【進撃の巨人】ジャン「ミカサと付き合うまでの十五日間」【厳選名作SS】

進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。今回は、ジャンがミカサに振り向いてもらおうと的外れな方向で頑張るSSです。ジャンの懸命な想いは果たしてミカサの心を動かすことができるのでしょうか?

ジャン「ミカサと付き合うまでの十五日間」

1 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:08:13.42 ID:HytgWZCLo
一日目、朝食時、食堂。

昨日もあの野郎はミカサに甲斐甲斐しく世話を焼かれていた。

羨ましい。

どうしたらミカサと親しくなれるのだろうかと悩んだ結果、エレンの真似をしてみることにした。

朝、食堂で叫ぶ。

「俺は調査兵団に入って、巨人共を駆逐する!」

エレンと仲良くなったが、ミカサには舌打ちされた。

何故だ。

2 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:08:41.15 ID:HytgWZCLo

二日目。

マルコに相談してみたが「僕も女の子と付き合ったことはないからわからないよ」とのことだった。

どうしたものかと頭を悩ませているとマルコが提案をしてきた。

「仲良くなったエレンに聞いてみたら? エレンのあの様子だと、ミカサと付き合っているわけでもないんでしょ?」

それは有りかもしれない。

明日頼んでみることにしよう。

3 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:09:09.26 ID:HytgWZCLo

三日目。

「は? ミカサと付き合いたい?」

エレンは俺の言葉に怪訝そうな顔をしてきた。

「今まで突っ掛かっておいて虫がいいとは思うが、頼む」

頭を下げると、「わかったよ」とのこと。

本格的に動くのは明日からにする。

4 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:09:38.30 ID:HytgWZCLo

四日目。

まずは作戦会議から入る。

「ミカサはどういう男が好みなんだ?」

「筋肉質なやつかな」

「へえ」

日頃の訓練の成果で筋肉には自信がある。

「特に腹筋だ。昔、筋肉の見せ合いをしていた時に、もっと腹筋があったほうがいいって言われたんだ」

あまりの羨ましさに殴りかかりそうになったが我慢する。

早速ミカサに見せてみることにした。

5 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:10:06.54 ID:HytgWZCLo

四日目、夕食時、食堂。

「よ、よう」

ミカサの周りにはエレンもアルミンもいない。

昼のうちに二人きりにさせてもらえるように頼んだのだ。

「今日は暑いなぁ」

さりげなくミカサの前で上着を脱ぐ。

自然に二の腕に力を込めて筋肉をアピールしてみるが、ミカサの反応は薄い。

ミカサは腹筋がお気に入りだと言うことを思い出す。

「本当に暑いなぁ」

シャツも脱ぎ捨てて上半身裸になると、腹筋に力を込める。

ちらりとミカサを見ると、今までにない冷たい目でこちらを見ながらぽつりと呟いた。

「変質者」

少し興奮した。

7 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:11:14.77 ID:HytgWZCLo

五日目。

エレンに腹筋を見せても駄目だった事を告げる。

「そりゃ、あいつが好きなのは見せ合いだからな。一人で見せ付けても駄目だろう」

なるほど。

8 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:11:46.25 ID:HytgWZCLo

五日目、昼食時、食堂。

「今日も暑いなぁ」

さりげなくミカサに近づき、さりげなく上半身裸になる。

昨日と同じ冷たい目つきで見られたが、ここからの俺は昨日とは違う。

「ミカサも暑いだろう?」

はだけさせようとシャツの裾に手をかけた瞬間に見えない角度からハイキックを食らい昏倒した。

目が覚めると女子から強姦魔とのあだ名を付けられかけていた。

土下座しながら弁解することで何とかその事態は避けられた。

9 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:12:12.91 ID:HytgWZCLo

六日目。

エレンに他に良い情報はないかと聞くと、「寝るときは服を着ない人が良いらしい」とのこと。

「嘘つけ、この野郎!」

さすがにそれはないだろうと思って怒鳴る。

「本当だって! 昔、暑くて寝苦しいからってパンツ一丁で寝てたら、いつの間にか抱き付かれていたんだ」

羨ましさのあまり気が狂いそうになる。

こいつは一度ぶっ飛ばしても許されるんじゃなかろうか。

「服を着て寝ているときはそんなことはなかったから、それがミカサの好みってことなんじゃないか?」

エレンの言っていることは、理屈に合っている気がする。

早速試してみることにした。

10 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:12:41.84 ID:HytgWZCLo

六日目、就寝時。

就寝時間になったので、服を全て脱ぎ捨てる。

エレンと同じと言うのは癪なので、エレンと違ってパンツも脱ぐことにした。

マルコが怯えた目で「どうして脱いでるの!?」と尋ねてきた。

これからミカサが抱きつきに来てくれることを思って満面の笑みを浮かべながらマルコを見ると、マルコは頭から布団を被り「こっちの布団には入ってこないでよ!?」と叫んだ。

