アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)のネタバレ解説・考察まとめ
『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜(A14)』とは、ガスト(現・コーエーテクモゲームス)により開発されたPlayStation 3用ソフトであり、錬金術をテーマにしたRPGであるアトリエシリーズ作品の第14作目となる。従来のシリーズ同様に明るさのある作風がベースとなるが、物語の舞台はかつて栄華を極めた錬金術が廃れてしまった黄昏の時代。滅びゆく世界の中で薬師の少女アーシャは錬金術を習得し、行方不明になった妹を探し出す物語を描く。
スキル
スキルについてはアーシャ以外のパーティーメンバーが全員持っており、レベルアップによって最大4つのスキルを戦闘中に使用できるようになる。スキルの使用にはMPを消費する。これ以外にもパッシブスキルという常に発動状態のスキルも獲得する。既定のレベルに到達すると必殺技の使用が解禁され、以降は戦闘中に必殺ゲージが満タンになると使うことができる。ゲージを溜めるには攻撃、アクティブコマンド、敵からの攻撃を受けることが条件となる。必殺技を使用すればボス級モンスター以外の通常の敵であれば一発で仕留められる。演出には各キャラクター通常必殺技ととどめ技の2種類の演出がある。
なおアーシャの場合は必殺技を使うことはできないが、錬金術によって作成した調合アイテムの使用が可能となっている。ものによってはMPを使用する調合アイテムも存在しており、MPがなくても使用することはできるが十分な効力を得られなくなってしまう。
装備品
装備品は従来のシリーズでは武器と防具は錬金術アイテムから作成できていたが、今作は市販品を買う、またはスラグ系モンスターかボス級モンスターの撃破時にのみ手に入れられるようになっている。この時にドロップするのはその先頭に参加していたメンバーが装備できるもの限定となっている。本作における装備品はステータスが低く設定されており、ステータス強化できる潜在能力がいくらか付与されると上位互換装備の性能を上回ることがある。ステータス強化させるのであれば武器には砥石が、防具には染料のアイテムが必要になる。
その他
依頼
依頼は従来のシリーズではランダムに発生していたが、本作においては条件を満たすと各街の依頼者が依頼を出してきて、それを解決するとまた新たな依頼が発生する。つまり一つ一つクリアする必要があり、従来のように放置していても新たな依頼は受けることができない仕様となった。なお、各依頼には目標期限が定められており、期限切れになっても報酬アイテムや報酬金を受け取ることはできる。ただし報酬金を受ける場合は減額されてしまう。
店舗
本作には常設店舗以外にもバザーによる露店、行商といったように様々な形式での店がある。店舗の種類と数はストーリー進行や条件によって増えていく。販売アイテムには在庫数が決まっており、常設店舗は日付の下一桁が1の日に在庫が補充される。店舗は限られるが調合アイテムを登録すれば販売してくれる店も存在する。登録時点ではアイテムが1つしか販売されないが次回の在庫補充日に同一アイテムが販売されるので、貴重なアイテムやよく使うアイテムなどを大量に入手することができる。同一アイテムを複数登録することもでき、その場合はそれぞれに対して在庫補充される。ちなみに、ある程度アイテムを購入すると店舗がレベルアップして登録枠が増えたり下位アイテムの割引をしてもらえるようになる店もある。
バザー
バザーとはフィルツベルクにてパーティーメンバーによる露店が毎月10日~19日にフィルツベルクにて出店されるイベントのこと。初期状態で出店しているのはウィルベルとレジナのみであるが、ストーリー進行の度合いや条件を満たすとユーリス、リンカ、ニオも出店するようになる。商品の買い方は通常の店舗や行商と変わらない。
品評会
品評会とは毎年6月と12月に黒猫の散歩道にいるメリエッタに話しかけると参加できるイベントのこと。4人の参加者がアイテムを持ち寄って順位を決める。審査員の評価によって順位が決まり、順位によって賞金と賞品の獲得をすることができる。審査員や高評価を得られるアイテムの方向性はストーリー進行によって変化していく。評価には基礎点数と浮動点数があり、後者は完全にランダムで得られる点数が変わってしまう。そのため勝てなくてもリロードすることで勝つことができる可能性がある。出品アイテムは次回品評会までの期間黒猫の散歩道にて販売される。
