バイオハザード ヴィレッジ(Biohazard Village)のネタバレ解説・考察まとめ

『バイオハザード ヴィレッジ』(Biohazard Village)は、カプコンより発売されたサバイバルホラー作品である。シリーズ本編としては8作目で、タイトルロゴも8作目を意味するローマ数字の「VIII」が重ねられる形で強調されている。『バイオハザード7』主人公イーサン・ウィンターズが引き続き主人公であり、前作では失踪した妻のミーアを探す物語だったが、今作は攫われた娘のローズマリーを取り戻すための物語になっている。そのため作品のテーマは"家族の絆"になっている。イーサンの物語の完結編。

醜い姿をしているため、他の貴族達からの扱いも軽んじられているモロー。

CV:西村太佑

通称"怪人モロー"。"人魚の家紋"を担う、ミランダに仕える四貴族の1人。
腰の曲がった大柄の男性。継ぎ接ぎだらけの上着とフードで全身を覆い隠している他、頭には村人の骨などで作った王冠を縛り付けている。背面にはボコボコとした無数の瘤のようなものがあり、更に触手が蠢くグロテスクな奇形であり背中に一対の目がついている。実際にアンジーからは「ブサイク」、ハイゼンベルクからは「ウスノロの怪物」と罵倒されていた。
下記の内部変異からか人造湖とその近くの坑道に隠れ住んでいる。チーズが好物で、よく古い恋愛映画を見ているらしい。
かつては下院の主を務める家系の出身であった他、ミランダ率いる異教徒の信者でもあった為、素直にカドゥを受け入れた。しかし他の四貴族のカドゥ適合率が"良好"、"極めて良好"と評価されているのに対し"やや低い"とされている。
肉体構造が魚類に近いものへと置き換わっているため、強力な胃液や粘液を操る能力を有している。前者は攻撃、後者は外敵の進路を阻む手段として用いているが、度々緑色の液体を嘔吐している。 また、不定期で細胞分裂が暴走して、背部の無数の目玉と細い足を持つ魚とカエルの合いの子のような巨大な怪物に変異する。この姿の弱点は口の中に隠れたモローの上半身。因みにこの変異はモロー本人にも制御出来ない。 四貴族の他3人がきちんとした拠点を用意されているのに対し、彼が湖の近くの坑道に住んでいるのはこの辺りにも理由もあると言える。
ライカンの様に人語を解せぬほどではないにしろ知能が大幅に低下。日記は全て平仮名で書かれている。上記の不安定な変異も含めて、四貴族の中で最も欠陥の多い個体と見なされており、他貴族には見下されている。
ただし頭の回転自体は決して悪くない様で、隠れ家でイーサンにフラスクを奪われた際、彼の気をひく話題で足止めしている間に出口を塞ぐなど、狡猾な場面も見せた。
ミランダを実母のように見ており、彼女を「お母様」「ママ」「ミランダ様」と呼び、喜ばせるのに必死。モローの実験施設は"モロー診療所"と書かれ、手記によれば以前は助手が居たらしい。なお、ミランダがイーサンを試す為に四貴族を対決させようとしているのを知っていた。
モローの猛攻を掻い潜り、風車を使って電力を供給し水門を開けると水が無くなり、モローとの直接対決になる。自分のテリトリーである湖の水がなくなったためか、戦いの末にイーサンに敗れ、肉体が風船のように膨張。ミランダに助けを求める叫びを上げながら跡形もなく破裂し死亡。死後もイーサンからは、「最期まで汚い野郎だ! 吐き気がする!」と嫌悪感を抱かれている。
モローの猛攻を避け人工湖の瓦礫や廃屋を渡り歩き水門を開くのが目的になるが、うっかり水中に落ちるとモローに呑み込まれ即死する。初見殺しやパズルのトラップが多いため、文字通り足元を掬われてモローの餌食となるイーサンが続出している様子。また、直接対決でも「とっておき」と称して胃酸を空に吹き上げ、屋根の下へ避難しなければ体力が最大でも即死する酸の雨を降らせてくる。どこか抜けているキャラクターに反してイーサンに対しての殺意が非常に高い、侮れない難敵とプレイヤーから恐れられている。
モローのデザインは日本のカッパに触発されている。