何を言っているのかよくわからない。

11 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:13:12.87 ID:HytgWZCLo

七日目。

ミカサは来なかった。

エレンに裸で寝ていても駄目だった事を告げる。

「そりゃ、ミカサに自分が裸で寝ていることを報せないと駄目だろう。黙って裸で寝ててもわかんないし」

なるほど。

12 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:13:46.61 ID:HytgWZCLo

七日目、夕食時、食堂。

ミカサに近づこうとすると攻撃態勢をとられてしまうので、遠くからでも聞こえるように大声で叫ぶ。

「昨日は裸で寝たよ!」

「勿論、パンツも履いてないぜ!」

「真っ裸だよ、真っ裸!」

周囲がざわめく中、ミカサの座っている辺りから舌打ちが聞こえてきた。

聞こえたよって意味だろうか。

13 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:14:49.46 ID:HytgWZCLo

八日目。

ミカサは来なかった。

エレンに裸で寝ていることを報せても駄目だった事を告げる。

「俺のときはすぐそばで寝てたからな。こっちの布団にも潜り込みやすかったんだろ」

さすがに男子寮までは来づらいか。

それはともかく、とりあえず一発殴らせてほしい。

15 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:15:20.55 ID:HytgWZCLo

八日目、消灯後。

全裸で女子寮に向かっていると、教官に見つかった。

「どこへ行くのか」と尋ねてきたので、何とか誤魔化す。

「はっ! 教官に会いに行くところでありました!」

教官はとても怯えた目をして「私にそういう趣味はない」と言い出した。

言っている意味が良くわからない。

16 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:15:54.03 ID:HytgWZCLo

九日目、消灯後。

女子寮になんとか忍び込む。

ミカサの部屋を確認するが扉には鍵がかかっていた。

仕方がないので、中庭に回りこみ、ミカサの部屋の窓の下に横たわる。

ミカサが潜り込んで来れるように布団一式も準備してある。

早く朝が来ないかな。

17 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:16:22.07 ID:HytgWZCLo

十日目、朝。

窓の開く音で目が覚める。

目を開けると、窓から顔を覗かせたミカサと目が合った。

「おはよう、ミカサ!」

ミカサは冷たいを通り越して何の感情も浮かんでない目で俺を見つめると、一言呟いた。

「変態」

かなり興奮した。

18 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:16:49.77 ID:HytgWZCLo

十日目、夜。

一日が過ぎたが、俺が女子寮に忍び込んでいたことは話題にもならなかった。

ミカサは言いふらさなかったようだ。

ミカサは性格も良いのだ。

21 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:24:46.40 ID:HytgWZCLo

十一日目。

エレンに駄目だったことを告げる。

「そうかぁ。何とかミカサの気持ちが分かれば良いんだけどな」

ミカサの気持ちか。

「そういや昔、喧嘩した時に母さんにさ。『相手の立場になって考えれば、相手の気持ちがわかるわよ』って言われたことがあるんだ。ミカサの立場になって考えれば何かわかるんじゃねえかな?」

