ライナー・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ライナー・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団の団員。主人公エレン・イェーガーとはウォールローゼ南区第104期訓練兵団時代の同期である。責任感が強く、リーダーシップもあることから同期の中ではまとめ役を担っていた。しかし、その正体はウォール・マリアを破壊した「鎧の巨人」であり、始祖奪還を目的にパラディ島に送り込まれたマーレの戦士である。正体が判明した後はたびたびエレン達と対立し、始祖の力を巡って死闘を繰り広げていく。

シガンシナ区でライナー達はジークと合流する。ライナーとベルトルトは今すぐアニを救出するべきだと主張したが、作戦方針を決めるためのジークとの決闘に敗れ、結局この地で調査兵団を待ち構えることに決まった。
そしてようやく訪れた調査兵団との決戦の日。ライナーは壁の中に潜んで不意打ちするはずだったが、アルミン・アルレルトに計画を見抜かれ発見されてしまう。それでもなんとか致命傷は逃れ、変身してエレンとの戦闘に及ぶが、調査兵団が開発した新兵器「雷槍」の前に手も足も出ず追い込まれてしまう。
頭を吹き飛ばされる瞬間、とっさに意識を全身の神経網に移し、巨人の脳を利用したことでライナーは死亡を免れた。その後ベルトルトの加勢によって一時は盛り返すも、エレンとアルミンによる陽動作戦によりベルトルトは敗北。ライナーも復活して104期の仲間と対決するが、顎を吹き飛ばされた上雷槍を口の中で爆破され、本体を引きずり出されてしまった。
瀕死の重傷を負ったライナーだが、同期達がとどめをためらう隙に間一髪「車力の巨人」に救出される。
ユミルの持つ「顎の巨人」を取り返すことはできたものの、ベルトルトを失いアニを島に残したままという不本意な状態で、ライナーはマーレ本国へと帰還したのだった。

マーレ帰還後

本国に帰還したライナーはパラディ島作戦の失敗を一手に引き受け、「鎧の巨人」を剥奪される寸前まで追い込まれた。しかしその後の中東連合との戦争などで多くの戦果を挙げ、マーレの戦士隊副長に就任したライナーは誰からも認められる戦士となった。
スラバ要塞攻略戦においては戦艦からの砲撃を身をもって受け止め、「獣の巨人」を守り抜き勝利に貢献した。
しかし「鎧の巨人」までも貫く対巨人砲の登場により、兵器としての巨人の時代はすでに終わりかけていた。マーレは諸国に対する戦力的優位を維持するため、4年ぶりに本格的な始祖奪還作戦に乗り出す。
表面上はマーレのために喜んで身を捧げると言うライナーだが、実際はパラディ島で負った心の傷から未だに立ち直れずにいた。見た目も精神的なストレスと迫る任期(「九つの巨人」継承者は、「ユミルの呪い」により継承から13年しか生きられない)のせいでやつれ、実年齢以上に加齢が目立つようになっていた。
従兄で戦士候補生のガビ・ブラウンと共に家族の食卓を囲んだ際は、潜入任務時代のことについて聞かれると「そこにいた日々はまさに地獄だった」と懐かしさをにじませながら語り、家族を困惑させている。
悪夢を見てうなされることも多く、ついには自らライフルを口にくわえて自殺未遂に及ぶほどに、ライナーの精神は追い込まれていた。
それでもガビや同じく戦士候補生であるファルコ・グライスの存在を拠り所になんとか自分を保っていたライナーだが、レベリオ区での宣戦布告式典の夜、ついにライナーの精神は限界を迎える。

