天田乾（ペルソナ3）の徹底解説・考察まとめ
天田乾（あまだ けん）とは、株式会社アトラスのジュブナイルRPGシリーズ『ペルソナ』の3作目に登場するキャラクターである。P3主人公が通う私立月光館学園初等部の5年生。母子家庭で暮らしていたが、2年前に突然交通事故で母を亡くす。以来、遠縁の親戚からの援助で暮らしていたが、ペルソナ使いとしての適性がある事が発覚してからは同じペルソナ使いであるP3主人公達特別課外活動部（S.E.E.S.）が住む学生寮「巌戸台分寮」へ移り住む。ある「復讐」を果たす為、特別課外活動部（S.E.E.S.）に加わる。
ダンジョン「タルタロス」のエントランス。立っているキャラクター達に話しかける事で、戦闘メンバーの編成を組む事ができる。
2010年1月末、ダンジョン「タルタロス」の1Fエントランスにて天田に話しかける事で聞けるセリフ。
『ペルソナ3』では日々のシャドウ討伐に加え、シャドウ達の巣窟であるダンジョン、タルタロスの捜索もまた、特別課外活動部（S.E.E.S.）の活動の1つとして行われている。このタルタロス探索に連れていけるメンバーは、P3主人公含む4人までとなっており、現場リーダーであるP3主人公（プレイヤー）は、タルタロスの1Fエントランスにてどのメンバーを連れて行くかを選ばなければいけない。
エントランスに立っている各キャラクターに話しかけ、「メンバーにいれるのか」という問いかけに「はい」と返せば編成に加える事が可能。この時、「はい」と答えるか「いいえ」と答えるかで、各キャラクターから異なる反応が返される仕様となっている。この天田のセリフは、『ペルソナ3』のラスボス「ニュクス」と戦う際の編成決めにて、天田に話しかけ「いいえ」を選んだ場合のみに聞く事が可能なセリフである。
今までは荒垣の想いに報いる為、そして特別課外活動部（S.E.E.S.）の仲間達と生きる未来の為、決して揺るがない強い覚悟でもってニュクスと戦う姿勢をP3主人公達に見せ続けてきていた天田。しかし最終戦闘の直前になって漏らされたのは、今までの彼からは想像もできない弱音という、これまでの展開とは矛盾したセリフとなっている。
けれどもその矛盾した想いこそ、天田乾というキャラクターの人間味を増させているといっても過言ではないだろう。ペルソナ使いである事を除けば、本来の天田は小学5年生の子供なのである。そんな小さな子どもが、もしかしたら死ぬかもしれない、世界が滅びてしまうかもしれないという局面に恐怖を抱かない訳がないのだ。
しかし「怖い」とこぼしながらも、逃げずにこの場にいる天田のさまには、その恐怖すらも超える強い決意と覚悟がある事も確かに感じられる。天田乾の最終戦闘に対する心情をより一層深く知る事ができるセリフだといえるだろう。
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目次 - Contents
- 天田乾の概要
- 天田乾のプロフィール・人物像
- 天田乾のペルソナ能力
- ネメシス
- ハマ
- バスタアタック
- ジオンガ
- ディアラマ
- ハマオン
- リカーム
- カーラ・ネミ
- メディラマ
- ハマブースタ
- ジオダイン
- マッドアサルト
- ディアラハン
- 槍の心得
- サマリカーム
- メディアラハン
- 天田乾の来歴・活躍
- 1998年6月24日、天田乾誕生
- 2009年7月、巌戸台分寮へ入寮
- 2009年10月4日、母の命日に復讐を決行する
- 荒垣の死を前に自分自身を見つめ直す天田
- 本性を現した幾月修司
- 明かされたP3主人公にまつわる事実
- ニュクスとの戦い
- 3月、果たされた約束
- 天田乾の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「荒垣さん……あとは僕がやっておきます。」
- 「僕はまだ、やることが残ってますから。」
- 「…正直、怖いです。」