セシル・ハーヴィ(ファイナルファンタジーIV)の徹底解説・考察まとめ

セシル・ハーヴィとは、スクウェアから1991年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーIV』の主人公であり、軍事国家バロンの飛空艇団「赤き翼」を指揮する暗黒騎士である。王に命じられた罪なき人々からクリスタルを略奪するという任務に疑問を持ったセシルは、王に進言しようとしたために王の怒りを買い、バロン国から追放されてしまう。バロンを離れて人として正しく生きる道を選んだセシルは「暗黒騎士」から聖なる騎士「パラディン」になるための試練に臨み、更に大きな試練へと立ち向かってゆく。

出典: i.ytimg.com

アダマンアーマー入手には激レアアイテムの「ピンクのしっぽ」が必要。

アダマンアーマーは今作における最強の鎧。アダマンアーマーに次いで強力な「クリスタルメイル」は防御力25だが、アダマンアーマーの防御力はクリスタルメイルを遙かに凌ぐ100を誇る。回避率は10%、魔法防御力20、魔法回避率12%であり、更に全ての能力値が15上昇する装備ボーナスに加え、ほとんどの属性とステータス異常に対しても耐性を持つ。DS版では魔法防御力も100に変更されており、全ての属性攻撃に対してダメージを4分の3減らす耐性が追加されている。セシル以外の全キャラクターも装備可能であり大変有用な防具だが、入手するまでの道のりが長いレアアイテムでもある。ミスリルの村から南東にある島でしっぽを集めている住人に「ピンクのしっぽ」を渡すとアダマンアーマーと交換することができるが、「ピンクのしっぽ」を渡す前に、幻獣の洞窟で入手できる「ネズミのしっぽ」を渡してあることも条件になっている。そして、アダマンアーマーとの交換に必要な「ピンクのしっぽ」は、月の地下渓谷の特定の部屋で「アラーム」を使うと出現するレアモンスター「プリンプリンセス」が落とすのだが、その確率はとてつもなく低い。
DS版では次の周回プレイに持ち越しができるが、暗黒騎士のセシルは装備できない点も注意が必要。また、バブイルの塔でのルゲイエとの戦闘で「リバースガス」を使われた場合、防御力と属性への耐性が裏目に出てしまい、回復ができなくなるという落とし穴があるので注意。

クリスタルリング

SFC版ではレッドドラゴンがドロップするが、確率はとてつもなく低く、根気強く戦闘を繰り返す必要がある。

クリスタルリングは防御力が20、回避率15%、魔法防御力が12、魔法回避率が10%で、装備時の素早さが5上昇する最強の腕用防具。全員が装備可能で、「リボン」で防ぐことができない眠り、麻痺、混乱を防ぐことができる。月の地下渓谷に出現する「レッドドラゴン」が極稀に落とすレアアイテムである。GBA版で追加されたモンスター「水晶竜」も稀に落とす。DS版ではレッドドラゴンから「盗む」ことで入手可能になっているが、その成功確率はわずか1%。入手したい場合は、月の地下渓谷の地下8階か9階で敵を出現させるアイテム「アラーム」を使い、レッドドラゴンと根気よく戦闘し続ける必要がある。

デカントアビリティ

カウンター

出典: news.mynavi.jp

「カウンター」はファブールから出港前にヤンの奥さんから受け取ることができる。

「カウンター」は、物理攻撃を受けた場合に、敵に反撃をするデカントアビリティ。スト-リー序盤にファブール城からバロンへ向かう船に乗る前に、見送りに来たヤンの奥さんからもらうことができる。反撃は一番上にセットされたコマンドが使用される。魔法がセットされていれば、詠唱時間を飛ばしてすぐに魔法が発動する。一番上が「HP+50%」「MP+50%」のように自身のステータスに反映するアビリティや、自分の攻撃力をアップする「暗黒」のように、敵に向けて使えないアビリティがセットされている場合には「たたかう」で反撃する。沈黙、小豚のように「特定の行動ができない」状態異常にかかっている際も、同様に「たたかう」での反撃になる。また、状態異常の中でもバーサク状態、徐々に石化の状態である場合には、カウンターが発動しない。
パラディンになったセシルにセットする場合は「かばう」と併用すると、カウンターで攻撃回数が少し増えるので便利。また、一番上にセットするアビリティを「けり」にするとカウンターで全体攻撃ができるので、モンスターの数が多い時に楽に戦える。味方の攻撃に対してもカウンターをしてしまう点には注意が必要だが、セットするアビリティの組み合わせによって戦闘を有利にできるアビリティである。Lv71以上の場合、ステータスの上昇値は力+1、体力+1となっている。