エレンとの再会

式典の夜、ファルコに呼び出されたライナーはステージ裏の地下室に案内される。そこには大人になったエレンの姿があった。
声を震わせながら「何しに…ここに来た?」とエレンに問うライナー。エレンはその質問に対し「お前と同じだよ『仕方なかった』ってやつだ」と答え、かつてのライナー達が壁内の人類にしたことを、今度はエレンがここにいる民衆にするつもりなのだと明かした。
そしてエレンは、海を渡って敵であるマーレ国民と共に生活し、海の外も壁の中も同じなのだと気づいたと語る。その淡々とした態度から、かつてのエレンのような怒りや殺意を感じ取ることはできなかった。
エレンは「壁内人類は悪魔」だという思想を強制され、壁を壊す以外に選択肢のなかったライナーに同情し、「お前…ずっと苦しかっただろ?」と彼の罪を赦そうとする。
しかしライナーは自らエレンの赦しを拒絶し、自分が英雄になりたいがために作戦を続行したこと、誰かに尊敬されたかったから兄貴面を気取っていたことを吐露する。そして「お前の母親が巨人に食われたのは俺のせいだ!!」と自分の罪を認め、「俺を…殺してくれ…もう…消えたい…」とエレンに自分を殺してくれるよう地面に頭を擦り付けて懇願した。
そんなライナーにエレンは手を差し伸べ立ち上がらせる。しかしパラディ島への宣戦布告が行われた瞬間、エレンは巨人化し式典参加者達を虐殺し始める。

レベリオ区襲撃

ライナーはエレンが巨人化した瞬間、とっさに硬質化の殻を作ってファルコを守った。しかしエレンとの再会で生きる気力を失ったことで、硬質化したまま呼びかけに応じなくなってしまった。
一方エレンを筆頭にしたパラディ島勢力は、立体機動装置の機動力でマーレ軍を蹂躙。「車力の巨人」は戦闘不能に陥り、タイバー家の保有する「戦鎚の巨人」までもがエレンに捕食されてしまう。エレンが次に「顎の巨人(この時の継承者はマルセルの弟のポルコ・ガリアード)」を捕食しようとする中、その光景を見ていたガビとファルコは眠っていたライナーに助けを求める。
その声に応じて目覚めたライナーは、エレンから手痛い一撃を食らいつつも「顎の巨人」を取り返す。そして巨人の力を使い果たしたエレンは、満身創痍のライナーに「またな」と声をかけながら撤退していくのだった。

パラディ島奇襲作戦

レベリオ区襲撃後、ジークが裏切りパラディ島勢力と裏で手を結んでいたことが判明。ライナーはジークが何か企てていると推測し、その目論見をくじくため、また飛行船に乗ってパラディ島に渡ったガビとファルコの救出のため、世界連合軍の集結前に一刻も早くパラディ島を奇襲すべきと提案。
テオ・マガト元帥はライナーの提案を受け、マーレ全軍でパラディ島に攻撃を仕掛ける。戦いの舞台となったシガンシナ区でライナーはエレンと再び邂逅し拳を交える。
そこに参戦したジークは、事前に自身の脊髄液入りワインを飲ませていた兵士達を「叫び」で無垢の巨人に変える。その中には、事故で脊髄液を口にしてしまったファルコも混じっていた。ライナーはファルコを人間に戻すため自分を捕食させようとするが、そこへ回復する力も使い果たした満身創痍のポルコが現れた。ポルコはライナーの代わりに自分をファルコに捕食させ、「顎の巨人」を継承させる。
その隙にエレンは自身の巨人から脱出し、生身でジークと接触しようとする。ライナーはエレンを食い止めようとするが同期のジャン・キルシュタインやコニー・スプリンガーの妨害を受け、結局エレンとジークの接触を許してしまう。

