【進撃の巨人】サシャ「ケーキ入刀!」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。コニーとサシャのバカコンビは今日も元気いっぱい。今回は特大ケーキ目当てに結婚式を行うと言い始め、兵団を巻き込んだ大騒動に発展していきます。
エレン「あれは……」
ミカサ「まさか……」
サシャ「―――討伐数、5です」スタッ
ジャン「サシャ…だと?」
ジャン(今の速度は、何だ…どうすればあんなに早く…)ハッ
ダズ「おい、ジャン…なんかくさくないか? この辺り」
ジャン「まさか、あいつ…放屁を推進力にプラスしやがったのか!?」
サシャ「……今の私は、自分を支配できている…ような気がします」
サシャ「放屁も自由自在です」
サシャ「恐ろしいほどに体が鋭敏に反応して、力もこもります…」
サシャ「さあ、鎧の巨人…次は貴方です」
鎧の巨人「…」
サシャ「思い知らんかい…食べ物の恨みの…恐ろしさを!」バシュッ
エレン「よせサシャ! 下手に突っ込んだら…!」
巨人「」ドターン
巨人「」バターン
巨人「」ズデーン
巨人「」ドゴーン
サシャ「討伐数9!」
エレン「何だよあの動き…」
ミカサ「放屁で速度を上げているだけじゃない…あんなジグザグ移動は、強い私でもできない」
アルミン「何がどうなっているんだよ…」
コニー「おいお前ら! サシャは…って、なにあれつよい」
鎧の巨人「ァアアアアアアアアアアアッ!!」ビュン
サシャ「お前さえ壁を壊さなけりゃぁああああああああああああああ!!」サッ バシュッ
サシャ「ケェッェェッェェェェエェェェェェェェェェエェェェキ!!」ガキィィン
鎧の巨人「…」ドヤァ
サシャ(刃が折れた……!? ッ!)ドテッ
鎧の巨人「…」ドシンドシン
コニー「今助けるぞサシャ!」バシュッ ガシッ
サシャ「すみませんコニー…弱点を狙ったんですが…!」
コニー「鎧なんだから硬いに決まってんだろ! この馬鹿!」
サシャ「わひぃ」
コニー「無茶して死んだりなんかしたら、一緒にケーキが食えなくなるだろうが!」
サシャ「コニー…」
コニー「ケーキが食いたいんじゃねえ! お前と食べるから価値があんだよ! 俺を一人にしやがったら承知しねえぞ!」
サシャ「…すんません…」
鎧の巨人「ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドゴォォン
サシャコニ「ぎゃああああああああああああああああ!!」
ベルトルト「ライナー…」
アニ(羨ましかったのか)
コニー「あっぶねー、危うく死ぬところだったぜ」
サシャ「無駄話している時間はありませんね…どうにかして、あの畜生を駆逐せんと…」
エレン「うぉらあああああああああああああ!!」ガキィィン
鎧の巨人「ウグァアアアアアアアアアア!!」ドヤァ
コニー「やっぱりうなじへの攻撃はダメなのか」
ダズ「どうすんだよぉ! 教官に教えられた弱点に当てても全然効かないじゃないか!」
ミカサ「鎧が硬すぎる…!」ガキィン
サシャ「そんな…弱点のない巨人だなんて…」
コニー(巨人の…弱点…)
鎧の巨人「ォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオン!!」バキィ
コニー(なんだ…なんかひっかかってるぞ。喉元まで出かかってるのに)
クリスタ「きゃあああああああああ!!」
鎧の巨人「…!」ピクッ ドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシン
ユミル「クリスタ! あの野郎、クリスタに特別反応してやがる!(てことはやっぱり…?)」
コニー(クリスタ…? 結婚式の企画したのがクリスタで…会場設営が…ライナー)
コニー(…ライナー? ライナー…そうだ、確かあいつが言っていた……!)
