【進撃の巨人】アルミン「こんなことならマルコと友達になるんじゃなかった」【厳選名作SS】
進撃の巨人の厳選名作SSを掲載しています。死後幽霊となったマルコは、アルミンに憑りついて色々なことをしてきます。マルコの死前提ですが、シリアスではなくギャグ要素多めになっています。
アルミン「こんなことならマルコと友達になるんじゃなかった」
1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:06:09 ID:41VcWx8o
アルミン「ジャン…もう部屋に帰って休もう…」
ジャン「…あぁ…」
アルミン「…」
ジャン「…なぁ、アルミン」
アルミン「…何?」
ジャン「オレ達も、誰にも知られずに死ぬのかもな…」
アルミン「…」
ジャン「…悪い、変なこと言った」
アルミン「…ううん」
ジャン「行こうぜ」
アルミン「うん」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:06:50 ID:41VcWx8o
スタスタスタ
アルミン「…」
ジャン「…」
アルミン「…ぅ」
ジャン「…」
アルミン「…くっ…ぅ…」
ジャン「…アルミン」
アルミン「…ご、ごめん……ごめ…ん…」
ジャン「…いや…」
アルミン「…う…ぅ…」
ジャン「…泣いてもマルコは帰ってこねぇよ…泣き虫が…」
アルミン「…ごめん…」
ジャン「…」
アルミン「さ、先に行くね…」タタッ
ジャン「あぁ…」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:07:23 ID:41VcWx8o
ジャン「…」
ジャン(あいつもマルコと仲良かったもんな…)
ジャン(…すまない、マルコ。オレはアルミンみたいに涙は流せないみたいだ)
ジャン(なんか実感わかねーよ…オレが死体拾ったのにな…)
ジャン(なぜかまだその辺にいる気がしてならねーんだよ…)
ジャン(…)
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:08:12 ID:41VcWx8o
アルミン「…ここまで来れば…誰もいないよね…」
アルミン「…」
アルミン「マルコ…」
アルミン「…」グッ
アルミン「」スゥッ
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:08:46 ID:41VcWx8o
アルミン「マッジでふざけんなよ!ゴリラのマネしながら着いてくんなよ!!!!」
マルコ「えぇー?でもなかなかいい出来だったでしょ?アルミンもウケてたじゃん」
アルミン「そうだね!でもあそこで笑ったら人として最低だからね!!」
マルコ「笑ってたじゃん。うわぁー最低だー」
アルミン「うっさいなぁ!!誤魔化すのめちゃくちゃ大変だったんだから!!」
マルコ「上手く泣いてると思わせてたね」
アルミン「あれ以上ジャンと一緒にいたらヤバかった…殴られても文句言えない…」
マルコ「笑っちゃいけない状況だと急に沸点低くなるよね。分かる分かる」
アルミン「分かっててやるから君ってタチが悪いよね!」
マルコ「あ、途中から徐々にクリオネにしてったんだけど分かった?」
アルミン「うるせぇ!蝋人形にしてやろうか!」
マルコ「怖い」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:09:52 ID:41VcWx8o
マルコ「ていうか蝋人形どころかもう死んでるし」
アルミン「うん…実体があったら殴りたいよ…」
マルコ「うーん…アルミンに殴られても正直ダメージないかな?」
アルミン「幽霊だしね…」
マルコ「いや、生前でも」
アルミン「ちくしょう」
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:10:33 ID:41VcWx8o
アルミン「え?ていうかなんで僕?なんで僕にしか見えないの?いままで幽霊とか見えたことないんだけど」
マルコ「そりゃ僕がアルミンにだけ見えるようにしてるからだよ」
アルミン「え?」
マルコ「まぁ都合がいい性能だよね」
アルミン「でも…なんで僕?ジャンのところに行った方がいいんじゃ…」
マルコ「いやー…ちょっとタイミング伺ってたんだけど…」
アルミン「うん」
マルコ「こんなにはっちゃけてるの見られたらいろいろ気まずいかなって…」
アルミン「おい。僕は?僕は気まずくなってもいいの?」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/20(木) 01:13:36 ID:Q5.wTQ/6
マルコ「だって所謂成長イベントだったじゃない。さすがにその辺は空気読むよ」
アルミン「お、おう…」