思い出の日記
思い出の日記とは、アーシャにとって思い出となったイベントを日記として書き記すシステムである。日記を書くためには「思い出ポイント」が必要となり、これは依頼達成時やキャラクターとの会話、街やダンジョンなどのフィールドで見つかるチラシを調べることによって増える。これに記せるイベントが発生すればその時点でアーシャに強化ボーナスが付いたり、書いた日記の内容によっては錬金術レシピが解禁されることもある。日記の閲覧順は固定ではなく、項目を選択してポイントを使うことができるので、先に気になる内容を見ることもできれば報酬やボーナスを優先してポイント使用することもできる。
周回プレイ
周回プレイが可能であり、エンディングムービーが流れた後にクリアデータをセーブすることで一部アイテムが引き継がれたまま2周目以降のプレイができる。
『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の登場人物・キャラクター
主人公
アーシャ・アルトゥール(Ayesha Altugle)
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目次 - Contents
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の概要
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』のあらすじ・ストーリー
- 1章 物語の始まり
- 2章 アーシャのアトリエ~フィルツベルクまで
- 3章 フィルツベルク~アルトゥール薬草園の調査まで
- 4章 グラス工房跡の調査
- 5章 ハロス村の調査
- 6章 弐番館訪問1
- 7章 光る花収集1
- 7章 第1節 「食中花の花びら」
- 7章 第2節 「水連の花びら」
- 8章 キースグリフからの課題
- 9章 ホルンハイムまで
- 10章 光る花収集2
- 10章 第1節 「陽食いの花びら」
- 10章 第2節 「湿原の花びら」
- 10章 第3節 「鎮魂の花びら」
- 10章 第4節「暗闇の花びら」
- 11章 弐番館訪問2
- 12章 光花の精油純化~リーゼンガングのスラグ討伐
- 13章 ニオの位置特定
- 14章 真相解明までのストーリー
- 14章第1節 アーシャの反論
- 14章第2節 スタインフェーダー訪問
- 14章第3節 弐番館訪問3
- 15章 イグドラシル突撃
- エンディング
- 真実の探求
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』のゲームシステム
- 制限時間
- マルチエンディング
- 旅の終わり(バッドエンド)
- 働くおねえさん(ノーマルエンド)
- 魔法使いと錬金術士(ウィルベルエンド)
- 女性発掘屋の未来(レジナエンド)
- そして三人で(リンカエンド)
- ハンターライフ(ユーリスエンド)
- 秘宝ハンター
- 女子会!
- 賢者の庵
- 基本行動
- マップ・移動
- 採取
- その他
- イベント
- 調合
- CP
- 調合スキル
- 属性値
- 特性
- 潜在能力
- 戦闘
- 戦闘の基本
- エンカウント
- アクティブコマンド
- スキル
- 装備品
- その他
- 依頼
- 店舗
- バザー
- 品評会
- 思い出の日記
- 周回プレイ
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- アーシャ・アルトゥール(Ayesha Altugle)
- パーティーメンバー
- ニオ・アルトゥール(Nio Altugle)
- レジナ・カティス(Regina Curtis)
- キースグリフ・ヘーゼルダイン(Keithgrif Hazeldine)
- ユーリス・グルンデン(Juris Grunden)
- ウィルベル・フォル=エルスリート(Wilbell voll=Erslied)
- リンカ(Linca)
- その他登場キャラクターなど
- マリオン・クィン(Marion Quin)