相手の立場に、か。

良いこと言うな。

22 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:25:13.64 ID:HytgWZCLo

十一日目、訓練後、夕食前。

備品室で女子用の訓練着を調達する。

モップを解き適当に黒く染めてカツラにする。

被ってみると意外としっくり来た。

女子用訓練着も身にまとう。

完璧だ。

しかし、ミカサの気持ちはわからなかった。

仕方がないので、ミカサの行動をトレースすることにした。

23 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:25:43.23 ID:HytgWZCLo

十一日目、夕食時、食堂。

「エレン、好き嫌いをしては駄目」

「エレン、食事のときはちゃんと前を向いて椅子に座って」

「サシャ、エレンのパンを盗っては駄目」

「エレン、口の端に食べかすが付いている」

「エレン、噛むときは口を閉じて」

我ながら完璧にミカサに成りきっている。

だが、完璧なはずなのに皆の視線が痛い。

何故だろう。

首を傾げていると肩を叩かれた。

振り向くと、夜叉のような顔をしたミカサが立っていた。

ミカサから俺のほうに来てくれたことに心底喜ぶが、俺は最後まで気を抜かない。

「エレンは誰にも渡さない」

その台詞を言ったのを最後に、俺の記憶は曖昧になっている。

薄れ行く意識の中、アルミンの「ミカサ! それ以上はジャンが死んでしまう!」との声を聞いた気がする。

24 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:26:10.95 ID:HytgWZCLo

十二日目、朝。

朝から教官に呼ばれた。

「ジャン・キルシュタイン訓練生。昨夜の食堂での騒ぎは聞いた。どうしてこんなものを作った」

教官が指し示しているのは昨日、俺が作ったカツラだ。

何と答えたらいいか迷った挙句、とりあえず誤魔化すことにした。

「はっ! 教官にプレゼントするためであります!」

カツラをそっと教官に被せる。

意外と似合っていた。

その日は一日食事抜きの挙句、夜中まで営庭を走り続ける羽目になった。

25 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:26:39.23 ID:HytgWZCLo

十三日目。

エレンがこんなことを言い出した。

「そういや、ミカサに好きだって伝えてあるのか?」

「そんなこと簡単に言えたら苦労しねえよ」

「ミカサはああ見えて鈍いからな。自分をアピールする前にちゃんと好きだって言わないと伝わらないと思うぜ」

鈍いとかお前が言うな。

でも確かに一理ある。

26 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:27:22.50 ID:HytgWZCLo

十四日目。

ミカサを呼び出す。

「何の用?」

緊張するが、意を決して想いを伝える。

「気付いているとは思うが、好きなんだ」

なんとか噛まずに言えた。

ミカサの眼光が鋭くなる。

「やっぱり……」

ごくりと唾を飲み込んで次の言葉を待っていると、ミカサは小さく溜め息をついてから言った。

「考えがまとまらない。また明日、ここに来て」

「ああ、わかった」

即座に断られなかったことに小躍りして喜びそうになったが、ぐっと堪えた。

27 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:27:49.04 ID:HytgWZCLo

十四日目、夜。

「エレン! 伝えたぞ!」

「本当か!? どうだった?」

「明日、返事がもらえるそうだ」

「そっか。あいつは嫌ならすぐ断るしな。期待させるわけじゃないけど、付き合える可能性は高いんじゃないか?」

その言葉に思わずガッツポーズをとってしまった。

「喜びすぎだろ」

エレンと笑いあっていると、アルミンが「どうしたの?」と近づいてきた。

「内緒だ」とエレンと二人で肩を組み合いながら言うと、アルミンはなにやら不安そうな顔になっていた。

28 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 22:28:17.49 ID:HytgWZCLo