「地鳴らし」発動

王家の血を引くジークと接触したことによって、エレンは自らが持つ「始祖の巨人」の能力の全てを支配できるようになった。そしてエレンは世界を滅ぼすため、壁の中の超大型巨人を目覚めさせ「地鳴らし」を開始する。
「エレンに世界は滅ぼされる」と絶望に暮れるライナー。おまけにエレンが全ての巨人の硬質化を解除したことによりライナーの鎧も剥がれ、ガビを守ろうとしたライナーは壁の破片をまともに受けて重傷を負ってしまう。
ガビはライナーを安全な家の中に寝かせ、コニー達に連れ去られたファルコを探しに出かけていった。ガビとファルコが戻ってきた時、そこには数年ぶりに硬質化から目覚めたアニや、コニーやミカサ、アルミンら104期の姿があった。
「地鳴らし」阻止という共通の目的のため、ライナー達マーレ陣営と調査兵団の生き残りは手を組むことになった。しかし敵同士だった者達がすぐに遺恨を忘れられるわけもなく、ライナーはマルコを殺した罪を問われてジャンに殴りつけられる。それでもガビとファルコの懸命な願いによって、ジャンはライナーを許せないながらも共に戦うことを受け入れた。

天と地の戦い

光るムカデを押さえつけるライナー

エレンを指示するイェーガー派の妨害を突破し、なんとかライナー達は肋骨のような異形の姿と化したエレンの元にたどり着いた。エレンが生み出した歴代の「九つの巨人」に苦戦し、追い詰められていくライナー達。一度戦線から離脱したファルコが翼を持った巨人に変身し、ガビやアニを連れて加勢に来たことで何とか全滅は免れるも、不利な状況は続いていた。
だがその時、始祖の中に取り込まれたアルミンが、同じく「座標」にいたジークや命を落とした巨人化能力者達を説得したことにより、「九つの巨人」の一部を味方につけることに成功する。そしてジークが自分自身をリヴァイに殺させたことで、「地鳴らし」は停止。その隙にジャンがエレンの首を爆弾で吹き飛ばした。
その瞬間エレンの脊髄から光るムカデのような生命体が出現し、エレンの首を繋げようとする。ライナーはそれを阻止するため光るムカデを抑え込んだ。そしてベルトルトから「超大型巨人」を受け継いだアルミンが変身した際の爆発により、エレンの体は木っ端微塵に吹き飛ばされる。

一同が安堵したのもつかの間、エレンは人型に姿を変えて再出現する。しかも光るムカデが噴出したガスにより、巨人化能力者とアッカーマン家の人間以外のエルディア人は皆無垢の巨人と化してしまう。
ライナー達が最期の力を振り絞って戦う中、ついにミカサがエレン本体にとどめを刺す。始祖はこの世から消滅し、巨人の力はこの世から消滅する。ライナーは最後の鎧の継承者となった。ライナーが再会した母親にそのことを伝えると、母カリナは「ずっと…ごめんね これ以上何も…いらなかったんだよ」と言って優しくライナーを抱きしめるのだった。
それから3年後、エレンを倒したライナー達は世界を救った英雄として、エルディア国との和平交渉を行う連合国大使に任命された。

ライナー・ブラウンの能力

「鎧の巨人」

「鎧の巨人」の特徴は、何と言ってもその圧倒的な防御力。全身を硬質化した皮膚で覆っており、対巨人用ブレードはもちろん砲弾にもびくともしない頑丈さを持つ。
ただし構造上関節部分は硬質化で覆うことができず、巨人による関節技や膝の裏などを的確に狙った斬撃は有効。また、同等の硬質化能力を持った巨人相手には弱く、硬質化を一点に集中させた打撃を受けるとあっけなく鎧が打ち砕かれてしまう。
作中ではさらに、対「鎧の巨人」用として調査兵団技術班が開発した新兵器「雷槍」による集中攻撃を受け、あわや戦死寸前まで追いつめられた。
その際は、本体の頭部を吹き飛ばされる直前に意識を巨人の神経網に移すという最終手段に出たことで、ライナーはなんとか窮地を脱している。

