ティナ・ブランフォード(ファイナルファンタジーVI)の徹底解説・考察まとめ
ティナ・ブランフォードは、スクウェアから1994年に発売されたロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーVI』の主要キャラクターの1人であり、1000年前に失われたはずの「魔導」の力を生まれながらに持つ不思議な少女である。魔導の力によって世界支配を目論むガストラ帝国に操られていた。自我を抑えられていたために、自分が何者で、なぜ自分だけが魔導の力を持っているのかと苦悩するが、仲間達との出会いや自身の出生の秘密を通して、自分の力を帝国と戦うために使うことを決意する。
敵、味方問わず対象の相手の魔法効果を打ち消す間接魔法で、ティナは魔石を使わずにレベル37で修得が可能である。消費MPは25。状態異常を治す魔法「エスナ」では治せない狂戦状態の「バーサク」、魔法をはね返す「リフレク」、空中に浮かんだ「レビテト」の状態を解消することができるが、戦闘不能後1度だけ自動で復活できる魔法「リレイズ」も解除されてしまうので、リレイズを味方にかけている場合は注意が必要である。魔石「ユニコーン」「アレクサンダー」から修得可能。
ファイガ
「ファイア」「ファイラ」の上位魔法であり、炎属性のダメージを与える魔法である。ティナはレベル43で自力で修得できる。魔石を使用する場合は「ヴァリガルマンダ」「フェニックス」から修得可能。消費MPは51と大きいが、炎属性を持つ敵に対して大きな威力を発揮する。また、使用後は破損してしまうが、盾「フレイムシールド」を戦闘中にアイテムとして使用した際にも発動する。
アレイズ
「レイズ」の上級魔法。消費MPは60とかなり多いが、味方単体の戦闘不能状態を解消し、HPを全回復することができるため、終盤の戦闘時には重宝する。レイズと同様にアンデットの敵に使用して即死させることも可能。ティナはレベル49で自動で修得できるが、魔石を使用する場合は「フェニックス」からのみの修得となる。なお、敵がアレイズを使用した場合のHP回復値は9999となる。
ホーリー
聖属性の攻撃魔法。全体ではなく、単体への攻撃であり消費MPは40である。ティナはレベル57になると覚えることができ、魔石「アレクサンダー」からも修得が可能である。武器「ホーリーロッド」をアイテム使用することでも発動する。前作「ファイナルファンタジーV」までは「白魔法において唯一の攻撃魔法」とされていたが、今作での魔法は「白魔法」「黒魔法」ではなく「回復魔法」「攻撃魔法」「間接魔法」と分けられているため、前作までの位置づけはなくなっている。剣「ライトブリンガー」での攻撃時に、25%の確率で追加発動する場合がある。
ブレイク
単体を石化させることで戦闘不能に陥らせる攻撃魔法。消費MPは25。即死魔法「デス」が効かないアンデットの敵にも効果がある。成功すれば心強い魔法であるが、即死耐性のある敵には効果がなく、成功率も決して高くはない。そのため使用頻度は低くなりがちだが、「魔大陸」のモンスターには効くことが多いので、「魔大陸」に向かう前に修得しておくと役に立つ。また、剣「ブレイクブレイド」での攻撃時に25%の確率で追加発動する。ティナはレベル68で修得できるが、ブレイクを修得できる魔石「カトブレパス」がゲーム中盤で手に入るため、魔石を使用した方が早く覚えられる。
グラビガ
重力によって敵全員のHPを1/4まで減らす攻撃魔法。消費MPは48。ティナはレベル75で自力修得が可能である。魔法自体の命中率は高くなく、使い勝手は良いとは言えないが、全体攻撃なのでHPが高いモンスターが複数現れる戦闘の場合は命中すれば有利となる。魔石「ミドガルズオルム」と、GBA版では「ディアボロス」からも覚えられるが、魔石が手に入る時期はゲームの終盤であるため、グラビガを使える時期は限られる。
メルトン
敵、味方関係なく、全員に炎属性と風属性の大ダメージを与える魔法である。ティナがレベル86になると魔石を使わずに修得することができる。道のりは険しいものとなるが、世界崩壊後に伝説の8匹の竜を全て倒すことで手に入る魔石「ジハード」からも修得が可能。味方にもダメージが及ぶため、注意しないと「全滅」しかねない恐ろしい魔法であるが、炎属性を吸収する防具をあらかじめ装備しておくことで、敵への攻撃と味方への回復を同時に行える。また、属性の吸収による回復はできないが、「雷神の盾」を装備していれば、風属性を無効にでき、ダメージを防ぐことが可能である。使用MPは85ポイントであり大量消費となるため、アクセサリ「金の髪飾り」や「スリースターズ」で使用MPを減らせるようにしておくと便利である。
アルテマ
出典: cslbook.com
