進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ
『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。
ウォール・シーナ南の突出区。ウォール・ローゼ破壊の報を受けたエレン達はここを通過して応援に向かう。壁を神として崇めるウォール教の司祭・ニックが、壁の秘密を知る存在としてヒストリアの名前を挙げた場所でもある。
ストヘス区
ウォール・シーナ東の突出区。「女型の巨人」ことアニとの決戦の舞台となり、一般民衆にも大きな被害が出た。その戦闘の際、壁の中に巨人が埋まっていることが明らかになる。
ヤルケル区
ウォール・シーナ西の突出区。本編中ではほとんど登場しない。
オルブド区
ウォール・シーナ北の突出区。巨人化したロッド・レイスの侵攻を食い止めるため、外壁で激しい戦いが繰り広げられた。ヒストリア・レイス(偽名クリスタ)が巨人にとどめを刺した様子をオルブド区の民衆が目撃し、ヒストリアが女王として民衆に支持される基盤となった。
北部レイス家領
ヒストリア・レイスの出身地。この地にある教会の地下には巨人の能力で造り上げた巨大な地下空間があり、歴代の「始祖の巨人」継承の場として利用されていた。グリシャ・イェーガーがフリーダ・レイスを捕食して「始祖の巨人」を奪った場所でもあり、5年後「始祖の巨人」を奪い返そうとしたロッド・レイスによって、エレンがヒストリアに捕食されかけた場所でもある。
この地下空間を形成している発光石は、後にエネルギーを消費しない照明として広く使われるようになり、壁内工業の生産性を高めた。
王都ミットラス
壁内の王が君臨する政治の中心地。しかし現在のフリッツ王は人々の目を欺くための偽りの王であり、実際は地方貴族のレイス家が真の王家として実験を握っている。850年に兵団が偽りの王を打倒するクーデターを起こし、真の王家であるヒストリア・レイスが女王として即位することとなった。
王都の地下にはかつて巨人から逃れるために建設された地下街の跡地が残っているが、結局移住計画は中止されたため、今では貧民や犯罪者の集まるスラムと化している。調査兵団のリヴァイ兵士長も王都の地下街出身者である。
壁内の戦いの推移
845年 超大型巨人出現
845年、突如出現した「超大型巨人」によってシガンシナ区が破壊される。同時に「鎧の巨人」の突進によりウォール・マリアとシガンシナ区を繋ぐ内扉も破壊され、多数の巨人が流入。人類はウォール・マリア区域の放棄し、活動領域の後退を余儀なくされた。これにより食糧危機が深刻化し、アルミンの両親を始めとした人々が「奪還作戦」の名目で口減らしされてしまう。
850年 トロスト区防衛線
それから5年後、今度はウォール・ローゼの南端突出区であるトロスト区の扉が「超大型巨人」によって破壊される。ちょうどその頃精鋭部隊である調査兵団は壁外調査に出ていて不在であり、主人公のエレンら訓練兵までもが防衛に駆り出される。
多くの仲間が死んでいく中、エレンは自身に秘められた巨人化の力を目覚めさせる。そして巨人化したエレンにより、トロスト区の扉は岩でふさがれ巨人の流入を抑えることができた。しかしその代わりに人類側もトロスト区から壁外に出られなくなり、今まで調査兵団が苦労して築き上げてきたトロスト区からシガンシナ区へのルートが使用できなくなってしまった。
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