ライナー・ブラウンの関連人物・キャラクター

ベルトルト・フーバー

マーレの戦士の仲間。幼い頃、落ちこぼれだったライナーに唯一手を差し伸べたのがベルトルトであり、成長してからも互いを相棒と認め合う親密な関係を築いている。
訓練兵時代もよく行動を共にしていたが、消極的なベルトルトはライナーの影に隠れることが多かった。
罪悪感に押しつぶされて人格を分裂させたライナーのことを冷ややかな目で見ていたベルトルトだが、自身も罪悪感から弱気になり、裏切ったかつての仲間に泣き言をこぼす場面もあった。それでもシガンシナ決戦において確固たる決意を示し、戦闘不能になったライナーに代わって調査兵団を翻弄した。

renote.net

アニ・レオンハート

shuichi
shuichi
@shuichi

Related Articles関連記事

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃の巨人(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創による日本の漫画作品。『別冊少年マガジン』で連載されていた。ジャンルはダークファンタジーであり、人類存亡をかけて巨人との戦いに挑む人々の物語が描かれている。巨大な壁に守られた人類達の元に、圧倒的な力を持った「巨人」が出現。主人公のエレン・イェーガーは目の前で母を捕食され、巨人の殲滅を誓う。日本国内だけでなく、海外からの人気も高く、テレビアニメや実写映画化をはじめ、様々なメディアミックス展開がされている。

Read Article

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

進撃の巨人の九つの巨人まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界を舞台に、巨人を駆逐することに執念を燃やす主人公エレン・イェーガーの戦いを描く。作中ではエレン以外に巨人化の能力を持つ人物が登場し、それらは「九つの巨人」と呼ばれている。「九つの巨人」はそれぞれ「始祖の巨人」や「鎧の巨人」などの固有名称を持ち、普通の巨人とは一線を画す特殊技能を持っている。

Read Article

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

進撃の巨人の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『進撃の巨人』は、諫山創原作の漫画である。少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で2009年から連載された。突如現れた巨人により人類は滅亡の危機にさらされるが、巨大な壁を建設することで100年間平和を保ってきた。しかしある日超大型巨人が壁を蹴破り、人類は再び巨人の襲来に遭う。巨人に母を捕食された主人公・エレンは、巨人のせん滅を誓って調査兵団に入団する。大迫力の戦闘シーンの合間には、エレンや幼なじみのミカサらをめぐる恋愛要素も描かれている。

Read Article

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

進撃の巨人の壁・地区・歴史情報まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画およびそれを原作としたアニメ・小説・ゲーム・映画などのメディアミックス作品。人類を無差別に殺す謎の生命体「巨人」が存在する世界で、生き残った人類は3重の壁を築き、その内側でかろうじて命脈を繋いでいた。しかしそんなある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が壊され、巨人の大群が壁内に侵入。人類は活動領域の後退を余儀なくされた。巨人に母親を殺されたエレンは、全ての巨人を駆逐することを心に誓う。

Read Article

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

進撃の巨人の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『進撃の巨人』とは、諫山創によるダークファンタジー漫画、およびそれを原作としたアニメである。2009年から少年漫画雑誌『別冊少年マガジン』で連載された。正体不明の巨人の脅威に怯える人類は、強固な壁を作り100年間の平和を実現していた。しかしある日超大型巨人が壁を破壊し、人類は再び巨人に襲撃される。巨人に母親を喰われたエレン・イェーガーは巨人を駆逐するために調査兵団に入団。巨人との対戦の中で、巨人の正体やエレンたちの出生の秘密など、たくさんの伏線が明かされてゆく。

Read Article

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話徹底解説・考察まとめ!おもしろくて分かりやすい!

北欧神話(ほくおうしんわ)とは、キリスト教が広まる以前にノルド人(ノース人)が信仰していた神話体系。ノルド人がスカンジナビア半島を勢力圏としていたため、スカンジナビア神話とも呼ばれている。口伝によって伝えられていたが、13世紀頃、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンによって『エッダ』という書物にまとめられた。 「滅亡の運命」が定められた神々の隆盛と終焉を描いており、全体的に暗い印象のエピソードが多い。物語全体の完成度が高く、漫画などの現代の創作物においてもたびたび題材として用いられる。