十五日目、朝。

待ち合わせ場所に行くと、すでにミカサは来ていた。

待たせたことを詫びると、すぐに本題に入った。

「それで、昨日の話なんだが――」

「その前に、確認させて。本当に好きなの?」

大きく頷き、「当たり前だ」と伝えると、ミカサは「そう……」と険しい顔になった。

「エレンと私は家族。エレンには幸せになってほしい」

どうして今エレンの話が出てきたのかわからないが、あいつとは和解して最近は親しくしている。

エレンが幸せになることに勿論文句などない。

「俺もそう思っている」

「だからこそ、エレンには女性と好き合って、幸せな家庭を築いて欲しい。例えその相手が私ではなくても構わない」

エレンの話ばかりなのはなぜだろう。

今は俺とミカサの話で、エレンは関係ないはずだ。

「そんな話は関係ないだろう?」

「ある。ジャンとエレンでは幸せな家庭は築けない」

ああ、そういうことか。

以前、俺とエレンの仲は悪かった。

俺とエレンがいがみ合うようでは、エレンを家族と思っているミカサは俺と簡単に付き合うわけにはいかないんだ。

「なるほどな」

「わかってくれた?」

「ああ。じゃあ、俺とエレンの仲をミカサに見せ付けてやれば問題は解決するってわけだな」

ニコリと微笑みながらそう告げた次の瞬間、「あなたは何もわかっていない」との言葉と共にミカサが俺に襲い掛かってきた。

ろくに抵抗もできずぼこぼこにされ意識が薄れ行く中、どこから見ていたのか飛び出してきた同期たちがミカサを必死に止めているのが見えた。

33 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:38:01.47 ID:HytgWZCLo

一日目、朝食時、食堂。

今日もエレンは世話が焼ける。

好き嫌いをするなと食べさせていると、誰かが立ち上がって叫んだ。

「俺は調査兵団に入って、巨人共を駆逐する!」

エレンはそれを聞いて嬉しそうに彼と話をしに行った。

これではますますエレンが調査兵団に入ってしまう。

つい舌打ちをしてしまった。

ところで、今叫んだ彼の名前はなんだったか。

34 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:38:30.28 ID:HytgWZCLo

四日目、夕食時、食堂。

「よ、よう」

エレンとアルミンが用事があって不在の時に、この間の彼に話しかけられた。

なんだろうと訝しがっていると、「今日は暑いなぁ」と上着を脱ぎだした。

この人は何をしているのだろうか。

とりあえず放っておこう。

早くエレンが戻ってこないかな。

「本当に暑いなぁ」

気付くと目の前の彼はシャツも脱いで上半身裸になっている。

あまりの光景に呆れ、つい声が漏れる。

「変質者」

35 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:38:57.09 ID:HytgWZCLo

四日目、就寝時。

寝ようとしていると、サシャに話しかけられた。

「さっきは大丈夫でした?」

何がだろうと首を傾げていると、「ジャンのことですよ」とのこと。

「急に目の前で脱ぎだしたじゃないですか」

彼の名前はジャンと言うらしい。

「大丈夫」

「ああいうおかしなことをするのは変態ですからね。実害が有りそうなら蹴っ飛ばしちゃって良いんですよ?」

「そうする」とだけ答えて寝ることにした。

36 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:39:23.65 ID:HytgWZCLo

五日目、昼食時、食堂。

「今日も暑いなぁ」

また来た。

昨日と同じくジャンは上半身裸になった。

まだ実害はない。

放っておこう。

だが次の瞬間にシャツの裾を掴まれた。

実害が有りそうなので排除することにした。

しばらくして目が覚めたジャンを、周囲の女子が強姦魔と責め立て始めた。

ジャンは必死に「これは違うんだ」と弁解しながら謝り続けている。

何か事情があったのだろうと思ったので、「もう良い」と皆に告げてこの件は終わりになった。

37 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:39:54.24 ID:HytgWZCLo

七日目、朝食時、食堂。

エレンの世話を焼いていると、ふとマルコが何かに怯えているのに気付いた。

何かあったのだろうか。

38 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:40:21.28 ID:HytgWZCLo

七日目、夕食時、食堂。

ジャンを見かけた。

今度は何をやらかすのだと、つい身構えてしまったが、離れたところに座ったため、気にせずにエレンの世話に没頭する。

しばらくして遠くで誰かが何かを叫び、周囲のざわめきが大きくなった。

近くに座っていたマルコが舌打ちをするのが聞こえた。

何を騒いでいるのだろうか。

まあ、良い。

そんなことよりエレンの世話だ。

39 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:40:52.17 ID:HytgWZCLo

九日目、朝。

女子の間で、ジャンが男色家ではないかとの噂が立っていた。

興味のある話題ではなかったので、エレンの世話をしに行くことにする。

40 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:41:27.84 ID:HytgWZCLo

十日目、朝。

皆はまだ寝ている。

寝ぼけ眼のまま窓を開けると気持ちの良い風が入ってきた。

ふと気配を感じて下を見ると、ジャンが布団を敷いてそこで寝ていた。