マルコ「だからアルミンのところに来ようかなーって」
アルミン「うん…喜んでいいのかな…」
マルコ「アルミン マイ フレンド」
アルミン「こんなことならマルコと友達になるんじゃなかった」
マルコ「またまたー」
アルミン「笑っちゃいけない時ピンポイントで狙ってこないでよ…埋葬の時とか本当に死ぬかと思った…社会的に…」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:27:31 ID:xp4Q2AeY
アルミン「ていうか成仏しなよ…僕にまとわりついて何日経つんだよ…」
マルコ「うーん?三日かな?」
アルミン「僕にはその三日が三週間に感じられたよ…成仏してよ…頼むから…」
マルコ「えぇーだって未練あるし」
アルミン「あ…」
アルミン(そりゃそうだよな…僕はなんてことを…)
マルコ「まだ披露してないネタあるし、もうちょっとフリーダムに楽しみたいし」
アルミン「塩ない?塩」ゴソゴソ
マルコ「ないよー」
アルミン「ちくしょう」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:28:02 ID:xp4Q2AeY
アルミン「ねぇ?君本当にマルコ?僕が知ってるマルコって真面目な優等生だったんだけど…」
マルコ「そう、実はオレ、コニーなんだ」
アルミン「コニー死んでねぇよ。このゴーストタイプが」
マルコ「それ悪口なの?」
アルミン「かみつく」
マルコ「そういえば最近ポケモンやってないなー」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:28:33 ID:xp4Q2AeY
マルコ「正直に言うとさ、訓練兵時代キャラ作ってた」
アルミン「え?」
マルコ「いや、憲兵に行くのにあんまりふざけてると評価マイナスになるかもしれないし」
アルミン「今現在、僕の中でマルコの評価はどんどんマイナスになってってるけどね」
マルコ「書き溜めたネタ帳が三年間で50冊を突破しました」
アルミン「え?もしかしてよく夜中に書いてたノートって…」
マルコ「三日でやっと一冊目の半分ぐらい披露できたかなー」
アルミン「マルコ…夜中まで勉強しててすごいなって思ってたのに…」
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:29:09 ID:xp4Q2AeY
マルコ「訓練兵時代は発散できなくてモヤモヤしてたけど、今となってはそれも関係ないからね」
アルミン「全力だよね…」
マルコ「実を言うと憲兵にいったらカミングアウトしようと思ってたんだー皆びっくりしただろうなぁ」
アルミン「確かにびっくりした。『一発芸やりまーす』って言いながら半分になったマルコが物陰からとび出してきたのは本当にびっくりした」
マルコ「やっぱりずっと真面目できたから意外だったよね」
アルミン「うん。僕がびっくりしたのはそこじゃないけどね」
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:29:57 ID:xp4Q2AeY
マルコ「まぁ、死んだのは残念だけど…いろんな縛りがなくなったからめっちゃ楽しいー!」
アルミン「はぁ…」
マルコ「アルミンもこっちくれば?」
アルミン「やめて、その軽いノリやめて」
マルコ「まぁ僕がアルミンの方に行けばいいんだけど」
アルミン「やめて」
マルコ「49日までは意地でもいるよ」
アルミン「塩っていくらぐらいかなぁ…僕の全財産でどれくらい買えるかなぁ…」
マルコ「同じ重さの金と同じくらいだって!」
アルミン「エリート塩でも作ろうかなぁ…誰か提供してくれないかなぁ…」
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/21(金) 21:48:23 ID:Huk4vbrA
マルコ「ていうかアルミン、なんかイライラしてない?」
アルミン「寝てないんだよ!夜な夜な耳元でカンノウ本の朗読すんなよ!」
マルコ「あ、イライラじゃなくてムラムラか」
アルミン「別に上手くないからね!?男の声で喘ぎ声再現されても気色悪いだけだから!しかも感情込めてやるなよ!」
マルコ「ちなみにあれジャンの本だよ。その前はトーマスのやつ」
アルミン「どうでもいいよ!ていうか死後カンノウ本漁られてるトーマスかわいそう…」
マルコ「許可はアルミンのカンノウ本と交換してとってあるよー」
アルミン「まっ、ちょっと、びっくりして何から言えばいいか分かんない」
23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/22(土) 10:26:26 ID:0WgQ2Zvg
アルミン「トーマスも幽霊になってるの?」