Read Article

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

進撃の巨人の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『進撃の巨人』とは、巨人たちに立ち向かう人類の戦いと世界の謎を描いた、諫山創による漫画作品。人類を守る壁を破壊し侵入した巨人によって両親を喪った少年エレン・イェーガー。巨人を滅ぼすためエレンは調査兵団に参加し、巨人との戦いに身を投じる。作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目も高まって、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。巨人という死に直結する敵が常に存在する世界での物語は、数々の名言を生み出した。

Read Article

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツ/始祖ユミル(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ユミル・フリッツは『進撃の巨人』の登場人物で、「始祖ユミル」とも呼ばれている。エルディア人こと「ユミルの民」の始祖となった女性で、光るムカデのような生物と接触したことで彼女は「始祖の巨人」の能力を得たとされている。マリア・ローゼ・シーナという名前の3人の娘達がおり、パラディ島の3重の壁は彼女達の名前から名付けられた。ユミルの死後、巨人化能力は3人の娘達に引き継がれ、さらに子々孫々に脈々と継承されることとなった。

Read Article

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジーク・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの異母兄。「獣の巨人」の継承者として調査兵団の前に立ちはだかり、高い投擲能力で多くの兵士を殺傷した。「九つの巨人」の継承者で組織されるマーレの戦士部隊のリーダーであり、多くの戦場でマーレに勝利をもたらしてきた。しかしその真の目的はエルディア人の救済であり、全てのエルディア人から生殖能力を奪うことで巨人の力を巡るこれ以上の悲劇を起こらないようにしたいと考えている。

Read Article

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

リヴァイ・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団に所属する兵士長。1人で1個旅団(約4000人)並みの戦力を持つとされ、「人類最強の兵士」として名高い。三白眼と刈り上げた髪型、小柄な体格が特徴で、ブレードを逆手に持って回転しながら巨人の肉を切り刻む戦闘スタイルを好んでいる。性格は冷静沈着で無愛想。スラム出身ということで言動も粗暴である。神経質で潔癖症だが、部下の最期を看取る際には汚れを気にせず手を握るという仲間想いの一面もある。

Read Article

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・クルーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で、ユミルの民であることを偽造してマーレ人になりすまし、マーレ治安当局の職員として潜入していたエルディア復権派のスパイである。9つの巨人の1つである「進撃の巨人」の力を身に宿し、通称「フクロウ」と呼ばれている。 ユミルの呪いによって寿命が近い自分の代わりに、グリシャ・イエーガーにエルディア復権の願いを託して壁の中へ行くよう指示した。その後進撃の巨人を継承させる為無垢の巨人化したグリシャに捕食され、スパイとしての任務を果たし、その生涯を終えた。

Read Article

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハート(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アニ・レオンハートとは、『週刊少年マガジン』に連載されている諫山創原作の漫画・テレビアニメ作品に登場する人物である。主人公のエレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に所属し、卒業後は憲兵団に入団する。口数が少なく感情を表に表さないため、取っ付きにくい印象を与える性格。しかし格闘技に優れており、冷静な判断を下せるため訓練兵団卒業の際は4位の成績を収める実力の持ち主。

Read Article

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスター(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フロック・フォルスターとは『進撃の巨人』の登場人物で、104期訓練兵団の卒業生。当初は駐屯兵団に所属していたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の前に調査兵団に移籍した。「獣の巨人」を倒すための特攻作戦では唯一生き残り、瀕死のエルヴィン団長をリヴァイ達の元へ連れて行った。その後はエレンをパラディ島の救世主として祭り上げる「イェーガー派」の中心人物として、兵団総統を暗殺しクーデターを先導した。

Read Article

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エレン・イェーガーとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の主人公。壁の外の世界に強い憧れを持っており、幼少期から調査兵団に入ることを目指してきた。その想いは、母親を巨人に食い殺されたことで一層強まり、調査兵団に入って巨人を駆逐することを心に誓う。性格は熱血漢で直情的。無鉄砲と思えるほどの勇敢さから、強大な巨人相手にも物怖じせずに向かっていく。命の危機に瀕した際に巨人化する能力に目覚め、人類の自由のためにその力を振るっていくことになる。