「おはよう、ミカサ!」

なんでこんなところで寝ているんだろう。

おかしな人だ。

サシャが言っていたが、おかしな人のことを変態って言うんだっけ。

「変態」

呟いてみるとジャンが身悶えをした。

41 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:41:56.80 ID:HytgWZCLo

十一日目、夕食時、食堂。

「エレン、好き嫌いをしては駄目」

「エレン、食事のときはちゃんと前を向いて椅子に座って」

「サシャ、エレンのパンを盗っては駄目」

「エレン、口の端に食べかすが付いている」

「エレン、噛むときは口を閉じて」

おかしな格好をしたジャンがずっとエレンの世話を焼いている。

それは私の役目だ。

少し腹が立った。

代わってもらおうと肩を叩くと、振り返ったジャンが宣言した。

「エレンは誰にも渡さない」

その言葉にエレンをとられると思って逆上してしまい、我を忘れて飛び掛ってしまった。

アルミンの「ミカサ! それ以上はジャンが死んでしまう!」との叫び声で我に返ると、目の前には倒れ伏し痙攣するジャンの姿があった。

彼には悪いことをした。

42 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:42:25.04 ID:HytgWZCLo

十二日目。

ジャンは朝から営庭を走り続けている。

何かやらかしたのだろうか。

「ねえ、ミカサ」

ぼうっとジャンを見ていると、クリスタが声をかけてきた。

「ジャンがエレンのことを好きって本当なのかな?」

そんな馬鹿な。

「だって、ジャンが調査兵団に入るって言ってからすごく仲が良いし。それに昨日の夜も、『エレンは誰にも渡さない』なんて宣言してたでしょ?」

駄目だ、そんなのは駄目だ。

「少し前に流れたジャンが男色家って噂は本当だったのかなぁ……。まあ、そういう愛の形もありなんじゃないかと思うけどね」

他の人はともかく、エレンに限っては無しだ。

エレンはちゃんと家庭を築いて、ちゃんと幸せになるんだ。

それを邪魔するというのなら、何者であろうと容赦はしない。

43 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:42:53.53 ID:HytgWZCLo

十四日目。

ジャンに呼び出された。

「何の用?」

尋ねると、ジャンはまっすぐにこちらを見据え、言った。

「気付いているとは思うが、好きなんだ」

クリスタの言ったとおりだった。

ジャンはエレンのことが好きなんだ。

「やっぱり……」

声が漏れてしまう。

これは私からエレンを奪うと言う宣戦布告なのだろうか。

私はどうしたら良い?

決まっている。

エレンを奪うと言うのなら排除するまでだ。

だが、本当にジャンはエレンのことを好きなのだろうか。

一時の気の迷いなのではないだろうか。

「考えがまとまらない。また明日、ここに来て」

祈るように先延ばしにしてしまった。

「ああ、わかった」

明日になって、「やっぱり俺の気のせいだった」、そう言ってくれることを願う。

45 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:43:21.64 ID:HytgWZCLo

十五日目、朝。

指定された時間よりだいぶ先に待ち合わせ場所に着いた。

昨夜のうちに決心は固めた。

もしジャンが心変わりしないと言うのならば、その時は――。

「待たせたか? すまん」

ジャンが来た。

「別に」

「それで、昨日の話なんだが――」

いきなり本題に入るようだ。

「その前に、確認させて。本当に好きなの?」

違うと言ってほしい、けれど、ジャンは力強く頷いた。

「当たり前だ」

ジャンの意思は固いようだ。

「そう……」

でもなんとか翻意してもらうしかない。

「エレンと私は家族。エレンには幸せになってほしい」

「俺もそう思っている」

「だからこそ、エレンには女性と好き合って、幸せな家庭を築いて欲しい。例えその相手が私ではなくても構わない」

「そんな話は関係ないだろう?」

「ある。ジャンとエレンでは幸せな家庭は築けない」

ジャンは何か考える素振りをし、短いような長いような時間のあとでぽつりと呟いた。

「なるほどな」

その言葉に少し安堵する。

「わかってくれた?」

「ああ。じゃあ、俺とエレンの仲をミカサに見せ付けてやれば問題は解決するってわけだな」

ジャンは笑いながらそう宣言した。

ああ、駄目だ、駄目だった。

この人に私の言葉は伝わらなかった。

「あなたは何もわかっていない」

そう叫んだあと、頭に血が上った私はジャンに襲い掛かった。

46 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:44:25.00 ID:HytgWZCLo

十五日目、昼。

あの後、飛び出してきた同期たちに取り押さえられて我に返った。

ジャンは今、医務室のベッドに寝かされている。

「おい、どういうつもりなんだよ!」

エレンがとても怖い顔で私を睨み付けている。

私は何も言えず、俯くだけ。

「あいつは必死に自分の想いを伝えたのに! どうしてあんなことをしたんだ!?」

私はエレンを幸せにしたかっただけなのに。

「……でも、あれじゃエレンは幸せになれない」

「なんでそこで俺が出て来るんだよ!? お前とジャンの問題だろ!」

「でも私が認めたら! エレンとジャンが付き合って! ……そうなったらエレンは幸せじゃないと思った」

「……お前、なに言ってんだ?」

エレンが訝しげにこちらを見ている。

「なんで俺とジャンが付き合うんだよ。ジャンはお前が好きなんだぞ!」

……え?