カール・ハイゼンベルク (Karl Heisenberg)

不遜な態度でイーサンに手を組むことを提案するなど、ミランダに忠誠を誓っているわけではないハイゼンベルク。

CV:白熊寛嗣
モデル:Joel Hicks、モーションキャプチャ:Neil Newbon

通称"ハイゼンベルグ卿"。"鉄馬の家紋"を担う、ミランダに仕える四貴族の1人。
村の外れにある工場を拠点とする工場長。ウェーブのかかった灰色の長髪と、口周りに蓄えられた髭が特徴の壮年男性で、丸いサングラスを掛けて、首には吊りはかり・ペンダント・ドイツ軍が使用したドッグタグをかけて、黒いソフトハットとオリーブ色のロングコートを着用している。
かなり砕けた態度で相手と接するが、性格は粗暴な言動と態度が目立つ上に、その本性はかなりの野心家。更には敵となる相手をショーのように痛めつけるのを好むサディスト。一方で、見かけや態度とは裏腹に狡猾な一面も持ち併せており、他の四貴族を倒したイーサンに対し利害の一致を用いて協力を持ち掛ける場面も。
その性格故か他の四貴族とは仲が悪い。特にドミトレスク夫人との仲はかなり険悪で、「その口をお閉じ坊や。今は大人が話してるの」「図体がデカいとエゴまでデカくなる」などと罵り合っていた。 また、ドナが持っているビスクドールのアンジーに対しても「ブサイクなサイコ人形」、モローについても「ウスノロの怪物」と唾棄していた。
ガラクタを寄せ集めたような長い鉄槌を携え、それを含めて周囲の鉄製の物体を磁力で操る能力を持つ。能力はカドゥの影響で、胸部にシビレエイのような"発電器官"が形成されている。この器官は脳と直結している為、ハイゼンベルクは脳を通じて全身の神経に電流を流すことで自らの肉体をコイルとして周囲に強力な磁場を展開し、自由自在に鉄製の物体を操れる。また素の身体能力も高く、巨大なハンマーを片手で軽々と持ち上げるほどの怪力を発揮している。
元々は東ヨーロッパの山脈に住んでいた工学の天才で、ハイゼンベルク家は村のすぐ外に位置するハイゼンベルク工場を運営し、山脈の他の3つの主要な家と一緒にマザー・ミランダにサービスを提供していた。実はハイゼンベルク自身も、拉致されカドゥを与えられ召使いとして洗脳された子供の1人である。それをハイゼンベルク自身が知っているかは謎だが、ミランダの亡き娘を蘇らせたいという自分勝手な思いと、家族(自分達)を"駒"や"実験台"と見なしている事を恨んでおり、自分自身が自由になるためローズマリーの力を利用してミランダを倒そうと画策していた。
イーサンとの最初の出会いはドミトレスク城に会った時で、捕まえたイーサンの処刑を担当する。その後ライカン達の巣になっていた村の砦に自身が預かっていたフラスクを置いてきたことをイーサンに告げ、フラスクをとれたらイーサンの実力を認めるとイーサンを試す。そしてイーサンがフラスクを取り戻したことにより、自身が拠点にしている工場に呼び共闘を持ちかけるがローズマリーを道具扱いするハイゼンベルクと意見が合わずに決裂する。
その後、吸い寄せた無数の金属片や工業機械と融合した異形の怪物となってイーサンと対決。背中に形成したタービンで殺そうとするが、一緒に巻き上げられた自らが作った自走砲の主砲を受けてしまい、最期は自らの敗北を認められぬまま、爆発四散した。
コンセプトは"ビクター・フランケンシュタイン"。
名前の由来は、アインシュタインよりも先に原水爆の理論を完成させたナチスドイツ所属の物理学者である、ヴェルナー・カール・ハイゼンベルクという人物だと見られている。