Read Article

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

グリシャ・イェーガーとは『進撃の巨人』の登場人物で主人公エレン・イェーガーの父。シガンシナ区で診療所を開き街の人々から尊敬を集めていたが、シガンシナ区に巨人が流入した後行方不明となる。失踪直前エレンに巨人化の薬を打ち込み、世界の真実が隠された自宅地下室の鍵をエレンに託した。物語中盤で彼が壁外の世界から「始祖の巨人」奪還のためにやってきた巨人化能力者であったことが明らかとなる。

Read Article

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ピーク・フィンガーとは『進撃の巨人』の登場人物で「車力の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成されるマーレの戦士の一員として、数々の戦場で功績を打ち立ててきた。当初は始祖奪還計画に参加せずマーレ本国を守っていたが、850年「獣の巨人」であるジーク・イェーガーと共にパラディ島に上陸する。ウォール・マリア奪還を狙う調査兵団との決戦では後方支援を担当し、負傷したジークと「鎧の巨人」であるライナー・ブラウンの逃走を助けた。性格はマイペースだが、冷静沈着で判断力に優れている。

Read Article

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ファルコ・グライスとは『進撃の巨人』のキャラクターでマーレの戦士候補生。戦士候補生の同期であるガビ・ブラウンに好意を抱いており、彼女を救うために「鎧の巨人」継承を目指している。内気な性格だが、「悪魔の末裔」と言われるパラディ島の人々に対しても自分達と変わらない人間だと捉える優しい心の持ち主。心的外傷を負った兵士にも親切に接しており、そこでクルーガーと名乗る負傷兵と出会い、交流を深めていく。

Read Article

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

キース・シャーディスとは『進撃の巨人』の登場人物で第104期訓練兵団の指導教官。スキンヘッドに顎ひげを生やした強面の男性で、訓練兵の間では鬼教官として恐れられている。元々は第12代団長として調査兵団を率いていたが、無謀な壁外調査を繰り返し多くの部下を死なせたにもかかわらず成果を残せなかったことから、自分の無能を悟りエルヴィン・スミスに団長職を引き継がせた。主人公エレンの父親であるグリシャ・イェーガーとは以前から面識があり、彼が消息を絶つ直前に顔を合わせた最後の人物である。

Read Article

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ロッド・レイスとは、「進撃の巨人」に登場するキャラクターである。壁内人類の真の王家であるレイス家当主。実質的には壁内での最高権力者である。ウーリ・レイスの兄であり、フリーダ・レイスやヒストリア・レイスの父親。正妻との間に5人の子がいたが、当時使用人として働いていたアルマとも関係を持ち、ヒストリアが産まれたことにより、事実的には子供は6人。だがグリシャにより正妻との間の子は皆殺されてしまい、生き残っている子供はヒストリアただ1人である。

Read Article

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダイナ・フリッツとは『進撃の巨人』の登場人物。主人公エレンの父親グリシャの前妻で「獣の巨人」ジークの母。その正体はフリッツ王家の末裔。ストーリー上、巨人の歴史と王家の情報を語る重要な役割を持つ。パラディ島に移住することを拒みマーレに留まった一族は、代々巨人の情報を隠し持っており、その末裔であるダイナはエルディア復権派と共に始祖の巨人の奪還を企てるが、計画は息子ジークの密告により失敗。ダイナは巨人化後、グリシャの後妻であるカルラを捕食する。最期はエレンの持つ座標の力で巨人の群れに喰われた。