マルコ「うん。会ったよ。あとミーナとかフランツとか。もう皆成仏してったけど」
アルミン「え、そうなんだ…」
マルコ「楽しかったなぁ。幽霊皆でやったお疲れさま会。食事はできないからゲームとかやったりして…」
アルミン「君の場合はお憑かれさま会なんじゃない?」
マルコ「キャンプファイヤーでのマイムマイムはやっぱ定番だよなー」
アルミン「キャンプファイヤーって…おい!あの時か!こっちが悲嘆に暮れてる時に!」
マルコ「焼きマシュマロ食べたかったなぁ…燃料自分たちだけど」
アルミン「おい」
マルコ「あ、これはミーナが言ってたことだよ」
アルミン「うわぁ…こっちが悲しんでる時にマルコたちはレクやってたとか…うわぁ…」
マルコ「生きてるとなかなか全開ではしゃげないよねー全員テンション高くて凄かった」
アルミン「なんだろう…この温度差…」
24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/22(土) 10:26:58 ID:0WgQ2Zvg
アルミン「あぁ…ずっと話してたらかなり時間経っちゃった…」
マルコ「あ、そろそろ戻る?」
アルミン「うん…」
マルコ「じゃ、逝こうか」
アルミン「僕はまだ先でいいよ…そっちに引っ張らないで…」
マルコ「軽いゴーストジョークだよ。さぁごはんごはん!」
アルミン「わっ!断面こっちに向けるなよ。まだ若干慣れてないんだから…」
マルコ「あ、失礼。僕も若干慣れてないもんだから」
アルミン「食事前だというのに」
マルコ「マルコのココ、空いてますよ」
アルミン「物理的にね」
ライナー(なんだ…あれは…)
25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/22(土) 10:27:38 ID:0WgQ2Zvg
ライナー(いつまで経っても来ないから探しに来たら…アルミンの奴、一人でしゃべってやがる…)
ライナー(…そうだよな…あんなにいろいろあったんだ…心が疲れても仕方ない…)
ライナー(俺がよく気にかけておいてやろう…)
ライナー「(ちょうど今来たフリをして…)おう、アルミン、こんなところにいたのか」
アルミン「あ、ライナー」
ライナー「飯の時間だ。いくぞ」
アルミン「うん」
マルコ「ある程度遊んだらどっか旅行いこうかなー」
アルミン(こいつ本当に自由だなぁ…)
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:07:49 ID:Idbd8.Ak
数日後
マルコ「あれ?今日はなんかあるの?」
アルミン「ずっと僕にくっついてるんだから君も聞いてただろ?調査兵団が捕獲した巨人が誰かに殺されたんだ」
マルコ「あーそういえばそんなこと誰か言ってたね」
アルミン「そう。だから立体機動装置を使った形跡がないか検査するんだ」
マルコ「へぇー犯人見つかるといいな」
アルミン「…ねぇ、マルコ。こんな時に聞くのはなんだけどさ…」
マルコ「スリーサイズ?」
アルミン「違うよ…」
マルコ「BとWは激痩せしちゃったからな…Hだけでいい?」
アルミン「聞けよ」
31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:08:25 ID:Idbd8.Ak
アルミン「君ってやっぱり巨人に殺されたの…?」
マルコ「そうだよ」
アルミン「…そっか…」
マルコ「どうしてそんなことを?」
アルミン「ジャンがさ…君がどんな風に死んだのかって…言ってたんだ…」
マルコ「…そう。まぁ確かに人に看取られて死ねなかったね」
アルミン「…マルコが死ぬなんて思ってもなかった」
マルコ「…」
アルミン「…立体機動もそれなりに上手かったし、判断力も兼ね備えてた。そんなマルコが…」
マルコ「うわ、いきなり褒めないでよ。照れる」
アルミン「…」
コニー「お、アルミン、こんなとこで何やってんだ。早く行かないと怒られるぞ」
アルミン「あ、うん…」
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:09:03 ID:Idbd8.Ak
検査官「これを最後に使用したのはいつだ」
訓練兵「はっ!前の奪還作戦以来、使用していません!」
コニー「なぁ…やっぱり憲兵のほうがいいのかな…どう思う…?」
マルコ「憲兵かーなりたかったなー。行きたいなら行ってもいいんじゃない?」
アルミン「…」
マルコ「あ、旅行、シーナに行こうかな」
アニ「…あんたは人に死ねといわれたら死ぬの?」
コニー「へ?」
マルコ「王都見学ツアー…って行っても一人だけど…うん、楽しそう」
アルミン(本当に旅行するのか…)
マルコ「あ、今思ったけど普通に王見られるじゃん。生で。わ、楽しみ。早速行ってこよ」
アルミン(うるさい…ん?)