ライナー『縦1メートル、横10㎝だ』
ライナー『もしくは奴らのケツにぶち込む。弱点はこの二つのみ』
コニー「そうだ! サシャ! もう一つ弱点があったじゃないか!」
サシャ「……! そうか! ライナーの言っていた!!」
コニサシャ「ケツだ!!」
クリスタ「いやぁあああああこないでえええええええええ!!」バシュッバシュッ
鎧の巨人「…! …!! …!!!」フシューフシュー ドシンドシンドシンドシン
ユミル「おい! クリスタから離れろ! おい!」ガキィンガキィン
コニー「なんか知らんが、クリスタが上手く囮になってる。今がチャンスだ!」
サシャ「はい!」
ベルトルト「ライナー…どこまで自分を見失えば気が済むんだ…」
アニ「で、どうするの? 殺すの?」
ベルトルト「殺したいところだけど、鎧の巨人は無敵だからね」
ベルトルト「とても人類の装備では壊せない、絶対無敵の鎧を纏っている」
ベルトルト「それが本気になっているんだ…殲滅は確実だろうね」
アニ「……あの馬鹿」
コニー「お! ヤツのケツの谷間は赤色だ!」バシュッ
サシャ「赤いところは筋肉みたいに見えますし、あそこは鎧じゃないってことですかね?」バシュッ
コニー「さすがライナーだ…」バシュッ
サシャ「ッ! コニー!」
コニー「え?」
巨人「…!」バキィ
コニー「ぶはっ!?」
サシャ「はぁっ!」ズバァン
巨人「」ドテーン
サシャ「コニー! 大丈夫ですか、コニー!」
コニー「平気だ! 装備は壊れちまったが、俺は動ける!」
サシャ「コニー、すぐに撤退を…」
コニー「お前を一人にできるかよ…撤退なんか絶対しねえぞ、俺は」
サシャ「コニー…」ブワッ
鎧の巨人「ァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ドゴーン
サシャコニ「ぎゃああああああああああああああああ!」
ジャン「何なんだあの巨人…あいつらがイチャつき始める度に攻撃を…」
マルコ「まるで嫉妬しているようだ…」
コニー「そうか! おい! 誰でもいいからヤツの傍でイチャついてくれ! 俺に考えがあるんだ!」
ミカサ「…エレン」クイクイ
マルコ「…ジャン」クイクイ
鎧の巨人「…!」フシューフシュー ドシンドシンドシンドシン
クリスタ「もういい加減にしてぇえええええええええ!!」
ユミル「クリスタァアアアアアアアアア!!」
アルミン「あの巨人、どうやらクリスタとイチャつく男女に反応するみたいだよ」
アルミン「弧を描く壁の上にクリスタとバカップルを適当な距離で配置すれば、どちらを狙うべきか困惑して隙ができるんじゃないかな」
コニー「そうだ! それが言いたかったんだよ俺は!」
ミカサ「私とエレンが引き受けよう!」
エレン「え、なんで?」
ミカサ「人前でイチャつくことにかけて私たちの右に出る者はいない」
エレン「いや、そんなの心当たりねえよ」
ジャン「そ、それはおかしいぞミカサ!」
マルコ「そうだよ! 僕たちの右に出る者こそそれこそいない!」
フランツ「…俺たちの出番のようだな、ハンナ」
ハンナ「そうねフランツ! あの巨人に見せつけてやりましょう!」
アルミン「うん、二人が適任だね。思いっきり接吻でもかましてくれ」
フランツ「ああ! 任せろ! 今日はキスまでやろうかハンナ!」
ハンナ「そんな、人前でキスだなんて…/// でも、興奮する!」
ミカサ「…さすがに身を引かざるを得ない」
マルコ「…だね」ガックシ
エレン「おいクリスタ! 聞こえるな!?」バシュッ
クリスタ「エレン! 私を助けに来てくれたの!?」パァァ
ユミル(さっきから頑張ってんだけど)
エレン「すぐに壁の上に登れ! 南門の傍の、カーブしたところに向かってくれ!」
クリスタ「え?…う、うん! わかった!(助けに来てくれたんじゃないのかあ…)」
鎧の巨人「ォオオォォォォオオオオオ!!ォォォォォォォォォォォオ!!」ガァンガァン
ユミル「なんだこいつ…急に壁を殴りやがった」
ミカサ「エレン! ハンナとフランツが配置についた!」
エレン「クリスタも壁の上に上ったぞ! 鎧の野郎もクリスタを追うようにして作戦区域に向かってる!」
コニー「よし、サシャ! 俺たちも配置に!」
サシャ「はい!」
アルミン「…よし、鎧の巨人が作戦区域に入った!」
ジャン「緑の煙弾を打ち上げるぞ!」
ドシュッ
フランツ「…見てごらんフランツ。煙弾が上げられたよ」
ハンナ「ホントだね…雲に交じってとっても綺麗」ギュッ
クリスタ(旗のついた大砲…これね。ここに立ってればいいってエレンが言ってた)
鎧の巨人「ァアァァァァァァァアアアアグリズダァアアアアアアアアアアア!!」ドシンドシンドシン
フランツ「なあハンナ…今日ここで、君に伝えたいことがあるんだ」
鎧の巨人「……!」ピクッ
クリスタ(あれはハンナとフランツかな…?)
鎧の巨人「…! …!!」キョロキョロ
フランツ「見てくれ…夕日が綺麗だろう? ここでなら、きっと君の心に響くと思う」
鎧の巨人「…っ!」ドシンドシンドシン
クリスタ(地団太踏んでる…)
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フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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