よくわからない。

ジャンが私を好き?

そんなことは一言も……。

困ったので、こんなときに一番頼れるアルミンを見ると、青い顔で頭を抱えていた。

「アルミン、何が起こっているのか、私にはわからない」

尋ねるとアルミンは、「僕もようやく何が起こっていたのか理解できたよ……」と呟いた。

47 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:44:56.07 ID:HytgWZCLo

「エレン、最近ジャンに、ミカサについて相談を持ちかけられていたんだね?」

アルミンの問いかけにエレンが答える。

「ああ、そうだよ」

「どんなアドバイスをしたの?」

「好みのタイプを聞かれたから、筋肉質なやつって答えた」

そんなことを言った覚えはない。

「ミカサ、そうなの?」

「そういうわけでもない」

「だって、お前は俺にもっと腹筋があったほうがいいって言っただろ? 筋肉の見せ合いをしたときにさ」

「それっていつの話?」

アルミンの質問にエレンは首をかしげながら答える。

「んー、十歳か十一歳くらいの時かな」

その頃なら喧嘩っ早いけど打たれ弱かったエレンに助言をした覚えはある。

「あの頃のエレンのお腹は柔らかかった」

サシャが「ああ、それで……」と呟くのが聞こえた。

48 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:45:27.05 ID:HytgWZCLo

「……他にはどんなアドバイスを?」

「夜寝るときは裸のほうが良いって」

今度こそ言った覚えはない。

「そんなことはない」

「昔、俺がパンツ一丁で寝てたら布団の中に潜り込んできただろ!?」

「エレンが風邪を引くといけないと思っただけ。寝るときはちゃんと寝巻きを着るべき」

視線の端でマルコが「信じていたよ、ジャン……」と半泣きになっているのが見えた。

「……あとは?」

「母さんに言われた言葉を思い出して、相手の立場になって考えろって」

「それであの謎の女装か。……こればっかりはジャンが悪いね」

「その後は、ちゃんと好きだって伝えたほうが良いって言った。ミカサは鈍いから単にアピールしても伝わらねえって」

鈍いとは心外だ。

「エレンにだけは鈍いと言われたくない」

「なんでだよ!?」

「まあまあ……。それでジャンから好きだって告白されたのに、ミカサはジャンがエレンを好きだって勘違いしたわけだ」

黙って頷く。

「どうしてそんな勘違いを?」

返答に窮していると、クリスタが手を挙げながら「それは私のせいかも……」と言った。

「クリスタのせい?」

「その……、一時期ジャンが男色家だって噂があって、それで『エレンは誰にも渡さない』なんて言ったからてっきり……」

クリスタの言葉にアルミンが私を見る。

頷いてやると、アルミンは盛大に溜め息をついた。

49 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:46:17.25 ID:HytgWZCLo

「ミカサ、ジャンも半分くらいは悪いけど、勘違いをして暴力を振るったんだからちゃんと謝りにいくんだよ?」

「わかっている……。ちゃんと謝罪する」

「それで、どうするの?」

思わず首を傾げる。

「どうする、とは?」

「ジャンからの告白だよ。ジャンは君が好きだって告げたんだ。ちゃんと返事をしてあげなきゃ」

そうか。

私は告白されたのだ。

悪い気分ではない。

――けれど。

「私はエレンを守らなければならない。だから、ジャンと付き合ったりとかは、できない」

そういった次の瞬間、エレンに胸倉を掴まれた。

「馬鹿かお前!? そんな理由でジャンを振ったら、二度と口をきかねえからな!」

「エレン!」

アルミンの制止に、エレンが手を放す。

「俺のことは抜きで、ちゃんと考えてやれよ。ちゃんと考えて、それで駄目なら仕方ねえけどよ」

「……わかった」

エレンのことは抜きで、ちゃんと考える、か……。

51 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:51:48.68 ID:HytgWZCLo

十五日目、夜。

「痛え……」

目を覚ますと医務室のベッドの上だった。

どうしてこんなところに、と考えかけ、ミカサにやられたことを思い出す。

「ああ……。俺は振られたのか」

こんな、殴りたくなるほどに嫌いならそう言ってくれれば良かったのに。

涙が零れる。

「くそっ。エレンには駄目だったって言わないとな……」

せっかくいろいろ手伝ってくれたのに。

……あいつは一緒に泣いてくれるだろうか。

とりあえず部屋に戻ろうと身を起こしたところで、ノックの音が聞こえた。

返事をしないうちに扉が開き、ミカサが入ってきた。

驚いていると、ミカサは俯き加減に近寄ってきて、謝罪の言葉を口にした。

「殴ってしまってごめんなさい」

「いや、良いよ。俺のことが嫌いなのは仕方ないさ。こっちこそ悪かったな。色々と……」

「私はジャンのことは嫌いではない」

……ん?

今、ミカサはなんと言った?

「俺のこと、嫌いじゃないのか? じゃあなんであんなに殴ってきたんだ?」

俺の言葉にミカサはますます俯く。

「少し、勘違いをしていた。ジャンがエレンを好きなんだって」

「はああぁぁぁ!? なんでそうなるんだ!?」

俺のもっともな質問に、ミカサはたどたどしくもそう考えた経緯を答えてくれた。

52 :以下、名無しが深夜にお送りします [saga]:2013/06/11(火) 23:53:07.17 ID:HytgWZCLo

「本当に、ごめんなさい」

ミカサの謝罪に適当に頷きながら頭を抱える。

恋は盲目とは言うが、そんなレベルではない。

よく考えなくても自分がやっていたことは変質者のそれではないか。

「何で俺、あんなことしてたんだろ」

誰も答えられはしないだろう。

自分にだってわからないのだから。

頭を抱え続けていると、ミカサが言う。

「私はなにがあってもエレンを守る。エレンを死なせないよう、失わないよう、エレンの傍に居続ける」

エレン、エレン、か……。

「私にとってはエレンが一番。ジャンとエレンが喧嘩をしたらエレンの味方をする。どちらか一人しか助けられないのならエレンを助ける。ジャンが憲兵団に行っても、エレンが調査兵団に行くのなら私はそれについていく。エレンが別れろと言えば、ジャンと別れる」

ん?

「それで良ければジャンと付き合うことは構わない」

「マジか……?」

ミカサは頷く。

「俺のことがエレンの次くらいには好きってことなのか?」