Read Article

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ケニー・アッカーマンとは『進撃の巨人』の登場人物で、中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。かつて「切り裂きケニー」の異名を取った大量殺人鬼だったが、ウーリ・レイスとの出会いを経て現在は中央第一憲兵団に所属し対人戦闘を専門とする部隊を率いている。リヴァイ・アッカーマンの育ての親であり、彼に戦闘技術を教えた人物でもある。その戦闘能力はリヴァイと同等かそれ以上であり、対立した調査兵団を大いに苦しめた。

Read Article

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ヒッチ・ドリスとは『進撃の巨人』の登場人物で、憲兵団の新兵。アニ・レオンハートとは同期でルームメイト。ウェーブヘアが特徴の少女で、軽薄で不真面目な言動が多い。他の新兵同様安全な内地で楽をするために憲兵団に入ったが、実は機転の利くところがある。アニのことは愛想のない同期だと思っていたが、ストヘス区の戦闘以降行方不明になったことを心配しており、アニの正体が「女型の巨人」であることを知って大きなショックを受けていた。同期のマルロ・フロイデンベルクに好意を持っているが、マルロ本人は気づいていない。

Read Article

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

エルヴィン・スミスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、調査兵団第13代団長である。調査兵団は人類の生存圏を広げることを目的とし、日々巨人との死闘を繰り広げている。その類まれなる頭脳と判断力から大きな功績を挙げているが、目的のためなら手段を選ばない非情さから「悪魔的」と称されることもある。彼の真の目的は世界の真実を解き明かし、「人類は王家によって記憶を改竄された」という父の仮説を証明すること。人類最強と称されるリヴァイ兵士長を調査兵団に入れたのも彼である。

Read Article

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ベルトルト・フーバーとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団団員。第104期訓練兵団を3位で卒業し、どの分野でもそつなくこなすことができる優秀な人物である。ただし優柔不断で判断を他人に任せる傾向があり、積極性に欠けることから他の同期と比べると少し影が薄い。その正体は、ウォール・マリア陥落の主因となった「超大型巨人」であり、始祖奪還作戦のために大国マーレから派遣された「マーレの戦士」の1人だった。任務を達成し故郷に帰ることを切望していたが、結局その願いは叶わず異国の地で命を落とすこととなる。

Read Article

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアード(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ポルコ・ガリアードとは『進撃の巨人』の登場人物で「顎の巨人」の継承者。「九つの巨人」継承者で構成される「マーレの戦士」の一員として、「顎の巨人」の持ち味である硬い顎と牙や俊敏性を活かし数々の戦場で活躍している。戦士候補生時代の同期であるライナー・ブラウンとは「鎧の巨人」継承権をめぐって争ったライバルだった。自分ではなく能力の低いライナーが「鎧の巨人」継承者として選ばれたことや、兄のマルセルがライナーをかばって巨人に食われたことから、ライナーに対して悪感情を抱いている。

Read Article

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ガビ・ブラウンとは『進撃の巨人』の登場人物で、「マーレの戦士」候補生。天真爛漫で型破りな性格で、憧れの従兄であるライナーから「鎧の巨人」を継承するため日夜訓練に励んでいる。パラディ島のエルディア人を悪魔の末裔として強く憎んでおり、彼らを皆殺しにして自分達善良なエルディア人を収容区から解放することを願っていた。しかし成り行きでパラディ島に渡ることとなり、そこで出会った人々との交流からガビの考え方は変化し始める。

Read Article

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ハンジ・ゾエとは『進撃の巨人』の登場人物で調査兵団所属のベテラン兵士。初登場時は分隊長だったが、後にエルヴィン・スミス団長の後を継いで調査兵団第14代団長に就任する。ゴーグル(平常時は眼鏡)を着用し、茶髪を無造作に1つにまとめた中性的な外見をしている。明るく聡明な人物だが、巨人に対する情熱は人一倍で変人揃いの調査兵団内でも特に異彩を放っている。ウォール・マリア最終奪還作戦以降は左目を負傷したことから眼帯を着用している。