- オディーリア(Odileia)
- ハリー・オルソン(Harry Olson)
- メリエッタ・ミューア(Merietta Muir)
- アーニー・リトルトン(Ernie Lyttelton)
- ナナカ・グルンデン(Nanaca Grunden)
- ラナン・エッツ(Ranun Ets)
- フレッド・ロッドフォーク(Fred Rodfork)
- カイル・タレンバート(Kyle Tarenbert)
- ターニャ・フォルタ(Tanya Folta)
- イグドラシル
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』のアイテム
- 各種アイテム共通事項
- 素材アイテム
- 攻撃アイテム
- 匂い袋
- クラフト
- ブライトクラフト
- フラム
- ツァイトフラム
- レヘルン
- スニーレヘルン
- ドナーストーン
- ドナーシュテルン
- エクサボム
- ヒンメルシェンク
- 天啓の書
- 燃える水
- 凍る水
- 有毒の水
- 黒のエクリプス
- 天元方陣
- 情熱の香水
- 蜃気楼の鏡
- 回復アイテム
- リーゼン軟膏
- 特効クリーム
- スカッシュティー
- 頭脳明晰の煎薬
- 職人のための湿布
- 体温操作の湿布
- 家庭の貼り薬
- 一粒大回復錠
- メンタルエキス
- アロマミスト
- 失われた神々の霊薬
- バゲット
- ロイヤルコッペ
- ホットバゲット
- 黒バゲット
- デニッシュ
- さくさくデニッシュ
- カラメルデニッシュ
- フラワーマフィン
- ビターマフィン
- ほくほくマフィン
- パンの星
- パンの金星
- オーシャンスター
- おまんじゅう
- 肉まんじゅう
- ベジまんじゅう
- 田舎パン
- 伝統食パン
- ストーンブレッド
- ベジスープ
- 豆のスープ
- 夕焼けのコンソメ
- 地獄のおつゆ
- チーズ
- 熟成チーズ
- 醸すチーズ
- 補助アイテム
- 剛力の塗り薬
- 病魔退散蕩
- 風邪知らずの粉
- 肉体活性の粉末
- ミネラルパウダー
- 秘薬・倍速丸
- 沈黙の丸薬
- 禁断のカプセル
- 魔除けの霧吹き
- ゲヌークのじょうろ
- 不思議な魔除け
- 力のトーテム
- 水晶の守り
- 針無し注射器
- 職人の砥石
- 玄人の砥石
- 入魂の砥石
- 業物の砥石
- 洗練の染料
- 練磨の染料
- 魔法の染料
- 投影の染料
- 戦闘装備アイテム(武器・防具)
- 武器
- 防具
- 戦闘装備アイテム(装飾品)
- 成就の指輪
- 神秘のタリスマン
- 不死鳥の腕輪
- 薬石の耳飾り
- 素焼きのおまもり
- 羽根飾り
- ポプリ
- 毛皮の手袋
- 竜鱗のシンボル
- 影のクローク
- 魂縛のチェイン
- 音無しの靴
- 花占いの札
- 共鳴の鈴
- ガラスのティアラ
- 探索装備アイテム
- 携帯コンテナ
- カゴ
- 山師のサイコロ
- 流浪の民のくつ
- コレクトグラス
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の用語
- 概念・事象・職業
- 古代・旧時代
- 前時代
- 黄昏
- 大破壊
- 揺り籠
- スラグ
- 光る花
- ホムンクルス
- 錬金術
- 魔法使い
- 地名・場所
- 遺跡
- アルトゥール薬草園
- グラス工房
- スタインフェーダー
- 中央
- 弐番館
- 塩の砂漠
- リーゼンガング
- フィルツベルク
- ホルンハイム
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作品ディレクター岡村佳人氏による『アーシャのアトリエ』誕生秘話
- 従来シリーズとは大きく異なる「滅びゆく世界・時代」の表現
- 作品モチーフは「ノアの箱舟」
- 『アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):野見山睦未「花標」
- ED(エンディング):Annabel「Altair」
- 挿入歌:Rurutia「Mystic Pendulum」
- 挿入歌:やなぎなぎ「いばら」
- 挿入歌:紗也「Stargazer」
- 挿入歌:妙「黄昏」
- 挿入歌:チリヌルヲワカ「宵の星」
- 挿入歌:霜月はるか「夢を織る家」