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:09:47 ID:Idbd8.Ak
検査官「これを最後に使用したのはいつだ」
アニ「奪還作戦以来、使用していません」
検査官「…うむ。使った形跡もないな…よし、いいだろう」
アルミン(…あれは!)
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:10:20 ID:Idbd8.Ak
アルミン(あの傷…へこみ…!間違いない!マルコの立体機動装置だ…!)
アルミン(なんでアニが…!?一体どういうことだ…)
アルミン(…調査兵団の巨人を殺したのはアニ…なのか…?)
アルミン(…さっきマルコは巨人に殺されたと言っていた…)
アルミン(考えろ…巨人殺し…アニ…立体機動装置…マルコの最期…)
アルミン(…)
アルミン(考えるより本人に聞いたらよくない?)
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:10:53 ID:Idbd8.Ak
アルミン(マルコ!マルコ!)キョロキョロ
アルミン(…あれ?)
アルミン(さっきまでいたのに…どこへいった?)
コニー「アルミン、キョロキョロしてどうしたんだ?」
アルミン「あ…なんでもないよ…」
アルミン(最近は鬱陶しい程絡んできたから近くにいるはずなんだけど…)
アルミン(あれ?あれれ?)
アルミン(…ん?そういえばさっき…)
マルコ『早速行ってこよ』
アルミン(…)
アルミン(奴、旅行に行きやがった)
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/23(日) 16:11:58 ID:Idbd8.Ak
検査終了後・井戸
アルミン「なんでこのタイミングでいなくなるんだよ!!」ワー
アルミン「濡れ落ち葉みたいにずっとくっついてたくせに!!」ワー
アルミン「よりによってなんで必要な時にいなくなるんだクソが!!」ワー
アルミン「バカ!バカ!バカ!バカ!もう…バカ!そばかす!」ワー
アルミン「」ハァハァ
アルミン「…でも今日は久しぶりにゆっくり寝れる…!」
ライナー(アルミン…井戸に向かって何か叫んでたな…大丈夫だろうか…)
38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/24(月) 22:18:45 ID:yY5ZpJHk
若干本誌のネタバレあり
アルミン「それから一週間、マルコは帰って来なかった」
アルミン「不思議なものであんなにうるさかったはずなのにいざいなくなると寂しいものだった」
アルミン「もしかしたらあれはマルコの幽霊でもなんでも無く、僕の願望が見せた幻だったのかもしれない」
アルミン「静かな夜、ふとマルコと過ごした訓練生活を思い返すと自然と涙があふれた」
アルミン「こんなに悲しい思いをするならマルコと友達になるんじゃなかったと何度も身勝手なことを考えた」
アルミン「僕はなんとしてでも彼の死の真相を確かめたい。そのためには…」
マルコ「ただいま」
アルミン「折角格好よく閉めようと思ったのにこの野郎」
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/24(月) 22:19:30 ID:yY5ZpJHk
アルミン「もう帰ってきたの?」
マルコ「うん。壁外調査までには帰ってこようと思って」
アルミン「…本当は?」
マルコ「王の枕元にずっといたら塩まかれた」
アルミン「やっぱりお金があると違うなぁ」
マルコ「あと…まぁ…うん…いろいろ黒かった…」
アルミン「?」
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/02/24(月) 22:20:11 ID:yY5ZpJHk
マルコ「そんなショックにも負けず、戻ってきた次第です」
アルミン「はぁ…」
マルコ「あ、そうそう。>>30だけど改めて自分の体をよく見たらWは別に激やせしてなかった」
マルコ「少し見栄張っちゃった。ごめんね!」
アルミン「うん…すごくどうでもいい…」
マルコ「そんなとこでこれからもよろしくね!」
アルミン「こんなことならマルコと友達になるんじゃなかった」
おわり
関連リンク
進撃の巨人の厳選面白SSまとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『進撃の巨人』に関する名作SSを厳選してまとめています。シリアスな本編に辛くなったら、たまにはクスっと笑える面白いSSをお楽しみください。中にはキャラ崩壊・ネタバレしているものもあるかもしれないのでご注意ください。
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ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。
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ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。
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ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。
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ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。
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エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。
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ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。
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ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。
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ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。
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ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。
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ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。
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ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。
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アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。
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進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。
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ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。
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クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。
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フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。
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イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ
イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。
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