Read Article

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレー(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ダリス・ザックレーとは『進撃の巨人』の登場人物で憲兵団・駐屯兵団・調査兵団の3つの兵団を束ねる総統。特別兵法会議においてエレン・イェーガーの処遇を調査兵団に委ねた人物である。王政編では調査兵団団長のエルヴィン・スミスや駐屯兵団司令官のドット・ピクシスらと共にクーデターに加担する。実はエルヴィンが決起する以前から王政に根深い嫌悪感を抱いており、密かに体制転覆の機会をうかがっていた。王都制圧後は身柄を拘束した王政幹部達に喜々として拷問を行っている。

Read Article

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルト(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

アルミン・アルレルトとは『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。金髪ボブカットの中性的な外見を持つ。大人しいが芯の強い勇敢な性格で探求心が強い。祖父の影響で人類はいずれ壁の外に出るべきだという思想を持っており、エレンが外の世界に憧れるようになったのもアルミンの影響である。小柄で身体能力は低いものの、知能や判断力はずば抜けており、エレンや調査兵団の窮地をその知略で度々救っている。

Read Article

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

進撃!巨人中学校(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

Read Article

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ミカサ・アッカーマンとは諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物で、主人公エレン・イェーガーの幼馴染。本作のヒロイン的ポジションで、幼い時にエレンに助けられた経験から、彼を守ることを自分の使命だと考えている。驚異的な身体能力を持ち、トップの成績で訓練兵団を卒業。実戦でも1人で複数の巨人を討伐する実績を残す。性格は寡黙で口下手だが、エレンのこととなると取り乱す一面もある。物語後半において、母方の祖先が東洋にあるヒィズル国将軍家だったことが明らかになった。

Read Article

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ/ヒストリア・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

クリスタ・レンズ(ヒストリア・レイス)とは、諫山創による漫画『進撃の巨人』の登場人物。第104期訓練兵団卒業生であり、主人公エレン・イェーガーは同期の1人。小柄で温厚、思いやりのある可愛らしいアイドル的な存在として登場する。同期のユミルと仲が良い。成績10位以内に入っているが、実際はユミルからその座を譲られただけで身体能力は人並みである。本名はヒストリア・レイスといい、壁内世界の真の王家の末裔であることが後に発覚する。

Read Article

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイス(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

フリーダ・レイスとは『進撃の巨人』の登場人物であり、レイス家の長女。黒髪で青い瞳を持つ。レイス家当主のロッド・レイスとその正妻の第1子として生まれた。表向きは地方の貴族として振る舞っているが、実際は壁内の真の王家の末裔。レイス家に代々引き継がれている特別な巨人能力を叔父のウーリ・レイスから引き継ぎ、宿している。本人の飾らない性格は多くの者から慕われており、妾の子である異母妹ヒストリアにも姉として優しく接していた。

Read Article

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナ(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

イェレナとは『進撃の巨人』の登場人物で反マーレ派義勇兵の中心人物。マーレに滅ぼされた国の出身で、「獣の巨人」継承者で王家の血を引くジーク・イェーガーの信奉者として活動し、パラディ島の近代化に大きく貢献した。ジークの提唱する「エルディア人安楽死計画」達成のためなら寝食を共にした仲間すら殺害する冷酷な性格の女性。しかし実際にはマーレの被害者というのは虚偽であり、「世界を救う英雄」に憧れているだけのごく一般的なマーレ人である。

Read Article

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジャン・キルシュタイン(進撃の巨人)の徹底解説・考察まとめ

ジャン・キルシュタインとは『進撃の巨人』の登場人物で、調査兵団に所属する兵士。第104期訓練兵団を6番で卒業した。自己の保身を第一に考える現実主義者で、思ったことを率直に言い過ぎる性格からたびたび主人公のエレン・イェーガーと対立していた。当初は巨人の脅威から逃れるために内地への配属を希望していたが、友人のマルコ・ボットが戦死したことで考えを大きく変え、調査兵団に入団する。入団後は持ち前の現状把握能力を活かして同期のまとめ役として活躍した。

Read Article

目次 - Contents