵 （演：アンソン・ブーン）
- その他の登場人物
- サンダース軍曹（演：エイドリアン・スカーボロー）
- エリンモア将軍（演：コリン・ファース）
- レスリー中尉（演：アンドリュー・スコット）
- ラウリ （演：クレア・デュバーク）
- 『1917 命をかけた伝令』の用語
- 第一次世界大戦
- 塹壕
- イギリス軍の階級
- デヴォンシャー連隊
- ニューファンドランド連隊
- バポーム
- エクースト
- 『1917 命をかけた伝令』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 第1波の攻撃の中を横断するウィル
- マッケンジー大佐「今日は良き日だと期待した。期待は危険なものだ。だが、また来週は別の命令がくる。この戦争が終わるのは、最後の一人になった時だ」
- 『1917 命をかけた伝令』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- ワンカット風撮影手法
- 戦場での撮影
- 歴史との異なり
- 『1917 命をかけた伝令』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌：Jos Slovick & Craig Leon「I Am a Poor Wayfaring Stranger」
- 『1917 命をかけた伝令』のサウンドトラック
- サウンドトラック：Thomas Newman「1917（Original Motion Picture Soundtrack）」