ひきつける

出典: kame5game.com

「ひきつける」はプリンプリンセス狩りの際に装備しておくと戦いやすくなる。

「ひきつける」は、装備したキャラクターが敵の単体攻撃のターゲットになるデカントアビリティである。ドワーフ城でゴルベーザと戦闘した後、ジオット王から受け取ることができる。Lv71以上でのステータス上昇は体力が+1となる。HPが高く、盾が装備できるセシルに「カウンター」と一緒に装備させることで、攻撃も兼ねることができるため相性が良い。セシル1人に攻撃が集中するので、回復時のMP温存にも便利。敵からの物理攻撃によるカウンターには効果がなく、「デルタアタック」のように対象がランダムになる攻撃にも効果がない点は注意。
レアアイテム「ピンクのしっぽ」を落とす「プリンプリンセス」を狩りたい場合は特に重宝する。厄介な攻撃が多いプリンプリンセスだが、バーサク耐性を持つ「クリスタルメイル」を装備したセシルに「ひきつける」と「カウンター」をセットしておき、カウンターでアイテム「ほしのすな」を発動させるようにしておくと幾分か戦いやすくなる。

がまん

出典: iphoneac.com

「がまん」は意識を失っているヤンを愛のフライパンで殴って起こすと手に入る。

「がまん」は自分の物理防御力を強化するデカントアビリティで、次のコマンド選択までの間、敵からの攻撃ダメージを4分の1に減らすことができる。バブイルの塔でヤンが離脱した後、シルフの住処で意識のない状態のヤンを「あいのフライパン」で殴ることで「ためる」と「けり」と一緒に入手することができる。「けり」と「がまん」を入手するためには、ヤンのデカントレベルが3まで上がっていることが条件になるため、地底のバブイルの塔での離脱時まで、ヤンにデカントアビリティを2つ以上セットしておく必要がある。「あいのフライパン」はシルフの洞窟でヤンと会った後に、ファブール城にいるヤンの奥さんに話しかけることで入手できる。Lv71以上のステータス上昇値は、体力+1とHP+10。発動までタイムラグがあるので、雑魚戦よりもボス戦での方が使い道が多い。DS版から追加された隠しボス「プロトバブイル」との戦闘では、セシルに「ひきつける」と一緒にセットして盾役にすると攻略しやすくなる。

HP+50%

バブイルの巨人攻略後にバロンの兵士の1人から受け取ることができる。

「HP+50%」は最大HPが50%増加するデカントアビリティ。バブイルの巨人を攻略後に、バロン城の屋上にいる「赤き翼」の兵士に話しかけると入手することができる。最大HPが6666以上の時にセットするとHP9999にすることが可能。使用するキャラクターのHPに依存するアイテム「ボムのたましい」や「赤い牙」などの牙系アイテム、での攻撃威力の引き上げに使えるため、もともとHPが高いセシルが使うとより大きなダメージが期待できる。Lv71以上ではHP+10のステータス上昇となるが、ステータスの上昇値はいまいちのため、一時的にHPを上げたい場合や、ボス戦向けの強化用として装備すると良い。

せいしんは

もともとフースーヤの専用アビリティだったが、DS版ではデカントアビリティとして他のキャラクターも使用可能になった。

「せいしんは」はもともとはフースーヤの専用コマンドで、味方全員のHPを少しずつ回復するものであったが、DS版からはMPを回復する仕様に変更になっている。デカントアビリティは、バブイルの巨人をクリアし、フースーヤが離脱した後に「月の民の館」の1階で入手できる。Lv71以上でのステータスの上昇値は精神+1。
戦闘終了またはアビリティをセットしたキャラクターが戦闘不能になるまでの間、味方全員のMPを5~10ポイント回復させることができ、回復の間隔は約3秒ごと。石化状態になっても効果が持続し、アビリティをセットしたキャラクターが戦闘不能になった場合はかけ直しが必要だが、それ以外のキャラクターが戦闘不能になった場合は復活後も効果が続くので、再度かけ直す必要がない。HPが高く、他のキャラクターと比べると戦闘不能になりにくいセシルにセットしておくと、かけ直し分の時間のロスを減らせる。特に長期戦で役立つアビリティであり、魔法を多用する場面やラスボス戦でも活用できる。

セシル・ハーヴィの関連人物・キャラクター

ローザ・ファレル

飛空艇団を解任されたセシルに課された新しい任務に不安な表情を見せるローザ

mori1210b4
mori1210b4
@mori1210b4

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