「エレンの次はアルミン」

んん?

「ジャンのことは特別好きではない。けれど嫌いでもない。だから付き合うに吝かではない」

「ええっと、つまり今はそんな好きでもないけど、とりあえずお試しで付き合うってことか?」

「そういうこと。けれど最優先はエレン」

「あ、そう」

「ちゃんと考えろと言われ、ちゃんと考えた結果。エレンのことは抜きで考えろと言われたけど、それは無理だった」

なんとも釈然としないが、振られるよりはましだろう。

……ましだよな?

「そういうことなら、これからよろしく」と頭を下げると、ミカサも「こちらこそ」と応えてくれた。

「ところで、誰にちゃんと考えろって言われたんだ?」

「エレン」

まあ、そうだろうな。

今度、ミカサに殴られるのを覚悟でエレンを一発ぶん殴っておこう。

終わり

関連リンク

renote.net

yama_130184k
yama_130184k
@yama_130184k

Related Articles関連記事

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

Read Article

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

Read Article

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

Read Article

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

Read Article

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

Read Article

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

Read Article

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

Read Article

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

Read Article

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

Read Article

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

Read Article

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

Read Article

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

Read Article

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

Read Article

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

Read Article

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

Read Article

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

Read Article

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

Read Article

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

Read Article

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

Read Article

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

Read Article

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

Read Article

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

Read Article

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

Read Article

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

Read Article

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

Read Article

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

Read Article

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

Read Article

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

Read Article

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

Read Article

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

Read Article

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

Read Article

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

Read Article

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

Read Article

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

Read Article

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

Read Article

目次 - Contents