アルテマは「究極」を意味する名前の通り、最強の攻撃魔法である。無属性であり、魔法防御を無視し、敵全体へ大ダメージを与える。ティナは魔石なしで覚えることができるが、その修得レベルは最大値の99である。最も簡単に修得できる方法は魔石「ラグナロック」だが、この場合は剣「ラグナロク」の入手を諦める必要がある。また、「英雄の盾」を装備することで修得することも可能だが、その為には「血塗られた盾」を装備し、呪いが解けるまで戦闘を繰り返さなければならないが、他の魔法とは桁の違う威力を誇る。「メルトン」と同様にMP消費量が80でかなり大きいため、こちらも「金の髪飾り」「スリースターズ」を装備した上で使用できると良い。
トランス
一定時間の間、幻獣に変身しパワーアップすることができるティナの固有コマンド。ゲーム中盤、ティナが自分の出生を知るイベントの後から使用できるようになる。トランス状態の間は、攻撃時のダメージが2倍となり、受けるダメージについては半減、ステータスも2倍となる。ティナは魔力ステータスがもともと高いため、トランス状態で魔法を連発するとボス戦でも強力なダメージを与えることが可能。魔法ダメージがアップするアクセサリ「イヤリング」を装備すると更なるダメージが期待できる。トランス直後は満タンのゲージが表示され、行動の有無に関係なく徐々に減っていき、ゲージが空になると自動的に元の状態に戻る。トランス中に「もどる」を選択してトランスを解除することも可能。トランスが可能な時間は、はじめのうちは短いが、戦闘で「魔法習得値」を得ることより少しずつ増加し、上限は128ポイントである。トランスゲージが空になった場合は、魔法習得値を8ポイント得るまでは再使用できないが、「もどる」を使用することで温存が可能である。
瀕死必殺技「ライオットソード」
瀕死状態のティナのコマンド選択時に「たたかう」を選ぶと、ごくまれに発動する必殺技。発動確率は16分の1であり、技の攻撃力は142と非常に強力である。魔導の力を衝撃波に変え、敵単体に魔法防御力を無視した無属性の大ダメージを与える。
武器
ティナの「攻撃力」ステータスそのものは決して高くはないが、「魔導戦士」という職業柄、短剣、剣、騎士剣、フレイルを装備することができる。剣、騎士剣については強力なものが多いため、両手に武器を持つことで2回攻撃ができるアクセサリ「源氏の小手」や、4回連続攻撃が可能なアクセサリ「皆伝の証」を活用することで、力押しで戦うことも可能である。
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目次 - Contents
- ティナ・ブランフォードのプロフィール・人物像
- ティナ・ブランフォードの来歴・活躍
- オープニング~ナルシェでの幻獣攻防戦
- 幻獣と共鳴する
- 魔導の力は「希望の光」
- ゾゾ~魔大陸
- 幻獣と人間のハーフだった
- 世界崩壊後
- 「愛する」ことを知る
- 最終決戦後
- 人間として生き続ける
- ティナ・ブランフォードの能力
- 戦闘スタイル・特徴
- 魔石を使わなくても習得が可能
- 魔法
- ケアル
- ファイア
- ポイゾナ
- ドレイン
- レイズ
- ファイラ
- テレポ
- ケアルラ
- デスペル
- ファイガ
- アレイズ
- ホーリー
- ブレイク
- グラビガ
- メルトン
- アルテマ
- トランス
- 瀕死必殺技「ライオットソード」
- 武器
- 騎士剣「アポカリプス」
- 防具
- 神秘のヴェール
- ミネルバビスチェ
- アクセサリ
- 「スリースターズ」「ソウルオブサマサ」で魔法が最強に
- 力で押すなら「源氏の小手」「皆伝の証」+剣装備で連続攻撃
- 「リボン」で状態異常を防ぎ「ミラクルシューズ」で戦闘時ステータスを底上げ
- ティナ・ブランフォードの関連人物・キャラクター
- 反帝国組織リターナー
- ロック・コール
- エドガー・ロニ・フィガロ
- セリス・シェール
- バナン
- ガストラ帝国
- ケフカ・パラッツォ
- ガストラ皇帝
- レオ将軍
- 幻獣界
- マディン
- マドリーヌ
- モブリズの村
- 村の子供達
- ディーン
- カタリーナ
- ティナ・ブランフォードの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「人を愛することはできるの?」
- 「私がやる。私にしかできない!」
- 「幻獣と人間が愛し合えるのなら…その子である私と人間とは…愛し合えるのかしら?」
- 「人はみな力が欲しいのね…私みたいになりたいのかしら」
- 「私、戦える。みんなの未来を守るため!そして新しい命をこの世界にはぐくむため!」
- ティナ・ブランフォードの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 当初ティナは消えてしまう想定
- 海外版の名前はティナではなく「テラ」
- 他キャラクターとの区別のためティナの髪色を変更