村人

エレナ・ルプ (Elena Lupu)

余所者であるイーサンのことを友人と呼び、イーサンの身を案じローズマリーが見つかるようにと言ってくれた心優しい女性。

CV:高橋雛子
モデル:Elisa Duncan

レオナルドの娘。村に入ったイーサンが初めてまともに交流がとれた村人。
負傷した父レオナルドをかばい、ルイザの屋敷に避難する。
レオナルドがライカン化した際には取り乱すものの、すぐに銃を取ってそれを撃退する気丈な性格。だが会ってすぐのイーサンを友人と呼び、彼の娘の心配や、城に行くと誰も帰って来ないから行かない方がいいと助言したり、心優しい女性。
屋根裏でライカン化した父が現れると思わず駆け寄ってしまい、ともに炎上する屋敷に転落していった。

レオナルド・ルプ (Leonardo Lupu)

他の村人を助けるために自身も怪我を負ってしまったレオナルド。

CV:佐々木省三
モデル:Louis Barker

エレナの父親。登場時点で負傷しており、ルイザの屋敷でライカン化して避難民を皆殺しにし、エレナに一時的に撃退されるが屋根裏でエレナとともに炎上する屋敷に転落していった。
他の村人同様に、余所者のイーサンに対して冷たい態度をとる。エレナ曰はく「人を頼るのが苦手」とのことで、ルイザの屋敷に避難後は少し慣れたのか、老婆についてイーサンとも話をしている。

ルイザ (Luiza)

余所者であるイーサンにも平等に接してくれたルイザ。

CV:竹村叔子
モデル:Zhanna Tase

生存者に対して、ラジオで自身の屋敷へ避難するよう呼びかけていた。余所者であるイーサンも屋敷の中に入れてくれる。だが、ライカン化したレオナルドに殺害される。
イーサン達が屋敷に着いた時既に彼女の夫はいなかったが、ルイザは生きていると祈るように信じていた。しかし彼女の夫も、村の中でクリーチャーによって殺されていた。

セバスチャン (Sebastian)

既に怪我をした状態でルイザの屋敷に避難している。

CV:梶川翔平

イーサン達が避難するより先にルイザの屋敷に避難しており、既に何らかの原因で負傷しており包帯などを巻いた痛々しい姿となっていた男性。ライカン化したレオナルドに殺害される。

ロクサーナ (Roxana)

ミランダに対して必死に祈りを捧げる。

CV:司薫
モデル:Sophiya Dezhakam

ルイザの屋敷に避難していた女性。ルイザの屋敷で旦那が亡くなったようで、ずっと泣いていた。
ライカン化したレオナルドに殺害される。

アントン (Anton)

酒を飲んで酔っ払っている。

CV:江頭宏哉

ルイザの屋敷に避難していた酩酊した男性。余所者であるイーサンに対して八つ当たりのように怒鳴り、同じように避難してきた他の村人に対しても絡んでいた。
しかしルイザによって宥められ落ち着く。
ライカン化したレオナルドに殺害される。

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「戦国BASARA」とはカプコンから発売されている人気アクションゲーム、及びゲームを原作にしたアニメーション作品。第一期、二期、劇場版をProduction I.Gが製作し、三期をテレコム・アニメーションフィルムが製作した。若い女性達の間で起こった戦国武将ブームの火付け役でもあり、漫画・アニメ・ドラマ・舞台など様々な媒体で展開している。

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バイオハザードIV アフターライフ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

バイオハザードIV アフターライフ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『バイオハザードIV アフターライフ』とは、2010年に公開されたポール・W・S・アンダーソン監督によるホラーアクション映画。 カプコンから発売された大ヒットゲーム『バイオハザード』の実写映画の第4作目の作品となる。ウイルス感染により荒廃した世界を舞台にアリスの死闘を描いており、同シリーズ3作目から1年後の『アフターライフ』では、原作ゲーム『バイオハザード5』からのオマージュ要素が多い。ゾンビ映画の中でも世界的に影響を与え、スリル満点のアクションや、ストーリーの充実度が注目を集めている。

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